かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Memory of Jeff Beck plus.

2024年01月26日 | Music


今日は、昼は、雑用。
夜は、Memory of Jeff Beck plus.
山本恭司さんが、率いるスペシャルユニット。

会場は、開場3周年のビルボード横浜。
オープン当時は、コロナでたいへんだった。
貴重なコンサートの多くがキャンセルになった。



ギタリストが3人。
山本さんを筆頭に、安達久美とRie a.k.a. Suzaku。
リズムセクションが、須藤満と、川口千里。
新旧取り混ぜて?凄腕ばかり。



昨年なくなった Jeff Beckへの思いは、ただならぬものがあり、ここまでやるかという徹底振り。
オリジナルに忠実というのではなく、自由奔放にアレンジ。
それで、ベックへのリスペクトは、マックス。
その流れを引き継いだのが山本さんで、それが、その下の世代に引き継がれている。

オリジナルは、安達さんの1曲だけで、あとは、ベックの曲と、ヘンドリックスの2曲のみ。
3人のギタリストが暴れ回るが、ベースもドラムも見せ場十分。
奏法も多彩で、エレキの可能性を無限に引き出したベックのトリビュートにふさわしい。
山本さんから、Suzakuさんへのテクの伝授もあったそうだ。
コーラス中心の曲も上手くこなした。

クラシック・ロックファンには、たまらない企画だった。
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みちのく いとしい仏たち展 & パット・メセニー

2024年01月25日 | Music


今日は、まず東京ステーション・ギャラリーでやっている、みちのく いとしい仏たち展。
いつも、前を通っているのに、なかなか行けなくて、閉幕が迫って来たので、飛び込んだ。
異色の展覧会だった。

まず、国宝、重文などのお国が認知した文化的なお宝は、皆無。
芸術的価値も?

江戸時代からずっと厳しい生活を強いられて来た東北人の心の支えになってきた点が、重要な仏たちだ。
仏たちであるかも定かではなく、形から、類推しているケースも多い。
そもそも仏か神であるかも定かではなく、神仏習合という思想があるわけでもなく、人らしき形をした人よりも上のものにすがるという思想から来ているものも多いようだ。

地方の木彫りの仏像というと、円空や、木喰を想起するが、円空仏が一体あるだけで、ほとんど、製作者は、分からない。
お一人、わかっている仏師のコーナーがあったが、円空仏のような味わいがあるわけでもなく、姿も整っているわけでもない。

キーワードで括ると、素朴&微笑みと言うところか。
とにかく、見ててほっこりする。
閻魔大王を中心する十王像も多かったが、それさえ見るものをどこかほっとさせる。

そしてこれらの像は、村の人により、数百年の間大事に祀られて、信仰されてきた、
まさに、今まで、日の当たって来なかったところに、日を当てたという感じ。
見る人も、声かけするような感じで、親しみをこめて鑑賞していたように感じた。

芸術的には?と言ったが、のっぺりした顔立ちとか、3頭身のお姿など、前衛的と見ることもできる。
いずれにしても、前例のない展覧会なので、まずは、見ていただかないと、なかなか説明が難しい。
無比?

私は、東北出身だから、凄く、シンパシーを覚えた。



ギャラリーを出たところにある丸の内の変遷の模型。
我々のオフィスもその中にある。



そして、夜は、ロン・カーターと、パット・メセニーの夢の競演。
ドラマーのJoe Dysonも、もちろん凄腕で、スーパートリオと呼んでいいだろう。
今回、全12公演たが、もちろんsold out。
ジョン・メイヤーもこれぐらいやってくれれば、チケットがとれたかもしれない?



席は、なんと最前席で、ドラムセットのすぐ横。
パットは、なぜか、斜めのこちらの方を向いて演奏してくれるので、まさにかぶりつき。
距離にして、3mぐらいか。
堪能した。

ロン・カーターは、何度か見ているのだが、パット・メセニーは、なかなかスケジュールが合わず、今回が初めて。
セミアコとエレキが置いてあったが、使ったのは、セミアコのみ。
ほとんど、ピックを使っていたが、たまに、指を,使っていた。
当たり前だけど、とにかく上手い。
なんでも、ギターに全てを捧げるような生活をしているらしい。
もちろん、酒もタバコもやらない!
特に変わった奏法ではなく正攻法。
柔らかい、流れるような優しい音だ。
ジャズギターのど真ん中と言えるのだろう。

ロン・カーターの話は、前にもしたと思うが、今回は、パットとの呼吸の相方が素晴らしかった。
超一流の2人だから、これも当たり前なのかもしれないが、こう来て欲しいというところに、必ず来る!
完全なソロは、1曲だけだったが、聖者の行進。
最初分からなかったが、サビの部分でわかって、それをたどりながら聴いたが、とにかくアバンギャルド?
見たこともない奏法も繰り出しながら、メロディ、リズムも大きく変えて。
この精神で、今までやって来れたのだと改めて感心した。

