リスペクトコラムです。
昨季終わりに3部へ降格し、今季からチャレンジリーグで戦う事になった吉備国大シャルムですが、いろいろと動きがあったようです。順番に見ていきましょう。こうして見ると、昨季終了から今季開幕の時期に様々な事があったみたいですね。
【プレナスチャレンジリーグ】
全12チームを東西6チームずつに分け3回戦総当りリーグ戦(全15節)を実施。上記リーグ終了後、東(EAST)および西(WEST)の1位と2位、3位と4位、5位と6位が3グループに分かれ、各グループ4チームにてプレーオフを行い、順位を決定。
〔EAST〕
ノルディーア北海道(北海道札幌市)、常盤木学園高等学校(宮城県仙台市)、つくばFCレディース(茨城県つくば市)、
FC十文字VENTUS(埼玉県新座市)、大和シルフィード(神奈川県大和市)、新潟医療福祉大学女子サッカー部(新潟県新潟市)
〔WEST〕
JFAアカデミー福島(福島県楢葉町)、NGUラブリッジ名古屋(愛知県名古屋市)、セレッソ大阪堺ガールズ(大阪市大阪市・堺市)
コノミヤ・スペランツァFC大阪高槻(大阪府高槻市)、吉備国際大学Charme岡山高梁(岡山県高梁市)、アンジュヴィオレ広島(広島県広島市)
3部リーグは東西カンファレンスなのですね。Vリーグと違って、強さの均衡は保たれているように思えますが、実際はどうなのかな。しかし、西地区に福島県のチームがあるのはよくわかりません。それこそ強さのバランスを取るためなのかな。3部にもJクラブのレディースチームがありますね。そのうちに2部に上がっていくのでしょうか。
【クラブ名の変更】
・正式名称: 「吉備国際大学Charme岡山高梁」(もしくは「吉備国際大学シャルム岡山高梁」
・文中略称: 「吉備国大シャルム」
・略文字: 「吉備国大C」
吉備国大シャルム岡山高梁公式HP該当ページ:http://www.charmefc.jp/09news/news_2017122001.html
今季からチーム名が変更になっています。 旧名「FC吉備国際大学Charme」から新名に。地元の高梁市での開催が可能となり、より地域密着型チームとして「岡山」「高梁」を入れたとの事。懐かしい名前です。当ブログで初めてシャルムの観戦に行ったのが神原でした。また何年かぶりに「高梁」の名前に戻るんだなという印象です。
【新スタジアム】
神原スポーツ公園多目的グラウンドの改修整備工事が完了。地元の高梁市が、市内にホームグラウンドの整備で'15年度の改修工事に着工。改修後は、観客席が約1千席になり、選手控室や医務室などを備えたクラブハウスも設置。総事業費は約5億8千万円。
今季からほとんどのホーム戦の試合会場が神原スポーツ公園多目的グラウンドになっています。それ以外に笠岡(5/27:広島戦)、津山(6/10:福島戦)、倉敷(6/24:名古屋戦)があります。3月10日にこけら落としのプレシーズンマッチとして、INACとのTMが行われたそうです。
【監督の交代】
'00年から指揮を執っていた太田監督が退任し、セカンドチーム監督兼トップチームコーチの東依里氏が監督に昇格。高知県出身の東新監督は聖和学園高卒業後、TASAKIや大原学園でプレー。その後、吉備国大在学中の'11年に学生コーチとなり、'12年からコーチに就任。'16年からセカンドチーム監督とトップチームコーチを兼任。日本協会公認B級ライセンスを保有。初代監督の太田氏はフロント入りし、サッカースクールなどの新規プロジェクトを推進するほか、U-15チームの監督として若手の育成・強化に当たる予定。
吉備国大シャルム岡山高梁公式HP該当ページ:http://www.charmefc.jp/09news/news_20180205.html
17年もの長期政権で太田監督が指揮を執ってきました。シャルムの試合で、ベンチから大きな声で指示をしている姿が当たり前で、シャルムの象徴でした。そういう面でもシャルムは新しい別のチームになっちゃいましたね。まあ、長期政権だったので、結果オーライかもしれませんね。前の記事を確認してみると、初めてシャルムの試合に行ったのが2011年。この時は同じチャレンジリーグでも2部でした。原点に帰って、再びなでしこ1部復帰を目指して頑張って欲しいです。
そして!シャルムの素晴らしい事例を先日観ました。ランドセルカバーをチームバージョンで作り、高梁市に新1年生用の250枚寄贈したそうです。以下、引用して紹介。
【新1年生にランドセルカバー贈呈】
「高梁市の小学校に来月入学する子どもたちが交通事故に遭わないよう、市内に拠点を置く女子サッカーチームが目立つ色のランドセルカバーを贈りました。(3月)23日、高梁市役所で行われた贈呈式には、女子サッカートップリーグの3部にあたる「チャレンジリーグ」で戦う「吉備国際大学シャルム岡山高梁」から選手など5人が出席し、市長と教育長に250枚のランドセルカバーを手渡しました。カバーの色はチームカラーでもある鮮やかな黄色で、大学のマスコットの「キウイバード」が描かれています。高梁市では来月、あわせて166人が小学校に入学する予定で、近藤隆則市長は「ドライバーからよく目立つので交通安全に役立つと思います」とお礼を述べました。」
引用:NHKニュースWEB
いい取り組みですね。たしか山雅さんも同じような事をされていたと思いますが、いいアイディアだと思います。高梁市内全校の新一年生なのかな。地元の小学生が6年間シャルムと一緒に通学してくれるわけですね。シャルムはほぼ学生チームで、どうしても4年生の卒業というリスクがあって、なかなか強化がしにくいと思いますが、頑張って下さい。いっそのこと、市民クラブ化はどうでしょうか>
リスペクトコラムです。
先日の山陽新聞朝刊に新Vリーグ及び岡山シーガルズについての記事が出ていました。イメージ的には、一時期は「スーパーリーグ」として開幕する予定だったのに、結局は同じ「Vリーグ」としてトーンダウンした印象が否めません。本当は完全プロ化したかったのに、企業チームからの反対もあり、何度か呼び掛けたが反応も鈍く、現在の構想に落ち着いていまった感があります。当ブログでも何度か紹介していますが、改めておさらいとして紹介させていただきます。
【新リーグ移行追い風】
「今秋に幕を開ける新『Vリーグ』の特徴は、各チームに地域密着や親企業からの自立を促している点」
「リーグ改革の大きな狙いは、企業スポーツの枠を取り払うことによるバレーボール界の活性化」
「各チームにビジネスとして収益を得る視点に加え、地域に根差す姿勢が求められる」
