今日は、トリプルヘッダー?
まずは、以前から行きたいと思っていた加山雄三展へ。
茅ヶ崎のゆかりの人物館で開催されている。
ここは、加山さんが、若かりし頃住んでいた実家だそうだ。
中学の時作ったボート。
家並みもさることながら、とにかく何でも突っ込むタイプだったようだ。
ホテル事業にしても、光進丸にしても。
俳優業よりは、音楽活動の方に性があっていたようだ。
茅ヶ崎が、加山さんの人生において、大きな意味を持った街であったことも理解できた。
地元の小学校に校歌を贈っている。
加山さんファンは、マスト。
隣に、開高健記念館があった。
こちらは、開高健さんが、晩年過ごした家だそうで、こちらの展示も充実。
今回は、釣り特集で、開高さんの釣り道具が大公開。
書斎もそのまま残されていて、開高さんの生きざまがよくわかる展示だった。
早逝してしまったのが、残念だ。
その先には、湘南の海が広がる。
自転車の横にサーフボードを積んだ人が次々と海岸に向かう。
まさにサーファーの街だ。
波は穏やかで、サーフィン日和ではなかったが、みな楽しそうだ。
烏帽子岩の真正面。
サザンの歌のふるさとでもある。
実は、茅ヶ崎は、小学校時代、塾があって、ほとんど毎日通っていた。
今日は、それ以来の茅ヶ崎ということで、今どうなっているかと思っていっていたが、ほとんど痕跡はなかった。
道はわかったが、いつもうらやましく覗いていた鉄道模型屋はあとかたもなかった。
塾のあった場所も大体わかったのだが、マンションになっていた。
その手前(東海道の北側)に一里塚があったと思ったのだが、そちらは見つからなくて、道の南側に立派な一里塚があった。
昭和30年代からあるというから当時からあったのだろう。
14番目の宿場だったというが、当時この石碑を見た記憶はない。
東海道の北側にもあったと思うのだが。
石碑には、東海道の両側にあったと刻まれているが。
午後は、篠原涼子さんのコンサート。
16歳でデビューして、50歳のバースディコンサート。
ミュージシャンとしての全盛期は、私は海外にいてあまり知らないのだが、その後女優としても大活躍だったから。
もちろん超満員で、比較的若い女性も多い。
憧れの女性像ということなのだろう。
歌は流石にうまくて、前半はしっとりしたカバー曲中心、後半は、小室さん時代のはじけた曲中心だった。
2回着替えがあって(たぶん初めて)、3回目は、紅白の衣装で登場。
もちろん締めは。
東京パフォーマンスドール時代のご同僚?や、ご兄弟も観客にいらして、内輪ムード満載のステージでもあった。
歌に専念したら、ブルース歌手としても、ジャズ歌手としても、息の長い大歌手にもなれるように思えた。
でも、芸能界が放っておかないよね。
出たら屋形舟が出向準備。
今日は、金沢で花火だったはずだが、最高の湾岸クルーズには、最高の日和だろう。
夜は、申し込んでいた高山博さんのビートルズ作曲術講座。
中期の前期の曲についての評論だったが、期待に応える内容だった。
マクロとミクロのバランスがひじょうにいい。
中期の位置づけとしては、ベビーブーマーvs戦中派、ボブディラン→脱アイドル、日常vs非日常というのがキーワード。
特に、ディランの影響。
このYou've got to hide Your Love Awayのライブ映像は、初めて見たが、Hey!の前に1,2,3の掛け声をかけていたことを初めて知った。
1人でボーカルをとるのは、ポールのYesterdayからの流れだが、Fab4から1人1人の集団に変わっていったことを象徴している。
ラバー・ソウルのアルバムタイトル名は、黒人の物まねのソウルを意味するプラスティック・ソウルの対比から来たのではないか。
ちなみに、リボルバーは、レボリューションにつながる。
ワン・コードの曲が多いのも、この時期の特徴。
ノルウェイの森や、エリナー・リグビーなど。
途中で、急にドミナント進行が入ったりもする。
風変りな音楽であったにもかかわらず、ポピュラリティを維持できたのも、ビートルズの楽曲の特徴と言える。
ドローンのような継続する音は、バグパイプ音楽の影響ではないかと見る。
デイ・トリッパーに代表されるリフ(リフレイン)による音楽もこの時期の曲に多い。
Got Get You Into My Lifeは、今もポールのコンサートで演奏されるが、ベースがノー・コード。
ここで、ブラスを前面に使ったことが、将来のシカゴのようなブラス・ロックの先駆けになった。
Tommorow Never Knowsのような風変りな曲も、ポピュラリティを維持できているのは、ビートルズならでは。
If I Needed Someoneとそっくり?
12弦ギターで、 新たな世界、フォーク・ロックの分野の先駆けとなった。
リボルバーでは、ジョージのTaxmanが、A面1曲目になるという快挙だったが、こちらもワン・コード。
そして、ここで驚くべき説が披露された。
この曲、テレビで放映されていたはずのBadmanのテーマ曲とそっくりなのだ。
これは、今後定説となることが期待される?
Michelleは、低音進行で有名だが、ビゼーのカバネラの影響ではないかとのことで、この説は、前どこかで聞いたような気がする。
I Love Youの繰り返し部分は、ニーナ・シモン?
Girlなども、ヨーロッパ的なにおいがする。
コード進行とらわれず、音を下げていくのは、黒人のリフの影響?
これは、ハンブルグ時代の共演者の影響が強いのではとの考察。
なかなか濃いセミナーだった。
ということで、今日も忙しい1日。