J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

Jリーグファミリーの資格81

2018-11-30 00:01:01 | ファジアーノ岡山

 リスペクトコラムです。
 J2岡山の選手による、平成30年豪雨災害の募金活動が先週実施されたようです。いい活動で、すぐさま紹介しても良かったのですが、当ブログ的にはちょっと弱い・・・ 1つだけではボリュームが薄いので何かもう1つこういうネタが無いかなと思っていたら、すぐに1週間経ってしまいました。そんな中、昨日選手による被災地(小学校)訪問があったようです。それではという事で紹介させていただきます。
     
【平成30年7月豪雨災害募金活動】
「ファジアーノ岡山の選手が11月21日にJR岡山駅にて募金活動を行うこととなりましたので、下記のとおりお知らせいたします。
お寄せいただいた寄付全額は、「平成30年7月豪雨岡山県災害義援金」として、岡山県に寄付し、被災地の各市町村を通じて被災地へ送金されます。
【がんばろう岡山 復興支援 平成30年7月豪雨災害募金活動 概要】
 ■日時:2018年11月21日(水)17:00~18:00
 ■場所:JR岡山駅 東西連絡通路
 ■参加者:ファジアーノ岡山 トップチーム選手 13名」
「喜山康平主将ら選手15人と運営会社・ファジアーノ岡山スポーツクラブ(岡山市)の北川真也社長が駅2階の東西連絡通路に並んで募金箱を持ち、「一緒に被災地を支えよう」「岡山のために協力をお願いします」などと呼び掛けた。寄付金は義援金として県に寄託する。」

クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/p1473054426.html
 〃 公式ツイッター該当ページ:https://twitter.com/fagiano_koho/status/1065153777731129344  
さんデジ該当ページ:http://www.sanyonews.jp/article/826531/1/
一森選手 / 金山選手 /

 何か思い出したように募金活動をされました。やらないよりはやった方がいいし、何しろ地元が被災地ですから。さて、この時の募金額の報告はあるのでしょうか。今までも何度も言っていますが、いくらいい活動をしても情報開示しなければ、やっていないのと同じ事だと思います。ぜひ公式HPでもう少し何かしら情報開示して欲しいです。まずはこのページ。せっかくよそから公式HPを観に来ても、ガッカリして去っていくのでは。早く2013年から目を覚ましてあげて下さい。こういう復興支援活動も理想を言うと、川崎さんのようにプロジェクト化して欲しいものです。まぁ難しいかな。定期的な活動でもないので、当ブログから見れば、あくまで単発的な活動に見えますね。そして、昨日選手達による被災地小学校への訪問活動が行われたようです。
   
【豪雨被災の小学校で交流イベント 岡山市】
「岡山市の平島小学校を訪れたのはファジアーノ岡山の選手23人です。仲間選手らが1年生から3年生の児童約120人の前で、リフティングなどでプロの技を披露しました。その後、選手と児童ら全員を交えての鬼ごっこやサッカーをして楽しみました。」
クラブ公式ツイッター該当ページ:https://twitter.com/fagiano_koho/status/1067680538469658624
瀬戸内海放送公式HP該当ページ:http://setonaikai.co.jp/newsweb/index/11823
一森選手 / 喜山選手 / 下口選手   

 今度は倉敷(真備)に行くそうですね。本当にいい活動だと思います。まぁ、学校訪問でサッカー絡みの活動というありきたりな活動かもしれませんが、被災で心に傷を負った子ども達に、少しでも元気を与える事ができたのではないかと思います。こういう活動が単発で消えてしまうのではなく、もっと顔が見える形にできないものでしょうか。山雅さんのように。

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観客のためのスタジアム36

2018-11-29 00:01:29 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 最近、実はサッカー界というよりはスポーツ界でスタジアムやアリーナのいわゆる「ハコもの」のニュースを耳にします。当ブログでも時々スタジアムネタを出しますが、今回も今の状況を知るのにちょうどいいタイミングなのかなと思い、紹介してみます。
   
【サッカー新スタジアム計画続々と】
〔完成まであと1年 京都は「駅すぐスタジアム」〕
「もう15年以上前に、京都サンガのスポンサーである京セラ創業者の稲盛和夫氏が、私財を投じてスタジアムを作る案が京都新聞の1面トップに掲載され、話題を呼んだことがありました。その後、スタジアムをどこに作るのかの紆余曲折があったのですが、亀岡に建設することで決着しました。京都スタジアム(仮称)の建設費は、167億円と報道されています。この建設費と維持費の一部をまかなうため、京都府は、寄付を募っています。」

 京都さんの新スタジアムはいい話ですが、語る会で「京都市内から遠いのでは」と言われていた覚えがあります。地理がよくわかりませんが、亀岡市はそんなに遠いのでしょうか。地理的な面は置いていて、データを見る限り専スタなので、いいのではないでしょうか。
   
〔長崎県は500億円の複合施設 宮崎県にも〕
「長崎市は、J1・Vファーレン長崎の経営を担うジャパネットたかたが主導して建設します。総事業費が500億円とも報道されていて、ホテルやマンションを併設する複合施設になる計画です。場所も一等地です。JR長崎駅から500メートルほどしか離れておらず、長崎のランドマークの一つになっていくでしょう。
 那覇市には、ゆいレール(モノレール)の二つの駅に直結している奥武山公園に作られます。完成予想図を市が公表しており、試合のない日でも人が集まれるよう、スタジアム側面に飲食店を誘致する方針です。」
「特に注目なのは広島市です。随分と以前から新設計画が話し合われていましたが、まだ場所が決まっていません。旧市民球場跡地と中央公園という市街地にある2ヵ所に絞られており、市の判断が注目されています。公式には市中心部から遠い宇品地区も候補に入っていますが、事実上、上記2案に絞られているようです。」

