かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

The Searchers and Dionne Warwick

2024年01月21日 | Music
今日は、朝からの冷雨で、ゴルフがキャンセルに。
ということで、雑用に従事。



珍しいサインをゲット。

The Searchersと、Dionne Warwickが、イギリスのトーントンという街にあるキャッスルホテルの用紙にサインしている。

The Searchers は、ビートルズと同じ時代リバプールで結成されたグループの一つで、キャバーンクラブにも出演していた。
1962年には、ビートルズと同じハンブルクのスタークラブにも出演。
最初のシングルであるSweets for my Sweetが、1963年にNo.1ヒットとなる。
そして、他のマージービートのグループと共に、ブリティシュインベイジョンの一翼をになった。
メンバーを変えながら今も活動しているようだ。

左上に、Happy Burningのメッセージと共に、Frank Allenがサインしている。
その下に、Call Me at 9 am のメッセージと共に、Chris Curtisがサインしている。
その左下には、John McNally、右下には、Mike Penderがサインしている。
Frank Allenが加入したのが、1964年で、Chris Curtisは、1966年にバンドを去っているので、このサインは、1964年から1965年になされたものと思われる。
ツアーで、ホテルに宿泊していたのだろう。

そのホテルに同宿していたと思われるのが、もっと有名なDionne Warwick。
アメリカのポップ歌手の大御所中の大御所だ。
デビューが1962年11月というから、まだデビューしたての頃に、UKツアーしていたのか。
当時、多くのイギリスのミュージシャンが、ディオンヌの歌をカバーしており、特に、シラ・ブラックのカバーが全英1位になり、ディオンヌが腹を立て(当時は、著作権の概念が希薄)、英ツアー中にシラと話し、逆にシラの歌をカバーすることになったという。
ブリティッシュインベージョンの中で、英国と、米国のミュージシャンとの交流が深まった好例?か。

2013年に自己破産するなど波乱もあったが、今も活動しているようだ。
御歳82歳!

ということで、ユニークなサインをゲットできた。
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アート 3連発?

2024年01月20日 | Music


今日は、芸術、音楽3連発。
最初は、先日、Youtubeで紹介されていたフランク・フロイド・ライト展。
事前学習の甲斐もあり、充分楽しめた。
それがなかったら、理解度半分ぐらいだったかもしれない。
ネタバレ嫌がる人もいるかもしれないが、半分以上は、Youtubeで紹介されていた感じ。

シカゴに住んで、彼の作品を見る機会に恵まれ、帝国ホテル(第3代だが)の隣に長く勤務した私のための展覧会か?
日本人は、みな同じような感覚を持つかもしれない。
それだけ、日本を愛した。



これは、Youtubeで出ていなかったと思うが、ライトの作品の再現。
実用性と、芸術性が、見事にマッチしていると思うのだが、どうか。
それにしても、日本における帝国ホテルプロジェクトは、彼にとっても、日本にとっても、画期的なプロジェクトだった。
明治村での保存は、佐藤内閣の決断だったことを知った。
当時は、まだ、このようなケースは珍しく、難しい決断だったかもしれない。



次は、後楽園のIMMシアターの柿落としイベント。




当て字が次々現れるが、"生きてるだけで、丸儲け"が、元と思う。
最近、噛み締める機会が多い。



これは、まともな方の解釈。



劇は、基本的には、聖徳太子の生きた時代の史実をベースにしているが、お笑いの軸になっているだけで、本質は、お笑いの連続。
古典的お笑いだが、たたみかけるお笑いは、さんまの18番。
お笑い芸人の根性を見た。
出てくる俳優も、有名人揃い。
ど真ん中の席で、堪能した。



ラスト、グリム・スパンキー。
昨年と同じ会場だが、今回は、市バスを使って、ずいぶん良かった。
家の近くの駅まで、運んでくれる。
JRの駅からの歩きだと、ちょっと遠い。



このコンビ、高校時代からで、17年?
人生の半分以上?
メジャーデビュー10年で、新たなイベントも企画されているとのこと。 
楽しみだ。



150番代のチケットを持っていたのだけど、500番代の入場となった。
もったいなかったけど、正面で、問題なし。



今年は、コロナ明け、最初の本格的ツアーで、全部で、26公演。
地方は、やはりたいへんそうだ。
新たな曲と、定番曲のバランスが難しいそうだが、聞いた限りで、うまいっていた。
これから、調整されていくようだが、新アルバムからの曲と、オリジナルのヘビー・ロックを中心に据える構図は、変わらないだろう。