ドラムは、すぐ隣り(1m)で、否が応でも目・耳に入って来たが、ドラムスタンドを、叩く方はがあることを知った。
叩けるものは、なんでも使う?
もちろん、2人との息もぴったり。

素晴らしい演奏を堪能。
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John Mayall

2024年01月24日 | Music
今日は、1日、関西でお仕事。
今、新幹線で、米原辺りを通過中だが、流石に凄い雪で、外は、真っ白。
何にも見えない。
それでも、30〜40分遅れで済みそうだから、立派なものだ。

PS.
名古屋で、既に38分遅れ。
車輌についた雪落としまで、やってる。
PS.2
新横浜に34分遅れで到着。
ちょっと取り返した。
流石、日本が誇る新幹線👏



ジョン・メイオ―ルのサインをゲット。
ブルースブレイカーズを1962年に結成。
ブルーズ・ギタリストの先駆者的存在だ。

1965年にヤードバーズを脱退した、クラプトンも加入し、その後も、多くのギタリストを輩出した。

このサインは、ブルース・ブレイカーズのオフィシャルレターヘッドの用紙になされていて、ファンクラブのセクレタリーのDoreenになされたもの。
月30ポンドでいいかと確認している。
そして、これまでの分の5ポンドの小切手と、月末に30ポンド支払うと言っている。
この金額が多いのか少ないのかわからないが、ミュージシャン自ら、セクレタリーの給与交渉をしているのは、ほほえましい。
このDoreenさんという人物は、ストーンズのファンクラブのセクレタリーでもあったという。

もう90歳というから、相当のお歳だが、まだ活動されているのだろうか。

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木津川 & ルミナリエ

2024年01月23日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


今日は、寒い1日。
兵庫、大阪、奈良、京都を1周?
実は、南山城の行けていなかったお寺を回ろうと思っていたのだが、ルミナリエのニュースを見て、1周になってしまった次第。

南山城は、京都と奈良の間で、行きにくく、回れていなかった名刹が多い。
昨年に開催されたされた展覧会を観て、このタイミングでと。
ただ、この時期、ほとんど訪れる人は、いなかった!
特に海住山寺は、たぶん私1人!!



最初は、恭仁宮(くにのみや)跡。
加茂の駅前に、何故かタクシーがいたので、利用したら、1,000円ちょうど。
旅番組で、短距離のタクシーも使いやすくなった?
聖武天皇が、こだわったが、結局諦めた恭仁京の大極殿があったとされる。
周りに敷地は広がっているが、平城京、平安京と比べると、厳しい。
平城京から遷都できるところで、比較的近いところを探していたのか?



山城国の国分寺が、恭仁京の後に建てられたとのことで、七重塔の疎石と伝わる石が残る。
立派な疎石だ。



恭仁京跡から、2キロほど、行ったところに、海住山寺(かいじゅうせんじ)がある。
2キロというから、たかを括っていたら、凄い坂でびっくりした。
道は、舗装されているが、車で、行く人が多いのかもしれない。
バスもチェックしたが、本数も少なく厳しい。



変わった名前だが、歴史は古く、聖武天皇の勅願による観音寺に始まると伝えられる。
お寺の名前は、藤原信西の孫の解脱坊貞慶が、1208年に笠置寺から、移って名付けたもので、本尊の観音信仰に由来する。
本尊の11面観音立像は、平安時代の作で、等身大の立派なものだった。
重文に指定されている。
その他、四天王像、板絵の複製などが、見られる。
入山料は、境内だけだと100円、本堂に入ると500円。
本堂に入る価値はある。



国宝の五重塔。
初層に裳階がつく、珍しい姿で、中には、装飾が施されているという。
鎌倉時代の五重塔としては、唯一のもの。



文珠堂も鎌倉時代の建物で、重文に指定されている。



裏山にちょっと登れるようになっていて、見下ろすと、10キロほど先が平城京という。
本寺は、平城京の北の鬼門の位置にあるとのこと。
恭仁京の場所選定とも関係するのか。



別ルートで、山を下ると、お茶畑が広がっていた。
山城茶として、ブランディングされているそうだ。



万葉歌碑。
今造る 恭仁の都は山川の さやけき見ればうべ知らすらし
大伴家持が、恭仁京遷都をめでた歌だ。
その南には、百人一首の歌碑もあった。
古くから、知られた地であったことがわかる。



木津川。
氾濫して、災害をもたらしたこともある川。



加茂駅から、木津駅乗り換えで、棚倉駅へ。
歩いて20分ぐらいのところに、蟹満寺(かにまんじ)があった。
このお寺も珍しい名前だが、今昔物語集にも残る説話にちなんだもの。
本堂の中でも、紙芝居風に説明を受けられるが、極端に短くすると、蟹に娘を守ってもらったことに感謝して名付けられたということになる。
元は、奈良朝以前、秦氏の一族により、建立されたという。



