かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

充実のドイツ・チェコ・オーストリア その7 カレル橋

2023年08月31日 | Europe・Middle East・Africa
8月も今日で終わりだが、熱い日は続く。



プラハ城から降りると、ヴルタヴァ川の手前から、古い建物が立ち並ぶ。
ヴルタヴァ川は、あのモルダウ川のチェコ名だが、チェコ在住のガイドさんによると、モルダウの名は、ヴルタヴァとは全く関係のないドイツ名。
ただ、スメタナ音楽の曲名として日本でそのまま有名になってしまっているとのこと。



聖ミクラ―シュ教会。
1703年、当時バロック建築の最高峰と言われたディーンツェンホーファー父子が設計し、約半世紀後に完成した。



カレル橋前の橋塔。
こちらは、2本ある橋塔の内、新しい方。



振り返るとプラハ城の方角に向かって美しい街並みが広がっている。



橋塔をくぐると、カレル橋が現れる。
1357年にカレル4世の命怜で、パルレ―シュが約60年かけて完成させたという。
全長520mあり、幅は10m。
両側に30人の聖人の像が並ぶ。
30体が勢ぞろいしたのは、1928年のことというから、ずいぶん時間がかかった。



左の低い方の橋塔が、カレル橋の前にあったユディト橋の橋塔であるユディト塔で、高い方が、旧市街の方の橋塔に習って、15世紀に完成し、19世紀に修復され今の姿になった。



ヴルタヴァ川。
自然と、スメタナのモルダウの曲が頭に浮かぶ。



一番人気。
聖ヤン・ネポムツキー像。
1683年作。
14世紀のボヘミア出身の司教。
王妃の懺悔の内容を王に明かすことを拒んだことから、拷問を受け、落命したという。
死体は、カレル橋から投げ捨てられたが、舌が残っていたとして、18世紀には、列聖された。
台座部分の聖人を撫でると幸運が訪れると信じられている。



日本で特に有名な聖フランシスコ・ザビエル像。
1711年作。
実は、ここを訪れるのは、10数年振り2回目なのだが、本像はよく覚えている。
ザビエルを持ち上げている亜細亜人らしき人物像は、国籍不明で、当時のヨーロッパ人に亜細亜人はまだまだ未開の地であったことがわかる。
タイ人や日本人のイメージか?



聖カルヴァリ像。
1629年作。



旧市街側にもうすぐ到達。



橋を渡り切ったところが絶景スポット。
カレル橋と、プラハ城が一望にできる。



旧市街側の橋塔。
カレル橋と同じパルレ―シュによって建てられたゴシック様式。
14世紀のボヘミアン・ゴシック彫刻の傑作とのこと。
屋根は、19世紀の設置。
コメント
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