「(岡山は)アイデアで収益増と地域密着を図ってきた。ユニフォームへの広告掲示はその一つで、今では地場十数社のスポンサー名が入っている。岡山県内外で開くバレーボール教室は年150回にも上り、選手が地域住民と触れ合う機会を頻繁につくっている。ファン組織は拡大を続け、今は約2500人の会員を抱える」
「シーガルズにとってリーグ改革のメリットは多い。ホームゲームの開催権をチームが持つことで、イベント開催などの自由度が高まり、ショーアップを図ることができる。さらに、これまでプレミアではリーグ公式スポンサー以外の広告は会場に掲出できなかったが、、緩和される方向で収益拡大につながりそうだ」
「課題の一つはいかにファンの裾野を広げるか。リーグ屈指の観客動員力を誇るものの、調査では約7割が男性で、特に若年層や女性が少ないという」
【新リーグ(V1)と現行のV.プレミアリーグとの違い(主なもの)】
チーム数:
新リーグ(V1): 男子10チーム、女子11チーム(女子はチーム本拠地で東6チーム、西5チームに分かれて実施)
V.プレミア : 男女8チーム
試合方式:
新リーグ(V1): ホーム、アウェー開催を増加
V.プレミア : 多くがチームの本拠地でない地域での開催
開催権利譲渡先:
新リーグ(V1): ホームチーム
V.プレミア : 都道府県バレーボール協会
自治体との連携:
新リーグ(V1): 自治体によるチーム支援確約の取り付け
V.プレミア : なし
引用:山陽新聞
新旧で比較すればよくわかりますね。V1女子は元々は12チームでしたが、熊本さんが撤退したために1減です。市民クラブだった熊本さんが撤退するのは残念だし、それだけVリーグの市民クラブは経営が困難という事がわかります。では、東西カンファレンス、岡山はどことリーグ戦で戦うのかが気になり、調べてみました。ウィキペディアにあったので紹介します。
【V1リーグ女子の概要(前回順位)】
V1女子東部(カンファレンス):
デンソー(4位)、NEC(5位)、上尾(7位)、日立(8位)、PFU(チャレンジⅠ2位)、KUROBE(チャレンジⅠ3位)
V1女子西部(カンファレンス):
久光(1位)、JT(2位)、トヨタ車体(3位)、東レ(6位)、岡山(チャレンジⅠ1位)
入替戦:
S1ライセンスを保有するV2チームがリーグの上位となった場合、V1下部チームとの入替戦を実施。
試合方式(女子):
・レギュラーラウンド: 3回戦総当たり(1チーム15試合)と東西交流戦(1チーム6試合)を実施。
・ファイナル8: レギュラーラウンドの上位8チームによる1回戦総当たり戦。
最上位となったチームはファイナルへ進出。2位及び3位となったチームはファイナル3に進出。
・ファイナル3: 2回戦制で勝利したチームがファイナルに進出。
・ファイナル: 2回戦制で勝利したチームが優勝。
まずは衝撃的事実が判明しました。岡山が所属するV1女子の西カンファレンスが「死のグループ」という事です。ほとんど、プレミアの順位上半分の強豪チームが西カンファレンスに同居します。驚きました。そのうち、ファンから「ありえないでしょう!」と反発が出そうです。岡山は華々しく1部に復帰しても、1年で入れ替え戦に回る可能性が出てきました。上の概要では入れ替え戦が上下何チームでやるのかは不明ですが、少なくとも1チーム同士ではやるのではないでしょうか。
この東西それぞれの戦力のアンバランスは、実はBリーグでも言われている問題。Bリーグでは3地区になりますが、確か東地区が死のグループじゃなかったかな。まあ、やってみないとわかりません。岡山パワーで久光さんの一強状態を打破してやりましょう。
Vリーグ関連⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171229
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170602
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170319
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160922
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110220
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060804
リスペクトコラムです。
先日、また面白いニュースが出ました。サッカーに「シン・ビン」という制度が導入されるというもの。読者の皆さんのほとんどが「それって何?」という反応でしょう。当ブログでは、ラグビーの試合を観ていた時に出ていて、いくらか観た事がある程度の馴染みです。確か、イエローカードを出されて、何分か退場になる制度だったと思います。なるほど、そういうのがサッカーの試合に取り入れられるのかと。以下、引用して紹介。
【イエローカードが“警告”から”10分間退場”に!?英審判長は「導入ほぼ確実」とも】
「サッカーに新ルール到来か。イングランドサッカー協会(FA)のニール・バリー審判長は、危険行為を行った選手への一時退場ルール「シン・ビン」の導入について言及した。」
「サッカーではこれまで警告のみだったイエローカードだが、今後は一時的に退場処分になるという。国際サッカー評議会(IFAB)は2年前からノッティンガムシャーの下部リーグで「シン・ビン」を導入したテストを行っており、イエローカードを提示された選手は10分間の退場処分になっている。
バリー審判長は「将来的に導入はほぼ確実」と新ルールに前向きだ。「昨年32個のリーグでこのテストを行ったが、どれも肯定的だった。私たちは2018-19、2019-20シーズンとさらに試験するリーグを増やしていくつもりだ」と結果が好感触だったことを明かす。」
引用:ゲキサカ
【一時退場「シンビン」の導入を検討 国際サッカー評議会】
「国際サッカー評議会(IFAB)は1日、ロンドンで3月3日に開かれる年次総会の議題を発表し、一時退場(シンビン)の導入を話し合うことになった。試験導入されているビデオ判定システムや、延長での4人目の交代について経過報告も行われる。
シンビンについては1月に国際サッカー連盟(FIFA)技術部門の責任者で元オランダ代表FWのファンバステン氏が10分間の一時退場を命じるオレンジカード導入案を披露している。」
引用:産経スポーツ
【シンビンの導入が可能に 日本サッカー協会 6月から適用の競技規定改定を報告】
「日本サッカー協会は18日、都内で理事会を開き、6月1日から適用される競技規定の改定を報告した。