 長崎さんは何と言っても高田社長の肝入りですね。会社を挙げて取り組むようで、さしずめ「ジャパネットスタジアム」なのかと。複合施設の話もあって、いい感じになっていますね。すごいのが琉球さんの話。確か、Bリーグもアリーナを作ると聞いているので、一気に沖縄県がスポーツの聖地になりますね。個人的には対人口面が心配ですが、インバウンドとやり手社長のもと、夢を実現させる事でしょう。広島さんの話は・・・もう長いですね。本当に話は前に進んでいるのでしょうか。当ブログでも長く取り上げてきましたが、らちが明かないので最近は記事でご無沙汰気味です。個人的には中央公園案を押しています。

〔国も建設を後押し〕
「現在、Jリーグクラブの本拠地になっているスタジアムの多くは、国体開催を機に作られた陸上競技場が多く、グランドと客席の間に空間があって臨場感に欠ける欠点があります。屋根も少ないので、雨天時は観客が雨具の着用を余儀なくされています。また1958年建設の旧国立競技場をモデルにしたものが多いため、個性のない外観も問題点の一つとなっていました。
 こうした事情を背景に、発足から25年以上が経つJリーグクラブのファンなどから、新スタジアム要望の声が多くあがっていました。経産省も日本再興戦略の一つにスポーツを成長産業にする方針を打ち出しており、スポーツ庁と一緒になった「地域高度化計画支援事業」で建設を後押しています。」
引用:SPORTIE

【全国のスタジアム建設計画(完成施設含む)(記事掲載)】
〔スタジアムと場所/客席数/現状/本拠とするJクラブ(2018所属カテゴリー)〕
・パナソニックスタジアム(吹田市)/4万人/16年開業/J1・G大阪
・ミクニワールドスタジアム(北九州市)/1万5000人/17年開業/J3北九州
・京都スタジアム(亀岡市)/2万1600人/20年春利用開始予定/J2京都
・キンチョウスタジアム(大阪市)/2万5000人/19年2月から改築、21年春利用開始予定/J1・C大阪
・日向新富駅近く(宮崎県新富町)/未公開/実施計画作成済/JFL宮崎
・三菱重工長崎造船所跡地(長崎市)/2万3000人/23年完成予定/J1長崎
・奥武山公園内(那覇市)/2万人/23年利用開始予定/J3琉球
・金沢市民サッカー場(金沢市)/1万人/既存施設を増築、23年度利用開始予定/J2金沢
・山梨県総合球技場(甲府市)/2万人/18年度中に基本計画/J2甲府
・広島市内/未公開/候補地決定前/J1広島
・代々木公園(東京)/3万人/計画段階/ –
・鹿児島市内/未公開/18年度中に立地方針を決める/J3鹿児島
・秋田市内/未公開/19年1月に調査概要報告/J3秋田
・平塚市/1万8000人/候補地4ヵ所を19年春までに公表/J1湘南
・山形県内/2万人/20年9月に建設地決定めざす/J2山形

 ざっと見ても実現性が高いものから、大丈夫なん?と心配したくなるものまで、いろいろです。宮崎さんはまだJFLですが、大丈夫でしょうか。金沢さんは1万人って、それではJ1ライセンスに合わないのではないでしょうか。鹿児島さんは着々と動いていますね。個人的には山口さんから山雅さんのように、成長していって早い時期にJ1に顔を出す存在と認識しています。秋田さんも元気です。ここも確かBリーグのアリーナ構想があると聞いております。こうして見ると、都会よりも地方都市が目立ちますね。
 あと、こっそり気になるのが、新スタジアムを作ると成績が低迷するというジンクス。これはガンバさん、北Qさん、長野さんといくつも見られます。不思議ですね。北QさんはできるタイミングでJ3に降格されました。長野さんもいつまで経ってもJ3。なので、そういうジンクスをぜひ打ち破って羽ばたいて欲しいです。地元岡山はお隣の広島でできないと難しいかな。

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岡山シーガルズ95

2018-11-28 00:01:45 | 岡山シーガルズ

 生観戦レポです。
 先の日曜日、ZIPアリーナで開催された、Vリーグ1部女子の岡山対日立の試合の観戦に行ってきました。この日は来場者全員に応援Tシャツを配布という事で、早めに行きました。今回は真備でいつもご一緒する熊先輩が参加。何と初参戦だそうですが、「ビール飲みながら観戦できんのかなぁ・・・」と口にされる。ファジでもビール観戦がお好きな様子。列はまあまあありました。いつも思うが、シーガルズの客層は見事におじさん(我々もそうですが)が多い。もらえました。ファジの時と同じくやや薄手。でも受領時にサイズが選べるという細やかさ。まぁファジとは桁が違いますからね。
    
 次に席をキープに行く。今回も1F自由席ですが、いわゆるゴール裏の位置になりました。うろたんK氏はコートサイドの指定席(いいなぁ、高いけど)。issanもいわゆるメインスタンドの端。他にろんぱ氏もお見掛けしました。うろたん氏、issanとしゃべっていると、ファジボラの福女史登場。ブラインドサッカーの運営さんですが、バレーにも来ていただいていい事です。
 ほとんどの来場者にTシャツを配ったのに、観客数はおととしよりもやや少な目。やはり1日1試合しかない影響か。オーロラビジョン(2つ)が初登場。やはりモニターがあるとショーアップ度が上がっていいですね。
   
 再入出場口から一度外へ出る。「かもめ食堂」というスタグルがあります。どこも美味しそうですが、今回は「玉島かしわ焼きそば」と「千屋牛牛丼」(Cスタでもおなじみ)をいただく。やはりご当地グルメは美味しさが違う。元の味付けに「ご当地」という味付けが加わって、とても美味しい。「シーガルズプレス」というMDPにはそれぞれのメニューに以下のように選手が絡んでいました。いいですねー
    
・からあげ:田口選手も大好き
・玉島かしわ焼きそば:林選手もイチ押し
・千屋牛バーガー:宇賀神選手パワーの源
・たこ焼き:前田選手 故郷の味
   
 いつものようにチアリーディングチームが応援をリードしてくれていました。昨季と違うのが1F応援席にも2人(1人はベテランの方)回ってきて、客席を煽っています。今までは2Fの応援席だけだったので、盛り上がり方が違います。いつもよりやや人数が少なかった気がしますが、MDPによれば明誠学院高と岡大チアリーダーとありました。えっ、てっきり清心女子大さんとばかり思っていたのに。いつ変わったの?と、少しサプライズがありました。
     