最後に(彼らの)、記念写真撮影で、終了。
ユーミンのトリビュートアルバムに参加したり、10周年コンサート企画を企図したり、引き続きエネルギッシュ。
素晴らしい!
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古代エジプトの教科書

2024年01月19日 | Books


エジプト旅行の報告は、いましばらく時間がかかりそう。

予備知識がほとんどなかったから、知識を整理したいところがあって、ちょっと本を読んでいる。
本書は、その内の1冊。
昨年に出たばかり。
著者は、最近テレビにもよく出られている河江さん。
日本でのツタンカーメン展の企画者でもあった。
吉村さんに代わって、最近はエジプト学の第一人者になられていて、様々な発掘・発見もされている。

本書は、その河江さんが、エジプト関連の膨大な書から、テーマ毎にエッセンスをまとめてくれていて、まさに私のような初心者にぴったり。
かつ結構ディープに考察してくれている分野もある。
ピラミッド、神殿、博物館などで説明を聞いたけど、記憶しきれなかったことを、見事に丁寧に説明いただいている。

それでもなかなかわかりにくいのが、古代エジプトの神々図鑑。
名前に元々馴染みがない上に、姿が、人間だったり、動物だったり、その合体した姿だったり。
現地で撮りためた写真と比較しながら、理解を深めたい。

ピラミッドの内部の説明も結構詳しいのだが、入ったピラミッドの中で、階段ピラミッドの内部の図が、我々の通った通路と違っている。
見学用に新たに作ったルートを通ったのかもしれない。
ネットで追加で調べてみたい。

本書で取り上げられている地域は、ほとんど我々が回ったルートに集中しているので、都合がいい。
我々が回ったルートは、定番ルートなので、地球の歩き方+1冊ということであれば、本書を自信を持ってお勧めしたい。
もっと詳しい本は、たくさんあるのだが、素人にはちょっと手に余るだろう。
本書に参考文献が30冊ほど挙げられているので、詳しい情報を知りたい人には、材料に事欠かない。
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Bruno Mars

2024年01月18日 | Music


今日は、前回行き損ねたBruno Marsの東京ドーム公演。
7日間、全公演sold outというから、凄い。
若い女性ファンが圧倒的に多いのだが、かつてのマイケルジャクソンのファン層を思い出した。



グッズ売り場も相変わらずの人気。
お土産に買いこむというより、実際に、コンサートの時に着たり、持ったりしたりしているファンが多い。
Tとプログラムをゲット。



幕が降りて?いよいよ開始。



ステージは、シンプルだが、照明と、映像で、盛り上げる。
場内、歓声が凄い。
久し振りに味わう感覚だ。



スマホの撮影は自由で、結構動画もアップされている。
スマホのライトで歌を盛り上げる局面も。



歌も上手いが、ギターも上手い。
でも一番受けてたのは、ダンスかな?
ちょっとしたダンスで、悲鳴?が上がる。



ド派手な演出。



日本ファンを自認するMars。
日本語多数?
日本のヒット曲も。



ピアノの弾き語りでは、静かに歌いあげる曲も。
歌が、バラエティに富んでいて、才能の豊かさに改めて感心する。



金色の紙吹雪。
1階スタンド席の2列目で十分楽しめたが、紙吹雪は届かなかった。
アリーナの後ろの方より、よっぽど見やすい。



いよいよコンサートも終盤。



NYを意識した演出。



アンコールは、ド派手にUptown Funk。



アンコール1曲が終わると、突然、夢の世界から現実の世界へ。
規制退場で、最終盤の退出となった。
まだ、彼が30代だからできるコンサートかもしれないが、100点満点のコンサートだった。

セトリがアップされていたので、備忘録代わりに。
いかに、集大成的なコンサートだったかがお分かりいただけると思う。
日によって数曲入れ替えているようだ。

1. 24K Magic
2. Finesse
3. Treasure
4. Liquor Store Blues
5. Billionaire
6. Perm
7. Chunky
8. That's What I Like
9. Please Me
Guitar & Saxophone Solo
10. Versace on the Floor
11. It Will Rain
12. Marry You (Heavy Rotation, AKB48cover)
13. Runaway Baby
14. Fuck You
15. Young, Wild and Free
16. Grenade
17. Talking to the Moon
18. Nothin' on You
19. Leave the Door Open
20. When I Was Your Man
Piano Solo First Love (Utada Hikaru)
21. Locked Out of Heaven
22. Just the Way You Are
(encore)
23. Uptown Funk
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フランク・フロイド・ライト 世界を結ぶ建築

2024年01月17日 | Culture・Arts
今日は、珍しくYouTubeを視聴。
見始めるとキリがないので、なるべく見ないようにしている。
fbで、パナソニック汐留美術館で開催中のフランク・フロイド・ライト展についての、企画者による講義が見れることを知った。
何と、便利な世の中になったものだ。
まだ、展覧会には行けてないが、これで、準備万端。