大会主催者の判断で、育成年代、年長者、障がい者などの試合を対象に、シンビン(一時的退場)の導入が可能となる。退場時間は試合時間の10〜15%。(1)すべての警告に適用(2)いくつかの警告に適用ーーの2つのプランが検討されている。
主審のシグナルは「イエローカードの提示後に、一時退場エリア(通常はテクニカルエリア)に向かって両腕を明確に指す」。一時退場の時間が経過した後、競技者は主審の承認を得てフィールドに戻ることができる。」
引用:スポニチ
という感じで、世界的にも日本国内でも導入する流れになっている事がよくわかります。思うに、従来のイエローカードであれば、人数も減らず、その試合自体は何も影響がありませんが、シン・ビンになると確実にその10分間が1人減るというリスクが発生します。簡単に言えば、イエローカードから10分間だけのレッドカードに変わるということですか・・・と書いていました。
ところが、よく読むと2回目の警告でシン・ビンになるとあります。つまり、シン・ビンはイエローカードに代わるものではなく、レッドカードに相当する処分という事です。以下、シン・ビンについての説明です。
【シン・ビン】
反則や危険行為を行った選手に課せられる10分間の一時的退出。主審は選手に対してイエローカードを提示し、1試合に2度受けると退場処分になる。一時的退出となった選手は、相手側デッドボールラインの後方にいなければならず、レフリーが許可するまではフィールドオブプレーに入ることができない。また、退出中は着衣を着たり身体を動かしてもよいが、決められた位置[*1]から動いたり、コーチと接触することはできない。シンビンは、ハーフタイムの間も継続して適用され(退出時間からは除外される)、ノーサイドになれば自動的に終了する。
うーむ、ややこしいです。2つの事象について見て行きます。「その時の試合」と「次の試合」です。その時の試合では、2回目の警告で退場になるのは一緒です。サッカーは試合に戻れませんが、シン・ビンでは10分後に戻れます。「次の試合」はサッカーでは出場停止ですが、シン・ビンでは出られるというように見えます。トータルで見ていくと、今のサッカーのルールの方が厳しいようにも見えますが、いかがでしょうか? あと、サッカーではイエローカードが複数の試合で溜まっていきますが、シン・ビンでは複数の試合で溜まるのかなとも思えます。どなたか教えてください。
「シン・ビン」制度は既にラグビーやアイスホッケーなどで導入されているルールで、ちょうど来年のラグビーの日本W杯で多くの人が見る事になるでしょう。イングランドサッカー協会の審判長はさらに、「選手たちは自身のプレーに責任を持つようになり、サッカーのイメージ改善につながる」「異議は減るはずだ」とメリットを語っています。
VAR(ビデオ判定)がサッカー界に浸透していき、ついに今年のロシアW杯で導入するところまで行きましたが、シン・ビンも同じ歴史をたどるのではないかと、個人的に思っています。もう少し研究してみます。
TV生観戦レポです。
W杯本番前の代表サバイバルの強化試合、ウクライナ戦です。仮想ポーランドという位置づけの相手です。ウクライナはFIFAランクで35位(日本は55位)。過去の対戦成績は1勝1敗で、直近では'05年10月アウェー戦で対戦し、0-1で敗戦。ウクライナもW杯予選を突破できなかった国。本当にヨーロッパは層が厚いですね。監督はあのシェフチェンコ。スタメンですが、何とマリ戦から先発8人を入れ替えています。意外だったのが本田選手で、半年ぶりのスタメン。ハリル監督には先のマリ戦のプレーは良く映ったのか、それとももうちょっと前半だけ様子見てみようという事なのか。今日の解説陣の藤田氏は現在リーズのフロントとありましたが、まじですか??今日も生書き込み。
キックオフ。どちらもいいシーンが無く、余り展開は動きません。なかなか眠たい試合が続いています。マリ戦で浮き出た、センターバックからの組み立て、今日はどうなのか。ウクライナは2列目から飛び出してくる選手が何人かいます。中盤のミスパスで一気に攻め込まれます。平均身長では日本より3cmほど高いようです。前半21分、相手が寄せに来ないことを確認してウクライナが強烈なシュートを打ち、植田選手の頭に当たってゴール右に突き刺さってします。日本痛恨の失点・・・ 0-1。
どうも日本はパスミスが発生します。その後には必ずゴールを脅かされます。柴崎選手からのFK。いいボールが行き、ヘッドに強い槙野選手が決めました。日本ゴォール!!! 槙野ゴール!★★★ 1ー1。とにかく、ウクライナの選手から次々とシュートが注がれます。裏をよく取られるし。今日の本田選手はよくボールを触れています。足元も上手いですね。時間を作るプレーも上手いです。ここで前半終了。先制されましたが、何とか前半のうちに同点に追いつけれました。
交代は無し。選手同士でかなり話をしていたようです。後半スタート。ウクライナはゆっくり中盤でボールを回しながら、前線にボールを放り込むタイミングを図る上手さがあります。ウクライナはキープ力ありません。ボールを失いません。ここで杉本選手に替わって、小林悠選手投入。
小林選手が入って、日本はアグレッシブになってきました。ウクライナサポの雄叫びのようなチャントが耳に付きます。ここで本田選手に替わって久保選手投入。今日のプレーは及第点だったのか。原口選手の運動量は全く落ちません。植田選手のパスミス、前にもあった気がします。崩されて、正面からロングシュートを決められる。日本痛恨の失点・・・ 1-2。
ウクライナはいずれもシュートで終わっている状態。よくないという事です。ここで柴崎選手に替わって中島選手投入。トップ下に入りました。続いて長谷部選手に替わって三竿選手投入。中島選手が今日もいいシュートを打っています。得点を感じさせるようなポジショニングです。
ここで、原口選手に替わって宇佐美選手投入。絶妙の位置で中島選手FKゲット。惜しい、ちょっと正面でした。ここでホイッスル。ウクライナ相手の1-2というスコアはどうだったのか。
生観戦レポです。
今季はこのタイトル名が多いです。いい事です。なるべくこういう状態が長く続く事を祈っています。昨日、Cスタで開催されたファジの、ホーム甲府戦の観戦に行ってきました。応援団・浅口のメンバーさんと、岡山駅で合流。そのまま一緒に岡山県総合グランドに入場。握手している選手を拝みたいので、今回はお誘いプロジェクトに連れて行こうと思いましたが、当日券を買いに並ぶ、ファジフーズにも並ぶから、先に入って席取っておいてと言われる。お誘いプロジェクトブースをスルーして、Aゲートから入場。そのままいつものバックスタンドへ向かう。
80歳という正社長から「すぐに売店へ買いに行ける9番ゲート付近がいい」とリクエストをもらったのですが、見事に席が埋まっていて、ある程度アウェー側に振った席を確保。「今度から先に来て席を取り、その上でカルチャーホテル前にお出向かえに行きましょうか」という話になる。これで行けば、お誘いブースにも行けるし、ゆっくりイベントも観れるしと。
10番ゲートの最上部で中旗を振る鈴氏のところに挨拶。大いに旗を振って、声出ししていました。久しぶりにこういう高い位置に立ってみて、眺めがいいのがよくわかりました。
イベント情報です。
まずは「岡山県内の高校3年生無料招待」。道中も大勢の高校生と見られるグループが歩いていました。ただ、オリジナル缶バッジは気に留められなかったなぁと。お誘いプロジェクトブースには名前はわかりませんでしたが、選手が座って握手していました。他にはファジアーノ岡山サッカースクールとチアダンススクールの卒業生の卒業セレモニーがあったようです。見られず。と、そんなところですか。
バックスタンドからよく見えるピッチサイドシートですが、まだ席は埋っていません。一度あそこに座ってみたいと話していたら、「観えるのがフラットになって、見にくいから、わしゃいいわ」と土社長。まぁいろいろな価値観があるでしょう。また、今季から新発売しているメイン南のテーブル付きシートですが、これまた空席があるのがよく見えました。前はS席よく埋まっていたのに、今季は空が見える日がありますね。
試合ですが、甲府さんはポゼッションサッカーでした。プレースタイルを見れば見るほど、某黄色いチームとよく似ている。まぁ、監督が元柏なんで。足元の技術、つなぐ技術、強いプレスと、岡山よりも能力が上に見えました。ただ、岡山もカウンターサッカーで上手く立ち回り、得意のセットプレーから後藤選手がフリーな位置でヘッドで決める。ああいう風にゴール前でフリーさせるのは・・・甲府さん、1年でJ1が少し遠く見える。あとは堅守をキープでした。岡山が苦手と思われる3タイプのうち、2つが甲府さんが該当しました。ただ、3つ目の守りを固めた相手にも弱いという昨季までのイメージがあり、ガチガチに守ってくる相手と対戦したらどうかなぁと思う。
それにしても頑張っていますね。1-0の快勝とは。まだ試合が始まったばかりだから、わからんでぇという意見もありますが、調子がいいのは良い事だと思います。
ネットの戦評です。【ハイライト:ファジアーノチャンネル】
岡山は甲府の迫力満点のサイドアタッカーたちに、前後半通じて数多くのクロスを放り込まれるも、3バックはゴール前でことごとく先手を取り続ける。イ・ヨンジェ選手に代わって投入された仲間選手も前線から積極的にディフェンスへ参加するなど、おのおののプレーヤーの役割がはっきりしていたことで、自信にあふれたサッカーを展開。前半21分に上田選手の正確なFKに合わせた後藤選手のヘディングシュートが決勝点となり、首位を堅持。引用:スポーツナビ
【J2採点】
チーム:6.5、MAN OF THE MATCH:後藤選手
一森:6、後藤:6.5、濱田:6.5、喜山:6.5、椋原:6、塚川:6、上田:6.5、澤口:6、齊藤:6、イ・ヨンジェ:6、伊藤:6
仲間:6、末吉:6、長澤監督:6.5
【山陽新聞選定MVP】
後藤選手:
攻守に存在感を放った。FKを頭で合わせ、今季初得点を奪取。守っては相手をゴール前に入らせず、無失点勝利に貢献した。
今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ伝家の宝刀」というタイトルの記事の戦評です。
岡山が今季5度目の無失点勝利。守っては前線からプレスをかけ、甲府の個の力を封じ、守勢時は強固なブロックで隙を与えず。球際の激しさ、豊富な運動量で主導権を握っていた。欲を言えば、冷静に追加点の好機を生かし、セーフティリードに持ち込みたい。
前節まで5戦7得点のうち4得点を決めた得意のセットプレーが炸裂。相手守備のわずかな隙を見逃さず、上田選手の正確無比な球が突いて殊勲弾。セットプレーにこだわりを持ち、昨季からは練習を非公開化にする徹底ぶりで、攻めのパターンは数えきれないほどあるとか。
これで一つ抜けた首位になりました。でも6試合でまだ36試合あるからという声も聞きます。順位も次節勝っても負けても首位のままです。今節は2位以下がどこもドローという幸運もありました。今のところ怪我人もなく、まだ戦術を研究される前という事で、一番勝ちやすい状況なのかもしれません。次の相手は現在21位と低迷している愛媛さん。昨季は2タテを食らっている相性の悪さ。ただ、昨季とはチームが違うので参考にはならないと思います。
【J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)】
1位: 上田選手 2位: 後藤選手
issan: 上田選手。得点に繋がったFKの精度が凄いです。
シマカズ氏: 後藤選手。攻守において大活躍でした。
応援団浅口・メグミさん: 上田選手。正確なFK。後藤選手にピッタリ。
山やん君: 斉藤選手。前線で起点になったり、守備で動きまわったりしてチームに貢献しました。
鈴氏: イ・ヨンジェ選手。果敢に裏に抜け出す動きから生まれたセットプレーでした。
雉楽・シンジ氏: 上田選手。安定したクロスで先制点を演出しました。
oketsu氏: 後藤選手。2点目を狙う積極性と完封勝利に貢献したから。
生観戦レポです。
少し前になりますが、パナスタで開催された、J1柏のアウェーG大阪戦の観戦に行ってきました。この日はお誘いを受けて、J2の試合もなく、リーグ戦でのパナスタを観たかった事もあり、大阪まで行ってしまいました。地下鉄御堂筋線の千里中央駅から大阪モノレールに乗り、万博記念公園駅から降りて、ひたすらスタジアムに早足で向かう。駅には大きなクラブPRコーナーがあり、サイン色紙展示会なるイベントを開催中でした。あれくらいスペースを取ってもらったらいいですね。
到着後、少し時間があったのでスタジアム前広場をうろついてみました。巨大なガンバボーイのフワフワがお出迎えしてくれました。いろいろとCスタと比べながら視察。エコステーションは、追手門大学と地元企業2社が合同で運営されています。外部へアウトソーシングすれば、また何かいい部分があるかもしれません。ファジステージのようなミニステージ「G-STAGE」がありました。どんな催しがあったのだろか。スタグルもいくつか出ていましたが、試合前という事で、人影は少なかったですね。やっぱ、みんな中に入っちゃっているのか。
