かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Indiana Jones

2012年09月15日 | Movie


Indiana Jones の、BD4枚組(おまけも含めると5枚組)が出た。

早速GET。まだ見てなくて、開けただけ。

映画のシリーズで、このシリーズは、Most Favorite(の1つ?)。
最初の作品は、1981年!そんなに前だっけ?
2作目が、1984年で、3作目が1989年、そして最新作は、かなり空いて、2008年。

どの作品が好きかは、人それぞれかと思うが、私は、1作目と、3作目が、好きだ。

1作目は、やはり何と言ってもそのインパクト。エンターテイメントとしての映画の面白さを満喫させてくれた。
その後、シカゴに住むことになり、避寒のオーランドにできたばかりのMGMスタジオで、インディアナジョーンズショーを見たインパクトも重なっているかもしれない。
当時、日本には、もちろんUSJもなく、あの手のアミューズメントパークは皆無だった。

そんな中、あの冒頭シーンや、ナチと戦う激闘シーンが、目の前で繰り広げられたのだから、たまらない。

シカゴにいた時封切りになったのが、第3作。ショーンコネリーがお父さんで出てきて、新たな境地を切り開いた。
その後、マクドナルドのキャンペーンで、ビデオが安くGETできたので(確か5ドル?)、繰り返し見たものだ。

もちろん、DVD化された時もそろえて(その時は、まだ4作目封切り前だったが)、今回BDもそろえることになった。
こんなファン、多いのではないかな?

音は、すべて5.1chだし(この手のアクション映画は、やっぱり5.1chがいい)、1作目は、フレーム単位で修復したという。確かに、30年以上も前の画像だもんね。

特典映像が7時間!それだけでも、見るのたいへんそう!だけど楽しみ!

世のなか楽しいいことが増えてきて、付き合うのもたいへんだ?
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ジョンレノンから始まるロック名盤

2012年09月14日 | Music



本書は、”ビートルズから始まる・・・”の続編。70年代のロックの名盤50枚について、中山さんらしい主観的な解説が加えられる。もちろんトリビアも満載。
70年代と言えば、私が、小学校高学年から、大学の前半までの時期で、一番ロックに興味があったころ。だから、本書の方が、”ビートルズから始まる・・・”より、よりINGなものとして読むことができる。
といっても、LPが2200円だった時代。本当に厳選してしかGETできず、あとは、友人と貸したり、借りたりして、聴いた。だから、50枚について全て精通している訳ではもちろんない。

本書を読んで、懐かしく思い出したことをちょっと。

S&Gでは、明日に架ける橋を取り上げているが、私が、最初に買ったLPは、日本独自の 2枚組LPだった。今では、ありえない編集版だが、今聴いてもベストアルバムになっている。彼らの名曲は、70年頃までには全て完成していた。

カーリーサイモンのうつろな愛は、大ヒットしたが、ミックジャガーやハリーニルソンの大きなサポートで生まれ変わり、完成したのだそうだ。あのベースは、クラウスフォアマン。彼女は今どうしているんだっけ?

リンゴスターのリンゴは、中古でGETしたが、ビートルズの他の4人が協力したということで、大きな話題になった。1973年のことだ。あの頃は、すぐにでも、再結成されるのではないかと、ワクワクしてたっけ?今から、考えると、まだ解散直後。いや、法律的には、まだ解散していなかった。

エルビスでは、アロハフロムハワイが取り上げられているが、これは、73年1月14日の、ハワイのコンサートのライブ盤だ。なぜ印象深いかというと、たぶんその日は、(仙台の)大崎八幡のどんと祭の日で、そこからあわてて帰って見たような記憶があるのだ。時間的に合わない気もするが、とっても寒い日だったのも覚えている。時間があったら、いつか調べてみよう。

デビッドボウイのアルバムは、2枚取り上げられているが、その内ヤングアメリカンズには、JLの2曲が取り上げられている。NYで二人は出会い、既にほぼ完成していたアルバムの最後にこの2曲が加えられたのだという。二人の交流は続き、最後に会ったのが、77年の香港。JLの悲劇の数日前にも、電話で話をしたという。

本書の最後は、80年代に入ってはいるが、ダブルファンタジー。ジョンの魂に始まり、ダブルファンタジーに終わる。本書も、コンセプト本になっている。

レコーディングに参加したミュージシャンの話によると、JLは、コンサートツアーに出ることを楽しみにしていたという。そして、ストロベリーフィールズフォーエバーをリメイクしたがっていたという。サイケ調から、シンプルで、パワフルなバージョンにリメイクしたかったのだという。聴いてみたかった。

