J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

下部組織について42

2014-10-31 00:26:59 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 最近の論調では日本サッカーの育成部分について、よく論じられるようになりました。9月のAFC  U-16選手権でU-16日本代表が準々決勝で韓国に完敗し、4大会ぶりにU-17W杯出場権を逃した事に続いて、先日はU-19日本代表がAFC U-19選手権準々決勝で北朝鮮にPK負けし、4大会連続で世界大会に出られませんでした。日本の下部世代は弱体化したのでしょうか。まずは元川さんという女性コラミストのコラムです。以下、抜粋して紹介。
   
 日本のユース年代は89年生まれ以降の世代からずっとU-20W杯に出ていない。今までは「U-17W杯には出ているから大丈夫」という楽観的だったが、10代の年代別世界大会をどちらも逃せば、選手達が国際経験不足になり、今後の成長にも影響が出る状況は極めて深刻。
 実際、日本が’98年大会から5回連続でW杯に出場できたのも、年代別代表がアジアを勝ち抜いてきたからであり、’79年組が’99年ワールドユース(現在のU-20W杯)準優勝、’00年シドニー五輪ベスト8、’02年日韓W杯決勝トーナメント進出という成果も、当時の育成がうまく行っていたことの証明。現在の欧州組の出世頭の本田、香川、内田らもU-20W杯経験者。

 日本の育成を根本的に見直すことが重要。のU-19代表の戦いぶりを見ても、日本の若手は球際や寄せの激しさ、ボールへの執着心、勝利への強い意欲などで相手より見劣りしている部分があったと言わざるを得ない。Jリーグで活躍している南野選手(J1・C大阪)でさえ、プレーの軽さがあった。日本の若手選手は小手先の技術には長けているが、守りに入った相手の守備を強引にこじ開けるパワーや力強さが欠けており、今回のU-19の結果も実力どおりという声もあり、この先の方向性を模索するところからスタートすべき。

 南野選手らが育った時代はすでに人工芝グランド等が常設化されており、土などのグランドでボールを蹴ったことはほとんどないはず。となれば、アジアの荒れたピッチでは勝手が違ってくる。その傾向はブラジルW杯の日本代表でも顕著。荒れたピッチなのに抜群のボディーバランスとボール扱いを見せているブラジル人に対して、日本選手は何度もコントロールミス。今後は少年のうちから状態の悪いピッチでトレーニングをさせる機会を設けるなど改善策を考えていかないと、アジアの壁は厳しくなると言える。
 今までの日本は技術が高く、守備もできて、攻守両面でチームに貢献できるオールラウンドプレーヤーが評価されてきたが、今後は多彩な代表選手選考を行っていくことも肝要。選手の可能性はどこに隠されているか分からない。それを念頭に置き、画一化された視点を変えていくべき。育成をテコ入れしなければ、日本サッカーの未来の発展はない。
GOAL該当記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141021-00000007-goal-socc

 なかなか興味深いコラムでした。一見整った日本のピッチ環境が実は、画一的な選手を生み出しており、応用性が低い選手を次々と生み出していて、それが日本の若手選手の弱体化を招いているという論調です。確かにきれいに整った天然芝でしかプレーをしたことのない選手は、外国の荒れたピッチでは応用が利かず、機能しないのかもしれません。以前のFOOT×BRAINの記事で、日本にできているアルゼンチンの名門スクールでは、あえて裸足でボールを蹴らせていると書きましたが、まさにそういう部分が違うのかもしれませんね。日本のユース以下の練習では時々、裸足でやるのもいいかもしれません。また、アルゼンチンのハートを学ぶべきでしょう。
 そんな中、今度は辛口セルジオさんのコラム「セルジオ越後の一蹴両断!」を発見しました。「このまま育成年代の弱体化が進めば、日本はW杯に行けなくなる!」というタイトルのコラムです。以下、抜粋して紹介。

 U-19日本代表が、U-19アジア選手権の準々決勝で負けて、来年夏のU-20W杯の出場権を逃した。これで4大会連続で逃しており、この事実は重く受け止めなければいけない。日本は、U-20W杯に'95年から7大会連続で出場し、そのうち4回はベスト8以上に進出。特に、'99年のナイジェリア大会は黄金世代が躍動して準優勝。世界の舞台でしか得られない貴重な経験を積み、その後、多くの選手がA代表の主力として活躍。また、この世代のチームからは、すぐにでもA代表で試してほしいと思うような選手が次々と頭角を現したものだった。
 でも、アジア予選敗退が続く最近は、そんなサイクルが途絶えつつある。世界レベルを知ることができずに、ドメスティックなJリーグだけで経験を積むことになるから。成長スピードが遅くなるのは当然。今大会を通じて日本のプレーはよくなかった。この大会の直前には、リオ五輪を目指すU-21代表がアジア大会で惨敗し、弟分のU-16代表も5大会ぶりにU-17W杯に出場できず。

 この負の連鎖は決して偶然ではない。パスをつなぐだけで、引いた相手の守りを崩せない。数少ないチャンスに決めきれない。相手がプレスをかけてくると、途端にバタバタする。どの世代も、同じように苦戦していることからもそれは明らか。
 では、アジアのライバル国が急なレベルアップを遂げたわけでもないのに、日本の育成年代がこんな厳しい状況に陥ってしまった最大の原因は、日本サッカー協会の責任逃れ体質と、育成年代強化を軽視する姿勢にあるのではないか。メディアが敗退の責任を追及しないのをいいことに、惨敗しても誰も反省せず、責任を取らない。
 そして、ビジネス的においしいA代表の興行にばかり力を注ぎ、育成年代への投資を疎かにしている。以前の育成年代のチームは、もっと頻繁に海外遠征や強化試合を行なっていたが、最近はさっぱり。再び海外遠征の機会を増やすなど手を打たないと、世界との差は広がるばかり。このままでは、日本サッカーの未来は暗いものになってしまう。
週プレNEWS該当記事:http://wpb.shueisha.co.jp/2014/10/30/37995/

 セルジオさんは相変わらず辛口です。当ブログでは昔からよく取り上げています。全くそのとおりです。日本協会はビジネス的においしいA代表の興行にばかり力を注ぎ、育成年代への投資を疎かにしており、もっと海外経験を積ませるべきと。
 当ブログではJリーグにも大きな責任があると思います。極めつけが「2ステージ制」に象徴される最近の商業主義の風潮。2ステージ制になれば、日程が過密化して選手の負担を増やす。また、短期決戦が増えるために即戦力を重視して、育成にじっくり力を注ぐという事がなくなる可能性がある。日本協会だけでなく、Jリーグにも大きな責任があると考えます。早く価値観を矯正しないと、日本のサッカー界全体が弱体化し、やがてはW杯に出場できない時代が来る。サッカー人気が低下し、更に弱体する負のデフレスパイラルに陥っていきます。何とかせねば。

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チーム岡山について5

2014-10-30 00:01:50 | スポーツ文化・その他

 事例紹介コラムです。
 今朝の山陽新聞朝刊に、「スポーツ核にまちづくり 経済団体や大学、メディアなど12団体 研究会発足」というタイトルの記事が出ていました。産学協同で、スポーツによるまちづくりの研究会が発足したという内容です。主導は、当ブログでも数年前によく登場していたチーム岡山さんです。ブログ記事では登場していなかったですが、活動内容はずっと把握していました。今回、事例紹介できる事になり、うれしく思います。まずは研究会です。以下、抜粋して紹介。

 スポーツを生かした岡山のまちづくりを考える「おかやまスポーツプロモーション(SPOC)研究会」(梶谷代表)が28日発足。経済団体や有識者、メディア関係者ら幅広いメンバーがスポーツを核にした地域活性化の可能性を探る。
 「NPO法人 チーム岡山スポーツクラブ・県民後援会」をはじめ、岡山YEG(岡山商工会議所青年部)、岡山大、山陽新聞社、岡山シーガルズなど12団体で構成。岡山市内で初会合があり、梶谷代表が「スポーツは地域を元気にする重要なファクター。岡山の生活を豊かにするために、皆さんの知恵を借りながら、具体的な運動・成果につなげたい」とコメント。
 岡山の中心市街地にはカンスタや桃アリなど主要な競技施設が集積し、観客や地元住民らを巻き込み、多面的なまちづくりをする上で、ポテンシャルは高いとか。
 出席者からは、こうした地域密着型の市民クラブと連携し、スポーツ気運を高める方策や、競技施設周辺のJR岡山駅西口一体の強みを有効活用すべきとの意見もあり、2020年東京五輪に向けて、各地で官民一体となったスポーツイベントの誘致合戦が始まっている事も報告。
 同研究会は来年3月まで10回程度の会合を開催し、個々のスポーツ大会を点検した上で、先進事例の報告、シンポジウムを実施。「スポーツが持つ求心力・発信力」で地域を盛り上げ、将来的にどんな事業展開ができるか模索するとか。
山陽新聞WEB該当記事:http://www.sanyonews.jp/article/88297/1/?rct=okayama_sports

   
 実は、1年くらい前から、「おかスポ」というネーミングでこの事業が準備されてきた事はずっと知っておりました。やっと、表舞台に立つんだなという印象です。このアクションには、当ブログに登場され、語る会メンバーでもある岡大のT岡助教さんがアドバイザー的な存在で関わっておられます。この記事を読めば、来年3月くらいにシンポジウムが開催されるようですね。ぜひ、参加したいと思います。次は「ももちゃり」の話題です。

 24日、岡山市が市中心部で展開する貸自転車「ももちゃり」の、ファジアーノ岡山と岡山シーガルズにちなんだ特別仕様車計2台が、「NPO法人 チーム岡山スポーツクラブ・県民後援会」から岡山市に寄贈。それぞれの車体はファジアーノのワインレッド、シーガルズのロイヤルブルーというチームカラーで、岡山市は11月の各チームのホーム戦開催日を皮切りに貸し出しを開始。
  梶谷理事長らが同日、市役所で大森市長に贈呈。市内に拠点を置く両チームをPRするとともに、自転車先進都市を目指す市の取り組みを後押し。特別仕様車は通常のももちゃり(ライムグリーン)と同じ型で、チームのロゴマークやマスコットキャラクターも付与。
  岡山市は記念企画として、ファジアーノのホーム戦がある11月1日に、県総合グラウンドとJR岡山駅西口にももちゃりの貸出・返却場所(ポート)を仮設。ファジアーノ仕様の1台を含む計40台をサポーターらが利用できるように設営。シーガルズのホーム戦がある11月23日にも両地点で同様の取り組みを実施。利用するには通常のももちゃりと同じく登録が必要で、仮設ポートに専用端末を用意。市自転車先進都市推進室は「目立つデザインで、ももちゃりのさらなる認知度アップにつながるのでは」と期待。
山陽新聞WEB該当記事:http://www.sanyonews.jp/article/86402/1/

 おかスポの方の記事を読むと、「岡山シーガルズなど」という文言が気になります。本来ならば、「ファジアーノ岡山や岡山シーガルズなど」となるのではないかと。ポジション的に距離を置くために不参加されたのかもしれませんが、今度チーム岡山の方に聞いてみるとしよう。
 あくまで個人的な希望ですが、こういう組織には、高所大所から意見具申を行い、チェック機能も持つ諮問機関になって欲しいと思っています。また、他県には活動事例があり、昔岡山県がオピニオン募集した時に提案した事がありますが、ぜひ異競技交流の意味も持つ「岡山のスポーツフェスタ」みたいな総合イベントをやって欲しいと思っています。
 ももちゃりの方も、ファジ丸くんの姿はあっても選手の姿が無いようです。シーガルズの方は当ブログの昔からのイチオシ選手である吉田みなみ選手が列席されていますね。本当にシーガルズは選手を積極的に街に出す良いクラブですね。シーズン開幕前ですが、各種報道で選手の派遣事業をされている事をよく目にしています。開幕が楽しみですね。
チーム岡山関連④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091213
 〃        ③:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090819
 〃        ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090818
 〃        ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090227 

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バスケットボールリーグについて22

2014-10-29 00:03:03 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 事例紹介コラムです。
 そうでした、回答期限が10月末でしたね。思い出しました。国際バスケット連盟(FIBA)が、NBLとTKbjリーグ(ネーミングライツで名称変更)を統合する新リーグの発足をJBAに要請。それに加えJBAの組織改革や、代表チームの強化についての具体的な方向性を10月末までに示すよう要求しており、その回答期限が10月末に迫っているのです。その中で、期限1週間前に日本協会の会長が辞任するそうです。10月末まで、これからも一波瀾も二波瀾もありそうです。26日のサンデーモーニングでも取り上げられていました。以下、抜粋して紹介。
   
 23日に日本バスケットボール協会(JBA)は、深津会長の辞任を発表。辞任の理由としては、国際バスケット連盟(FIBA)から要請されていたNBLとTKbjリーグの統一問題を挙げ、「回答期限である10月末までに十分な方向性を示せなかったため、責任を取った」と説明。「一刻も早く新体制に移行して問題解決に取り組むことが重要」と、危機感を込めてコメント。
  FIBAは今年春に、NBLとTKbjリーグを統合する新リーグの発足をJBAに要請。それに加えJBAの組織改革や、代表チームの強化についての具体的な方向性を10月末までに示すよう要求。できない場合には、「FIBAがJBAに対して制裁を科す」という踏み込んだ姿勢が示されており、制裁が科されれば、女子・年代別代表も含めたすべてのカテゴリーで、国際試合への参加が禁止の措置に。深津会長はFIBAからの制裁について、受ける可能性があることを言及しながら、「選手への影響が最小限となるように、新体制で1日も早く解除されるように努力する」とコメント。
                
 以下、会見要旨を抜粋。 
 昨年末よりJBAに対して、FIBAは「JBAのガバナンスの確立」「男子日本代表チームの強化」「2リーグ並存状況の解消」という3点について、今年10月末までに明確な方向性を示すように、強い指摘を受けて要求。特にリーグの統一については、NBLとTKbjリーグがつながったプロバスケットボールリーグの確立が長年の課題。
  今年6月、JBAとNBL、TKbjリーグの3者が統一リーグ設立に向けて競技を開始。一連の協議では企業チームもリーグをプロ化することには賛同し、リーグ構造の草案作成に至ったが、現時点で新リーグへの参加要件、また新リーグが立ち上がったときに、新リーグとTKbjリーグとの関係について、いまだ最終的な合意ができず、残り1週間で合意する目処は無し。

Q:(会長辞任の)決断に至った理由は、FIBAからの制裁を避けられなくなったことが一番の理由か?
A:FIBAからの指摘もあり、指摘された3点について、「JBAのガバナンス」「男子日本代表の強化」は、現在進行形で継続的な課題として報告が可能。リーグの統合問題は、残り1週間の時点で、合意できなかった事に責任を取り、次のステップにいち早く移れると考えて決断したから。
Q:今後の組織委員会で、次のステップはどのような形で踏まれるのか?
A:草案もでき、かなりの部分が詰まってきており、継続協議していくことで、最終的に成り立つと認識。そのために大きく枠組みを変えるかはこれからの話になるが、関係者間で協議していく予定。
Q:10月末までには間に合わないが、今後も続けていくのか?
A:10月末はFIBAへの回答期限であり、JBAは新リーグへの移行日程について参加要件を年内までに詰めて、来年3月までに参加募集を実施。2016年に新リーグを立ち上げるという大日程に向けて協議を続けていく方針。
Q:FIBAから資格停止処分が下った場合の、リオ五輪予選に出場できなくなる可能性について、どういう見通しを持っているのか?
A:制裁を受ける可能性があると認識。先日、来日したFIBA事務総長に進捗状況を説明し、今後についても協議したが、「制裁を加える可能性がある」との対応。来年のリオ五輪予選について、たとえ制裁を受けても、来年の春までに解除してもらうべく、しっかりとした答えをFIBAに提出する予定。事務総長に対しても、女子代表についてはアジア予選に支障をきたさないように、理解をしてもらいたいと協議中。
スポナビ該当記事:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/basket/all/2014/columndtl/201410230004-spnavi

 そして、今朝の山陽新聞朝刊に「リーグ統合 事実上断念 バスケ協会、制裁決定的」というタイトルで、昨日開催された委員会でも不調だった事が報じられました。日本協会は、深津会長辞任後初の新リーグ組織委員会を開催したが、NBAとbjリーグの統合協議に進展が無かったとか。次回会合は11月中旬の予定のようですが、FIBAの期限内(10月末)の取りまとめを事実上の断念となり、日本協会の専務理事が日本オリンピック委員会を訪ねて今回の結果について報告されたとか。
 長く患っている課題とはいえ、東京五輪を控える選手にも影響が出始めました。そろそろ、上級省庁(文科省?)の出番ではないでしょうか。例えば、第三者の諮問機関を作って統合素案を作成し、それに従わない場合は除名するとか、荒療治をしないとこの問題は解決しないと思います。そういう存在を置きたがらない例を他に見かけますが、おかしな価値観で地域(バスケは国か)全体をおかしくさせる事になります。「子ども達」から夢を取り上げる行為は絶対に許されません。11月になって、ここでまた触れる事になると思います。

 当ブログではこの問題についても長く取り上げています。'93年にJリーグが開幕した時のように、夢を持ってスムーズにプロ化はバスケ界にはできないようですね。深津会長の辞任も10月末までの1週間で劇的な展開を期待する荒療治にも思えます。一番かわいそうなのは選手です。何の罪もありません。ひたすら2つのリーグと協会側のご都合主義に翻弄され続けてきたのですね。カテゴリの中で五輪出場できる可能性が一番高い女子代表のためにも、何とか解決して欲しいです。
バスケットボールリーグ関連:24 / 23 / 22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

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次に向けて頑張りましょう93

2014-10-28 00:08:32 | ファジアーノ岡山

 PV生観戦レポです。
 昨日、ウルトラスで開催された、ファジアーノのアウェー大分戦のPVに参加してきました。この日も皆さん忙しいのか、大分に行ってしまったのか、参加者は少なかったです。お店に入店して一通り見渡してみても、またしても目新しい方々が多い印象。後でT森店長に聞いてみたら、半分はこの日初めての新規とか。自分が知っている範囲では、常連さんはみんな現地に行っているとか。
 この節は7位・8位対決です。最近順位が並ぶ相手が多いですね。その都度蹴散らしてくれば良かったのですが、結果的には何度か踏み台にされた格好でした。大分さんは連敗中で守備陣に故障者が出ていたようです。田坂監督曰く「いつもは3トップが攻め残りカウンターを狙っているが、今日は全員が自陣ブロックを作り守備的だった」というコメントどおり、岡山は人数をかけてゴール前を固めて、この日はまず無失点が目標でした。
   
 前半から大分さんがずっとボールを保持していて、シュート数も圧倒的に多かったです。放送でも特に前半に名前が出てくるのは林選手。映像も何度も林選手の映像が出ました。一度接触して頭にケガをして、包帯を頭に巻きましたが、途中ではずしていました。林選手は元岡山でしたがチーム5得点と、今や主力選手として活躍。ただ、読んでないのですがJ2マガジンで、岡山を刺激するような発言が載っていたため、「林のいる大分には絶対に負けられない」というセリフを、いくつかのシーンで耳にしています。今度読んでみよう。試合解説でも、岡山には負けたくない発言をしていたと紹介されていました。
 大分さんは積極的にフィニッシュまで持ち込むが、岡山のDFラインを崩せずに遠くから放つシュートが多く、危険なボールはほとんど無かったと思います。後半に入っても、流れは大きく変わらないものの、岡山のカウンターが徐々に増えていく。途中、押谷選手のフリーな場面がありましたが、はずしてしまう。これを決められなかったのが敗因なのかもしれません。そして迎えたロスタイムに、スローインからのクロスを林選手が前に落としてスライディングシュートが決まってしまう。本当に終了直前の出来事でした。結局守っても守っても最後は競り負けた事になりました。
   
 これで7戦無勝利になりました。今回は、元岡山の林選手にやられた感もあります。思うに、引き分けが多い連続無敗記録も姿をちょっと変えたら、連続未勝利記録になってしまうという事です。確実に勝ち切ったチームが現在、プレーオフ圏内に来ているのではないでしょうか。これで順位を2つ落として9位転落。次節で他力本願で一番上昇したら6位ですが、最悪は11位まで落ちます。そして、またしても次も順位が1つ下の京都さん。そして、その次は2つ下の横浜さんと、組み合わせたようなカードです。今まで山形さんと大分さんに負けてはプレーオフ圏内を献上し、会場でも「最近のファジはまるで席の温め役だな」という辛い声も聞こえていました。さあ、次は踏ん張って欲しいものです。皆さまお疲れ様でした。

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日本代表のこと・・・260

2014-10-27 00:01:12 | サッカー(日本代表、W杯等)

 TV留守録生観戦レポです。
 早朝に生中継がありましたが、せっかくの貴重な休みだったので、早起きする段取りをしていなかったです。休みの日はゆっくり起きたいという願望が、留守録を観終わるまで、情報を遮断せねばという覚悟に勝ってしまいました。
 強化試合カナダ戦です。FIFAランク日本が3位に対して、カナダは8位。カナダはW杯最高位は4位。ロンドン五輪は何と銅メダル(日本は銀メダル)でした。来年のW杯の地元チームでもあり、これは最高の相手ではないでしょうか。カナダオタワで銃撃事件で亡くなった兵士への追悼する黙祷が冒頭で行われました。カナダの選手は黒い喪章を付けて試合に臨んでいることも紹介。
       
 整列した顔ぶれを見ると、ベストメンバーを揃えたなぁという印象。女の子走りの鮫島選手、近賀選手や安藤選手の顔も。でも、W杯や五輪と余り変わっていないという事は、それだけ世代交代が進んでいない事も言えます。今日の試合では、どれだけ若手を投入して機能できているかが問われると思います。
 先発には大儀見、大野の2トップ、2列目が川澄ちゃんとドイツ5年目の安藤、ボランチが宮間主将と阪口、佐々木監督が「このチームの生命線」と呼んでいるサイドバックが鮫島と、今年初めて海外移籍した近賀、DFが熊谷で、新顔はDFの川村とGK山根という事で、ドイツW杯やロンドン五輪のそのまま再現したような布陣です。いい意味でも悪い意味でもここまで戻ったかぁという思いです。佐々木監督は現状のままではW杯連覇は無理とコメントしているとか。キックオフ。

 近賀も現在アーセナルに所属しているとか。始めから高い位置で攻めて行っています。カナダも今回の対戦で日本のようなポゼッションサッカーを学びたいとカナダの監督がコメントしているとか。大野も最初の海外移籍ではホームシックですぐに帰国しましたが、今回は長続きしているようです。日本は早くて、ボールもよくつながり、やはり上手いです。まさに最強チームですね。FWシンクレアはロンドン五輪の得点王、要注意です。山根のプレーも注意ですね。福ちゃんが今回ベンチ入りしていますが、ぜひ山根にいろいろと教えてあげて欲しいです。
 川澄ちゃんのロングシュート。アメリカ仕込みのプレーで、以前から進歩した形見えました。前半9分、3人走って、2人がつないで最後に大儀見が決める。日本 ゴォール!!! 大儀見ゴール!★ 1-0。大儀見は大物エースの風格がありますね。やはり、画面から全体を見ても、日本の動きはバランスよく、一体感のある連動ができていて、すごいいいチームに見えます。仙台の川村は、アジア杯でCBに抜擢されて、試合ごとに成長していった選手で、今回先発という事で、佐々木監督の評価の高さが表われています。

 スタメン(フィールドプレーヤー)平均身長は、日本が163cmに対してカナダは168cmと5cmも高いです。海外組でコンビネーションを普通は心配するところですが、なでしこは心配ないようです。なでしこジャパンについては、海外移籍がうまくレベルアップにつながっているようですね。近賀のオーバーラップが続いているようです。まさにW杯の再現。海外組選手はどの選手も落ち着いてプレーできており、「女王のサッカーをしているように見える」と解説。この試合は人工芝コートでした。カナダは気候の関係で天然芝が管理できず、W杯本番も人工芝のピッチになりそうです。「バウンドが違う」「スパイクの部分が引っかかる感触がある」「天然芝とは違うところに疲労が溜まる」という選手の声もあるとか。今日は余り鮫島の女の子走りが見えませんが、直したようですね。直さなくて良かったのに。
 カナダは縦のラインを狙ってきますが、日本のラインが高いのでオフサイドが気になって、自分達のリズムができていない様子で、いい守備ができています。攻守の切り替えが早く、この状態をキープできれば安心です。「世界一早い切り替えができれば、W杯連覇できる」と佐々木監督のコメント。カナダのサポーターの声援で女性が多いというのが印象的です。14番のタンクレディも危険です。まるで名前のような威圧感があります。ベンチが映りましたが、一番前で水の補給とかやっているのがやはり福元選手です。前半終了。
   
 後半スタート。すごく寒そうです。開始前は10.3度だったのが、後半には8度まで下がり、体感温度はもっと低いはず。そういえば、昨日だったか川澄ちゃんのブログの衝撃報告で、「我らのアイドルさめちゃんが結婚することになりました」というのがあって、ビックリしましたが、よく読むと、鮫島さんの指輪がはまってなくておかしいなぁと思ったら、「はい、ネタです。
結婚も嘘です」というオチの記事でした。川澄ちゃんやり手です。
 カナダが徐々にらしさを出してきました。日本は後半も守備をコンパクトに保っています。この日は大儀見の妹の永里もベンチに入っているそうです。代表で姉妹で入るって珍しいです。この強化試合では6人まで交代枠があるようです。
 解説によると、GK山根への期待は大きいようです。しっかり機能するようになれば、日本の女子サッカーは変わるだろうと言っていました。確かにあの高さはワールドクラスです。後はテクニック面か。

 日本選手には笑顔も見られ、余裕があります。後半25分にショートコーナーから一回戻してセンタリング。川村のヘディングが決まる。日本 ゴォール!!! 川村ゴール!★ 2-0。頭脳プレーが決まり、川村の代表初ゴールで笑顔が弾けます。ここで、鮫島に替わって有吉投入。シンクレアの叩きつけるような強烈シュートが日本ゴールを襲う。さすが、五輪得点王恐るべし。
 ケガでカナダの選手が倒れている間に、カナダの選手が集まって作戦会議をしていたようです。熊谷の守備も安定しています。後半35分、大野が溜めて、有吉がセンタリングで中央に流して、川澄ちゃんが決める。日本 ゴォール!!! 川澄ゴール!★ 3-0。日本強いです。今までのなでしこの試合は何だったのだと思うくらいに。あとはケガですね。このまま、誰もケガがないように、来年の本番に臨んで欲しいです。
 日本はちょっとパスミスが増えてきました。ピンチには必ず熊谷が立ちはだかっています。熊谷は影のMVPです。大儀見に替わって菅澤、安藤に替わって高瀬投入。国内組で現在なでしこリーグの得点1位と2位という顔ぶれです。
宮間主将の「自分の売りはパスではなくハードワーク。男子と違って、個だけでは打開できない分、たくさん動いて少しでも多くの局面に絡めるように動いていきたい」というコメントが紹介されました。あれだけのパスセンスがありながら、売りではないと言う宮間主将を解説者が褒めていました。人格者であり、岡山№1のプロサッカー
選手だと思います。さあ、カナダもだいぶ足が止まってきました。
 「開始時間が遅れた関係で、ここで放送を終了します」と言って、留守録も終わってしまいました。そうなんだ・・・慌ててネットで結果を確認しましたが、そのまま3-0で勝ったようです。 

 面白かったですね。レベルが高い内容だったので、強化試合でも正直アジア大会より面白かったです。おかげで記事の文章もこんなに長くなってしまいました。
今後のなでしこジャパンの予定ですが、10/29(水)11:00がカナダ戦、12月にW杯組み合わせ抽選会。3月アルガルペカップ、6月がカナダW杯というスケジュールです。次のカナダ戦は地上波はなく、BS-TBSって何じゃそりゃ。
 
 話は変わり、ウルトラスにアウェー大分戦を観に行きました。その模様は明日。さっきまで倉敷市内では雷の停電が4回もあるし、何かダメな日でしたね。そして、某黄色いチームは、今日勝ってACL圏内(正式にはACLプレーオフ圏内)の3位まで勝ち点3点差まで迫っていけました。まだ夢は続きますね。 

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カリスマの存在168

2014-10-26 00:05:00 | カリスマの存在

【PV情報】 10/26:アウェー大分戦、ウルトラスにてPVあり

 事例紹介コラムです。
 某黄色いチームについて、スポーツニュースに「来季新監督に吉田達磨強化ダイレクター就任が決定的?」というニュースが出ました。黄金時代を築き、黄色いファン・サポーターに6年間夢を見させてくれたネルシーニョ監督の後任監督ですが、初めて名前が出てきました。今朝の山陽新聞にも記事が出ていたので、ある程度信憑性があるのかな。正式発表まではわかりませんが、今日現在の各報道をまとめてお届けしたいと思います。
   
 関係者の話によると、J1柏の来季新監督にクラブの強化部門の責任者である吉田達磨ダイレクターが就任する見通し。吉田ダイレクターは現役時代に柏、山形などでプレー。2003年から柏の下部組織で指導し、日本代表経験者の工藤や酒井宏らを育成。同時に井原ヘッドコーチが退任する可能性もあるとか。

 吉田ダイレクターのプロフィールは以下のとおり。
 中学時代に日立製作所サッカー部ユースに所属。東海大付属浦安高校を経て、'93年にJ1柏に入団。'96年まで所属した後に、'97年~'98年に京都、'99年~'01年にJ2山形。'02年はシンガポールで2試合に出場した後に現役引退。
 指導歴としては、'03年と'06年にJ1柏のU-18コーチ、'04年にU-15コーチ、'05年にU-15監督、'07年にU-18ヘッドコーチ、'08年にU-18監督、'09年にU-15監督、'10年にアカデミーダイレクター、'11年に強化本部長、'12年より強化部ダイレクターを担当。

 当ブログではポスト・ネルシーニョは絶対に内部昇格はダメだと言い続けてきましたが、この話が本当ならちょっと残念ですね。個人的には、ネル監督がブラジル人監督を誰か紹介してくれたらいいなぁと思っていました。ネル監督の名前があったから、レアンドロ・ドミンゲスもジョルジ・ワグネルも日本にやって来たと思います。そういうワールドクラスの強化もネル監督だからできたのではないでしょうか。吉田ダイレクターがいくら頑張っても、そこまでは難しいかも。
 つい、脳裏に「2度ある事は3度ある」という言葉が浮かんでしまいました。ただ、いくらここでどうのこうの言ってもどうなるものでもありません。とりあえず、吉田新監督になった場合のメリット、デメリットを自分なりに考えてみました。

【デメリット】
①J1監督はおろかトップチームでの監督経験経験がなく、ネルシーニョレベルの経験・戦術が期待できない。
②過去2度、内部昇格による新監督でJ2に降格している。
③ネルシーニョレベルの人脈が期待できず、有望な外国人選手が獲得できないかもしれない。
【メリット】
①ネルシーニョ監督とクラブが今年まで貫いてきた戦い方(方針)が継続できる。
②アカデミー出身選手を中心に選手と距離感が近い。
③強化トップだったため、強化について場馴れしている。

 と並べてみましたが、やはりどう見ても見劣りする感じで、正直不安です。当ブログでは、監督人事は実績を重視する傾向にありますが、吉田ダイレクターは強化の経験は豊富でも、監督になると全然違う世界になるでしょう。ただ、監督経験なしで内部昇格によるトップ監督就任で、実績を残した監督には、J1広島の森保監督、J2湘南のチョウ監督、J1仙台時代の手倉森監督などがおられ、単純に内部昇格人事がダメとも言いにくい部分が残ります。正式に決まれば、しばらくは様子を観て、夏場を過ぎて下半分を不安定に行き来していたら、即辞めてもらわないといけないと思います。いくら前年が好成績でも監督が変わって、降格圏へまっしぐらに落ちて行ったセレッソさんの例が目の前にあるので。
 ひょっとしたら、1年前の監督辞任騒動の時に吉田ダイレクターが決まっていて、その流れで1年間来ているのかもしれません。という事は元々次は吉田ダイレクターでずっと決まっていて、新監督を探していなかったのではないかという見方もできます。果たしてそれで良かったのでしょうか。
 あと、ネット情報を見ていると、黄色いファン・サポーターもどちらかと言えばネガティブですね。やはり、J2時代を思い出すのでしょう。当ブログでは、「監督」というパーツは一番重い部分だと思っています。個人的にはいつか、ネルシーニョ第二次政権の到来を心描いています。
 話は変わり、エドゥアルド選手がブラジルU-21代表に選出されたといううれしいニュースが飛び込んできました。以下、抜粋して紹介。
         
 ブラジルサッカー連盟(CBF)は24日、ブラジルU-21代表メンバーを発表し、J1柏のエドゥアルドが、ブラジルU-21代表に初選出。ブラジルは国内リーグ開催中で、コパ・リベルタドーレス参戦中のチームもあるため、国内組はGKのジャクソン選手のみという状況。'93年生まれのエドゥアルドことカルロス・エドゥアルド・ベンディニ・ジュスティは2013年にJ2鳥取(現J3)に加入。今シーズン前半はJ2栃木、後半はJ1柏に所属。なお、ブラジルU-21代表での登録名はJ2時代の「ドゥドゥ」になるとの事。エドゥアルドは、過去に世代別代表招集経験がなく、ブラジルでは全く無名の存在。

 明るい性格のエドゥアルド選手。ブラジルW杯でレギュラー出場していたフッキ選手のように、いつかはレギュラーのセレソンになって欲しいですね。ちなみに今日、黄色い公式HPを見て、しみじみと「やはり付加価値が高いクラブだな」と実感しました。トップニュース(トピックス)がこんな感じでした。シーズンまっただ中というのに、しっかり選手(大谷主将も!)が街に出ています。
2014年10月25日
 【10/29】学校訪問活動『レイソルしま専科』栗澤 僚一選手、工藤 壮人選手が参加
 ・『セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン募金活動』2014年9・10月の結果報告
 ・『JリーグTEAM AS ONE募金』2014年9・10月の結果報告
2014年10月24日
 【10/25】『柏商業祭』に大谷 秀和選手らが参加
2014年10月23日
 【10/25】『2014 Jユースカップ』群馬U-18戦のご案内

 何と、ウィンドーに出ている5つのトップニュースのうち、4つが社会・地域貢献活動です。グッズ紹介など商業的な内容はゼロ。素晴らしい! 確かにスポーツビジネスとして、商業活動も必要ですが、こういう付加価値の高いものを見ると、当ブログ好みで視線が温かくなりますねぇ。まさにJ1の器にふさわしいJクラブです。いつHPを観ても営利活動の内容ばかりのため、ちょっと観てすぐに次のページに切り替えてしまうパターンとは全然違うよなと。

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Jリーグの話題70

2014-10-25 00:15:01 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 前節で徳島さんのJ2降格が決定しました。昨シーズンの大分さんに続いての惨敗状態に、とても残念に思います。いつもこの時期には「問われるJ1昇格プレーオフ制度」という文言がマスコミ報道に付いており、この季節の風物詩のような印象を受けます。報道で流れた情報を抜粋して紹介。
   
 22日に開催された第29節のアウェーC大阪戦に1-3で敗れて最下位が決定し、5試合を残して来シーズンのJ2降格が確定。同時に小林監督が、今季限りでの辞任の意思を固めていることが判明。’12年から指揮を取ってJ1昇格に導いたが、今シーズンは結果を残せず「一度も最下位を脱出できなかった」と低迷の責任を取った形。昨シーズンのJ2の4位に入り、「J1昇格プレーオフ」準決勝で千葉と1―1で引き分けて決勝進出。決勝では3位の京都を2―0で破って初昇格にして四国初のJ1昇格を果たし、一発勝負の強さを証明した一方で、リーグ戦では優勝したG大阪、2位の神戸とは勝ち点で20、16も離され、元々実力差は歴然の状態でした。

 今シーズンの年間予算はJ2時代の昨シーズンとほぼ変わらず、J1最低だった甲府を数億円下回る約10億円。獲得を狙った実績ある選手は獲得できず、若手中心の補強では戦えなかった。開幕前から降格の筆頭とされ、開幕から9連敗し、一度も最下位から脱出できず。その時点で大勢は決していた状態。
 戦力も実力もJ1レベルに達していなかっただけに当然の結果といえるが、関係者の批判の矛先は「興行重視」のJリーグ側に向けられているとか。あるJ1クラブ関係者は「やっぱりJ2で4位とか6位のチームをJ1に上げちゃダメ。プレーオフのその時期だけは盛り上がるのかもしれないが、次の年には必ず悲惨な結果が待っている。リーグ全体のレベルも下がってしまう」とJリーグの運営のあり方を批判。
 ‘12年のJ2で6位の大分もプレーオフの大逆転でJ1昇格を果たしたが、’13年のJ1では最下位に終わり、1年で逆戻り。今年の徳島も同じ道をたどっただけに、Jリーグ側もプレーオフ制度のあり方を見直す必要があるとしています。
東スポWEB該当記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141023-00000020-tospoweb-socc

 当ブログもJ1での2ステージ制及びプレーオフ制度については、天下の悪法として大反対ですが、2部リーグにおける昇格プレーオフについては、必ずしも反対しきれないところがあります。まずは、欧州主要リーグ国で採用されている点。2ステージ制は主要リーグでは採用されていないが、昇格プレーオフについては採用されており、歴史もあるようです。
 また、昇格方法ですが、Jリーグの歴史を振り返ると、J1とJ2の昇降格が始まってからしばらくは入れ替え戦でした。ただ、入れ替え戦では終盤に戦力を集中させればいいという傾向が出て、シーズンを通して闘うという意識が薄れるという事を問題視された経緯があったと思います。その中で、シーズンを通して戦った結果を反映させるという事で、自動昇降格に替わっていったと記憶しています。
 当ブログで理想とする制度は1・2位が自動昇格、3位同士は入れ替え戦がいいのではと思います。6位までが昇格する可能性があって、結果的にJ1に上がっても、去年の大分さん、今年の徳島さんのような結果で、いわば「恥をかく」状態にはならないと思います。
 という事で、徳島さんには来シーズン、J2(岡山がJ1に昇格していれば一緒になりませんが)でご一緒する事になりそうですが、お手柔らかにお願いします。奇しくも前回の徳島さんの記事はJ1昇格時のものでした。
J2徳島関連⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131211
 〃      ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130925
 〃      ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130316
 〃      ⑤:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130127
 〃      ④http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090425
 〃      ③
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081013
 〃      ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080112

 〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080107 

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ファジアーノ応援団・浅口

2014-10-24 00:40:25 | ファジアーノ応援団・浅口

 浅口レポ&庭瀬情報です。
 先日の17日(金)に、福嶋リハ学院ラウンジにて、ファジアーノ応援団・浅口の寄島会場が開催されました。今回も前回と同じくらいの参加人数でした。特に目新しい参加メンバーもなく、いつもの面々でしたが、今回事務局グループが活躍しました。T田司法書士は司会など、同級生のF澤税理士は参加費の集金から事業報告まで、しっかりやって下さいました。
 あと、今回M永食料品店奥さんもいろいろとお手伝いいただきました。平喜酒造さんへ冷酒を受け取りに行ってもらったのですが、「支払いを済ませておこうと思ったが、何か取り込み中でできなかった」とか。実は、この週末に、平喜酒造さんで「酒蔵コンサート」が開催されていたのです。正式には「第20回酒蔵コンサートJAZZ in HIRAKI」が開催され、日野皓正さんなどのミュージシャンが集ったようです。一度行ってみたいなと。
   
 勝ち試合の録画映像を流そうとしたのですが、学院さんのスタッフが変わり、いろいろとプロジェクターをいじっておられましたが、結局映像が流せませんでした。今後も上映できないようなら、ちょっと定例会場として変更も考えなければなりません。元々寄島会場は「レストハウスB2」から「御食事処 ゆのき」に変更になり、現在の学院ラウンジに変遷があるのですが、学院が倉敷リハビリテーション学院として、倉敷へ移設が進んでおり、徐々に職員も減り、クローズ感が増していました。今後、違う会場に移る事もあるのかもしれません。

 今回はレポ記事が短いなぁと思っていたら、同じく地域の支援グループである、吉備ファジ会のOご夫妻から耳より情報が届きました。毎年ホーム戦とかぶっていましたが、今年はアウェー戦の日で直接はかぶらないとの事です。当ブログとしても顔を出したくても、毎年かぶっていたので結局行けていない状態でした。ぜひ、今年は顔を出したいと思っています。以下、O奥さんのメッセージです。
   
第10回「吉備・陵南 まちかど博物館」 
日時: 11月9日 (日)10時~16時 (雨天決行) / 前夜祭:11月 8日 (土) 17時30分~20時

  今回で10回目となるこの「まちかど博物館」は、このまちに住む人々が、家に眠るお宝・伝統工芸品・作品等を公開展示し、また楽しいイベントや美味しいもので来場者をおもてなしする年に一度のお祭りです。昔の人々が行き来した鴨方往来(庭瀬往来)の町並みや、庭瀬城址、撫川城址を散策しながら、歴史ロマンを感じて、まちの人々とのふれあいを楽しんでいただけたらと思います。

  当日、旧庭瀬港に建つ常夜灯前(MAP C-3)にて、吉備ファジ会主催の  『ファジアーノ募金コーナー』を開催します。ファジグッズや吉備・陵南学区の有志の方々より提供していただいた品物が当たる 募金者対象の抽選会です。またその他に、タオルマフラー(2008~2014)・ファジアーノパネル・ファジアーノ選手のトレカの展示、「エコキャップ運動」のPR(キャップ回収箱設置)、中古本コーナーも行います。この「募金コーナー」は2009年より、地元出身の妹尾選手とファジアーノをより多くの方々に知っていただき、その魅力をお伝えして、今後も応援していただけるよう行ってきました。
  皆様からの心温まる募金は、ファジアーノチームの強化資金として、ファジアーノに寄付させていただきます。多くの方々のご来場、ご協力をどうかよろしくお願いします。

 公式HPを見てみました。Cゾーンで「吉備ファジ会」の出展者名で、「ファジアーノ募金コーナー」をするとあります。「イベント詳細ページ」をよく観ていると、Gゾーンの吉備小学校で、bjリーグの高松ファイブアローズアカデミーで、「楽しいバスケ教室」を実施するとあり、「bjリーグ公認コーチによるバスケットボール教室」という内容だそうです。こちらも注目です。地域イベントでプロスポーツチーム絡みの出展が2つもあるとはスゴいです。こちらも行けたら行ってみたいと思います。
吉備・陵南 まちかど博物館公式HP:http://www.mati-kado.jp/

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岡山シーガルズ49

2014-10-23 00:02:15 | 岡山シーガルズ

 事例紹介コラムです。
 昨日、思いがけないニュースが来ました。長崎国体のバレーボール成年女子で岡山シーガルズで組織した岡山県代表が見事優勝したのです。おめでとうございます! 何にせよ日本一になる優勝はいい事です。確かにシーガルズは岡山国体の時に招致されたチームですが、昔は昔です。以下、抜粋して紹介。
   
 長崎国体でバレーボール成年女子で岡山シーガルズ(岡山県代表)は、決勝まで順調に3-0で勝ち進み、決勝に臨んだ21日、昨季Vリーグ覇者の久光製薬(佐賀県代表)を3―1(21-25/25-18/26-24/26-24)で下し、2010年千葉国体以来9度目の優勝。会場は長崎県の諫早市中央体育館で、全国の各ブロックで行われた予選大会を勝ち上がったチームにより、1セット25点・5セットマッチのトーナメント形式で実施。
岡山シーガルズ公式HP該当ページ:http://okayama.v-seagulls.co.jp/topic/?p=2755#more-2755

 やはり優勝というのは気持ちいいですね。パイオニアからの3人の新入団選手の力もあったのでは。そして、V.プレミアリーグも来月開幕します。今年はぜひ、年間3位なのにプレーオフで準優勝というケチな結果ではなく、年間もプレーオフも完全優勝でお願いします。その日程が発表されています。去年まで所属していた栗原選手の日立が11月にやって来ますね。行くとしたらまずこの試合かな。

【2014/15V・プレミアリーグ 岡山大会】
■11月22日(土): (第2試合)岡山シーガルズ vs 東レアローズ
■11月23日(日): (第2試合)岡山シーガルズ vs 日立リヴァーレ
■  1月10日(土): (第1試合)岡山シーガルズ vs 東レアローズ
■  1月11日(日):  (第1試合)岡山シーガルズ vs トヨタ車体クインシーズ
岡山シーガルズ公式HP該当ページ:http://okayama.v-seagulls.co.jp/ticket/

 クラブ公式HPの選手プロフィールページを観ています。このアンケートスタイルはいいですね。素顔がよくわかります。某黄色いチームの昔の面白さを期待してはいけませんが、シーガルズの選手1人1人の特徴が知る事ができました。
 全日本の宮下選手と山口選手は(現在作成中)ですが、他の選手はほぼ載っています。この中で当ブログ的な注目選手は、16番の山河選手です。スナップ写真がまだ間に合っていませんが、岡山県出身で岡山理科大学附属高等学校の出身です。と思ったら山河選手も作成中でした。同じく24番の川畑選手も理大付属高校出身です。うーむ、この人も作成中だ。まあ、皆さん読んで楽しんで下さい。ちなみに全日本チームの方は年内は大会はありません。
岡山シーガルズ公式HP「選手プロフィール」ページ:http://okayama.v-seagulls.co.jp/team/player_list.html

 偶然ですが、真夜中の時間に、NHK「アスリートの魂」で、「世界一へのトス」として宮下選手の特集がありました。慌てて録画ボタンを押す。宮下選手の現在の立ち位置、全日本のハイブリッド6の意味がよくわかりました。録画を見直して、記事に出来そうだったらまた紹介します。

 話は全然変わり、今日J1の試合があり、某黄色いチームはガンバさんに勝って7位まで戻りました。ネル監督も首位までは遠いが、ACL圏内の3位までは勝ち点6点差で射程距離だとコメントされていました。今のままでいくと、3位なら来年2月にACL出場枠を他国と争うACLプレーオフを戦うはず。1ステージ制最後と言われる今シーズンで、反対運動の旗手の浦和さんが優勝し、昨シーズンに過密日程で苦しみながらACL4位でフィニッシュした柏が初めて行われるACLプレーオフに出場したら、面白いと思います。あの時、競り合っていた他国が自国リーグで日程を優遇調整してもらった中で、Jリーグは何もなし。そんな苦渋を味わった柏だからこそ、出場して欲しいですね。あの年の夏は本当に過密日程でしたが、今度はJ1の全チームが味わう事になるのですね。五輪の惨敗を経て、日本のサッカーが強くなっていかねばならない時に逆に弱体化していく危険性。来年、Jリーグが商業主義に彩られた「失われた5年」という悲しい時代に入っていく中で、浦和さんや柏の動きは一つの楽しみになるかもしれません。

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サッカーを語る会

2014-10-22 00:04:00 | サッカーを語る会

 語る会レポです。
 19日のホーム山形戦の夜、ウルトラスにて定例の語る会が開催されました。しばらく、アウェー戦のPVと兼ねて実施していたので、語る会カテゴリには出てこなかったですが、普通にやっていました。この日は初めての試みで、昼のホーム戦の夜にという事で、試しにウルトラスさんに「お店で録画されていたら、それを流すのって可能ですか?」と聞いてみたところ、快諾でした。
   
 これは面白くていいぞという事で、「こういうパターンで、昼のホーム戦の夜にリクエストしたら、どんなグループでも録画PVをしてもらえるのか?」とT森店長に聞いたら、「予約が入ってなかったらOK」という事でした。読者の皆さんで、その日に祝勝会or反省会をやりたい、今日の日の映像を観て、しっかり復習したいという方は、遠慮なしにT森店長にご相談ください。語る会でもぜひ、来月もまたやりたいな。

 この日は1-4の惨敗という事で、当初参戦予定だったメンバーさんが、負け試合を見たくなかったのか次々とキャンセル。観たくないけどと言いながら山やん君とかが参加してくれました。語る会では通常は過去の勝ち試合を観るのですが、確かに負け試合ではありましたが、つい数時間前まで目の前で観ていた試合なので、記憶が鮮明に蘇ってとても面白かったです。試合が終わったら早々に帰っていましたが、熱心に見入っていました。
 観ながらいろいろな事を語りましたが、試合結果が結果なので、基本的にはネガティブな意見が多かったです。中には「この時期に失速するって、J1に上がりたくない選手がいるからだったりして」というビックリするような冗談も飛び出すし(苦笑)・・・ 

 日曜日の試合後の話に戻ります。選手バスの前の出待ちに付き合う。余り時間がなかったのですが、たまたま山形さんの石さんこと石崎監督が来られ、偶然にこの日はベンチだった林陵平選手が目の前に来ました。2人とも元柏なので、馴染みがあり、思わず写真を撮らせてもらいました。岡山の選手も誰かこないかと待っていたのですが、時間が来たので会場を後にしました。2人とも元気そうでしたね。石さんは現役選手のようにスリムな体で、ビックリしました。
   
 うろたんK氏やまーさん親子と遭遇しました。お2人ともやはり黄色いツワモノだなという感じがしました。まずはうろたんK氏。先週までヨーロッパ(ドイツ~イタリア)に遠征していたようです。男1人旅でそんな外国へ乗り込むって、O型の当方にはできない事。ドイツではドルトムントの試合を観てきたそうです。8万人の観客でゴール裏は巨大な黄色い壁になっていて、興奮したとか。香川も出場したそうですが、もう一つプレーの印象は残っていなかったとか。他にも長谷部に写真とサインをもらったそうで、世界一観客動員数の多いリーグで、巨大な黄色い壁を堪能できて満足していましたが、まだ完全に時差ボケは治っていないそうです(笑)

 そして、まーさん母子。何と前日の土曜日はカシマスタジアムにいたとか。すごい行動力です。柏シティへともに永久就職された過去のマヨさんやみろっこさんは、柏だけの行動ですごいと思っていましたが、こちらの方は、岡山のアウェー応援もどんどん行っておられるのでツープラトンの迫力があります。先日のアウェー札幌戦や長崎戦や群馬戦も行っておられます。「ウルトラスでアウェー戦のPVありますよ」と声をかけても、「現地行ってきます」という返事ばかり。J1とJ2のアウェーに行きまくるって、こちらもツワモノですね。そして、「ほらっ」と見せてもらった写真を見てビックリ! 何とみや長さんとの3ショットです。「岡山から応援に来たんです」と声をかけさせてもらったとか。恐るべし行動力です。当ブログでも一応、2009年の記事で黄色サポさんの紹介で、みや長さんにご挨拶をさせてもらった事はありますが、単なる一つの思い出です。

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