入場。メインで観ようかという話もありましたが、気がついたらアウェーゴル裏に来ていました。黄色い人達が目の前にいっぱい現れました。試合前練習の最中でしたが、シュート練習の1本1本に歓声や拍手が送られ、やっぱ柏サポは練習から一緒に戦ってんだと思う。
まーさん親子登場。帰りには難波に寄って帰るとか。やっぱ専スタはいいですね。天皇杯の時はナイトゲームで、興行的にも協会主催だったので、おとなしかったですが、リーグ戦はやっぱ華やかです。先発を聞いて、「あれっ外人選手4人出てる」という話になる。ブラジル人1人(クリス選手)と韓国人が3人と。すごい布陣でした。細貝選手はベンチスタート。
時間があるので、コンコースをうろつく。グルっとスタグルブースが並んでおり、くくるさんなど大阪の有名店が並んでいます。その昔J2岡山が参考にしたと聞いた覚えがある「美味G横丁」の再現。いや、パワーアップかな。しっかり店名表示していて好印象。ブース料のためなのか、全体をブランド化して個店名を表示しないようにし、相手にちなんだメニューが目玉という価値観はこのパナスタにはありません。
さすが、電器メーカーのネーミングライツで、あちこちにモニターがあり、どこでもオーロラビジョンの画面が観られます。また、CMやクラブからのメッセージが絶えず放映されています。選手コラボメニューに目が留まりました。くくるさんの「こんちゃんの明太子もちたこ焼き」「ヤットのあさりバター醤油たこ焼き」など、いい感じに仕上がっています。選手が実際に口にする動画も流れて、これまた好印象。
あと、感動したのが、黄色いユニレプを着た人達が自由に行き来している点。スタッフに聞くと、「アウェーユニを着た人はここから入れません」などの規制は全く設けていないとか。素晴らしい限り。
試合の方ですが、開幕3連敗でまさかの最下位だったガンバさん。プレーもどこか覇気が無し。今野選手が復帰して今季初出場だったようですが、余り目立っていなかったです。とにかくこの日は新しい10番の江坂選手が大活躍。入団初ゴールから続いて2点目もゲット。何度再生動画を観ても、上手かったです。さすが10番という好プレーでした。2-0になって喜ぶ反面、こういうシーン、前にどこかで観たぞと思う。そうでした、ACLの初戦全北戦。2-0から逆転されて2-3で負けた試合。嫌な予感は絶えずありました。
すぐに1点を返されて前半を終える。このまま2-1で逃げ切れる強さは今季の柏に無いかもしれないと思っていたら、後半に入って、同じ選手に同点弾を決められてしまう。あちゃー、ACLの再現だ。負けなきゃいいがと思い始める。両チーム打ち合いでそのまま終わってしまう。負けなくて良かったという言葉も出てくる。ハーフタイムでガンバ大阪チアダンスチームがパフォーマンスを披露していました。試合中もピッチの隅っこのスペースでずっと踊っていました。目立ちはしないが、いい応援だなと思いました。
ネットの戦評です。
「前半8分、同18分と立て続けに江坂にネットを揺らされてしまう。それでも、失点直後の同21分にファンウィジョが1点を返すと、チームは息を吹き返す。市丸の負傷でボランチにポジションを移した遠藤がパスで攻撃のリズムを刻めば、途中出場の中村はドリブルでアクセントを付けて柏の守備陣を翻ろう。不安定な守備から何度かピンチを迎えたが、東口を中心に耐えしのぎ、ファンウィジョの得点で後半41分に同点に追い付く。課題と同時に収穫も多い引き分けとなった。」
引用:スポーツナビ
この試合で、J1は日本代表召集期の中断期に入りました。柏は現在7位。一方のガンバさんは0勝で最下位。0勝で浦和さん、長崎さん、セレッソさんと並んでいます。J1、J2共通に思いますが、今季は大混戦。上に行けない予想されたチームが首位争いとしていて、上位常連チームが下の方でもがいている。まあ、今季の先は果てしなく遠い。まだまだ序盤戦でこれから全くわかりません。それにしてもACLで、大苦戦している川崎さんが現在首位というのも微妙。お疲れ様でした。
話は変わり今日、Cスタでファジのホーム甲府戦がありました。その模様は明日。
リスペクトコラムです。
明日のホーム戦の相手は甲府さん。プロヴィンチャとして有名な市民クラブ。スタジアムの隅から隅まで、あんな場所までという所でスポンサード対応を行い、物品スポンサーも昔のJ2岡山で参考にされた事業。現在もSUGIさんでは、選手の無料整髪でスポンサードされていると思いますが、この時からずっとやってでしたね。そんな甲府さんも、初期は経営危機で、観客動員数など自ら課した条件をクリアできなかったら解散の危機もあったと聞いています。それが今や昨季までJ1に所属し続け、経営的にも安定したクラブに変貌しました。地方の市民クラブにとっては、全くお手本のクラブです。その甲府さんの経営に関するコラムがPRESIDENT Onlineに出ていました。
【地方プロクラブ「ヴァンフォーレ甲府の経営」】
〔人口減の地方でJ2クラブが生き残る方法(前編) 15年連続で黒字のクラブは2つだけ〕
「サッカーJリーグの入場者数はこの数年右肩上がり。だがチーム経営は簡単ではない。J1、J2、J3の3部の計53チーム(2016年度)のうち22チームが営業赤字。リーグ降格で赤字転落するチームが多いという。そうした状況でヴァンフォーレ甲府(山梨県)はJ1とJ2を行き来しながら、15年にわたり黒字経営を続けている。なにが違うのか」
〔予算の半分を執行する「副社長兼GM」〕
「VF甲府は、昨季J1から降格し、今季は6年ぶりにJ2で戦う。同チームで2008年10月から9年半にわたりGMを務めるのが佐久間悟氏だ。かつて大宮アルディージャでは、コーチ、監督、強化・育成部長を務めた。現在はVF甲府の運営会社・ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの取締役副社長も兼務する。クラブ年間予算の約半分の事業執行権を持つ、チーム強化の最高責任者であり、経営陣の1人。」
〔「J1に5年」でも営業収入は伸び悩んだ〕
「佐久間氏は、サッカー界の理論家の1人だ。理想を掲げ、現実を見据えながら行動する。20年前、大宮アルディージャのコーチだった1998年3月には、Jリーグ参画を目指したチームの進むべき道を「大宮アルディージャ、プロチーム及び育成部門における強化方針」というパワーポイント資料を作成し、関係者にプレゼンし続けた。
VF甲府でも課題を洗い出し、改革を進めてきた。もちろん道半ばの課題もある。たとえば「現実」には、一般企業の売上高に相当する「営業収入の伸び悩み」を挙げる。」
〔「低予算」を強いられながらJ1にとどまる〕