 試合前に選手によるサインボールに投げ込みがありました。こういう時はいつも、子どもさんとかふさわしい人がゲットしてくれたらいいと、めったに「欲しい意思表示」をしない事にしています。昔たまたまボールを掴んだ時も、確かその辺に歩いていた少年に「ボク、あげるよ」と渡した覚えがあります。余り欲しい欲しいという気持ちはありません。
     
 この日の相手は日立リヴァーレさん。練習着が真っ黄色なので、やっぱ日立系はこういう色なんだと馴染みのある色に目を向けていました。ところが、前日DAZNでシーガルズの試合を見ていてちょっと驚く。セカンドユニ?の色が限りなく黄色なのです。特に右側真横から観ると、某J1の黄色いチームみたいに(笑)。元々ちょこっと黄色が入っていましたが、ついにサードカラーになりましたかと。もっとも試合球も青・白・黄色ではあり、バレーらしい色でもありますが。やはり、女性は黄色が映えますね。この日はリベロがこのタイプを着ていました。青白戦をやっていますが、そのうちに青黄戦になるのではと思ってみたり。
   
 試合ですが、第1セットは上手く取ったのですが、第2、第3と取られてしまう。第4セットは根性で取ってイーブンに持ち込みましたが、第5セットで力尽きました。前日と同じような流れ。敗因はメンタル面なのか、フルセットで競り勝つようにしなければなりませんね。
 日立さんも外人選手がゼロで岡山と似たようなチーム。明暗を分けたのはサーブレシーブなのかな。受け身になった時に精度が下がると山陽新聞にありました。あと、佐々木、金田両選手が狙われたようですね。全体に受けたサーブレシーブのうち、2選手が受けたのは8割もあったとか。エースつぶしは常套手段のようで、岡山も相手選手を狙う攻撃だったとか。
 選手では山口主将が完全復活。まだまだ主力ですね。吉田副主将も要所要所に登場しました。ちょっと残念なのが丸山選手。全日本にも選出されたのに、今季はマネージャーも務めています。何かもったいないですね。
   
 試合は残念ながら2-3で負けてしまいました。岡山は現在西地区で5チーム中5位。MDPを読んでいたらビックリ。ファイナル8に出れない下位3チームで総当たり戦を行い、11位のチームはV2との入れ替え戦に回るとある。おいおい、1年目の今季は1チーム少ないようだし、それは無いと思い込んでいました。
 ウィキペディアを読んでみると・・・「入替戦出場決定戦 - S1ライセンスを保有するチームにより入替戦出場をかけて行われる。1試合制。ただし2018-19シーズンについては、2019-20シーズンからV1を12チームに戻す予定のため、V2の優勝クラブがS1ライセンス保有の場合、自動昇格とする」とあるので、やはり今季は降格は無いのではと。どっちなんでしょうか。
   
 試合後、何人か選手も参加して、子どものバレー教室が行われていました。これも1日2試合だったら時間的に厳しかったのかもしれませんが、1試合なのでじっくり開催できたようです。次は1月です。また行きたいと思います。

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山陰から旋風を!松江シティFC1

2018-11-27 00:41:45 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 何年も久しく気にしていなかった全国地域リーグ決勝(現在は全国リーグCLというらしい)ですが、今回は中国地方のサポーターとして、いいニュースがありました。中国リーグから松江シティさんがJFL入りを果たしたのです。地域決勝といえば、昔からサッカー界で最も過酷な大会と言われていますが、松江さん、優勝おめでとうございます。
        

【松江シティFCが来季JFL昇格、鈴鹿下し3冠達成】 
「松江シティFC(島根)が鈴鹿アンリミテッドFC(三重)を2-0で下し、2勝1分け(勝ち点7)で優勝し、来季のJFL昇格を決めた。松江は開始2分、右CKからニアサイドのFW酒井達磨が右足で直接合わせ、先取点を奪った。さらに前半30分、DF長谷川翔平が直接FKを決め2-0とリードを広げた。2点を追いかける鈴鹿が終盤に185センチの長身CBキローラン木鈴を最前線に上げ、パワープレーから得点を狙ってきたが、ハードワークと組織的な守備で好機を与えず完封勝ち。今季は中国リーグ、10月の全国社会人選手権の優勝に続き3冠に輝いた。
 名古屋グランパス、湘南ベルマーレを指揮した経験を持つ田中孝司監督は「厳しい試合でしたが、最後の試合も最大限に力を出してくれた。選手に“おめでとう”と言いたい」と話した。就任3年目でのJFL昇格だが、「最初(松江に)来た時はとんでもない状況だった。コツコツ3年続けて、今季はチャレンジの年だった。私の役目は果たした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。」
引用:日刊スポーツ

 ここで注目したのが田中監督。名古屋さんや湘南さんを指揮した経験を持つとあって、えっともう一度読み返す。中国リーグにJ1監督経験がある指揮官って、それはすごいぞと。松江さんの選手名簿を見てみると、まぁ中国リーグはこんなものかなという顔ぶれ。なので、松江さんはやはり監督がすごいと思われます。田中監督と松江さんの事を調べてみました。
    
【田中孝司監督】
1955年生まれ。浦和市(現さいたま市)出身。明治大学を経て、’78年に旧JSLにNKKに入部。'82年に日本代表入り。国際Aマッチで通算20試合3得点を記録し、主将も経験。’88年に引退後は'92年までNKKのコーチ、'93年にはU-18日本代表コーチ、'95年にJ1名古屋コーチとU-20日本代表監督を兼任。'95年にワールドユースで8強入り。'97年にJ1名古屋監督、'01年にJ1湘南の監督、'04年にJ1仙台の監督を歴任。'16年より松江さんの監督に就任。

【松江シティFC】
 ホームタウンは松江市。松江市営陸上競技場等を拠点とし、サッカーを中心とした総合スポーツクラブ創設の中心チームとして活動し、その先に将来的構想としてJリーグへの加盟を目指している。
 '11年に島根県サッカー協会松江支部の代表チームとして運営組織の新規立ち上げと合わせ、中国リーグに所属していたヴォラドール松江を母体とした新クラブ(現クラブ名)を設立。'12年に新たな運営法人としてNPO法人松江シティスポーツクラブを設立。'14年、Jリーグ経験者の戦力補強を敢行し、中国リーグで初優勝。全国地域リーグ決勝大会に初出場。'15年に田中監督が就任。'17年に運営会社を設立。'18年に中国リーグで3回目の優勝。全社(全国社会人サッカー選手権)で初優勝。全国地域CLで優勝し、JFLに自動昇格。

 やはり何といっても田中監督の経歴のすごさが圧倒していますね。元日本代表の選手と年代別監督を経験し、J1クラブ監督も歴任。そんな大物が地域リーグの監督って、なぜと聞きたくなるような展開。島根県のチームといえば、まずはJ2岡山の中国リーグ時代のライバルだったデッツォーラ島根さん(当時かなり個性的な監督がおられました)の名前が自然と出てきます。ただ、今季の中国リーグでは1位の松江さんに対してデッツォーラさんは最下位の10位。まさに下克上だったのですね。
 クラブの公式HPを観てみました。役員名簿がしっかり出ています。顔が見えるクラブとして理想的です。レディースチームもあるのですね。NPO法人は、どうもサッカー以外のスポーツは見えません。どちらかといえばアカデミーとサッカーの普及活動が主体なのかな。

【JFL:2019シーズン】
 HondaFC、ラインメール青森、ソニー仙台FC、FC大阪、FC今治、奈良クラブ、ホンダロックSC、FCマルヤス岡崎、アスクラロ沼津、流経大ドラゴンズ龍ケ崎、東京武蔵野シティFC、ヴィアティン三重、MIOびわこ滋賀、ヴェルスパ大分、テゲバジャーロ宮崎、松江シティFC

 J2岡山が所属した2008年に所属していたチームが5つ(下線:当時の流経大FCは別チーム)もありますね。まさにHondaさんとかはまさに門番(今季まで連覇)です。西日本のチームも多いですね。Jクラブが無い県は5つ(奈良・三重・滋賀・宮崎・島根)。来季から6年ぶりに1ステージ制へ移行および前後期それぞれの1位チームによるチャンピオンシップを廃止予定だそうです。えっ、まだやってはったんですか?という感じ。JFLって頑固ですね。
 中国地方の貴重なJFLクラブです。J2に昇格すれば中国5県ですべての県でJクラブができる事になります。地元岡山も山口さんも1年でJFLを通過しています。松江さんもぜひ頑張って欲しいと思います。何となくですが、昔の山口さんと似ている気がします。中国地方ではぜひ山口さんをお手本に、地域に根差した地域の宝となる付加価値の高いクラブに成長していって欲しいです。 
松江シティFC公式HP:https://football.matsue-city.com/
NPO法人松江シティスポーツクラブ公式HP:http://sports.matsue-city.com/

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1年で上へ9

2018-11-26 00:01:03 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 少し前の話題になりますが、讃岐さんのJ3降格が決まりました。地元J2岡山にとって、瀬戸大橋ダービーの好敵手、J2入りでは後輩クラブになりますが、同じ中四国エリアで戦ってきた一番近い仲間でもありました。2014年から4シーズンJ2で同席し、瀬戸大橋ダービーは4勝4敗2分けの五分という成績で、本当に良き隣県クラブでした。今回の讃岐さんの降格劇の情報を探しましたが、余りありませんでした。もうちょっと何か書かれてるかと思ったのですが。
   
【4部からの快進撃とJ2での苦闘、そして降格…讃岐を象徴した指揮官のエンディング】
〔地域リーグから順調なステップアップ。北野監督はサクセスストーリーの主役だった〕
「北野監督は熊本で指揮を執った09年終了後、自身の生まれ故郷にJリーグクラブを誕生させるべくカマタマーレ讃岐の監督に就任した。ただ、夢と希望はあったものの、当時のチームのカテゴリーは4部相当の四国リーグ。選手のプロ意識もまだまだ希薄で、J昇格は決して簡単に叶う夢ではなかった。それでも優れた手腕を発揮する指揮官は1年でチームをJFL昇格へ導くと、JFLでも1年ごとに順位を上げて着実にJ昇格への階段を登り続け、13年にリーグ2位の成績を収めてJ昇格への挑戦権を手に入れた。そして鳥取と争うこととなったJ2・JFL入れ替え戦を1勝1分けで勝ち抜き、ついに悲願を達成した。」
「サッカー不毛の地と言われた香川県に“ホンモノ”のサッカーを見せる舞台をもたらし、まだ見ぬ未来も明るいものかと思われていた。しかし、実際に待っていたのは苦難の連続だった。『その後の5年間はずっとしんどかった』 昇格初年度からJ2・J3入れ替え戦に回り降格の危機に瀕すると、その後も毎シーズンのように残留争いを強いられるなど成績は低迷し続けた。」
〔指揮官の思いとは裏腹にクラブの環境は変わらず…〕
「周囲からは北野監督の手腕を憂う声は徐々に大きくなり、それに比例するように指揮官の苦悩も増していった。ただ、本当に目を向けるべきなのはチームを取り巻く環境だ。脆弱なクラブフロント陣の体制、リーグ最低規模の経営基盤、そして、およそJリーグクラブとは思えないほどの練習環境の悪さ。J2昇格時に「これですべてが変わる」と希望を抱いて発した北野監督の思いとは裏腹に、この5年間でクラブは何も変わっていないのが現実だった。
 クラブ側からのサポートを得られず、チームは武装した相手に素手で戦いを挑む日々。北野監督も”策士”としての一面を発揮しながら、何とかJの舞台に踏みとどまらせるのが精一杯の状況だった。年々飛躍的に上がるリーグ全体のレベルを考えると、この5年目にして“来るべき時が来た”と言わざるを得ないのが実情だ。讃岐での監督在任期間は実に9年間。選手たちとともに全力で駆け続け、酸いも甘いもファン、サポーターたちと分かち合ってきた北野監督の足跡こそ、クラブの歴史と言っても過言ではないはずだ。」
引用:サッカーダイジェストWEB

 北野監督、9年間お疲れ様でした。確かに讃岐さんイコール北野監督というイメージが強いです。来季からクラブのカラーも変わる訳ですが、どんなカラーになっていくのでしょうか。また、クラブとしては狭い香川県なのに、競合する他のプロスポーツチームにもまれながら頑張れていました。讃岐さんは語る会でも昔から話題になっていました。まずはチーム名。発表当時はその斬新なネーミングに驚いたものです。その後の地域リーグ時代は車いすの羽中田監督ですね。スポンサーで穴吹工務店が撤退したために、胸スポンサーに「さぬきうどん」と入れて、1口1千円の募金活動をされました。その後は「うどん県」ロゴが有名でした。この頃に北野監督が就任し、上へ駆け上がっていかれました。
 駅からはそれほど近くはないですが、巨大な丸亀競技場(Pikaraスタジアム)はうらやましかったです。何度か行きましたが、いいスタジアムでしたね。讃岐さんのクラブとしてのイメージは、やはり選手の貢献活動か。JFL時代に、ホーム松本戦をピカスタに観に行っていますが、試合終了直後にまだ体から汗の湯気が出ている出場選手達が、来場客の見送りに出てきて感動したのを覚えています。その後も讃岐さんは、しっかり選手による地域・社会貢献活動をしていたと聞いております。讃岐さん、ぜひ1年でまたJ2へ戻って来てください。イーブンで終わっている瀬戸大橋ダービーの決着をつけないといけないでしょ?
J2讃岐関連⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170704
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161221
  〃     ⑥:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131212
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131121

  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131005
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110913
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101208
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080419

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優勝の味43

2018-11-25 00:01:16 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先週の話になりますが、山雅さんJ2優勝おめでとうございます。今季はJ2の上位争いが激しかったですが、最後の徳島戦は堅守のチームらしく引き分けで見事な優勝を飾りました。前回のJ1昇格時はいろいろと情報が出ていましたが、今回は2回目だからなのか、それほどは見当たらなかったですね。
   
【原点「走るサッカー」で2度目J1昇格&初優勝!今季人件費は史上最高9億円】
「屈辱のJ2降格となった15年11月7日の神戸戦(ノエスタ)から3年。15年のJ1昇格元年に旋風を巻き起こした「走るサッカー」から、16年は対極にあるポゼッションサッカーに変更。しかしJ1昇格POで敗退した。昨年は勝ち点2差でJ1昇格POにも進めず。2度“顔を洗って”やっと目指す舞台に戻ることができた。今は再び原点とも言える「走るサッカー」に戻り、この日も今季最高の1万9066人の力強い声援に後押しされた勝ち点1奪取だった。」
「選手などの人件費が史上最高の9億円となり、赤字想定となった。J1に戻るための積極姿勢だったが、開幕6戦で、4分け2敗で22チーム中20位。今季から主将に就任したDF橋内は「もしかしたら(松本史上)一番勝てないチームを率いることになるのかな」と焦った。それでも終わってみれば、シーズンの半分超の22戦無失点。泥臭く守り、どん底からはい上がった。」
引用:スポーツ報知

 ネットでは細かい分析をされています。山雅さんは勝ち点77に対して、2位~4位までの3チームが、勝ち点76で競り合っており、ロスタイムで追いつかれるまでは大分さんが1位だったようです。失点数は34点でリーグ最少。1試合辺りでは0.8点という少なさで、無失点試合は22試合。 ちなみに少なさの2位はヴェルディさんで41点なので、いかに堅守だったがわかります。7試合という負け試合数もリーグ最少。引き分けも14試合で、いかに負け試合を引き分けにしたがよくわかり、こういう負けない試合をした事が優勝につながったとされています。 
   
 あと、このコラムによると、反町監督はチェルシーの3ボランチを目指していて、シーズン最初の1、2試合はフォーメーションを変えて1アンカーでやっていたが、上手くいかなくて元に戻したのが功を奏したという情報もあります。夏にかけてチームの完成度が上がって期待されましたが、夏の時期の町田と横浜FCの連敗から少し苦しくなったとか。
 前回のJ1昇格時で、当ブログは1年でJ2には戻ってこないと予測するくらいに勢いがあった記憶があります。同時に、市民クラブの雄として1年で戻ってきて欲しくなかったというのもありましたが。今回はどうでしょうか。当ブログで付加価値の高さで高評価の、二卿は湘南さんがルヴァン、川崎さんがJ1での優勝。御三家(仙台、甲府、新潟)はもう一つでしたが、二天王は山口さんの躍進ともに、山雅さんがJ2優勝を遂げて、評価の正当性を示していただけました。そうそう、札幌さんを加えて三天王とさせていただこうと思っています。札幌さんも現在4位でACLを照準にできている存在になっております。
 山雅さん、来季J1で暴れまくって下さい。地方の市民クラブ代表としてぜひJ1に残留していただいて、今までの山雅さんがやってきた事の正しさを証明して下さい。川崎さんが選手の地域貢献活動をやってJ1連覇を遂げたように。
J2松本関連:33323130292827262524232221

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Jリーグの話題160

2018-11-24 00:18:04 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 少し遅くなりましたが、先日のJリーグ理事会で正式にいろいろ項目が決議されました。当ブログで以前に紹介した、外国人枠の撤廃やホームグロウン制の導入です。ネットを観ていたら、フットボールトライブ(そういえば昔、倉敷トライブというのがありましたが、どうしちゃったのでしょうか)というサイトで、わかりやすく紹介されていました。
   
