いよいよ本日は、富士山頂を目指す。
まずは、7合5勺にある砂走館からのご来光。
雨も上がり、雲も少なく、絶好のご来光日和?
ご来光前の富士山の様子。
見事期待に応えてくれた。
左下の雲海は、山中湖。
伊豆半島の方も、雲海が多かったが、関東から、静岡県が一望にできる。
絶景とはこのこと?
朝食は、ハムエッグ定食、豚汁付き。
文句なし。
さて、いよいよ登頂開始。
見ての通り、だんだんと坂が急になる。
手前でも、結構急なのだが。
拡大したらみなとみらいも?
これは、愛鷹山方向。
とにかくどちらを見ても絶景だ。
愛鷹山は、いい山だが、周りにいい山がありすぎて、粗末に扱われているとガイドさんが、嘆いていた。
やはり、整備状況が悪いと、登山客の足も遠のいてしまう。
昨日登った宝永山とそれに連なる二ツ塚(双子山)。
奥に見えるのが、自衛隊の演習場。
こう見ると、かなり大きい。
ここが目指す頂上付近。
なかなか距離が縮まらない。
赤色がかった石が転がっていて、歩きにくいことこの上ない。
落石注意で、慎重に足を進めることも大事。
霧が、出たり晴れたり、天気がころころ変わる。
やっと頂上が見えてきた。
あの鳥居をくぐればゴール。
頂上には、浅間神社の奥宮がある。
高級(山小屋値段)御朱印をゲット。
隣の郵便局では、さまざまなデザインの登山証明書をいただける。
夜景の富士山デザインの証明書をゲット。
本当の頂上の剣が峰。
時間の関係で、ここで、ステイチーム、剣が峰チーム、お鉢めぐりチームの3班にわかれ、私は、お鉢めぐりチームへ。
剣が峰は、お鉢めぐりコースの横にあるのだが、人気スポットで、行列になっており、記念撮影のため、長居をする人が多く、時間がかかるのだという。
最後の数十メートルの坂も結構なもの。
ちなみに、今回は、高山病は全く問題なかった。
深呼吸を意識して続けることが大切で、夜中に高山病を発症する人が多いのは、睡眠中に通常の呼吸をして、酸素不足になることが原因とのこと。
チベット行った時は、たいへんだったが、その後のマウナケアや、九寨溝では、なんともなかった。
たぶん慣れる前に寝てしまうのが、最悪。
山梨県側に行くと、南アルプスが広がる。
右下に見えるのは、精進湖。
やはり、富士山頂上まで来たら、お鉢めぐりはマストではないか。
北口登山道の近くにある久須志神社。
ここでも、山小屋料金の御朱印ゲット。
吉田ルートから登ってくる人が、次々にゴールしてくる。
速足で回ったら、結局所要時間48分。
ガイドさんの記録でもあったそうな。
剣が峰の反対側から火口を臨む。
ダイナミックだ。
箱根も雲がとれて、芦ノ湖と、大涌谷がはっきりと見えた。
これで、房総半島、三浦半島、伊豆半島、全てが見渡せた。
登頂後は、砂走館に戻って、置いていった荷物をピックアップ。
ランチに、800円のカップヌードルをいただいた。
そして、最後の難関、大砂走へ。
ここも途中で、動けなくなってしまうと、救助になってしまうということで、富士宮チームと、大砂走チームに分かれた。
私は、大砂走チームだったが、富士宮チームの内2名は、結局立ち往生してしまったらしく、一緒に帰ることはできなかった。
とにかく延々と、この結構急なだらだら坂が続く。
特徴的なのは、砂利とも砂ともつかないふかふかの道で、一歩進む毎に、数十cm滑ってしまう。
大砂走というほどでもないが、大すべり歩きという感じ。
滑るのに身を任せという感じだが、転ばないように、踏ん張りながらということで、足の負担が大きい。
幸い膝は大丈夫だったが、太ももが、その前に登山したこともあり、パンパンになってしまった。
ここも、霧が出たり、晴れたりだったが、霧が晴れると眼下に御殿場が広がる。
考えてみると、今回のルートは、まさにプリンスルートそのままだった。
来た道を見上げているとこんな感じで、富士山頂上から、2,400mを一気に降りてきたことになる。
所要時間は、登りより、全然短いが、足への負担は大きい。
富士宮チームの到着が大幅に遅れるということで、大石茶屋で、時間つぶし。
のどかな山小屋だが、レストランから、土産物屋から、宿泊所から、フルスペック。
お土産時間がとれなくなりそうだったので、ここでゲットしたが、正解だった。
温泉の時間を45分に短縮したにも関わらず、到着時間は、1時間半ほど遅れた。
ただ、これでも、よくそれで収まったなという感じ。
大石茶屋から見上げた富士山。
数時間前、頂上にいたことが信じられない。
ということで、念願の富士山登頂を果たした1日。
一生の思い出になること、間違いなし!