「VF甲府の17億円は低い。逆にいえば「低予算で戦う」を強いられながら5年、J1に踏みとどまったともいえる。」
「かつてクラブ財政は破綻寸前で、筆頭株主だった山日YBSグループの広告会社で常務を務めていた海野一幸氏が01年に社長に就任(現在は会長)。同氏の画期的な取り組みで財政再建を果たし、経営を軌道に乗せた過去を持つ。そして、クラブ経営が安定した08年秋に「プロサッカーのチーム運営がわかり、クラブ経営もできるプロフェッショナル」(海野氏)として佐久間氏が招聘された。」
〔「プロヴィンチアの象徴にしたい」〕
「実は同氏には、この間に何度も国内外のクラブから好条件のオファーがあったという。だが、VF甲府を「プロヴィンチアの象徴にしたい」という信念からチームに残った。「プロヴィンチア」とは、イタリア語で大都会や大資本のクラブに対抗する「地方クラブ」をさす。サッカー文化が根づく欧州では、地域一体でクラブを支える。人口の少ない甲府を拠点とするチームが、全国有数の強豪になれば、それは地方クラブの成功例となる。」
〔最優先するのは「1年で復帰」〕
「サッカークラブの経営が、一般企業と異なるものに「人件費率の高さ」がある。選手は活躍すれば価値が上がり「年俸」が大幅増となる。国内クラブの経営では、スター選手の活躍で、リーグ戦の上位となり、天皇杯やACL(アジアチャンピオンズリーグ)で勝ち進めば「分配金」が増え、試合数の増加や注目度による「観客動員数=入場料収入」も増大する。」
「昨季の反省を踏まえたチーム編成は、現有メンバーに加えて、新人獲得の「スカウト」、下部組織からの「育成」、外部からの「移籍」も加えて行う。」
「J2も、佐久間氏の古巣の大宮アルディージャなど元J1チームや、実力をつけたチームがひしめき、毎年混戦だ。早期に復帰しないと、VF甲府を取り巻く環境も厳しくなる。」
引用:PRESIDENT Online
〔J2降格のチームはなぜやっていけるのか(後編)〕
〔「小口広告」や「個人会員」に特徴〕
「2017年のJリーグ53チームのうち、15年連続で黒字経営を続けるのは、川崎フロンターレ(川崎F)とVF甲府だけだ。」
「地域有力企業の支援も一部にあるが、小口広告や個人会員(会費やグッズ購入)で収入を増やすのが特徴だ。本拠地「山梨中銀スタジアム」で試合をする際は、ピッチを取り囲むように短い広告看板が並ぶ。こんなところにも……という場所にも広告がある。」
「個人会員数は、J1の人気チームである浦和レッズや横浜F・マリノスなどに次ぎ、Jリーグでも上位に近い。これらは、かつて経営破たん寸前だったVF甲府の再建を果たした海野一幸会長が、社長時代に取り組んだ活動でもある。」
〔「選手の悔しさ」をチーム力に変える〕
「新卒選手を除くと、甲府のような「地方クラブ」に来る選手には次の思いがある。
(1)「もうひと花」咲かせたい
(2)ここから、はい上がりたい
(1)は、かつて上位クラブで活躍したベテラン選手に多く、(2)は期待されながらケガやチーム事情などで活躍できなかった選手に多い。なかには「甲府でサッカーをしたい」というポジティブな理由で移籍してくる選手もいるが、多くは悔しさを胸に秘めてやって来る。そうした反骨心をチーム力に変えることが求められる。」
〔「しがみつく」から「前向きなチーム」に〕
「行政に対しては、経営破たん寸前となった歴史も踏まえ「ヴァンフォーレ甲府経営委員会」でも事業報告を行う。県の資本も入っているからだが、ここでは個人会員が微減しているような課題も伝え、山梨県のプロサッカーチームとしての危機感も共有する。」
引用:PRESIDENT Onlineおよびライブドアニュース
という内容でした。市民クラブとして、甲府さんにはJ1で戦っていて欲しいですね。だいぶ前に山形さんがJ1からJ2に来た時もそんなセリフを口にしていた気がします。15年連続黒字もその前の苦しかった時代を耐えてきたからこそですね。個人会員数がJリーグベスト3というのもいいですね。同じ市民クラブでも、スポンサーばかり目が行って、個人のファン・サポーターはファンクラブくらいで、後援会組織を作ろうとしないところがあれば、えらい違いだなと。地域に根を張る、張ろうとしない、そういうところが違いなのかな。
「サッカー文化が根づく欧州では、地域一体でクラブを支える。人口の少ない甲府を拠点とするチームが、全国有数の強豪になれば、それは地方クラブの成功例となる」とありますが、地域一体とはどういう範囲なのか。県民クラブのはずなのに県庁所在市のスタジアムと練習場周辺だけなのか、それとも甲府さんのような名実共の「県民クラブ」なのか。この記事を読むと、そういう思いを強くしてしまいます。山梨県民がうらやましく思うと同時に、そんなチームに、地元岡山は明日は勝てるのかどうか。
J2甲府関連:28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
TV生観戦レポです。
久しぶりの代表戦です。21時スタートというのはベストタイムですね。W杯前の最後の遠征。試合会場はベルギーのリエージュ。今日の相手は仮想セネガルのアフリカのマリで、セネガルのお隣の国とか。ほとんどの選手が欧州でレギュラーとしてプレーしているそうです。FIFAランクは67位(日本は55位)。U-17やU-20では2~4位と強いです。先発出てます。GKは航輔選手。頑張って欲しいですね。長谷部、大島、宇佐美といった懐かしい名前も見えます。半年ぶりの本田選手はベンチ。途中出場で活躍し、先発レギュラーを獲得できるのか。宇賀神選手は代表デビュー。背番号10はベルギーリーグに所属の森岡選手。控え組も中島、柴崎、小林悠、杉本と豪華な顔ぶれ。今回の遠征が最後のテストだと、ハリル監督が口にしているとか。今日も生書き込み。
キックオフ。今日は新しいアウェーユニです。すごいシンプルです。日本のフォーメーションは4-2-1-3。マリは1対1に強く、ややラフプレーで来ます。前線からのプレッシングでペースを握る日本。コンパクトな陣形を保つことで、セカンドボールへの反応で勝り、マリに自由を与えず。しかし、押し気味にゲームを進める中でアクシデント発生。中盤でのかじ取り役だった大島選手が負傷交代。山口選手投入。後方でボールを回して好機を探るも、前線にパスを出せない展開が続く。前半44分、ここで宇賀神選手が相手選手をひっかけてPK献上。さあ、航輔選手。ふんばりどころだ。うーむ残念。日本痛恨の失点・・・ 0-1。日本もシュートを打てるようになってきましたが、得点に至らず。ここで前半終了。
