昨日は、某コンサートの予約開始日だったのだが、30分ぐらい繋がらず、繋がった時には、売り切れだった。
残念。
予想はされたのだが、繋がるテクニックは、あるのだろうか。
こういう場合は、不公平感を無くすため、抽選にして欲しいかな?
さて、今日は関西遠征最終日。
また、奈良に行って、時限性のあるものを二つ見て来た。
まずは、橿原考古学研究所附属博物館で開催されている、太安万侶展。
時間がなくて近鉄特急を使ったが、初めて乗る車輌で、立派。
この博物館は、初めてだが、こちらも立派。
展示の仕方もいい。
後ろには、畝傍山が見える。
神武天皇陵の近く。
今回の展示は、古事記を編纂したと伝えられる太安万侶が亡くなって、1300年ということで、本展開催となった。
この太安万侶像は、南北朝時代のもののようだ。
本展の目玉は、この墓誌。
昭和54年に偶然発見された。
初めて見たが、重文に指定されている。
古事記の編纂者が実在の人物であったことや、その住所、当時の暮らし振りなどが、明らかになって来た。
墓誌のレプリカも展示されており、その後の研究成果が披露されている。
例えば、文字の隣に下書きの跡があることや、書き順が、バラバラであること、炭素年代測定から、お墓は、安麻呂が亡くなってから、20年後ぐらいのものであることなどなど。
墓誌というのはもっと厚いものと思っていたら、ペラペラの薄さで、良く残っていたものだと思う。
その他にも墓誌が展示されているが、そう数は多くなく、その中で、安麻呂のような有名人の墓誌が見つかったというのは、かなりラッキーであったことがわかる。
ここからは、常設展。
人類誕生!から、中世までの展示だが、やはり目玉は、いわゆる古代。
特に古墳時代の展示が素晴らしい。
見たことのなかっな発掘物なども、綺麗に展示されており、本気で見たら、1日かかる。
前に、トーハクの国宝展で見た、藤ノ木塚古墳の出土品も、常設展示されていた。
すべて国宝、見事なものだ。
朝鮮からの直輸入か?
ということで、また訪れたくなる素晴らしい博物館だった。
そこから、西ノ京の薬師寺に行った。
電車で30分ぐらい。
薬師寺には、10回近く来ただろうか。
前回は、東塔が修理中で、覆いで見れなかった。
その前は、修理前の特別内陣公開で、天平時代の絵が残る内陣の板に感動した。
そして、今回は、大改修が終わり、東塔、西塔内陣が特別公開されている。
何度訪れても素晴らしい。
修学旅行生はたくさんいたが、何故か外国人は、少ない。
東大寺と、えらい違いだ。
まずは、端にある東院堂。
これまでは、中の国宝の聖観音様だけに注目していたが、この前のフォーラムで、建物もひじように興味深いものであることがわかった。
当初の向きが90度違っていたことや、当初は、中国風で、土間だったのが、再建時に板床に変えられたことが、わかって来た。
鎌倉時代の再建で、日本最古の禅堂という。
大改修を終えた東塔。
素晴らしいの一言。
日本の塔の中でも、最も美しい?
今回の改修で、天平時代からの水煙は、新しいものに取り替えられたそうだ。
元の水煙は、大事に保管されているのだろう。
内陣は、中村晋也氏の釈迦八相が4相づつ納められているが、創建時に納められていたと伝わるそうだ。
八相は、私がインドで訪れた八相と若干異なるのだが、これらも素晴らしいものだった。
法隆寺の五重塔に納められている塑像群が有名だが、当然それも意識しただろう。
東塔の内陣の上を見上げると、創建当時の板が引き続き使用されていて、また天平のグラデーションを見ることができた。
西塔の上は、新たに再現されたものになっている。
そう痛むものでも無さそうなので、これからも、公開はされると思う。
金堂も輝いているが、もちろん目玉は、中の仏像。
学生時代、初めて訪れた時は、東塔しかなかった。
西塔、東塔を、臨む。
講堂は、金堂よりも大きい。
仏像もさることながら、仏足石も見逃せない。
ここの釈迦十大弟子像も中村氏によるもの。
最後は、もちろん玄奘三蔵院伽藍。
同時に特別公開されている。
3回目か4回目。
平山画伯の渾身の唐聖域壁画が拝める。
私は、この絵に感動して、シルクロードや、インドに行ったようなものだ。
20世紀最後の大晦日に、平山画伯が、最後の筆を入れるところが実況中継されたことも、忘れられない。
それぞれの絵には、その日付が記されている。
ということで、何度目かの薬師寺も最高だった。
無事、関西遠征を締めくくった。
残念。
予想はされたのだが、繋がるテクニックは、あるのだろうか。
こういう場合は、不公平感を無くすため、抽選にして欲しいかな?