【Jリーグが変わる!2019年から変化する4つのコト】
①ホームグロウン制度の導入
「Jリーグは開催の理事会において、ホームグロウン制度の導入を決定。Jクラブは2019年シーズン以降、「ホームグロウン選手」にあたる選手を規定人数以上、トップチームに登録しなければならない。今後各クラブは選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことが求められている。
<ホームグロウン選手の定義>
・12歳から21歳の間、3シーズン又は36ヶ月以上、自クラブで登録していた選手
・満12歳の誕生日を含むシーズンから、満21歳の誕生日を含むシーズンまでを対象とする
・期間は連続していなくてよい
・21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウントする
・選手を国籍、又はプロ/アマの別、又は年齢で区別しない
・JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手と見なさない (Jリーグプレスリリース)
<登録人数>
ホームグロウン選手の登録数はJリーグ開幕時にカウントされ、期限付き移籍選手は移籍元でカウントされる。
J1は2019年シーズン、2020年シーズンは2人以上、2021年シーズンは3人以上、2022年シーズンは4人以上の登録が必要となる。
J2、J3のクラブは2022年シーズンから1人以上の登録が必要となる。」

②外国籍選手枠の拡大
「今季までJリーグの外国籍選手の登録は5名までに制限されていたが、2019シーズン以降は外国籍選手の登録制限を撤廃。何人でも外国籍選手の登録が可能となる。試合エントリー(出場とベンチ入り)可能な外国籍選手枠は、これまでの3名から拡大。J1は5名、J2/J3は4名までが上限と変更された。
 また、アジア連盟加盟国の選手1人を追加できる「アジア枠」を廃止。Jリーグ提携国として定める国の国籍を有する選手(2018年11月20日現在のJリーグ提携国:タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタール)は、外国籍選手の人数に含めないことが決定されている。」
引用:Jリーグ公式HP

 この決定により、様々なチームに所属している韓国人籍選手はアジア枠から外国籍選手に変更されますが、タイ人選手など提携国は現行通り、外国籍選手に該当しないそうです。この辺はよくわかりません。しかし、J1が5人まで外国人選手が増えるというのは、結構景色が変わるかもしれませんね。極端に言うと、先発11人のうち、6人(外国人+提携国)が外国人選手というケースがありうるし、何かJリーグのチームでは無いように錯覚しちゃうかもしれませんね。そして、ベストメンバー規定です。

③ベストメンバー規定の撤廃
「Jリーグは「Jリーグ規約第42条の補足基準」撤廃を発表。従来の第42条は「Jクラブは、その時点における最強のチーム(ベストメンバー)をもって前条の試合に臨まなければならない。なお、第40条第1項第1号から第4号に定める公式試合における当該チームの詳細に関しては、『Jリーグ規約第42条の補足基準』に定めるものとする」としていた。しかし、今回の規約変更により「なお、第40条〜」の部分が消去されることが決定。
ただし、「最強のチームで試合に臨まなければならないことに変更はなく、Jリーグ規約第42条自体は存続」するため、ベストメンバー規定は“事実上の”撤廃となっている。
Jリーグは撤廃理由について「クラブの強化方針・強化施策の選択肢拡大(クラブ内での競争促進)」、「若手選手の育成を目的とした出場機会の創出」を挙げている。
今季は湘南ベルマーレがYBCルヴァンカップ・グループステージ第4節サガン鳥栖戦でプロA契約選手を4人しか起用せず、制裁金600万の処分を受けていた。今後はより積極的な若手登用が可能となる。」
引用:Jリーグ公式HP

 一応最強チームでの出場という言葉は残るが、制裁金が課せられないため、事実上は撤廃という事になるのでしょうか。Jリーグの本音としては、試合が過密日程になる時は、若手を積極的に出して欲しいという事なのか。まあ、ホームグロウン制度と合わせて若手の出場促進を図っているのでしょう。東京五輪も近づいてきて、こういう若手選手の抜擢を促すことをいろいろやっていますが、ちゃんと成果が出ればいいのですが。
引用:フットボールトライブ
Jリーグ組織問題関連 (全般):53 / 52 / 51 / 50 / 49 / 48 / 47 / 46 / 45 / 44 / 43 / 42 / 41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / 20 /

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三位一体という名前のクラブ14

2018-11-23 00:38:58 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです
 大分さん、J1自動昇格おめでとうございます。大分さんといえば、当ブログでもその地方クラブとしてのドラマチックな展開に、ずっと注目してまいりました。栄光と転落の溝畑時代、その後苦労した青野時代、そしてJ3から一気にJ1まで上り詰めた今の時代と、その破天荒なクラブの生き様を見せつけられました。今回のJ1昇格劇について、ネットから情報を拾ってみました。
   
【大分が6季ぶりJ1復帰!経営再建途中も高み目指す】
「大分は09年、深刻な経営難からクラブ消滅危機に陥ったが、Jリーグの6億円緊急融資を受けて回避。しかし、J1復帰は融資完済が条件だったため、徹底した赤字体質改善のあおりで日本代表GK西川周作(32)、DF森重真人(31)、MF清武弘嗣(29)ら主力が大量流出。チームも弱体化した経緯がある。
 そんな逆境下、12年10月に県民の寄付や地元政財界の支援でJリーグに未返済だった残り3億円を返済、奇跡のJ1昇格を果たした。一方、最大約11億円にのぼった債務超過は14年5月に解消。だが、いまだ債務超過解消へ出資を受けた企業再生ファンド株の買い取りを進めているところだ。経営再建途中の影響で来季は予算約11億円の予定。リーグ最低クラスの選手年俸で戦うことになるが、どん底に落ちた屈辱を糧に高みを目指す。」
引用:日刊スポーツ

 とにかく大分さんは実は経営的に厳しく、いろいろな制約の中で経営再建を続けながら、強くなってこられた市民クラブ。Jリーグの緊急融資ですから。その完済は市民からの多額な募金(億単位だからすごい)という、どこも真似できないレベル。予算が11億って、地元岡山よりも1~2割少ない金額なのに、方やJ2の15位、大分さんは2位という違い。まぁこれはクラブの歴史と付加価値の違いでしょう。大きいのは監督の差もあると思います。そんな片野坂監督の情報です。
   