後半スタート。それにしても、鳩が邪魔・・・ 前にも鳥がうるさい試合がありましたね。オーストラリアだったかなぁ。日本はやはり慣れないコンビネーションで動きが堅いのか、積極性がイマイチ。裏を狙うボールが前半よりは増えてきました。ここで、宇佐美、長谷部選手に替わって、リオ五輪10番だった中島と三竿選手投入。ポルトガルリーグで活躍している中島選手は代表デビュー。ドリブルが見たい。
日本は速いテンポでボールが回るようになってきました。ここで森岡選手に替わって小林悠選手投入。本田選手はまだ出番無し。マリはやはり足元上手いですね。身体能力髙い。最終ラインの精度がもう一つ悪いですね。
ここで、久保選手に替わって本田選手投入。最後のテストに勝てるか。マリはW杯出場経験が無いのに全然強いですね。それにしても鳩邪魔です。ゴール横に巣食ってます。今日の平均年齢はマリが22.8歳、日本が27.3歳と、マリ若いです。マリは独特のリズムとステップで、日本のプレスをかわしていきます。日本はボールを奪えません。切り替えの反応もいい。ボールを簡単に失いません。中島選手はドリブルなどの持ち味がもう一つ出せません。遠慮しているのか。
本田選手がオフサイドを取られる。FKも芯でとらえられず。ハリル監督の評価はどうか。表情は憮然とした感じ。後半ロスタイム、三竿選手のセンタリングから中島選手が押し込む。★★★日本ゴォール!!! 中島ゴール!★★★ 1ー1。代表初ゴールです。ここでホイッスル。1-1のドローでした。試合後、ハリル監督はベンチに座り込んで、何か考え込んでいます。監督インタビューで、「いろんな情報がえられましたけど、すべてがポジティブなわけじゃない、セネガルに対してまだ準備ができていないということ」と言っていました。
まあ、いい結果では無かったですが、ポジティブな見方をすれば、この時期に中途半端に大勝して勘違いするよりは、課題が出るくらいの方が本番に向けては緊張感を保てていいのかもしれません。そういう見方で思い出すのがドイツW杯で、ドイツだったかに善戦した時。つまり、あの時にピークが来ていたと言われていました。今回のハリルジャパンのピークは今では無く、あくまでW杯初戦であると。
PV観戦レポです。
昨日、№12EVERで開催された、ファジのアウェー京都戦のPVに参加してきました。年度末と現地組で参加者が少ない日でしたねぇ。お店では、テーブルで、2人組と一緒になりましたが、以前に同じこの店でカウンターでご一緒したそうで、向こうは覚えていました。こちらはすいません・・・失念(覚えやすい顔だが、相手の顔を覚えるのは苦手)しております。
マスターに岡山の状況を聞くと、「意外な成績」という反応でした。そう思っている人が少なくないと思いますが、余り勝てないだろうという下馬評の中、今回のスタートダッシュは意外な展開なのですね。
ただ、では「J1行ける」とか「3年ぶりにプレーオフだ」と口にしている人はほとんど無く、やはり「もう少し様子を見ないと、強さが確認できない」という事なのか。岡山は「終盤の失速」という現象がありますから。ただ、昨季と違うのは、失点の少なさ、着実に勝ちきれる試合の終わらせ方です。さあ、どうでしょうか。
試合の方ですが、またしても雨天気。徳島と京都は雨のイメージですね。過去にアウェー戦に行った時も雨だったし。京都さんもカウンターサッカーでしたが、パスの丁寧さ、守備力で岡山の方が上の印象を持ちました。闘莉王選手が頑張っていましたが、岡山の方が戦い方が安定していたかな。特に前半はイ・ヨンジェ選手の古巣相手のハッスルぶりが目立っていました。一森選手のスーパーセーブもあったし、仲間選手の惜しいシュートもありましたが、結局は1-0でした。これで堂々の首位浮上です。個人的にはユニレプつながりの仲間選手が躍動していて、面白かったです。今季初得点も近いのかなと。
ネットの戦評です。【ハイライト:ファジアーノチャンネル】
「(京都は)前半から相手の連動したプレッシングに苦しみ、主導権を握られると、昨季まで在籍していたイヨンジェには伸び伸びとしたプレーを許すなど苦戦を強いられる展開へ。1点のリードを許した中で迎えた終盤には、前線のレンゾロペスと闘莉王をターゲットにしたクロスボールで幾度もチャンスを創出する。しかし、セットプレーから惜しい場面を作りながらも、最後の局面では開幕から4試合で1失点という岡山の鉄壁の守備に阻まれて無念のタイムアップとなった。」引用:https://soccer.yahoo.co.jp/jleague/game/score/2018032107
【J2採点】
チーム:6、MAN OF THE MATCH:濱田選手
一森:6.5、後藤:6、濱田:6.5、喜山:6、椋原:6、塚川:6.5、末吉:6、三村:6、齊藤:6、イ・ヨンジェ:6.5、仲間:6
赤嶺:5.5、長澤監督:6.5
【山陽新聞選定MVP】
浜田選手:
後半4分に決勝点となるヘディングをきめ、殊勲の働き。守備でも相手の外国人FWを封じ、今季初先発で結果を残した。
今朝の山陽新聞朝刊「ファジ浜田 大仕事」というタイトルの記事の戦評です。
岡山が今季4度目の無失点勝利。「京都はクリアした後、上がるのが遅い」と得点の場面、浜田選手には明確な読みがあった。前線から圧力をかけて相手の攻撃を寸断すると、後半4分、CKの流れから浜田選手が頭で合わせて先制。それまでの相手のCK対応で弱点を見抜き、見事に仕留めた。最後は相手のパワープレーに押し込まれる場面もあったが、一森選手の好セーブや体を張った守備陣の奮闘で乗り切った。追加点の好機を生かせていれば、もっと早く勝負を決められた。
これで単独首位です。が、山口さんがドロー、水戸さんの敗戦という外部要因もありました。以前には2015年に第3節で首位に立ったようです。まだ5試合目。あと37試合あります。プレーオフに出場した年と同じスタートダッシュで喜ばしいですが、岡山は「終盤の失速」を克服してやりきれば、J1昇格が見えてくるかもしれません。次節勝てば、首位堅守ですが、負ければ最悪で4位あたりまで下がる可能性が残ります。
リスペクトコラムです。
先日、J's GOALを観ていたら、山雅さんのサポカン議事録が載っていたので、読み込んでしまいました。読めば読むほど、J1にふさわしい市民クラブだなぁと感服仕りました。当ブログでは、付加価値の高いJクラブとして(歴史マニア臭あるネーミングですが)、二卿(川崎、湘南)、御三家(新潟、甲府、仙台)、二天王(松本、山口)、別扱いで柏があります。岡山も地元という意味で別扱いか。その中の二天王として、昔から山雅さんを紹介し続けています。そんな山雅さんの、優れた事例です。ちなみにニュースで松本市内の雪天気が映っていました。3月下旬でもこんな日があるのに、2月中旬の開幕ってと一瞬思ってしまいました。
