かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

EMI STUDIO Sessions '65-'66

2022年06月26日 | The Beatles


今日も完全に夏。
ゴルフだったが、後半だれてしまった。
暑さ対策も強化したい。
富士山は、傘雲が二段に。

Eternal Grooves さんの最新リリース。かつては、海賊版と呼ばれていたジャンルだが、音源が作られて50年経ち、著作件切れということで、次々と出ていて、今回は、65年から66年。ラバーソウルから、リボルバーにかけてのレコーディング音源になる。コンサート活動をやめる前だが、既にスタジオ録音に時間をかけるスタイルに移行していて、録音の時間を見ると、深夜に及んだり、徹夜の時もある。麻薬や、LSDの影響もあろうが、とにかく、延々と音作りをやっているようだが、その中で、名曲がマジックのように生み出された。テープの逆回転や、まだラビに会う前のジョージのシタールや、メロディアスなポールのベースや、新しいことにチャレンジしまくり。この時期になると、最初のデモから完成までの変化が激しいので、このようなメイキング音源はより興味深いものになる。全く新たに聞くのは、アンソロジーにもちょっと入った12-Bar Originalというインストだが、かなり長く、これをアルバムに本気で入れようと思っていたのだろうか。出来上がりに近いアセテート音源も入っているが、ギターの音が強調され、よりワイルドだ。クリスマスレコードの録音は、やややけっぱち気味に、出来立てのYseterdayのメロディに、Christmas Day という歌詞を乗せて、がなっている。この期間の中心にMBE勲章叙勲という栄誉があり、その時の写真がジャケットに使われている。マニア向けだが、ビートルズの歴史、ロックの歴史を知る観点から重要な1枚。解説書もコンパクトに要点を突いていて読みやすい。

コメント
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