本堂は、建て替えられたものだが、目玉は,中の国宝釈迦如来像。
白鳳時代のものとされるが、その大きさ、質感にびっくりした。 
お堂は建て替えられたが、ご本尊の場所は変わっていないという。
仏像のサイズといい、仏像の位置が変わっていないことといい、飛鳥大仏と似ているかも。
大きさは、飛鳥寺のものと似ているかもしれないが、やりどっしりしており、螺髪や、白毫はない。
顔も白鳳系だ。
手の指間には、水掻が認められ、仏の特徴も有する。
仏像に興味のある方には、外せない一体だと思う。

その右には、聖観音像があり、厄除け観音として、厚い信仰を集める。



蟹満寺から、玉水駅に向かったが、途中に高倉神社があった。
後白河法皇の子で、安徳天皇の父。
平家に敗れたが、高倉神社の隣りにその御陵があった。
福島県の大内宿に行った時に、高倉天皇が落ち延びる際立ち寄り、同じく高倉神社に祀られていたことを、思いだした。



玉水駅から、京都経由で、三宮へ。
玉水駅は、快速も止まるので、時間を節約できた。
思い付きで来たルミナリエだが、は平日にも関わらず、賑わっていた。

街の各所に、イルミネーション散らばっており、回り方がよく分からなかったのだが、有料展示があるメリケンパークへ向かった。



メリケンパークに到着。
大勢の人で盛り上がっている。
阪神淡路大震災を機に始まったイベントだが、従来クリスマスに合わせていたものを、今回から、1月に変更したそうだ。
クリスマスとは、別に、大震災の発生した1月開催の方が、ふさわしいように思う。
今年は、さらに能登への想いも加わってしまった。



有料エリアのイルミネーション。
外からでも観れるのだが、中に入ると、回廊というか、巨大な教会のようになっていて、光に包まれるような感触が味わえる。
ただ、前売り500円(時間制)と、当日1,000円は、差がありすぎ?
人数を制限する趣旨も強いのだろう。



流石にこの規模は凄い。
教会内部のような荘厳な歌が流れていて、大震災への想いが募る。
突き当たりには、鐘があって、鳴らす方の長い列ができていた。



オリエンタルホテルも綺麗にライトアップ。
伊豆田さんが、一昨日、コンサートを開催していた。



その時、観覧車を見て乗りたいと思ったといっていたが、結局乗られたのだろうか。
観覧車は、横浜が勝ったかな?

ということで、充実の1日。
歩数、29,500!
坂もあったし?
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チキンジョージ

2024年01月22日 | Music


今日から、関西。
明日からの、日本海側の悪天候が気になるが、今日は、雨がさらっと降った程度。

初めて、神戸のチキンジョージに来た。
1980年オープンの老舗ライブハウス。
有名ミュージシャンも多数出演している。



場所は、宿泊ホテルからすぐ。
生田神社の隣で、神戸ど真ん中?



地下にあり、いかにも、昔ながらのライブハウス。



意外とステージは、広く、いろんな編成のミュージシャンがプレイできそうだ。
料理は、つまみ程度しかない。



今日の出演は、久保田洋司と郷田佑美子と伊豆田洋之さん。
"鼓動は3拍子"というFM MOOV KOBEの番組のパーソナリティも務める3人。
それぞのジングルを生演奏したりして、和気藹々とした雰囲気。

久保田さんの歌は、初めてだったが、オーソドックスな、アコギが、似合う感じの歌が多い。
使用楽器は、セミアコ。

感心したのは、チェロの郷田さん。
上手いのはもちろんだが、アレンジのオリジナリティがすばらしい。
時には、メロディアスに、時には、メインと絡むように、時には、伴奏に徹して。
最初のコーナーでは、久保田さんと一緒(1曲のみピアノ)だったが、伊豆田さんのコーナーの後半で再登場し、ポールのNo More Lonly Nightsを見事に競演した。

伊豆田さんは、いつもの美声で、熱唱。
オリジナルのヒットパレード。
昨日は、オリエンタルホテルでのライブで、大盛り上がりだったそうだが、特撮話で、キングジョーを持参したものの、違うバージョンを間違えて持参したとのこと。
自宅に、ジオラマがあるそうだが、ちゃちそう。
ゴジラフィギュアも多数お持ちだが、収納スパースの関係で、尻尾は、外しているとのこと。

パーソナリティを務める番組でも、特撮コーナーが目玉らしい。
その他、Let It Beのセカンドプレスの開封の儀や、ポールのシングルコレクションをひたすら流したりもしたという。
ちなみに、ポールのシングルコレクションほ、ヤフオクで、20万円で入手したとのこと。
言ってくれれば、お貸ししたのに?

アンコールは、3人で、She's Leaving Homeと、Now and Then。
アレンジも演奏も最高。

ということで、チェロが、入ったおかげで、優雅な美しいコンサートになったように思う。
コメント (2)
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