【片野坂知宏という人物。大分の危機を救い、従来の概念を覆す革新的な戦術でJ1昇格】 
〔『地方の星』大分復権の道のり〕
「かつてはJ1でJリーグナビスコカップ(現JリーグYBCルヴァンカップ)優勝まで成し遂げ『地方の星』と呼ばれた大分が、まさかのJ3にまで転落したのは2015年。降格の責任を取って青野浩志社長が辞任し、シーズン途中から監督を務めた柳田伸明強化部長もクラブを去った。

 9年に深刻な経営危機が明るみに出た後、リーグや地元企業や行政からさまざまな支援を受けながら立て直してきたなかでの不覚。1年でJ2復帰しなくてはクラブの存続も危ういとささやかれる中で、新たな指揮官に就任したのが片野坂監督だった。現役時代に大分でプレーし、引退後もクラブに残って強化やアカデミー指導に携わると、指導者S級ライセンスも大分で取得。『その恩を返すときが来ました」と、古巣の危機を救うために駆けつけた。』そのスピード感もまばゆいが、何よりも指揮官の有能さを物語るのは、大分トリニータというブランドの堅実な再構築ぶりだ。」
〔独自の戦術構築、“片野坂流”とは〕
「就任当初はいきなり自身の理想を注入することを避けた。前年までの4-4-2システムを継続しつつ、後方からビルドアップする攻撃的サッカーを徐々に意識づけし始める。1年でのJ2復帰というノルマに向けて夏以降は現実路線へとシフトしたが、その公約を果たすと翌シーズンは『いざ、片野坂大分元年』とばかりに、サンフレッチェ広島でミハイロ・ペトロヴィッチ監督がベースを築いた3-4-2-1を基本とする可変システムを導入。独自の戦術構築へと着手した。
 ビルドアップ時にはボランチの1枚が落ちて4-1-4-1になるなど広島のスタイルを踏襲してスタートしたが、試合を重ねながら課題を修正する中で、対症療法的にアレンジが施された。ペトロヴィッチから森保一が受け継いだ“ミシャ式”に、ガンバ大阪時代に西野朗、長谷川健太らの下で学んだエッセンスを織り交ぜながら、“片野坂流”が培われていく。」
「今季を終えてみれば、ゴール数はリーグ最多の76得点。そのほとんどが流れからの得点で、4名の二桁得点者(馬場賢治12、藤本憲明12、三平和司10、後藤優介10)を中心にフィニッシュには多彩な選手が絡んでいることからも、組織的要素の強い傾向が見て取れる。」
「多額の強化費を望めない地方の小さなクラブでは、絶対的存在となれるストライカーを獲得することは難しい。だが、それを逆手に取ったように、GKを起点に相手を崩すスタイルが、この特徴的なデータを生んだ。」
「片野坂体制以後は、指揮官と同じタイミングで強化部長に就任した西山哲平の手堅い手腕もあって、一貫した戦術の継続性が保たれている。シャムスカ時代の『カメナチオ』に象徴されるように、長年、堅守速攻スタイルを踏襲してきた大分が、まったく新しいスタイルへと舵を切ることができたのも、それがあってのことだ。“弱者のサッカー”という従来の概念を覆すエポックメイキングのひとつとも言える。」
引用:GOAL

 青野社長はJ3降格時に辞任されたのですね。J3の時に就任し、J1まで引き上げたのが片野坂監督。元々は選手として大分さんに所属していたようですが、実はJ1柏のレジェンドでもあり、少し馴染みがあります。今季は最多得点。カウンターでした得点できないところとは違って、大分さんはほとんどが流れからの得点。2ケタ得点が4人って多くないですか? ちなみに地元岡山はゼロで、最多は仲間浅春8点。少ない強化費という条件の中で、点取り屋を作らず、選手みんなで得点していくスタイルでもこの成績。
 経営危機もあってJ3に落ちた時は、当分ダメかと思いましたが、大分さんは見事に蘇生し、J1に復帰されました。それもクラブだけで成し遂げたのでなく、地域の力も加わってだと思います。前にも紹介したとおり、後援会組織(地域と職域と多彩)が充実しており、チーム名のとおり、三位一体で勝っていったと思います。ここ最近、観客動員も順位も低迷していて、どうしてうまくいかないのか悩んでいるところがあれば、大分さんを見習ってはいかがでしょうか。後援会組織が無かったら、地域と相談して早く後援会組織を作り、三位一体の支援体制を構築すべきです。大分さん、J1で暴れまわり、ぜひもう一度ルヴァンなどタイトルを獲ってください。

 あと、話題になったのが浅田飴の存在。試合のたび大声で指示して声をからす監督ののどを案じたサポーターが、ツイッターで浅田飴に「SOS」を出したのがきっかけ。同社が監督にのど飴を贈り、監督がそれを手に試合に臨む姿が報じられ、スポンサー契約を結んだとか。サポーターたちの間でも、同社の飴でのどをケアしながらチームに声援を送る動きが広がったとか。「社長も「直接お礼したい」と大分を訪れ、片野坂監督らに謝意を伝え、追加ののど飴90缶を渡し、ホーム戦で、サポーター先着3千人に社長らがのど飴を配布したとか。
J2大分関連⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180206
 〃    ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180129
 〃    ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161123
 〃    ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151212
 〃    ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140324
 〃    ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130628
 〃    ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121126
 〃    ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091216
 〃    ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090706
 〃    ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090102
 〃    ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081104
 〃    ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081103

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Tリーグそして岡山リベッツ7

2018-11-22 00:01:58 | 岡山リベッツ

 生観戦レポです。
 先日、岡山武道館で開催された、Tリーグ岡山のホーム琉球戦の観戦に行ってきました。当ブログにとってのTリーグデビューです。ただ、この日はすぐ後の14時からすぐそばのCスタで、J2岡山のホーム戦があり、忙しくなる。リベッツもその辺りを意識したのでしょうが、11時半というのは試合開始時間としてギリギリだったのかな。
   
