かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

EMI STUDIO Sessions '64-'65

2022年06月15日 | The Beatles
昨夜から雨だが、これからあがる予報。



Eternal Grooves さんからの、EMI Studio Sessionsシリーズ第4弾だそうだ。
一応全部手を出しているつもりなのだが、どんどん出るので、聞いたのか、アップしたのか、定かではない。
その前には、ライブ音源シリーズがどんどん出てた。
そんな中、本作は、1964年から65年の音源。
For Saleから、Help!にかけてだが、貴重な音作りの過程がわかる。



しょっぱなの I Feel Fineでは、史上初?のフィードバックを繰り返している様子が聞ける。
昔、偶然とか言われていたが、完全に、意図的だった。

Ticket to Rideでは、まさかの2takeで完成?
4トラックシステムが導入され、効率化が図られた結果というが。

Yes It Is では、ジョージがボリュームペダルに苦闘しているのがわかる。
音が出るのが遅くて、なかなかタイミングが取りづらかったようだ。
複雑なハーモニーが作られていく様子もすごい。

そして、ボツ曲(アンソロジーで日の目を見たが)が2曲続くが、いろんなアレンジを試して試して、結局最後やけになって、ボツになった様子がわかる。

最後のHelp!の音源は見事。
映画Help!に収める曲が次々出きていく中で、主題歌は、最後。
最初のデモ段階から、コード進行が美しすぎる。
独特のギターも、最初からアイデアに入っている。
そして、コーラスの入れ方が、段々形作られていく。
典型的なマジックな曲作りの様子が聞ける。

Yesterdayなど、この時期には、他にも名曲が多いが、音源が見つからなかったのか、割愛したのか。

中期の曲作り法に移行する気配が濃厚な時期。
私のような海賊版初心者にお勧めできる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする