事例紹介コラムです。
先週23日にJ3最終節が行われ、山口さんが見事J3優勝を決めました。おめでとうございます。プライドオブ中四国の仲間入りであり、来シーズンは、鳥取さんのJ3降格で途絶えてしまった、J2中国ダービーが復活ですね。まずは改めて山口さんのチーム概要です。
【クラブの概要】
'49年に創設された山口県内の教員を中心に「山口県サッカー教員団」(山口教員団、山口KFC)として発足。'80年に中国リーグに昇格。'05年までに2度県リーグに降格。'06年に、山口県サッカー協会が山口教員団を母体とする、山口県からJリーグ参入を目指すクラブの創設を発表。'11年の山口国体優勝と、'15年からのJ1昇格が目標。4月に任意団体として「レノファ山口FC」が発足。'08年と’10年に中国リーグ初優勝。'11年に本格的にJリーグ入りを目指すべく、運営母体となる「NPO法人 山口アスレチック・クラブ」を設立。'13年に元選手の中山監督が就任。J3の創設をきっかけに8月Jリーグ準加盟クラブとして承認。11月に運営母体を㈱レノファ山口に移管。この年の前社(全国社会人サッカー選手権大会)で初優勝し、入会希望申請チーム枠でJFL入会を承認。昨年、JFLで4位に入り、J3昇格基準条件をクリアし、Jリーグ入会(J3参入)が認定。今年、J3優勝によりJ2昇格。
ホームタウンは山口市、下関市、山陽小野田市を中心とする山口県全県。クラブエンブレムは'13年に一新され、チームカラーは山口県の色でもあるオレンジ。
そして、山口さんの報道を探ってみました。23日に開催されたJ3最終節で、首位の山口は鳥取と引き分け、勝ち点で並ぶ2位の町田も引き分けたために、山口が得失点差で上回り、J3優勝とともに、初めてのJ2昇格が決定。J2・J3入れ替え戦はホームアンドアウェー方式で実施され、J3で2位の町田は、今日と12月6日に、J2大分と対戦。
いろいろとネット情報を探しましたが結果報道しか見たらず、今シーズンの躍進、優勝および昇格に至ったエピソード等で紹介できる情報はなかったです。今年9月28日の記事をご覧ください。
J3山口公式HP該当ページ:http://www.renofa.com/archives/6151/
J3山口関連⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150928
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141122
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101012
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100602
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090922
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070507
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060611
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060223
話は変わり、今日J1昇格プレーオフと、J2・J3入れ替え戦が開催されました。そんな時期なんですね。地元、岡山も今シーズンはJ1昇格プレーオフを目標に戦ってきたのですが、一時期はJ3との入れ替え戦圏内に足を突っ込む土壇場まで追い込まれました。今シーズンはどちらかの大会に出場していた可能性がありました。
今日の結果ですが、J1昇格プレーオフは福岡さんが長崎さんに勝ち、セレッソさんが愛媛さんと引き分けに持ち込んで、見事決勝に進みました。決勝も頑張ってください。そして、J2・J3入れ替え戦は第1戦として町田さんがホーム戦に勝利しました。さて、第2戦はどういう結果になるのでしょうか。目が離せませんね。
事例紹介コラムです。
チャンピオンシップ(CS)ですね。この2週間はCSもJ1昇格プレーオフも、J2・J3入れ替え戦のいずれにも関係ない中位クラブはすでにポストシーズンに入っています。今日もNHKでCSをやっていたので、しっかり観ました。先週のFOOT×BRAINでちょうど「2ステージ制特集」をやっていました。内容については何とも言えません。まずは「Jリーグ・ポストシーズンの盛り上げ方を考える!」というテーマのFOOT×BRAINについて、抜粋して紹介。
【FOOT×BRAIN】
「明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ大会アンバサダー」の松木さんと、MLS選手契約国際関係部門の中村コンサルタントが登場し、アメリカ・MLSに学ぶ成功の秘密を解説。ポストシーズン制大成功で、常に成長を続けるリーグがMLS。'96年開幕。20チームが参加。1試合平均入場者数約2万2千人でNBAより多い数字。2012年以降Jリーグを抜いた状態。
・アメリカはすべてのプロスポーツに「カンファレンス制」を採用。
・MLSでは20チーム(東西10チーム)で各地区上位6位までがポストシーズンに進出。3/5の割合。
・最後まで興味を失わせないシステムで、山場が切れずにずっと続いている。
・その根底には、全てを複合的に提供するエンターテイメントとしてサッカーに興味がない層を取り込むというアメリカらしい考え方がある。
・キーはスタジアムを満員にする事。
・日本はスポーツが「選手主体」の楽しみ方に対して、アメリカは「娯楽主体」の楽しみ方で、サッカー観戦は遊園地のような存在。
・Jリーグにあって、MLSには無いもの=入れ替え戦 →アメリカの全プロスポーツに存在しない
・アメリカには、MLS以外にもカナダサッカーリーグ、NASL(北米サッカーリーグ)、USLプロ、NPSL(ナショナルプレミアサッカーリーグ)と独立リーグが存在。そのシステムも理由だが、MLSを支えている投資家の存在が大きく影響。
・投資家主体のリーグ
降格がある → 価値が下がる → 投資をしにくい
降格がある=守備的な試合、降格がない=攻撃的な試合が増える。
エンターテイメント的には良いが、サッカー専門家から見れば余りよく映らないのかもしれない。
面白い試合が増える → 注目される → お金が集まる
MLS放映権料は年間約108億円(前年度の約5倍)で、最近「アメリカズ フューチャーズ スポーツ(未来のスポーツ)」として、投資的な意味合いも込めて今回一気に先行投資された。
・大物外国人選手の獲得について
大物外国人選手は獲得して儲けるのではなく、儲けたから獲得した
メリットだらけの大物外国人獲得
国内選手が刺激を受ける効果。外国人が多いリーグなのに、アメリカ代表はW杯2大会連続ベスト16進出。
ファン→(収入対象が広がる)→投資家→(投資金額が増える)→大物外国人選手→(宣伝材料になる)→ファン という好循環
・過去の失敗例から学び、慎重に事業を拡大
'67年~'84年にNASL(北米サッカーリーグ)。最大30チームが参加。かつてはニューヨーク・コスモス('70年設立)だけがダントツに強く、ほかのクラブが財政難で相次ぎ倒産し、'84年にリーグ消滅。
その失敗例からあらゆる制度を確立し、MLSがこだわったのが、戦力の均衡。同じ条件で競争させた方が面白い。ジャイアントキリングという面白味は存在しない。
戦力の均衡を保つために選手補強はドラフト制度を採用。新人選手獲得の機会を同じにする。サラリーキャップ制を採用し、1チームあたりの選手層年棒の上限金額を定める。
スーパードラフト=各クラブ4位まで指名
アカデミー枠=スーパードラフト枠とは別に優先的に自クラブアカデミーから2選手指名
アメリカ国内ではうまくいっている制度だと思いますが、何度見ても日本には馴染むはずもない制度なので、途中何度か記事を作るのをやめようと思いました。比較すれば比較するほど、今の日本サッカー界では現実離れしたとんでもない制度だと思います。当ブログで昔から大批判するまさに「商業主義」。ちょっと日本では考えられない部分を順番に挙げてみましょう。
①カンファレンス制
→Jリーグを東西に分けたらどうなるでしょうか。欧州など主要リーグでカンファレンス制を採用している国があるのか。
②緩すぎるプレーオフ制度(全チームの3/5が出場)
→Jリーグでは、最大5チームの今シーズンもふたをあければ3チーム。その昔は前後期の2チームだった。
③興行本位で全てを複合的に提供するエンターテイメントという価値観
→Jリーグの興業の主役はあくまでチームや選手であり、スタグルやグッズではない。
④入れ替え戦がなく、下位リーグへの降格がない。
→入れ替えがあるから、どのチームも降格しないように必死で戦う。かつて降格がまだ無かったJ2で岡山は降格しなくて済んだ年がありましたね。あの時落ちていたら、今はどうなっていたか。
⑤投資家主体で運営されるリーグ
→Jリーグは三位一体の支援(市民・企業・行政)が主体であり、それがJリーグ百年構想の根幹。過半数以上の株式を保有し、株主情報を公開できないという状態のワンマンオーナーはもはや時代遅れ。そういうところは地域の宝である公共財にはなれず、百年続かない。そういうところがあれば早く矯正すべき。
という感じです。あと、思ったのがMLSには「サポーター」という言葉が出てこないなと感じました。たぶん「ファン」という言葉は生きているのでしょうが。アメリカ化しろということは、「気持ちを出して主張する」サポーターを辞めろという事に聞こえますね。そんな事でいいのでしょうか。最近のJリーグの動きは確かにそういう空気を感じますね。早く昔の良い時代(ヨーロッパを目標にしていた)に早く戻ってほしいです。アメリカのような興行をしたければBリーグへ移ってくださいと言いたい方の顔が浮かびました。
あと、昔はよく紹介していた、辛口セルジオさんのコラムを久しぶりに見かけました。2ステージ騒動のことが触れられていたので抜粋して紹介。
【セルジオ越後の天国と地獄】
CSが始まったが、広島の選手達は気の毒。年間勝点で1位になったのに、CSで負けたら王者と名乗れない。リーグ戦の後に、プレーオフをやっている国(主要国)なんて、世界中見てもほとんどない。選手達は世界へ羽ばたいて行っているのに、国内リーグがドメスティック路線を走るのはいかがなものか。これで広島が優勝できなかったら、ファンやサポーターはしらけてしまう。いつも同じようなチームが昇降格を繰り返している。これでは、Jリーグのレベルアップにつながらないんじゃないか。
やはり、J1を18クラブで運営するのは、数が多すぎる。だから、選手が散らばってサッカーの質が上がっていかない。J1を12チームくらいにして、良い選手がトップクラブに集るようになれば、それだけレベルの高い戦いになる。観ているファンやサポーターの満足度も上がるし、選手たちも切磋琢磨して個々の質も上がるはず。
どこかのクラブが潰れろという話ではなく、良い選手を作る土壌ができていないのに、トップリーグのクラブ数だけが多くても意味がないと言いたい。加盟クラブ数を増やして、裾野を広げる拡大路線は頭打ちになっているから、トップリーグのステータスを上げて、発展につなげるのもひとつの道なんじゃないか。
Jリーグは来年に24年目を迎えるけど、発足した頃の勢いはないし、最近は中国リーグにあらゆる意味で水を開けられている。このままでは、サッカーの質や人気は低下していくばかり。Jリーグのお偉方は、もっと真剣に未来を考えるべき。やれチャンピオンシップだ、やれプレーオフだと言って興行を打つよりも、もっと先にやることはある。
サッカーダイジェストWEB「セルジオ越後の天国と地獄」該当記事:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=12754
素晴らしい! まさにおっしゃる通り。相変わらずセルジオさんの切れ味鋭い論調には頭が下がります。ホリエモンでなく、セルジオさんがJリーグアドバイザーになればいいのに。村井チェアマンは怖くてできないでしょうけど。
昨日のCSですが、反対論者である当ブログの希望する結果になってきました。浦和さんには申し訳ないですが、このままガンバさんがCSを優勝したら、反対論が一気に過熱するでしょう。
報道では昨日のCSの観衆は40,696人で、スタンドは空席が目立ったようです。確かに中継画面でもスタンドの上の方は空席でしたね。チケット販売期間の短さが響いたという見方もあるようですが、前期首位を決めた6月の試合でも、表彰式で村井満チェアマンに対して強烈なブーイングを浴びせるくらいに、浦和サポはそもそも完全優勝しか見えず、このCSを否定していた結果なのかもしれません。
また、今朝のサンモニで松木アンバサダーが出演していましたが、「よくわからないですね」と口にしていた関口さんと張さんはしら~としており、「あっぱれ!」も松木さんだけがつけて一人で盛り上がり、張さんの目は「制度自体が喝!だろ」と訴えていました。よく考えたらCS決勝を中継するのがTBS。この過剰な取り上げ方で、なるほどなと思いました。ぜひガンバさん、決勝に勝ってください。
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係):30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
Jリーグ組織問題関連 (その他):30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / 20 / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
事例紹介コラムです。
記事のタイトルが微妙ですが、気にしないでください。磐田さんに敬意を表しました。23日のJ2最終節で、磐田さんが大分さんを振り切って勝ち切り、自動昇格2位を決めて、見事J1昇格を決めました。おめでとうございます。J1昇格に至る今シーズンの磐田さんの情報をネットで探ったところ、元代表の名波監督が率いる名門ということで、いくつか情報がありましたが、今回は「ジュビロ磐田をJ1復帰させた『名波イズム』と『3つの約束』」というタイトルのweb Sportivaのコラムを紹介したいと思います。以下、抜粋して紹介。
J2磐田が、J2リーグ2位となって、3年ぶりとなるJ1復帰が決定。 昨シーズン9月に名波監督が就任したが、さすがに一度悪循環に陥ったチームが急激に変化することはなく、4位でJ1昇格プレーオフに進んだが、準決勝で山形に敗退。名波監督がにJ1昇格のために足りなかったものとして、名波監督が真っ先に指摘したのは、「チーム内のコミュニケーション不足」。
名波監督はチームを任された瞬間に最も危惧していた事であり、就任直後から、選手間でコミュニケーションを図るように口酸っぱく指示してきたが、短期間のうちには大きな変化は望めず。再スタートとなった日から、名波監督は改めて選手たちに「コミュニケーション」の重要性を説き、チーム内のコミュニケーションを少しでも高めるために「仲良しクラブでもいいから、みんなで食事に行くとか、もっと選手同士で一緒にいる時間を増やしたらどうだろう」と提案。
名波監督がコミュニケーションを重視するには理由があり、磐田は90年代後半から00年代前半の黄金期に、当時現役だった名波監督をはじめ、その頃の選手たちはよくチームメイト同士で行動をともにしており、チーム作りに大いに役立っており、「(選手間で)話をする機会が増えれば、お互いの性格や特徴もわかる。それが、ピッチ上におけるスムーズな連係にもつながる」と名波監督のコメント。
磐田の個々の絶妙なコンビネーションからなる華麗なパスサッカーの土台にあったのは、まさに普段からの「コミュニケーション」。その後の新シーズンに入ると、選手たちが徐々に連れ立って食事に行く機会が増え、次第に選手、そしてチームにも変化が出てきたとか。
「練習で声を出す選手が増えて、クラブハウス内での会話も確実に増加。笑い声が絶えないし、何より以前よりも、選手も、チームも明るくなった」とチームスタッフのコメント。
「以前よりも選手が楽しそうで、話もよくするし表情が明るい。サインや写真にも気持ちよく応じてくれるようになった」とそファンサービスについてサポーターのコメント。
変化を見せ始めた選手達に対して、最も声高に叫んでいたのは、「さぼらない。諦めない。(集中を)切らさない」という3つの約束事。名波監督は、試合でも練習中でも、事あるごとにその言葉を繰り返したおかげで、その意識はすぐにチーム内にも浸透。昨年には聞かれなかった「諦めない」というフレーズ、チーム内に「名波イズム」は確実に浸透し、昨シーズン年は一度もなかった逆転劇が、今シーズンは7回を数える。明るさ、強さ、試合に取り組む姿勢など、戦う集団として効果的な要素を取り入れて、昨年よりも格段にチーム力がアップし、名波監督が掲げた「3つの約束事」を選手たちがしっかりと実践して2位を達成。
わずか1年で、チーム力を格段に高めて、チームカラーさえもガラッと変えた手腕をもってすれば、再びJ1上位を争えるチームを築はずであり、新たな黄金期を迎える瞬間を、多くのファンが待っていると締めくくっています。
という内容でした。磐田さんの黄金時代は、チーム内の競争が激しく、あのゴン中山氏も選手当時は若手から練習中に激しい指摘を受けていたと聞いていました。なので、このコラムを読むと、ちょっと強い頃の磐田さんのイメージが少し変わってしまいました。つまり、硬軟両方の部分で王者のチーム内容だったということでしょうか。
磐田さんがJ2に留まっていたら、名門静岡のJクラブがJ1にいなくなっていたので、名門の牙城を死守したことになりますね。また、一度J2に落ちてJ1に戻ったチームはJ1で次の年に暴れるという話もありますが、それは1年での帰還かもしれず、お手並み拝見ですね。頑張って下さい。
web Sportiva該当ページ:http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2015/11/25/j1_9/index.php
J2磐田関連⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131111
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131111
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121020
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120425
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100628
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100221
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090929
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080313
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060713
語る会レポです。
先日、ウルトラスにて、サッカーを語る会を開催しました 。人数はここ最近の人数でしたが、今回久しぶりに樽部長が登場しました。いつもながらのマシンガントークで、みんなを圧倒。あと、最近何か匂いを聞きつけてか、もつ鍋氏も参戦してきます。
ファジの最終戦も終わったという事で、今シーズンの反省点や来シーズンの希望などを、各メンバー個人的にいろいろ話が出ていました。あと、広島さんが後期&年間首位という事で、2ステージ制についての是非論も出ていましたが、もちろん肯定するメンバーは誰もなく、広島サポらしいFリーダーも「早く元に戻せばいいのに」という論調になります。
Fリーダーは生粋のカープファンなので、この話題でもどうしてもプロ野球目線になります。「野球のCSはまだいいよ。ちゃんとリーグ優勝があるし、それから日本シリーズをやるから。サッカーはダメだよ。リーグ優勝がはっきりしないから訳わからん。結局どこが一番強いんだ?」と。斬新な意見なので、とても勉強になりました。CSですが、当ブログではまずガンバさん、その次に浦和さんの優勝を願いたいと思います。早く天下の悪法が消え去るために。当方としては、今まで散々ブログ記事で述べてきたので、この日は基本部分しか触れず。
あとは、樽部長の強烈トークです。参加メンバーそれぞれが指摘したい対象どころが違うので面白いです。そうそう、映像は確か京都戦だったと思います。この日は特にスクリーンは観ていません。完全なBGM状態でした。
レンダンマクの話が出ました。強いやる気を感じたので、もつ鍋氏に担当を譲りました。ちゃんんと迅速に対応してくれたらいいのですが・・・(ちょっと心配)
仙石選手は現在、J3長野にレンタル移籍中ですが、来シーズンの動向が気になるところです。聞いたサポーターさんの話では、ダンマクは長野のスタジアムに掲示されているとか。ありがとうございます。個人的には、レン選手にはJ1柏に戻って欲しいですが、来シーズンはどうなるのでしょうか。お疲れ様でした。
話は変わり、23日に用事で倉敷運動公園に行った時に、陸上競技場から何やら聞きなれた内容のアナウンスを耳にしました。どうやらファジのサッカー教室が開催されている様子なので、少し立ち寄ってみました。第一部と第二部とあり、フロント社員が2名、コーチも8名来ていました。
選手(この日はトップはアウェー戦。ネクストはシーズン終了)が来ていたら、もう少ししっかり観ていくのですが、コーチだったので最後まではいなかったです。個人的には昔試合プレーを観た選手OBがいたので、面白かったですが。そういえばそろそろ浅口にも来る頃じゃないかな。
調べてみると、「倉敷市民SFファジアーノサッカー教室」だったようです。選手による教室だったら単独記事にするのですが、コーチなので同じ日という事もあり、語る会記事と合わせ技にさせていただきました。ネットを観ていると、同じ時期に平成24年まで「ファジアーノ岡山 リフレッシュ健康運動教室(倉敷市)」を実施されていましたが、やめちゃいましたね。参加者の状況はともかく、Jリーグ百年構想に沿ったいい事業でした。もうこういう事業は二度とやらないのでしょうか。
事例紹介コラムです。
先日の22日にJ1後期首位(優勝)と、年間勝ち点1位を広島さんが決めました。おめでとうございます。当ブログ的には、浦和さんが完全優勝して2ステージ制不要論を地固めして欲しかったのですが、結果が決まってしまったものはしょうがない。いろいろと今回の広島さんの優勝について調べてみましたが、なかなか無かったです。これも最近何度かある光景なので話ネタがないのか。ただ、やっと「サッカーキング・オピニオン」というサイトに、広島さんの話題を見つけました。以下、抜粋して紹介。
「【祝!第2S優勝&年間1位】サンフレッチェ広島の"失う事から始まる強化策"」
J1広島が第2S優勝&年間1位。最多得点・最少失点・フェアプレー4連覇も達成。広島の年間勝点1位は'12年に森保監督が就任してから4年間で3度目。年間34試合で73得点と30失点はリーグ最多得点・最少失点。更にJ1が18チーム制のホーム&アウェイ戦による年間総当たり2回戦制度になった'05年以降の年間勝点では史上最高となる74ポイントという記録。その上で、森保監督体制になってからはフェアプレーランキングでも4年連覇を達し、文句のつけようのないない成績以上のプレー内容と戦い方による最良のプレーイメージ。
【主力選手の度重なる流出、名将との別れ、資本金の大幅減資、”失って始まる強化策”】
'12年のリーグ優勝時も現在のように主力選手が退団し続けており、ある識者からは降格候補にも挙げられる程。クラブは6年指揮を執ったペトロヴィッチ監督との契約延長を断念し、チーム最多得点を挙げていた当時の日本代表FW李忠成(現・浦和)もイングランドのサウサンプトンへ海外移籍して退団。さらに、チーム生え抜きのレジェンドである服部公太(元岡山)選手や盛田選手などベテラン選手との契約も延長できなかった状態。
'12年から導入するクラブライセンス制度により、広島は財務健全化のため、苦肉の策となる資本金の減資手続きを実施。過去19年で20億円を超える累積赤字があったため、クラブの資本金21億円の99%を累積赤字解消にあてた広島の資本金は21億1005万円から2億2030万500円に大幅に減資。そもそも、この減資手続きが行わる以前の'09年オフに柏木選手、'10年オフに槙野選手など、主力選手の流出が持続。'11年の李選手に続き、'12年オフには森脇選手、'13年オフには西川選手、昨年オフには高萩、石原、ファン・ソッコ3選手まで引き抜かれていた状態。
【森保監督の就任がさらなる転機に。外国籍監督が残したモノを”日本的解釈”して踏襲】
森保監督はそれまで新潟のコーチとして2年間をアルビレックス新潟で千葉選手引き抜いたように、現場とフロントがより一層一体となったピンポイント補強で的確なチーム編成網を敷いる事に成功。加えて、ペトロヴィッチ監督は長期政権で自ら育てた選手を重用する傾向があった部分も解消。
森保監督はスタイルの継承は前提として、”日本的解釈(Jリーグ的解釈)”した事で足りない部分を注入し、。これまでは外国人監督が多かったクラブに、彼等が残して行ったモノを全て踏襲。
この「失って始まる強化策」はクラブ独自の戦術やシステムに若手選手を慣れさせた上で、彼等を大胆に起用できる下地に。下部組織出身かどうかに関わらず、チーム生え抜きの選手が多いのが広島の特徴。そして、広島独自のチーム戦術へのフィットは難解ながらも、その「適応期間」を設ける事で彼等のポジションの先輩選手の退団を前提に備えるよう調整。
今季で言えば、佐藤選手がほとんどの試合で60分前後で交代し、残り30分前後を浅野選手が出場するという「シェア起用」は森保監督やクラブが知恵を振り絞った大胆策。チームにとっては世代交代の布石と適材適所の起用を並行する強化となり、相手チームにとっても最大の脅威になる効率的なもの。
【「”キング・オブ・ローカル”の歴史」をお楽しみに!】
リーグ連覇を果たしても主力選手が国内外のクラブに「ステップアップ」移籍で流出してしまうような制約のあるクラブが4年間で3度も年間最多勝点を獲得しているのはJリーグ全体としての見解に置いては、2ステージ制の是非以上に決して健全とは言えない。しかし、有力選手の海外移籍が続く流れは止められないJリーグ全体の未来発展のための模範解答にはなるのではないか。また、周囲に1時間圏内の新幹線移動で済むJ1クラブが存在しない地方クラブの代表として、サポーターが掲げる横断幕「キング・オブ・ローカル」の意味も含めて、サンフレッチェ優勝の意味は大きい。
という内容でした。確かに広島さんは何年か前に、主力選手がどんどん移籍し、監督まで移籍し、気が付いたら「サンフレッズ」と揶揄されるように、J1浦和に広島勢力が集中したのは余り良くない事でした。これだけ広島から獲り続けても、近シーズンも広島さんに抜かれるのはどうなんでしょうか。
後期優勝が決まった時に松井広島市長も湯崎県知事もいなかった事は、栄光の裏に隠れているお家事情を象徴していると思います。「キング・オブ・ローカルというフレーズいいですね。
これで、CSの顔ぶれが決まりました。ガンバさんと浦和さんの勝者とホーム&アウェーでの決勝戦が行われます。このCSで仮にガンバさんが下剋上で年間王者になったらまたおかしい事になり、CS撤廃論が大きくなることでしょう。
ともあれ、中国地方のクラブが栄冠に輝くのは誇らしい事です。よくよく考えてみたら、J2先輩クラブと岡山で、中四国のJ2クラブでプレーオフに出場した事がないのが岡山だけになってしまいましたね。
サッカーキング・オピニオン該当ページ:https://opinion.sk/article/15545
J1広島関連⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150823
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150219
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141220
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140710
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140125
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130921
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130129
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111023
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090412
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070805
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070314
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060222
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060205
PV生観戦レポです。
昨日、奉還町りぶらで開催された、ファジのアウェー熊本戦のPVに参加してきました。この日は試合放映に先だって、13時15分から「山下立次初代監督トークショー」が会場2Fであるという事で、早めに到着。このイベントは岡山大学・地域総合研究センターの「まちなかキャンパス事業学都チャレンジ学生企画」として、岡大学生サークル「おかやま百年構想」が行っている「奉還町ファジストリート計画」の一環で開催。