 行ってみました。うろたんK氏が参加。本当はフットサルメンバーの丹氏も参加予定でしたが、飼い猫がどうのという理由で不参加です(苦笑)。そうでなくても古くて地味な武道館が、Tリーグがドレスアップしていくらか垢ぬけた演出になった入り口ゲート。若いスタッフさんが大勢いました。あの人達はどういう人なんだろかと思う。社員?ボランティア?卓球連盟?と。
   
 狭いコンコース、狭い通路にグッズ売り場とかありましたが、売れてたのかなと。席は2F席。うろたんK氏を見つけて座ったのが、いわゆるバックスタンドのほぼ中央のやや上側の席。うろたん氏、なかなかナイスな席取りでした。
 ちょっと面白かったですね。よく見ると、それぞれのチームのベンチが1Fの客席の一部になっている。点が入ると、その都度ベンチメンバーが一斉に立って盛り上げる。とてもわかりやすい試合風景でした。
   
 やはり古い施設を目立たせないためか、席も旧式で間隔が狭く、Cスタの方がよっぽど快適と思うが、言ってみてもしょうがない事。照明も暗く、卓球台が置かれている中央がライトアップされている。古い施設を隠すためかと思ったら、どうやら卓球は国際試合でもこんな感じらしい。選手入場です。相手はこの時点でまだ勝利がなかった琉球さん。国内トップリーグの4チームのうちの1つが岡山もすごいが、沖縄というのもすごい。
   
 向こうを見ると、最近結成されたという応援団がいて、声援を送っていました。セリフがよくわからない。何と叫んでいたのか。あと、ベルやシーガルズの試合でよく声を聞くMCの方が、この試合のMCを務めていました。J2岡山以外は大体登場しており、よく声がかかっているのでしょう。観客を観ても、もう一つ応援が不慣れな印象。MCが煽ってももう一つの反応。こういうスポーツ観戦が慣れていない人が多かったのかな。
   
 第一試合はダブルスです。岡山は上田主将と森薗選手でしたが、2-1で勝ちました。岡山強いぞと思う。森薗選手はややビジュアル系で今後女性ファンが増えそうです。その途中でうろたん氏と一時中座する。J2岡山のポスターカレンダーがあるからで、再入出場もOKとか。帰ってくると、第二試合でした。13時半頃に残念ながら途中退出しました。結果は残念ながら1-3で負けたとか。最後まで観たかったですね。あと、この日の夕方に奉還町商店街で、リベッツの選手によるファンとの交流イベントがあったそうです。山陽新聞にも載っていました。
   
【岡山リベッツ選手が市民とラリー 奉還町商店街で初の交流イベント】
卓球Tリーグ男子の「岡山リベッツ」は17日、岡山市内でのホームゲーム後に同市の奉還町商店街で初の交流イベントを開き、選手たちと買い物客らがラリーを楽しんだ。コミュニティー施設・奉還町りぶら前に卓球台2台を置き、試合に出場した主将の上田仁(26)ら7選手が交代で相手を務めた。」
引用:さんデジ
   
 J2岡山の試合後、急いで奉還町に向かいましたが、すでにイベントは終了の模様。J2岡山はホーム最終戦のセレモニーがあったために終了がずれ込んだのです。同士の会の岡大T岡講師や商店街の畝青年部長がおられて、少しお話しました。今回は少し開催時間をずらせて、リベッツさんが試合開催しましたが、どうしても試合時間がかぶってしまいます。でも、早く連携して欲しいものです。割引サービスなどの共通チケットもあるしね。また、リベッツの試合を観に行きたいと思います。ぜひ、あの水谷選手や張本選手がいる木下グループとの試合がいいですね。

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日本代表のこと・・・419

2018-11-21 00:07:23 | サッカー(日本代表、W杯等)

 留守録観戦レポです。
 代表戦のキルギス戦です。前回のベネズエラよりは格下の相手(FIFAランク90位)。前回の先発から、原口選手や槙野選手(何とキャプテン!)など11人替えてきました。IJ選手の他、元柏で今は横浜さんの山中選手の顔も見えます。が、何人か誰それ?という馴染みの無い選手の名前もあるかな。キルギス(アジアカップ初出場)は、日本にとってアジアカップ向けの相手で、ディフェンシブに来る相手とどう戦うかが今日のテーマのようです。キックオフ。
   
 何と初招集初先発で、前半2分にその山中選手が決めました。無回転でした。日本ゴォール!!! 山中ゴール! 1-0。アジアカップはグループFで、オマーン、ウズベキスタン、トルクメニスタンと同組だそうです。
 前半19分に原口選手のFK。GKファンブルっぽい。やっぱキルギスは弱いのかな。日本ゴォール!!! 原口ゴール! 2-0。ちょっとGKのミスっぽいかな。IJ選手の惜しいシュート。ちょっと狙いすぎました。今日のIJ選手は今一つ外しますね。前半終了。
   
 後半スタート。日本は交代なし。後半13分にIJ選手に替わって堂安選手、杉本選手に替わって大迫選手、三竿選手(AFC最優秀選手にノミネートされたとか)に替わって柴崎選手投入。そして槙野選手に替わって吉田選手投入。豊田スタジアムに凱旋ですね。日本は後半に得点できない傾向があるようです。
 キルギスはディフェンシブかと思われましたが、思ったよりは前に出てきており、前に強いです。フィジカルあるな。後半27分に縦パスから北川選手が上手く落として、大迫選手が半端ないシュートを決める。日本ゴォール!!! 大迫ゴール! 3-0。続いて後半28分に替わったばかりの中島選手が決める。日本ゴォール!!! 中島ゴール! 4-0。いつの間にか南野選手と中島選手が交代していました。
 0-4でもキルギスはあきらめていません。いい対戦相手ですね。今日の試合は今年を締めくくるシーズン最終戦です。ここでホイッスル。快勝ではありましたが、なぜか余り見所は少なかった気がします。森保ジャパンは4勝1分けでシーズン終了という事ですが、本当に日本は強くなったのでしょうか。1月のアジアカップで本当に勝てるのでしょうか。

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