【松本山雅FCサポーターミーティング】
・日程: 2017年12月2日(土)13:30~15:50
・場所: トヨタカローラ南信本社
・サポーター参加人数: 90名
・出席者: ㈱松本山雅 神田社長、加藤GM、上條副社長
【議事録のうちの抜粋(当ブログとして注目した部分)】
〔神田社長〕
「クラブとしてもこういったタイミングでサポーターミーティングを設け、集まっていただいた皆様にはクラブの実情について真摯にお伝えが出来る場面がほしかったというのが事実ですので、今日はそんな話を聞いていただければと思っています。」
・2017 シーズンの振り返り
2014 年最終戦での「グリーンシャワー」
「ゴール裏の一部の熱狂的なサポーターだけでなく、バックスタンド、反対側のゴール裏、メインスタンドから、ほぼ360 度にわたって手作りの紙テープ“グリーンシャワー”を作って投げてくれたという話をいつもします。」
・「松本山雅FCが成長した3つの理由」
①、「クラブは誰のために存在するかが明確に共有できた。」
「たまたま松本に「アルウィン」という球技専用スタ
ジアムがあって、街を盛り上げたいという地元の「JC(青年会議所)」経済団体があって、それにプラスして「プロサッカーチームを創る会」という任意団体があって、その三位が一体となってこの活動に結びつけていった」
②「松本山雅FC を取り巻く松本山雅ステークホルダーが私利私欲なく行動し続けた。」
③「長野県にライバルのクラブが存在した。」(J3長野の存在)
・クラブ設立50 年目で、J1に挑んだ年、2015 年に『松本山雅ドリームビジョン』を(山雅ドリームサミット)作成
①「人づくり」に貢献する 育成組織ビジョン」
②「「まちづくり」に貢献する ホームタウンビジョン」
「徹底した「地域密着のホームタウン活動」と環境づくりを含めた「スポーツの普及活動」を推進し、地域の方々、自治体、企業等と手を取り合って、他の地域には無い活力にあふれた「山雅スタイル」のまちづくりを目指すため、ホームタウン連絡協議会を積極的に開催」
③「ドリームビジョン=未来づくりのスタジアムビジョン」
「『未来づくり』に貢献する スタジアムビジョン。、『アルウィン』の改修を長野県様に要望してまいります。一方、活気あるまち『松本』の創造に向けて、街中多機能複合型スタジアム『信州ドリームパーク』(仮称)建設の実現を目指すため、ホームタウン行政と共に考える新スタジアム検討会議を設置」
松本山雅ドリームビジョン:http://www.yamaga-fc.com/club-info/dreamvision
・Jリーグ百年構想
「サッカーだけでなく総合型スポーツクラブを目指すということも引き続きクラブにとっては重要」
〔上條副社長〕
「社会貢献活動というのは我々の解釈でいえば公共性の高い、例えば学校訪問や病院訪問、ハンディキャップをお持ちの方々の施設訪問、行政と連携している健康教室といったようなものと理解しています。できるだけそういった活動については選手を派遣するように運用はしております。ただ総
体として少ないというご指摘だと思いますので、その部分についてはもっと回数を増やしていくように、勿論相手先もあることなので交渉を進めつつ、チームと連携して選手をどんどん派遣していきたいと考えております。」
「満員のアルウィンを皆さんと一緒につくっていきたいというようにと考えています。そこがいちばんの課題と考えているのですが、事業を見る立場でいいますと、そのためには3つのキーワードをいつも考えてやっています。「地域性、話題性、公共性」この3つのキーワードをいつも念頭に置きながらいろんな企画やイベントですとかそういったものを考えています」
〔加藤GM〕
「クラブ経営の基本方針 山雅モデルの確率」
①市民参加型のクラブ経営
主役は、地域市民、サポーター、運営ボランティア。市民が楽しめる(喜ぶ)活動を優先する、応援する。
②身の丈経営
単年度収支赤字は出さない。特定の企業、自治体に頼らない、多くの人に支えられる。」
その他、チーム編成の方針・目標、監督に期待すること、戦力補強の考え方、成績の分析、現場も含めた質疑応答がありました。公式HPの該当ページには、プロジェクターで映し出されたと思われる映像が貼られていて、とても観やすかったです。この辺は「違い」を痛感しました。この中で、「ホームタウン連絡協議会」という組織が出てきますが、今応援しているホームタウンの各市町村と定期的に開催していきたいそうです。
質疑応答の中で注目したのが、後援会に関する部分。話によると、山雅さんの後援会は長野県外でも東京支部や愛知支部などと拡がりを見せているとか。また、大きな意味で、後援会員とファンクラブ(クラブガンズ)の会員との識別というのをもう少し整理が必要で、大きな会員組織になるようにやっていきたいとか。後援会はまだ非常勤スタッフが組織運営していますが、クラブの規模が大きくなっていく中で、クラブからも常勤職員の設置を依頼し、その中で今年、まもなく常勤の事務職員を1人置くことになったそうです。クラブ側ともう少し密に連携を取るようにする一方で、独立した団体という良さも活かしていきたいとも言われています。東京や離れた場所から、スタジアムに来なくても山雅を応援するという人を増やしていく事も大事という事で、そういう組織作りにクラブが積極的に関わって作っていきたいと言われています。
1回だけサポカンをやって、大きい声を出されるのが怖いという訳でもないでしょうが、それ以降シーズン報告を含めたサポカンを実施しないところもあるのではないでしょうか。山雅さんの事例を見ると、どっちを向いてスポーツ興業をすべきなのかと思いますね。サポカンは、お得意様であるファン・サポーターに対する大事な「義務」だと思います。義務を果たせられないとしたら、何のために興業をやっているのかとも思います。
某黄色いチームも昔(最初のJ2降格時期まで)はサポーターと決して良好な関係では無かったですが、「イエローハウス」という少人数のサポカンを毎月開催しながら、徐々に「一つ」になっていったのではないでしょうか。サポカンを軽視する価値観があれば、百年続かないかもしれません・・・
J2松本公式HP該当ページ:http://www.yamaga-fc.com/wp-content/uploads/2018/03/fa82aad052040db2ef01d2964defc730.pdf
J2松本関連:31:30|29|28|27|26|25|24|23|22|21|⑳|⑲|⑱|⑰|⑯|⑮|⑭|⑬|⑫|⑪|⑩|⑨|⑧|⑦|⑥|⑤|④|③|②|①