会場にはすでに多くの来場者の姿があり、入口でフロント社員による入場受付が行われていました。T岡助教さんも来られていました。その講演については、内容も含めて後日お届けします。
講演が終わり、1Fに下りてきました。当然早くから来た人で1Fルームはいっぱいで、FSSメンバー森氏とともに、コンコースで観る事にしました。前半は立ち見だったのですが、後半に赤じゅうたんが敷かれて、楽に観戦する事ができました。ハーフタイムの時に周辺をうろうろしました。通路付近ではもゆさんのイラスト展や絵馬の掲示などイベントが開催されていました。
試合の方ですが、まずは画面にやたら北嶋コーチが映りました。元柏の選手で熊本さんの一番の有名どころ。何度も映っていましたね。懐かしい顔です。試合後は熊本さんにレンタルに行っていた篠原選手と言葉を交わしていました。どういう展開で試合に入るかと注目していましたが、やはり、第一印象は熊本さんと岡山とどっこいどっこいのプレーだったかなと。
先制されましたが、岩政選手のヒールキックで追いつきました。それでも個人的にはミスキックやパスミスなど、残念なシーンばかり目につきました。バーを叩いたり惜しいシーンもありましたが、惜しいだけでは勝てません。いわゆる決定力不足です。今シーズンずっと見られていたシーンです。
ネットでの戦評ですが、お互い球際でいくらか激しく戦ったが、プレーの精度に乏しく、相手に寄せる時間を与えてしまうのが実情。互いに絶好機はあれども決め切れず、ゲームには停滞感。その閉塞した状況を打ち破る熊本さんの先制弾。しかし、熊本さんは追加点を挙げられなかったことが響いて、終了間際に岩政選手が同点にしてドローで終了。
今朝の山陽新聞朝刊ですが、「勝ち切れぬファジ」というタイトルでした。最終戦も紙一重の勝負を制する事はできず。後半27分に先制点を奪われてから、ギアを上げる。攻撃の選手をピッチに送り、中央、サイドから好機を作る。竹田選手の意表を突くドリブル突破からの折り返しを、岩政選手がかかとで押し込んで1−1。リスクを負って勝負に出るが、勝ち越しできず。強固な守備は健在だが、引き分けはリーグ最多の18.最後まで決定力不足を露呈。熊本さんはセットプレーで先制したが、終盤は守備に隙が生まれ、ピンチを招く場面が多かったとしています。
今シーズンは12勝18分12敗のイーブン。11位というのもJ2順位のちょうど真ん中の位置。最後に「得点力不足」の克服こそ中位クラブからの脱却に不可欠を締めくくっています。皆様お疲れ様でした。
あと今日、イオン岡山で「イオンプレゼンツ Jリーグ応援感謝イベント」に渡邊選手が出演し、トークイベント&握手会に出場されたとか。これも鈴木GM効果なのか、すぐには一気にできないでしょうが、こういう選手に露出を少しずつでも増やしていって欲しいですね。あと今日、クラブ公式HPに、先日のサポカンの議事録が載っていましたね。その話はまた後日。
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1448003132
事例紹介コラムです。
当ブログで最も評価しているJクラブ、Jリーグ百年構想の優等生クラブである湘南さんの事例があったので、紹介します。昨日のJ1最終戦で、後期首位(優勝)及び年間勝ち点1位(実質のシーズン優勝)を決めた広島さんと戦い、0-5と大差で負けましたが、見事年間9位でフィニッシュされたのは良かったと思います。過酷なJ2でもまれたからであると思います。以下の2つの事例は選手がしっかり参加し、ファン・サポーターと選手の近い距離感をしっかりキープできている素晴らしい事例です。まずはいわゆるクリーン作戦です。
【LEADS TO THE OCEAN WINTER EVENT ~ゴミ拾いをしながら海まであるこう~】
今年7月より、毎ホームゲーム終了後に開催しているゴミ拾い「LEADS TO THE OCEAN」をもっと多くの方にこの活動を知ってもらいたい、そして参加してもらいたいという趣旨のもと、この度、思い切り楽しみながら環境を考えるイベントを開催。
海を目指してゴミ拾いウォーキングをおこない、約2km先のゴール「湘南ベルマーレひらつかビーチパーク」ではDef Tech、SAKURAKICKによるスペシャルLIVEを実施。ビーチサッカー&ビーチバレー体験、キッチンカーによるフードエリアもあるとか。トップ選手もイベントへ参加予定。
・イベント名: LEADS TO THE OCEAN WINTER EVENT ~ゴミ拾いをしながら海まであるこう~
・日 時: 12月5日(土)9:45〜14:00
・場 所: ①平塚市総合公園はらっぱ 野外ステージ
②湘南ベルマーレひらつかビーチパーク
・タイムスケジュール:
9:45 集合(平塚市総合公園 はらっぱ 野外ステージ)
10:00 海を目指しゴミ拾いSTART(総合公園からビーチパークまで)
11:00 ゴール(湘南ベルマーレひらつかビーチパーク)
フードパークでお馴染みのキッチンカーエリアやビーチサッカー、ビーチバレーなどの体験イベントも実施。
12:00 アーティストLIVE
①湘南を拠点とする新ユニット「SAKURAKICK」
②老若男女を問わずカリスマ的な人気を誇る「Def Tech」
14:00 終了
プロジェクト公式HP該当ページ:http://www.uminitsuzuku.com/w2015/
J1湘南公式HP該当ページ:http://www.bellmare.co.jp/135854
いいですね。湘南さんでは試合後にクリーン作戦を実施されていたそうですが、今回は異競技スポーツの体験会やコンサートも楽しめるサポーターイベントとして選手も参加するそうです。楽しそうですね。こういう一体感が一番いいですね。クリーン作戦といえば、地元J2岡山でもかなり前ですが、旭川のクリーン作戦を選手も参加して実施していたのを思い出しました。最近ではコアサポーターの方々のみの実施と聞いていますが、もう選手も参加する形ではやらないのでしょうかね。湘南さんは岡山と同じ親会社の無い地方クラブで、予算規模もそれほど違わないはずですが、事業の中身は相当違いますね。湘南さんでは、こういうイベントに選手が参加する事が多いですが、全くうらやましい限りです。
【湘南ベルマーレ×平塚漁港の食堂 親子で魚の教室!】
㈱ロコロジと協力し、ホームタウンの大切な財産である海と海から水上げされる魚たちの素晴らしさを、次世代の子どもたちに伝えていくことを目的とし「親子で魚の教室」を実施。当日は保護者様向けの魚のさばき方教室や、子ども向けの平塚で水揚げされる魚の紹介などの教室を実施。教室後には選手2名も参加し、平塚漁港で採れた鮮魚を参加者に提供。
・共 催 ㈱湘南ベルマーレ、㈱ロコロジ
・協 力 平塚市漁業協同組合
・内 容 ①魚の捌き方(保護者向け)
②平塚で水揚げされる魚の紹介(子ども向け)
③地元で採れた魚を食べよう!(古林選手、武田選手参加)
④選手と交流(サイン会)
・日 程 11月28日(土)14:30〜16:00
・対 象 年少以上親子25組(50名)
・会 場 「平塚漁港の食堂」(http://shokudo.locologi.jp/)
・参加費 親子2名/5,000円(1名追加ごとに2,500円追加)
J1湘南公式HP該当ページ:http://www.bellmare.co.jp/135259
いつも思う事ですが、クラブ公式HPのトップニュースに「参加選手決定のお知らせ」というタイトル記事出るのは素晴らしいですね。こういう記事が出せるところ、今まで出した事が無いところ、そこに違いを感じますね。Jリーグ百年構想のもと、地域の宝である公共財として百年続けられるかどうかが、こういうところに出てくると個人的に思っています。
以前にネットだったか、「どうしてサッカー教室に選手が参加するのが最近減っているですかねぇ」という質問に、「試合に集中させて強くする方針らしいよ」というやり取りを目にした事があります。そういう価値観も、湘南さんのこういう素晴らしい事例を見ると、一気に消し飛びました。湘南さんは親会社もなく、メガクラブでもなく、経営規模ではJ2でプレーオフを狙っている様々なクラブと全く遜色ありません。でも、J1を9位という好成績を勝ち取りました。
たぶん、このブログを時々観に来られているであろう、J3クラブ関係者、百年構想クラブ関係者の皆さん、湘南さんのようなところがお手本だと思います。リーグ側から推薦があったとか、運営内容がいいと聞いたからという他人任せではなく、ご自分の目で一つ一つ、湘南さんのような事例を確認して、視察先を決められてはいかがかと。湘南さん、大好きです。真壁会長も尊敬しております。またひらつかビーチパークに遊びに行ってみたいな。
J1湘南関連:49|48|47|46|45|44|43|42|41|40|39|38|37|36|35|34|33|32|31|30|29|28|27|26|25|24|23|22|21|⑳|⑲|⑱|⑰|⑯|⑮|⑭|⑬|⑫|⑪|⑩|⑨|⑧|⑦|⑥|⑤|④|③|②|①
話は変わり、今日J2最終戦が開催されました。地元岡山はドローで終了。その模様は明日。磐田さん、J1昇格おめでとうございます。山口さん、J3優勝とJ2昇格おめでとうございます。来シーズンはプライドオブ中四国の仲間入りですね。その模様は後日順番に。
事例紹介コラムです。
先週のFOOT×BRAINで「結果と信頼を勝ち得た名将に迫り、ハリルジャパンの可能性を考える」というテーマで、3人の名将についての特集でした。ラグビーのエディー前HCについては、いろいろな情報でたっぷり聞きましたが、この番組でもまた新たな発見がありました。面白かったですね。以下順番に抜粋して紹介。
【日本代表オシム監督('06年)】
「曖昧さをなくす」
オシム監督は、日本人は責任や原因を明確にしないまま次に進む傾向があるとし、日本人選手やコーチが使う言葉で「しょうがない」「切り替え!切り替え!」が嫌いだったとか。これらはあきらめるべきでない、何かをあきらめてしまい、全部をごまかせる言葉だと感じた。そのため、常に原因を追究し、議論をする事を重んじたと言われている。
フィジカルではどうしても外国人に劣る日本人の戦い方。オシム監督はそれをしょうがないでは済ませず、見出したのが「考えて走るサッカー」。スペースを見つけながら運動量で相手を圧倒する戦術。そのスタイルは今も脈々と受け継がれ、今も日本代表のスタンダード。
三浦ヤス氏が「勝たせるチームを作る監督になるにはどうすれば良い?」と聞いて、感銘を受けたオシムの言葉
「私はまだ勝たせていない。勝たせる事よりも難しい事がある。18人のレギュラー選手だけでなく、チーム全員がトレーニングからモチベーションを持ってトレーニングさせる事が大事」
【ラグビー日本代表・エディーHC('12~'15年)】
チーム作りで掲げた信念は「ハッピーにしない」
チームには緊張感が大切と考え、初選出の選手をレギュラーに抜擢など、選手1人1人に競争意識を植え付けていった。あえて選手を突き放すなど、100%安心できない環境を作り出し、代表選手に朝6時から練習をさせ、監督本人も考えられないと発言。
三浦ヤス氏は「選手は居心地を良くして甘える、ハッピーになりたいから。なので、コミュニケーションを取る監督がいい監督と選手は思っている。コミュニケーションは危機管理だと思っている。ハッピーにさせず、危機感を与える事が選手マネジメントとして大事」
【千葉ロッテ・バレンタイン監督('95、'04~'09年)】
千葉ロッテの31年ぶりの日本一を達成し、日米で優勝した史上初の監督。チーム作りの信念は「ファンを愛する」。就任当初、チームとファンの距離を感じた監督はファンサービスを強化して、自ら距離を縮める努力を実行。時にはファン感謝デーで自らダンスを踊ったり、地道なファンサービスを実施した結果、2008年には年間観客動員数が劇的に増加。球団史上初の160万人を突破し、この記録は今も更新されていない。
日本人選手はファンサービス(サイン)に後向きな人が見られるが、ロベルト・カルロスはとにかく全員にサインする。「誰のおかげでサッカーできているのか」という名言。Jリーグバブルの時に、人気選手が宿泊ホテルの裏から出るシーンがあった時代だったが、どうして正面口から出てこないんだ、それが選手の役目と批判される行為。最近は改善されつつある。
エディー前HCの「(選手は)ハッピーしない」についてgは、史上最強と言われながら、ブラジルW杯で惨敗したザックジャパンは、熾烈なレギュラー争いが無い「幸せはチーム」になっていた。海外組を重視した固定メンバーに批判も多かったとか。
それに対してハリルジャパンはこれまで不動だったサイドバックに2人の新戦力を抜擢し、本来FWの原口も入れたサプライズ。ボランチも、遠藤と長谷部のコンビを解消し、ボランチは6人で今はレギュラー争いが激しい状態。
「自分自身が(競争)を求めていた。もっと競争が上がるようなチーム、自分達が出たアジア杯やW杯では結果が残せなかったので、若い選手がもっと試合に出る環境は必要。若い選手が出る機会があるという事は、自分達が望んでいた事なので良かった。競争を続けて欲しい」岡崎選手のコメント。
という内容でした。当ブログとして特に注目したのが、バレンタイン監督のファンサービス。「就任当初、チームとファンの距離を感じて、ファンサービスを強化した」という部分ですね。やはり、距離感なのですね。ロッテさんは距離感を縮めて観客動員数を増やしましたが、当ブログでは例えばいくら観客動員が良くても距離感が遠くては百年は続かないという見方があります。その頃は良く見えても、長い間は県民の心には刷り込まれず、薄い記憶しか残らない。読者の方でも、過去を振り返って、「そういえば、うちの過去の選手ですごい印象に残っているって何人いるっけ?」という人も何人もいるでしょう。当ブログではそうですね、某黄色い選手では何人もいますが・・・
距離感とは「馴染み」だと思います。地域の子ども達から「うちの選手ってユニ姿でボール蹴っているるイメージしかなく、私服姿がどうしてもイメージできない」「○○選手って、どんな声してるの?どんな人なの?」と言われる悲しい事になっていないでしょうか。その辺が選手による地域貢献活動をどこまでできているかという当ブログの論調につながっていきます。
どこだったか忘れましたが、前に「どうして露出を増やさず、情報を流さないようにしているか、それは情報が枯渇すると、その欲望が増してスタジアムへ行こうとするから」という価値観を耳にした事があります。これは、まさにスタンダードができていない愚かな価値観だと思います。情報が枯渇したら、全員がスタジアムが行こうとは思わない。そのうち飽きて次の娯楽行動に走るだけです(笑)。興味を引き付けるためには、絶えず情報を提供し続けなければならない。川崎さんのSNS(特にツイッタ―)を見れば一目瞭然。
話は変わり、広島さんが年間最多勝ち点と後期首位(優勝)を達成しましたね。後期を制したチームがそのまま年間を制するっていつか見た光景です。まぁ、年間王者になった訳ではありませんが。この話題はそのうち。
事例紹介コラムです。
Jクラブではありませんが、公式FBページや公式ツイッターを開設しない理由として、「ややこしいコメントの対応が大変だから開設したくない」という価値観がある事を以前知りました。サッカーに限らず、様々なシーンで今やSNSというのは、世界に情報発信できる、切っても切れないツールだと思っているので、そんな中で、ファン・サポーター不在である耳を疑うような価値観にちょっとビックリしました。例えばJクラブではどうなのかと思い、少し調べてみました。公式FBページの有無もあるので、以前の特集記事を少し加工してお届けしたいと思います。
【J1:フェイスブック】
・広 島 :http://www.facebook.com/sanfrecce.hiroshima.official
・浦 和 :http://www.facebook.com/urawareddiamonds
・F東京 :http://www.facebook.com/fctokyo
・G大阪 :http://www.facebook.com/GambaOsakaOfficial
・鹿 島 :https://www.facebook.com/official.KashimaAntlersFC
・川 崎 :https://www.facebook.com/kawasakifrontaleofficial
・横 浜 :https://www.facebook.com/yokohamafm
・湘 南 :http://www.facebook.com/teambellmare
・名古屋 :https://www.facebook.com/nagoya.grampus.official
・柏 :http://www.facebook.com/ReysolOfficial
・鳥 栖 :アドレス
・神 戸 :http://www.facebook.com/visselkobe.official
・甲 府 :http://www.facebook.com/ventforetkofu
・新 潟 :https://www.facebook.com/AlbirexNiigata
・仙 台 :見当たらず
・松 本 :https://www.facebook.com/matsumotoyamaga
・清 水 :http://www.facebook.com/ShimizuSpulseOfficial
・山 形 :見当たらず
【J1:ツイッタ―】
・広 島 :https://twitter.com/sanfrecce_SFC
・浦 和 :https://twitter.com/REDSOFFICIAL
・F東京 :https://twitter.com/fctokyo_express
・G大阪 :https://twitter.com/GAMBA_OFFICIAL
・鹿 島 :https://twitter.com/atlrs_official
・川 崎 :https://twitter.com/kawasaki_f
・横 浜 :https://twitter.com/prompt_fmarinos
・湘 南 :https://twitter.com/bellmare_staff
・名古屋 :https://twitter.com/nge_official
・柏 :https://twitter.com/Rey_kun
・鳥 栖 :https://twitter.com/saganofficial17
・神 戸 :https://twitter.com/vissel_kobe
・甲 府 :https://twitter.com/vfk_official
・新 潟 :https://twitter.com/albirex_pr
・仙 台 :見当たらず
・松 本 :https://twitter.com/yamagafc
・山 形 :https://twitter.com/monte_prstaff
・清 水 :https://twitter.com/spulse_official
【J2:フェイスブック】
・大 宮 :http://www.facebook.com/ardija.official
・磐 田 :アドレス
・福 岡 :https://www.facebook.com/avispaf
・C大阪 :https://www.facebook.com/OfficialCerezoOsaka
・愛 媛 :https://www.facebook.com/ehimefc.efc
・長 崎 :http://www.facebook.com/VvarenNagasaki
・東京V :https://www.facebook.com/verdyofficial
・千 葉 :http://www.facebook.com/JEFUNITED
・北九州 :http://www.facebook.com/GIRAVANZ.KITAKYUSHU
・金 沢 :https://www.facebook.com/zweigenkanazawa
・札 幌 :http://www.facebook.com/consadole
・岡 山 :見当たらず
・徳 島 :https://www.facebook.com/TOKUSHIMAVORTIS
・熊 本 :http://www.facebook.com/roassokumamoto
・横浜C :http://www.facebook.com/yokohamafc1999
・讃 岐 :アドレス
・群 馬 :https://www.facebook.com/ThespakusatsuGunmaOfficial
・京 都 :https://www.facebook.com/official.KyotoSanga
・水 戸 :https://www.facebook.com/hollyhock.official
・岐 阜 :https://www.facebook.com/FCGIFUPR
・大 分 :http://www.facebook.com/oitatrinita.official
・栃 木 :https://www.facebook.com/tochigisc.official
【J2:ツイッタ―】
・大 宮 :https://twitter.com/Ardija_Official
・磐 田 :https://twitter.com/Jubiloiwata_YFC
・福 岡 :https://twitter.com/AvispaF
・C大阪 :https://twitter.com/crz_official
・愛 媛 :https://twitter.com/efc_iyokanta
・長 崎 :https://twitter.com/v_varenstaff
・東京V :https://twitter.com/TokyoVerdySTAFF
・千 葉 :https://twitter.com/jef_united
・北九州 :https://twitter.com/Giravanz_staff
・金 沢 :https://twitter.com/zweigen_staff
・札 幌 :アドレス
・岡 山 :見当たらず
・徳 島 :https://twitter.com/vortakun
・熊 本 :https://twitter.com/roassoofficial
・横浜C :https://twitter.com/yokohama_fc
・讃 岐 :https://twitter.com/kamatama_kouhou
・群 馬 :https://twitter.com/Thespanic
・京 都 :https://twitter.com/sangafc?original
・水 戸 :https://twitter.com/hollyhock_staff
・岐 阜 :https://twitter.com/fcgifuDREAM
・大 分 :https://twitter.com/12neetan
・栃 木 :https://twitter.com/tochigisc
こうして見ると、フェイスブックやツイッターを実施していないクラブが本当にほとんど無くなってきましたね。現在の順位順ですが、見方によっては、強いクラブは当然、やっていないクラブはやはり下の方に位置しているなと思ってみたり。話を戻して、コメント対応ですが、上にあるJクラブの公式FBページを覗いてみました。すべてのページにコメント欄があり、コメントもある程度観られました。過激なネガティブコメントは見かけなかったので、クラブで削除したのかもしれませんが、真相はわかりません。
これらを観て思うのは、コメント対応もSNS運営の一部であり、堂々とオープンに構えられるのか、サポカンも同様ですが、変な意見が来たらどうしようとビクビクしながら後回しにし、提供サービスの優先順位を下げるのかという事ですか。また、日本協会の以下のSNS状況を見れば一目瞭然です。しっかり当たり前の提供サービスとして運営されていますね。日本協会がこういう状態であれば、コメントにビクついて、サービスを提供しない事が、ファン・サポーターにとってどういう事か、読者の皆さんにはおわかりですね。
JFA公式ソーシャルメディア一覧:http://www.jfa.jp/sns_list/
【フェイスブック】
・サッカー日本代表 ・なでしこジャパン ・JFAフットサル
・日本サッカーミュージアム ・JFA Sports Managers College ・公財)日本サッカー協会
【ツイッター】
・日本サッカー協会 ・サッカー日本代表 ・なでしこジャパン
・jfa_en ・日本サッカーミュージアム ・JFAこころのプロジェクト推進室
・天皇杯 ・全日本フットサル選手権」大会 ・全日本少年サッカー大会
・ユニクロサッカーキッズ ・JFAエンジョイ5
顧客目線でなく、自分達目線で仕事をすると、いい事にならない事はどんな事業、サービス業でも同じ事です。この価値観の話題はいい反面教師だと個人的に思っています。ファン・サポーターをないがしろにして、自分達の都合でしか物を言っていないもの。世の中、なかなかこういう事例にはお目にかかれません。トップリーグであるJクラブではこういう価値観は無いと信じていますが。まだ、公式SNSを開設されていないクラブは、ファン・サポーターとの距離感がある日一気に離れてしまう事態に陥ってしまう前に手を打たれてはいかがでしょうか。
この件とは関係ありませんが、最近知った言葉で、「スタンダードができないテクニシャン」という言葉があります。いくらドリブルとか上手くても、パスやトラップの技術がお粗末というもの。なので、いくら格好良いプレーを見せても、基本プレーを見てがっかりされるというもの。それはサッカークラブがやっている事も、説得力が無いという事では同じ事かもしれません。という事で明日あさってはいろいろニュースが多い賑やかな1日になると思います。各クラブでもフェイスブックやツイッタ―から続々と発信される事でしょう。当ブログも多忙期です。
SNS(フェイスブック&ツイッター)関連(前回):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150530
研修会・勉強会レポです。
先日、グランヴィア岡山で開催された、日本協会原専務理事の講演会に参加してきました。ちょうど仕事で岡山に行く便があり、ちょうどその帰りに合わせる事ができて、時間前に参加できました。注意アナウンスで、講演中の写真撮影、録音は禁止されていたので、開会前の様子を写真に撮らせていただきました。何人か知った顔に会いました。お名前は省略させていただきます。受付で当選ハガキを手渡しましたが、余り関係無い様子。定員が埋まらなかったのかと。小さなレジメ冊子をいただきました。「スポーツで郷土・岡山を元気に!」という演題でしたが、会場内の垂れ幕の演題は「サッカーと地域振興」になっており、これは当ブログ好みの話が聞けそうだと期待が膨らむ。
司会はかつて、JFL時代に水島FCのスタジアムDJをずっとされていて、現在はテレビせとうちでご活躍の村松アナでした。昔のレディオMOMOの朝番組で韓流ばなしをよくされていたのを思い出しました。まずは主催者の山陽新聞社長の開会挨拶。その後に原さんご本人が登壇されました。はっきりとしたしゃべり方でとても聞きやすかったです。かしこまった感じではなく、代表選手の素顔など、ずっとソフトな内容に終始したので、現場の人という印象で、全体的には大味でしたね。演題も「サッカーと地域振興」よりは「サッカーと私」にしていた方が良かったのではないかと思ってみたり。以下、メモに書きとめたキーワードを記します。
・ファジにしろ、ベルにしろ、岡山の県民性(地域性)が全面的に出るチームにしないといけない。
・2ステージ制などいろいろな問題があるが、現場の者は一所懸命にやっている。
・芝生化事業で山陰に行ってきたが、いろいろなスポーツをやる人を増やしたい。
・スポーツは勝つ負けるだけでなく、勝つための過程(練習)や努力が大事。生活につながる事。
・個人的には、カレンダーや秋春制、Jの選手はどこも22歳くらいにならないとトップの試合に出られない事が気になっている。
・どの国際大会もホーム&アウェーでできないからアジアが弱いと思う。
・地域がどれだけ地元チームを応援するかが大事。根付かないといけない。
この日、最前列中央にはファジから、木村社長や鈴木GMが着席していましたが、原氏は鈴木GMとの出会いからすべてが始まったと言っておられました。J1浦和を退団した後に、原氏を誘ったのは当時の鈴木GMだったと。他にも大分から加地選手を誘ったのは原氏で、その頃の加地選手のエピソードを語っておられました。現在は日本体協の仕事もされており、国体委員長という重責を担っているようですが、Jリーグ百年構想の実現のためには、体協に行かれて良かったのではないでしょうか。
その後、昔のVTRが会場内のプロジェクターで放映されました。原さんの馴染みを増すためには効果的だったのかもしれませんが、「サッカーと地域振興」という演題からどんどん離れて行ったように感じました。おかげで原さんがどういうサッカー人なのか、よくわかりました。最後に質疑応答が行われました。何人か質問された中、最後の1人に立った女性来場者が何と、昔OSS委員会及びFSSのボランティアメンバーだった、HN蹴球ママさんでした。久しぶりにお会いした感覚です。現在は小学生の指導者をされているそうです。「原さんにとってサッカーとは何ですか?」という質問ですが、答えがよくわからなかったです。
その後、原さんは退出されましたが、翌日のファジのホーム千葉戦も観戦されたそうです。原強化委員長といえば、ザックジャパンの惨敗で、原委員長にも責任を取らせろと世論が盛り上がった事を思い出しました。結局、あの当時はどういう収まり方だったのでしょうか。今度こういう講演会に参加するときは、本当に「地域貢献」の話が聞ける講師がいいなと個人的に思いました。皆さまお疲れ様でした。
直接は関係ないですが、ふとある事に改めて気づきました。原さんは早稲田大出身。当ブログで以前に「早稲田閥」というキーワードがよく出ていたのを思い出しました。どういう内容だったか忘れましたが、この大学名は時々目に留まりますね。