事例紹介コラムです。
サポティスタを観ていたら、「五輪からサッカー消える事態も…カタールW杯冬季移行めぐる“利権抗争”」というタイトルの記事があり、物騒な言葉に思わず読み込んでしまいました。以下、抜粋して紹介。
2022年W杯カタール大会の冬季移行が濃厚となっており、W杯イヤーは冬季五輪の開催年と重なるために、具体的な開催時期をめぐって、FIFAとIOCの間で駆け引きが始まっているとか。「問題がこじれれば、夏季五輪からサッカーが閉め出される可能性もある」と報じた欧米メディアもあり、今後論議を呼ぶ可能性あり。
【FIFA、UEFA冬支持に】
W杯は今まで、欧州主要リーグのオフシーズンである6、7月に開催してきたが、今回の開催国カタールでは最高気温の月間平均が40度を超える酷暑の時期にあたるため、選手や観客の健康に配慮して、開催時期を涼しい季節に変更するよう求める声が噴続出し、FIFAのブラッター会長や、UEFA加盟協会も冬開催を支持するように変化。移行に関しては10月のFIFA理事会で審議。
【牽制するIOC】
英紙インディペンデント等によると、欧州の中には国内リーグを中断しやすい1月か2月を望む意見が多く、これだと通常2月に開催される冬季五輪とバッティング。IOCは「FIFAは冬季五輪にいかなる影響も与えないよう、開催時期をわれわれと議論するはず」と声明して牽制し、別の時期に移すよう要求。
しかし、3月以降は欧州主要リーグが佳境に入るため中断するのは困難。そうなれば、11月か12月になるが、それでも国内リーグや欧州チャンピオンズリーグ(CL)への影響を考え、反対する協会もあるとか。日本も現行の春秋制であれば、Jリーグでの佳境の時期に当たる。
【利権がからみ…】
IOCが冬季五輪とW杯の開催時期が重なるのを嫌がる理由は、W杯のような世界的な人気イベントに時期が重なったために、脚光を浴びるはずの冬季五輪がかすんでしまうのが許し難いため。更に放映権料収入やスポンサー料収入にダメージを被る可能性もあり、世間の注目度が低くなれば、放映権料やスポンサー料は低く抑えられる恐れがあるとか。
2022年冬季五輪の立候補申請は11月に締め切られるが、10月のFIFA理事会で1、2月への移行が決まると、立候補を考えている都市が、経済波及効果のしぼみを恐れて躊躇する可能性があるそうです。
ちなみに2014年はブラジル、2018年はロシアでW杯開催予定です。カタールのW杯については、太陽光発電による空調設備を備えて温度を27度以下に保つスタジアムを整備すると開催国決定前に発表。エアコンスタジアムでのカタールW杯の夏場開催は可能だが、試合会場や練習場など選手の活動範囲には冷却装置を導入できても、一般客が動く全ての場所まではカバーできない可能性がある等の問題があると指摘されています。
開催を暑くない時期に移行するとして、その年の1、2月なのか、11、12月なのか、それとも2023年の1,2月に後倒しになるのか悩ましいところですね。先日の記事で、カタールW杯を機会に欧州が秋春制から春秋制へ移行し、秋春制を検討していた日本に大きな影響を与えるという内容に触れています。単純に一時的な時期の変更では済まないようですね。2022年W杯の招致レースの投票状況を観ましたが、韓国に2回とも負けています。将来的に日本でW杯開催するとして、また共催になったりして。
サポティスタ該当ページ:http://football-station.net/b/022233.html
ビックリしました。何と湯郷ベルがINACに勝ちました。快挙ですね。あと今日、カンスタでホーム千葉戦がありました。その模様は明日。出張中でしたが・・・