今日は奈良。
相変わらず暑いが、九州は台風で、計画運休が始まっていた。
もうしばらくの我慢?
まずは腹ごしらえということで、東向商店街で、ラーメン。
この店前からあったかな?
外国人比率は、完全に5割超え。
流石に暑そうだが。
最初、"なんざんじょう"って?と思ったが、京都と奈良の間の地区を"みなみやましろ"と呼ぶそうだ。
上野にも巡回するが、奈良での方が規模が大きそうだったので。
期待に応える素晴らしい特別展だった。
目玉は、2年前に行った浄瑠璃寺の九品仏の内、修理が完成した2体の展示。
間近で、まさにザ・阿弥陀仏ズ。
展示が終わったら、浄瑠璃寺に戻るのだろうが、9体並んだら、さぞ素晴らしいだろう。
南山城は、京都府に属するが、奈良と京都の中間の山の中で、なかなか行きにくいところ。
木津川沿いの寺院が多い。
恭仁京もあった。
なぜこんな山奥に遷都したのか?
そこに点在するお寺のお宝が、まさに大集合。
ないのは、蟹満寺の仏様と磨崖仏ぐらいで、あとは、本展見ればカバーされる?
蟹満寺の仏像は、是非近い内に拝したい。
仏像の種類もバリエーションに富んでいて、さまざまな宗派が、入り混じっていたことがわかる。
十一面観音があったり、修験道関連の像があったり。
山の中ということで、修験道が盛んだったことがわかる。
面白いところでは、域内に、一休和尚がいた酬恩庵というお寺があり、そこには、一休和尚のサイン入りの肖像画が収められている。
一休さんというと、大徳寺のイメージだったのだが、晩年は、酬恩院で、過ごしたのだという。
まさに、この肖像画ような風貌だったのだろう。
亡くなった後の和尚の教えまで残されている。
その他にも、素晴らしい仏像が多く展示されており、海住山寺の四天王立像などは、海洋堂のフィギュア並みにカラフルだ。
今は、分散保管されている浄瑠璃寺の十二神将が、大集合しているのも凄い。
その中の、薬師如来坐像は、前期のみの展示で見れなかったが。
廃仏毀釈の影響が大きかった地区なのだろうか。
上野の展示がどの程度の規模になるかはわからないが、少なくとも、目玉の浄瑠璃寺の阿弥陀仏2体は、展示されるので、見る価値大。