さて、今日は関西遠征最終日。
また、奈良に行って、時限性のあるものを二つ見て来た。
まずは、橿原考古学研究所附属博物館で開催されている、太安万侶展。
時間がなくて近鉄特急を使ったが、初めて乗る車輌で、立派。
この博物館は、初めてだが、こちらも立派。
展示の仕方もいい。
後ろには、畝傍山が見える。
神武天皇陵の近く。
今回の展示は、古事記を編纂したと伝えられる太安万侶が亡くなって、1300年ということで、本展開催となった。
この太安万侶像は、南北朝時代のもののようだ。
本展の目玉は、この墓誌。
昭和54年に偶然発見された。
初めて見たが、重文に指定されている。
古事記の編纂者が実在の人物であったことや、その住所、当時の暮らし振りなどが、明らかになって来た。
墓誌のレプリカも展示されており、その後の研究成果が披露されている。
例えば、文字の隣に下書きの跡があることや、書き順が、バラバラであること、炭素年代測定から、お墓は、安麻呂が亡くなってから、20年後ぐらいのものであることなどなど。
墓誌というのはもっと厚いものと思っていたら、ペラペラの薄さで、良く残っていたものだと思う。
その他にも墓誌が展示されているが、そう数は多くなく、その中で、安麻呂のような有名人の墓誌が見つかったというのは、かなりラッキーであったことがわかる。
ここからは、常設展。
人類誕生!から、中世までの展示だが、やはり目玉は、いわゆる古代。
特に古墳時代の展示が素晴らしい。
見たことのなかっな発掘物なども、綺麗に展示されており、本気で見たら、1日かかる。
前に、トーハクの国宝展で見た、藤ノ木塚古墳の出土品も、常設展示されていた。
すべて国宝、見事なものだ。
朝鮮からの直輸入か?
ということで、また訪れたくなる素晴らしい博物館だった。
そこから、西ノ京の薬師寺に行った。
電車で30分ぐらい。
薬師寺には、10回近く来ただろうか。
前回は、東塔が修理中で、覆いで見れなかった。
その前は、修理前の特別内陣公開で、天平時代の絵が残る内陣の板に感動した。
そして、今回は、大改修が終わり、東塔、西塔内陣が特別公開されている。
何度訪れても素晴らしい。
修学旅行生はたくさんいたが、何故か外国人は、少ない。
東大寺と、えらい違いだ。
まずは、端にある東院堂。
これまでは、中の国宝の聖観音様だけに注目していたが、この前のフォーラムで、建物もひじように興味深いものであることがわかった。
当初の向きが90度違っていたことや、当初は、中国風で、土間だったのが、再建時に板床に変えられたことが、わかって来た。
鎌倉時代の再建で、日本最古の禅堂という。
大改修を終えた東塔。
素晴らしいの一言。
日本の塔の中でも、最も美しい?
今回の改修で、天平時代からの水煙は、新しいものに取り替えられたそうだ。
元の水煙は、大事に保管されているのだろう。
内陣は、中村晋也氏の釈迦八相が4相づつ納められているが、創建時に納められていたと伝わるそうだ。
八相は、私がインドで訪れた八相と若干異なるのだが、これらも素晴らしいものだった。
法隆寺の五重塔に納められている塑像群が有名だが、当然それも意識しただろう。
東塔の内陣の上を見上げると、創建当時の板が引き続き使用されていて、また天平のグラデーションを見ることができた。
西塔の上は、新たに再現されたものになっている。
そう痛むものでも無さそうなので、これからも、公開はされると思う。
金堂も輝いているが、もちろん目玉は、中の仏像。
学生時代、初めて訪れた時は、東塔しかなかった。
西塔、東塔を、臨む。
講堂は、金堂よりも大きい。
仏像もさることながら、仏足石も見逃せない。
ここの釈迦十大弟子像も中村氏によるもの。
最後は、もちろん玄奘三蔵院伽藍。
同時に特別公開されている。
3回目か4回目。
平山画伯の渾身の唐聖域壁画が拝める。
私は、この絵に感動して、シルクロードや、インドに行ったようなものだ。
20世紀最後の大晦日に、平山画伯が、最後の筆を入れるところが実況中継されたことも、忘れられない。
それぞれの絵には、その日付が記されている。
ということで、何度目かの薬師寺も最高だった。
無事、関西遠征を締めくくった。