今日は、一転雨模様。この三連休は、天気に恵まれよかった。
本書は、本屋で、見つけた。
珍しく、週刊朝日さんの、MOOK。
結構手作り感が、あって、編集後記を見てみたら、昨年の夏から、編集に取り組んでいたという。
かつての資料をほじくり返すだけではなく、新しいインタビューも交え、まずまずのハイレベルの本になっていた。
ただ、やっぱり目が行くのは、かつて来日したミュージシャンのなつかしい写真。
こんどまた来日するKISSの(チケットゲット済だけど、モモクロとのコラボって?)、ジーンシモンズの、ベッドでくつろぐ写真。でも、顔は、お馴染みの歌舞伎顔。
当時は、まだ素顔を明かしてなかったもんね。
この前、ブルーノートでお見かけしたロッケンロールの、YOと喧嘩した話など、異色のスペシャル対談と銘打っているだけある。
ウドー音楽事務所が、歴史的なエレキギターを収集しているとは知らなかった。クラプトン、ジェフ・ベック、サンタナ、リッチーブラックモアらが使用したギターを所有していて、惜しげもなく、披露している。
相当お金かかっただろうに。原資は、長年ウドーさんが招聘した外タレのコンサートに通い詰めた我々の財布なんだよね。
写真で、圧巻は、やっぱり長谷部宏さんのもの。
たぶん、シンコーさんで紹介されたものばかりと思うが、ストーンズが、和楽器で演奏ポーズをとっている写真。KISSと舞子さんの写真。舞子さんが嫌がっているのが、いい。
クィーンが東京タワーの麓で、散歩している写真。復活直後のECの来日時の写真。
ロックファンなら、一度目を通して欲しい一冊。
今日は、3連休最終日。ゴルフの方も、3連チャンの最終日。
一番慣れ親しんだコースで、やっぱり思いっきり打てる。
どのコースでも、思いっきり打てるようになりたい。
天気の方は、今日もよかった。
暑いぐらい。
ちょっと霞が掛かっていたが、富士山も、頭がしっかり見えた。
順光だったら、もっときれいなのだが、富士山の勇姿。
コースの木々も、きれいに色づいている。今年は、特にきれい。
楓も真っ赤に染まった。
クラブハウスは、山頂に。西洋のお城みたいだ。
ここからは、昨日の続き。
Helen Shapiroさんの、サインをゲットしたついでに?、CDもゲット。
元々、そんなに彼女の曲知らないから、知ってる曲は、全部入ってる。
ビートルズも、彼女の曲をカバーしていないかなと思ったんだけど、見つからず、逆に、Miseryを提供したが、彼女の方で、歌わなかったのだという。
歌っておけば、それも一つの勲章になったのにね?
ただ、聞くと、もちろん今の歌のように、凝ったアレンジは、ないが、歌詞も、メロディも、もちろん歌も、しっかりしていることが、わかる。
1961年に出した歌が、日本で、発売され、弘田三枝子がカバーしたというから、洋楽のまさに走りの一人ということができる。ビートルズも、まだ下積み時代の話だ。
解説書もしっかりしていて、1曲毎の解説もついている。
彼女が、1060年代の半ばまでだが、凄い人気を博していたことがわかる。だからこそ、日本にも紹介されたのだろうが。
ただ、そこからの広がりがなかったのが、残念なところ。
スターティングポイントは、一緒でも、その後のビートルズの無限の広がりを考えると、比べるべくもない。
今は、プロは引退して、ゴスペル歌手として、奉仕活動をされているらしい。
立派な方のようだ。
今年の8月に出た、1,300円の廉価盤だが、音も綺麗だし、CDが、Yellow Parlophone デザインになっているところも憎い。ということで、おつきあいしたい方は、どうぞ。
修行が足りないと言ってしまえば、それまでだが。
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Helen Shapiroさんのサインをゲット。
特に、ファンというわけではないのだが、安売りで出ていたので、手を出してみた。
このお方、1946年生まれというから、もうかなりお年。この写真は、全盛期のものだろう。
1960年代前半に、日本でもそこそこの人気を博したし、その後、彼女が、日本のヒット曲のカバーを集を出したから、その時に知った方々もいるかもしれない。
悲しき片想いあたりが、一番のヒットかな?