最後に、中山さんらしいフレーズを。

”ロックの歴史は、70年代後半になって、振出しに戻ったような印象がある。とくにイギリスの状況は、ビートルズ上陸以前のアメリカに近いものがあったように思う。つまり、新しい世代には、「聴くべきロック」がなかった。60年代においては、多くの新人ミュージッシャンやグループが出現したが、70年代は、彼らミュージッシャンが高齢になり、(それでもまだ30代の「若さ」だったが)、加えてロックやポップスは完全に商業化され、きわめて消極的な意味で、音楽のジャンルは形骸化しつつあった。ロックは、内実ではなく商標のようなものになっていた。ローリング・ストーンズやボブ・ディランでさえ、新しい世代にとっては、”オールディーズ”として映っていたことだろう。”

高校入試の国語のテストに出てきそうな文章だが、結構私の感覚と重なる。世代がそう離れていないから当然か。

おいしい話が満載なので、79年代にロックと共に生きていた人に是非お勧めしたい本。

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東日本大震災復興支援LIVE2012

2012年09月13日 | Music

今日は、久しぶりにコンサートに行った。

東日本大震災復興支援LIVE2012
みやぎびっきの会が主催して、東京でやるのは、今回2回目(たぶん)。
2005年から活動しているが、当初は、宮城県の子どもたちに修復した楽器を贈るプロジェクトだった。
3.11以降、復興支援のための社団法人に衣替え。
ちなみに、みやぎびっきの会は、さとう宗幸さん、稲垣潤一さん、小柴大造さん、遊佐未森さん、かの香織さん、山寺宏一さん、小川もこさんがメンバー。中村雅俊さんもメンバーだったが、出身地の女川に特化した活動に専念されるため、今回から脱退。もちろん全員東北育ち。

参加者が多く、1曲か2曲の披露だったが、皆、すばらしい、心のこもった歌や撃笘Iしてくれた。特に、我々世代には、ぴったり。

参加者は、リンクを見ていただきたいのだが、さとう宗之さんの青葉城恋唄、八神純子さんの水色の雨、さだまさしさんのバイオリン伴奏つきの南こうせつさんの神田川などなど。
まだまだ紹介したい楽曲が、いっぱい。南海キャンディーズの漫才も久し降りに見たし。サンドウィッチマンの漫才も流石。涼風さんは、流石宝塚で一味違うし、Fried Pride の、ギターとボーカルのど迫力の掛け合いは、是非また聴きたい熱演だった。

サプライズもあった。
一つめは、4チャンネルの歌まねチャンピオン決定戦の生放送中継。山寺宏一さんが、番組に出演していたそうで、青葉城恋唄の物まねをステージで本人の前でして、それが、生放送された。その後の対戦は、ビデオ撮りしてあったらしいが、そのまま優勝したらしい。コンサートの最後で、報告?された。

二つは、岩崎宏美さん。彼女も同学年。シークレットゲストとして登場。
聖母たちのララバイを、塩谷哲さんのピアノ伴奏で、歌ったのは、すごかった。その後、さだまさしさん作詞作曲の曲を、手話付で熱唱。

すばらしいステージを堪能できた上に、復興支援もできるのだから、参加者の皆さんに大拍手。復興ソングの”虹を架けよう”も、被災地の名前を盛り込んだ、歌いやすい歌で、グー。リンクのH/Pから、再生もできる。
みんなの気持ちが一つになったコンサートだった。

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日本の歴史12 開国への道

2012年09月12日 | Books

あいかわらず、国境問題でのごたごたが続いているが、バイラテでやりあってもこじれるだけなので、特に実効支配されている竹島については、国際社会に問い続けるしかないのだろう。
日本国民に対する教育も必要だ。
政府もちゃんと見解を出しているのでまずこの程度の知識は、身に着けておくべきだろう。



本書は、ちょっとユニーク。最初の半分は、江戸時代中期以降のロシアと日本との関係についての話に割かれている。大黒屋光太夫ぐらいは知っていたが、こんなにいろいろあったとは。
たまたま北方領土問題にも深い縁のある内容だ。

ロシアが、極寒シベリアまで、何で東進したのか?黒テンの毛皮が目当てだったのだという。そして、それに貢献したのが、コサック隊。コサックダンスなど踊っている場合ではない?
そして、松前藩に通商の申し入れをし、ウルップ、エトロフ、クナシリのアイヌ人をロシアの臣民として取り込む活動も行っていたという。

