リスペクトコラムです。
先日、インスタを観ていたらちょっと驚く投稿を見つけました。投稿者は当ブログもチェックしている、元J1川崎の名物スタッフ天野さん。数年前に同じ川崎さんの同僚と独立され、スポーツプロモーションの会社(ツーウィルスポーツ社)を立ち上げ、活躍されています。その会社の公式instagramでした。
「この週末はジップアリーナ岡山へ!
岡山シーガルズさんと大阪マーヴェラスの試合にお邪魔しました。」
㈱ツーウィルスポーツ公式instagram該当ページ:https://www.instagram.com/p/DHAOb5lTNC9/
えっ、天野さん岡山、しかもジップに来てたの??と驚く。その週末はファジのアウェー戦のPVと、リベッツの試合に行っており、ジップはスルーでした。すれ違いでしたね。もしジップで天野さんを見かけたら、何かしらお声を掛けていたかもしれません(いや、小心者なので、写真を撮ってブログに載せるだけだったのかもしれませんが)。この投稿を見ると、岡山は「さん」が付いて、大阪さんは付いていない。大阪さんとすでに絡んでいるのかなと思ってみたり。天野さん、Vリーグに関わるのかぁとしみじみ思っていたら、それに関するコラムを発見しました。
【一般社団法人SVリーグ(SVL)との 「SVリーグ女子集客推進アドバイザー」業務委託契約締結】
「弊社ツーウィルスポーツ(TWS)は、国内最高峰のバレーボールリーグである大同生命SVリーグを運営する一般社団法人SVリーグ(略称SVL)との「SVリーグ女子集客推進アドバイザー」業務委託契約を締結致しましたので、お知らせ致します。契約締結に伴い、弊社代表の天野春果、恋塚唯がSVLとともに大同生命SV.LEAGUE WOMEN の各チームがさらに地域に愛され、必要とされる存在になるための集客・地域活動のサポートを行います。」
【SVリーグ女子は「プロ」として成功できるのか? 集客・地域活動のプロが見据える多大なる可能性】
〔WEリーグ、Wリーグ、SVリーグも苦戦する女子の集客〕
「(ツーウィルスポーツは)2024年12月にはバレーボールのトップリーグ・SVリーグと『女子集客推進アドバイザー』の契約を締結し、集客・地域活動のサポートをすることも決まった。天野、恋塚がこのプロジェクトの担当として、今後クラブと向き合っていくことになる。」
「複数の有力クラブは『企業チーム』または『企業に属した実業団チーム』で試合の演出や運営、集客にはまだ『伸びしろ』が残る。それでも男子は1試合平均の観客数が2929人(※2025年2月時点)で、事前の目標値(2750人)を上回る観客を集めている。一方で女子は平均1094人と苦戦している(目標値は2000人)。」
「女子は現役選手に分かりやすいスターが不在で、『チーム』で客を呼び込むだけの吸引力も持てていない。そもそもサッカーのWEリーグ、バスケのWリーグを見ても女子の集客や事業化は容易でない。」
〔地域スポーツの浸透、女子バレーの熱気を知る原体験〕
「そもそもなぜ『女子バレー』だったのか。実は天野自身が過去に女子バレーと関わりを持っていた。1990年代にワシントン州立大へ留学してスポーツマネジメントを専攻していた彼には、女子バレーとの接点があった。
「自分が通っていた学部は、単位取得のために(チームの)中で働かなければいけないんです。僕がメインに担当していた、任されていたのは女子バレーでした。単位を取得したあとも、面白かったので僕はずっと女子バレーのマネージャーをやらせてもらっていました。』」
〔SVリーグ女子をどのように変革するのか?〕
「2人はまず各地の会場を訪ね、現状把握に務めている。実際の『アクション』が起こるのは5月にシーズンが終わってからだ。
恋塚はこう説明する。
『ホームゲームだけでなく、オフの間に各チームへ訪問して、地域や施設の話をしていけたらと思っています。来季に向けてどう進めるかは、リーグやチームと話します』
天野は直近のアプローチをこう振り返る。
『SVリーグ女子の実行委員幹事会に参加させてもらいました。まだ全クラブを見られていないのですが、今まで行った9チームのホームゲームを見た感想、どういうところが向上のポイントかという話はさせてもらいました。それぞれの事情がありますし、プロモーションに対する興味にも差はあります。でもどこかで成功事例を一つ作れば、他のチームもついてくると思います』
SVリーグ女子にはすでに独立法人化を済ませ、集客に力を入れているクラブもある。とはいえ専任スタッフの人数や予算にバラつきはあるし、集客への温度差は当然大きい。まずは『その気」があるクラブのチャレンジをTWSがサポートし、その事例を共有した上で横に展開させていく順序になるだろう。」
「「言ってしまえばSVリーグ女子も今は『当たり前のことを当たり前にやる』だけで大きく伸びる段階だ。天野は話を引き取ってこう続ける。 『実際のところ、抑えるポイントは決まっています。ホームタウンの自治体、地元スポンサー、地元メディア、町会、商店街、JC(青年会議所)、PTAと向き合うという、実に当たり前の話です』」
〔「地域と集客」の意味とは? 「プロ」が成り立つ条件〕
「SVリーグには課題もある。男子も含めた話だが『ファミリー層」『ライト層』の来やすい雰囲気を作るところは大切なポイントだろう。そのためには個を推す芸能的なカルチャーから、地域と結びついてクラブ自体が推されるカルチャーへの変容が問われる。現状を見るとSVリーグ男子は女性客比率が4分の3ほどと多く、逆に女子は男性客比率が高い。選手をカメラで撮影するためにコートサイドの高価な席を買うファンは大切なお客だが、地域スポーツを目指すならばもっと広く支持される存在になる必要がある。」
〔天野は「地域と集客」の意味をこう言葉にする。〕
「多く来ることを期待できるのは地域の人たちです。その人たちがお金を落としてくれなかったら、永続的なクラブ経営はできません。集客すなわち需要で、需要のあるクラブとは地域に愛されるクラブです。『地域の人たちに愛される』『地域を自分たちの力で元気にする、笑顔にする』という想いでやって、たくさんの方に来てもらうことが集客です』
エンターテインメント性の向上も重要だ。」
〔女子スポーツのプロとしてモデルケースを〕
「天野は説く。
『需要は勝ち負けだけではありません。「勝っているから」だけでなく「地域に貢献してくれている」「身近にいる」と思ってもらえるような接点作りをクラブとしてやれば、勝敗だけではないところで評価され、価値が上がります』」
コラムでは女子バレーの事が語られていましたが、今の課題はバレーに限らず、本当にサッカー、バスケなど共通しているなと感じました。また、天野さんは女子バレーと昔から絡みがあったのですね。SV、Vリーグやシーガルズがフロンターレ化していく事は個人的にうれしいです。コラムには地域への浸透が言われていますが、岡山はできていると思います。今までできていなかったのは他のチームなのでは。でも岡山は来場者数にはつながっていない。そこも課題かも。
それにしても天野さん、やりますね。サッカーから他のスポーツへどんどん活動が広がっています。今後の展開が楽しみでもあります。ジップアリーナで天野さんを見かけたら、ぜひ声を掛けたいと思います。が、どう声をかけようか。また考えておこう。
㈱ツーウィルスポーツ関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20240712
〃 公式HP:https://tw-sports.co.jp/
〃 公式X:https://x.com/TwoWheel_Sports
#がんばろう石川 #がんばろう能登