ビートルズと、いっしょにツアーをやっていたことでも有名。1963年始めに、イギリス国内を回っていた。考えてみると、ビートルズの方が年は、兄貴分だが、ヒット作は、彼女の方が早く出て、姉貴分ということだったのかな?
その後、ビートルズマニアが登場し、ビートルズの方は、世界を巻き込んだ大騒ぎになっていったわけだ。
もう引退されているだろうがCDの方は引き続き出ていて、ついでにゲットした。
そのCDの話は、また明日。
なんでこうなるの?
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佐々木さんの本が、新書で、出ていると知って、早速ゲット。
本書も、実際の講義を、本に書き下ろしたもので、読みやすい。
かつ、NHKでのブッダの言葉よりも、よりディープな内容になっている。
特に、後半は、佐々木さんの、専門の研究が明らかになる。
アショカ王の碑文、中国語に訳された律を読み比べることによって、真の意味を明らかにしていく。
例えば、破僧、つまり、破門になるケースは何か?お釈迦様の教えと違う考え方を唱えることと、儀式を一緒にしないことなのだそうだ。
そして、この解釈の変化から、爆発的な部派仏教への展開が起こったと分析されたのである。
佐々木さんは、原始仏教と、大乗仏教とは、別物であるという基本的な考えをお持ちだが、この破僧の解釈の変化が、大乗仏教が大きく花開いたきっかけになったことを発見されたことが、その大きな根拠になっていることを、本書を読んで知った次第。
最終章で、原始仏教での教えの重要なフレーズをまとめてくれているので、見出しのみ抜粋したい。
人生は「一切皆苦」
「学び」は、すべてに勝る
「執着」があると苦は消えない
人はみな「平等」である
「自己鍛錬」あるのみ
「心」を正しく持て
そして、最後に二つ。
「究極の真理へと到達するために精励努力し、心ひるむことなく、行い、怠ることなく、足取り堅固に、体力、智力を身につけて、犀の角の如く、ただ一人歩め」
「自分自身を島とし、自分自身を救いのよりどころとして暮らせ。ほかのものは救いのよりどころとしてはならない。法(教え)と島とし、法を救いのよりどころとして暮らせ。ほかのものを救いのよりどころとしてはならない」
日本の仏教とは、やはりずいぶん、感じが違う。
清々しい、厳しさを持った教えだと思う。
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本書は、2011年と、2012年に放送されたブッダ 真理のことばの、ガイド本の、保存版。
テキスト本より、ちょっとリッチになって、加筆修正してある。
本として読むには、やっぱりこんな装丁がいいな。
内容は、テレビで放送済で、前にも本ブログで取り上げたことがあったと思って調べたら、2011年のことだった。震災の年の、年末だ。
当時は、本当に、暗い感じだった。その中で、この真理のことばは、ずいぶん、心に響いた。
佐々木さんは、お寺の家に生まれながら、理系の教育を受け、でも、今は仏教の先生をしておられる。
佐々木さんの話の特徴は、原始仏教に特化されていること。
日本に伝えられた仏教は、北伝仏教で、大乗仏教。浄土真宗で言う”他力”本願の教えである。
しかし、仏教の当初の姿は、”自力”を大切にする。南伝仏教の方が、基本的には、原始仏教に近い。
自力というと厳しい感じがするが、救われるという観点からは、一緒。
帯にあるように苦しみを消すには、自分自身を変えるしかない。ということが、論理的に説明される。
ブッダが何を悟ったかが、本書を読むと、何となくわかってくる。
何度か読み返したい、仏教の本髄を説明してくれる本だと思う。
さて、明日から、ゴルフ三連荘。どうなることやら。