講義の全体像を御理解いただくために、章立てを。
・モダン誕生 シカゴ―東京、浮世絵展世界観
・輝ける眉からの眺望
・進歩主義教育の環境を作る
・交差する世界に建つ帝国ホテル
・ミクロ/マクロのダイナミックな振れ幅
・上昇する建築と環境の向上
・多様な文化との邂逅

まさに、フランク・フロイド・ライトの思想・業績を俯瞰するトータルな内容だった。



私が、フランク・フロイド・ライトの名を初めて知ったのは、たぶん学生時代に行った明治村の帝国ホテルのフロントの建築を見た時。
当時まだ、移築途上だったのか、いまいちだったイメージはあったが、記憶には残った。
できた当時、回りはこんな感じだったというから、いかに時代を超えた壮大な建築であったかがわかる。
関東大震災に耐えたということでも、フランク・フロイド・ライトの名声を高めた。



フランク・フロイド・ライトが日本に興味が強かったことは知っていたが、1905年に7週間かけて、日本を周ったのだという。
そこで、日本の文化が自然に溶け込んでいる様子に感動し、その後の彼の作品に大きな影響を及ぼした。



浮世絵のコレクター、教師、ディーラーとしても有名で、自らシカゴ美術館で、浮世展を開いたのだという。
その際、展示室のデザインや、額なども手作りで、浮世絵を鑑賞するのに最適な展示にとことんこだわった。



自ら醍醐寺を撮った写真。
今と全く変わらない世界があった。
アメリカは、特に歴史が短いので、感動したということもあったかもしれない。
気づかなかったのだが、シカゴ大火は、1871年のことで、その再建は、明治維新後の日本の街作りと同時期だった。
フランク・フロイド・ライトはそのつながり・対比に大きな関心を持った。
もう一つイタリアのフィエーゾレという街にも、大きな関心を持ち、彼の作品に大きな影響を与えた。



私は、シカゴ駐在時代、オーク・パークにある彼の建築ツアーに参加したことがあり、そのツアーで回ったと思われる(細かな記憶はない)家の紹介もあった。
初期の作品が多く見れるツアーだった。



プレイリースタイルといい、アメリカの大平原にふさわしい、平屋で、横の線を強調したデザインが多かった。
土地さえあれば、多くの日本人もあこがれるデザインだろう。



Unity Temple は、間違いなく訪れたが、中のデザインが、日本の歌舞伎小屋の浮世絵の影響を受けていたとは知らなかった。
確かに似ている。



外から玄関が見えないようになっているのも、プレイリースタイルの特徴だ。
たぶん、風が直接家に入らないような工夫だろう。
ならず者から身を守る知恵だったかもしれない。



そして、タリアセン。
ここも、シカゴ駐在時代に行った。
ウィスコンシン州だから、ちょっとしたドライブにはなったけど。
このような当時の写真が展示されていたことも覚えている。
家族の悲劇の舞台にもなってしまったが、そのことについての、言及はなかった。



これは、ひばりが丘の自由学園。
行ったことはないが、日本にも数軒、フランク・フロイド・ライトの作品が残っている。



ボロブドゥール、コロッセオなど、古代建築の影響も受けた。



自ら撮った帝国ホテルの写真。
浮世絵を意識したトリミングであることがわかる。



家具や、食器などにも、ミクロにも気を配った。
一つ一つが芸術的だ。



これは、帝国ホテルのためにデザインした煉瓦。
煉瓦建築の耐久性を高めるため、鉄筋を入れた煉瓦建築手法を取り入れた。



水平方向を強調したデザインが、フランク・フロイド・ライトの建築の特徴と思っていたら、垂直方向にも力を入れていたことを知った。
この高層ビルも彼のデザイン。
デザインも、高さも、デュバイのブルジュ・ハリファに似ているような気がする。
彼のデザイン後、50年後に実現したということか。



帝国ホテルは現在建て替え中だが、できるのは、10年以上先。
新デザインは、フランク・フロイド・ライトの思想を受け継いでいるようにも見える。



ジョンソン・ワックス本社もウィスコンシン州の建物。
奇抜な柱の耐震性を証明するため、公開実験を行った話は有名だ。



タリアセン時代のフランク・フロイド・ライト。
弟子には、日本人の土浦夫妻も。



フランク・フロイド・ライトの思想を受け継いだプロジェクトは、今にも受け継がれている。
日本にも深い縁のあったフランク・フロイド・ライト。
面白かった。
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