もう一つ驚いたのが、キャプテンクック。キャプテンクックと言えば、オーストラリア大陸を思い浮かべるが、第三回の探検では、太平洋から、大西洋へ、北極海を抜けるルートを探そうとしたのだが、その際、日本を通っている。沿岸からの距離、何と2マイル。
クックが、殺されてしまっ後だそうだが。

その後、ラッコの皮の交易を求めて、様々な国の船が、北太平洋を行きかうようになり、日本に交易を求めてきた。そして、領土紛争が起こるのだが、当時のルールは、人のいない土地を発見したら、発見者のもの(ただし、瓶などの目印を残すことが必要)。先住民がいたら、同意を得た上で、領有するというルールだったという。ルールと言えるかは?だが。

ロシアと松前藩との政府抜きの交渉は続くが、ロシアも日本との交易を始めたい動機から、力づくの交渉はせず、その中で、クナシリ、エトロフまでは、日本というコンセンサスが醸成されたという(松前藩による来航禁止通告)。その後の交渉で、ウルップ島は、中立地帯(空白)とすることとなった。いずれにしても、エトロフより日本側が日本の領土というコンセンサスは確かにあった。
そういった意味では、北方領土問題は、理屈は明らかと言えるのかもしれない。尖閣、竹島もそうだが。

当時は、欧米には、日本の東に金銀島があると信じられており(まだそんな時代だった!)、探検隊はこの幻の島を求めて何度も訪れた。大陸経由の情報が、誤って伝えられたものなのだろう。
誤ってというかどうかは別にして、当時日本は、世界の7帝国の一つと考えられていた。主に、当時交易していたオランダ経由の情報からと思うが、これは、天皇が教皇、将軍が皇帝と伝えられ、単なる王国よりも、格が上の国と考えられていたのだ。
その他の帝国は、ロシア、ゲルマニア(ドイツ)、トルコ、中国(清)、ペルシャ、印度(ムガール)だ。イギリス、スペイン、フランス、ポルトガルは、王国だから格下だった。
だから、他のアジアの国々と違って、ヨーロッパの各国は、腰を低くして、交易を求めてきたということらしい。だんだん化けの皮がはがれて、黒船来航となるのだが。

大塩平八郎の乱の真実(実は、どうも彼の行動が、米価高騰の一因になっていたらしい)や、浪士組誕生の背景など(浪士のほとんどが元農民?)、現代にもつながる興味深い話が続く。
夜明けは近い?



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ほとけの履歴書

2012年09月11日 | Books

今、日本が1点入れた!このまま頑張って欲しい!



本書は、せんとくんの産みの親である薮内さんの本。
読んだら、以前eテレでやっていた薮内さんの仏像の番組と、基本的には、同内容の本だった。どっちが先だったか忘れたけど。
もちろん、こちらの方が、より充実している。

本書は、奈良の仏像を題材にして、仏像の歴史を、仏教の歴史とともに、わかりやすく説明してくれる。
薮内さん自体、子供のころから、仏像に親しんでいたということで、心の底から仏像を愛されていることがよくわかる。

ただ、やはり本書の特徴は、仏像の製造方法について、極めて深い洞察を加えているところだ。
特に、乾漆像についての洞察、木造の材質の変化の背景等、興味深かった。

我々が仏像を見る時、仏像の名前と、作られた時代と、仏像のお姿を見て、満足してしまうが、その製法までは、考えが及ばない(少なくとも私は)。
事実、本書を読んで、木造と思っていたものが、乾漆像であることを知った仏像があった。

百済観音も、木造とばかり思っていたら、顔の部分は乾漆で、昔は、乾漆像と呼ばれていたという。
広隆寺の弥勒菩薩は、木造と思っていたが、元は、木心乾漆像で、その表面がはげた木心の姿が、あの美しい像らしいのだ。
秋篠寺の伎芸天立像は、顔の部分が天平時代の脱活乾漆造りで、胴体部分は、鎌倉時代の寄木造り。この話は結構有名だが。
その他にも、目から鱗の話がいっぱい。
読みやすいし、仏像ファンには、是非お勧めしたい本。仏像の製法から、これだけわかりやすく切り込んでいる本は、少ないだろう。

ちなみに、この前行った印度の神様との関係についても触れられている。
ブラフマー→梵天
インドラ→帝釈天
サラスバティ→弁財天
ラクシュミー→吉祥天
シヴァ→大自在天→不空羂索観音
アフラ(バビロニア)→アスラ(インド)→阿修羅
ミスラ(バビロニア)→マイトレーヤ(インド)→弥勒菩薩
面白い。

本書の出た、遷都1300年以来、奈良とはご無沙汰なので、ますます、しばらく振りに行きたくなった。

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