リスペクトコラムです。
今季はとにかくダービー戦が多いですね。東京、横浜、大阪、愛媛、信州、そして新たに栃木ダービーがあります。昨季J3に降格された栃木SCさんですが、そうだった、栃木シティ(栃木C)さんがJ3に昇格されて栃木ダービーになるんだと。個人的にちょっとサプライズな展開でした。栃木シティさんはどういう強さなのか、どんなチームなのか興味を持ったので、リスペクトしてみました。
クラブのルーツは1947年設立の日立栃木サッカー部。栃木県リーグと関東リーグを行き来しながら、2006年にジュニアチームを運営していたウーヴァスポーツクラブと統合し、日立栃木ウーヴァSCに。さらにJFLに昇格した2010年にNPO法人栃木アミスタスポーツクラブに運営を移管し、栃木ウーヴァFCとなりました。2013年にJリーグ準加盟を申請したが承認されず。2014年にトップチームの運営を㈱栃木ウーヴァに移管してJリーグ百年構想クラブとして承認。しかし、2017年に関東1部リーグに降格(大栗代表が就任)。その後の2019年に栃木シティフットボールクラブに改称。
2023年は関東リーグで2位。Jリーグ百年構想クラブ枠を活用して出場となった全国地域サッカーチャンピオンズリーグで優勝しJFLに参入。2024年に優勝してJ3昇格。栃木Cさんの注目ポイントがいくつかあります。順番に観てみましょう。
【大栗代表】
大栗代表が社長を務める日本理化工業所は年商150億円、従業員数220名の大企業。当時純然たるアマチュアクラブと若き経営者との運命的な出会いが、栃木Cさんのターニングポイントであったとありました。大栗社長が代表に就任した2017年はウーヴァ時代の末期。㈱日本理化工業所の工場(栃木事業所)のある壬生町を活動地域としていた同クラブの支援を決意し、運営会社の代表取締役社長に就任。翌2018年シーズンより選手全員とプロ契約を結ぶ形態に移行し、次いで練習場やホームスタジアムの建設に乗り出されました。2019年の大栗代表は1週間のうち4日を本業、3日をサッカーに費やす多忙な生活だった様子。
【スタジアム建設】
クラブが地域リーグにありながら、17億円もかけて最新設備の5,000人収容のスタジアムを造られたのは注目すべき点です。これは大栗代表のアメリカ留学の経験が大きかったようです。ホームスタジアムのCITY FOOTBALL STATION(シティフットボールステーション)は、栃木県栃木市岩舟町の栃木市岩舟総合運動公園内にあるサッカー専用のスタジアム。栃木Cの主要株主である日本理化工業所の全額負担で建設された民設民営施設で、栃木Cの運営会社である株式会社THE TOCHIGI CITY UNITEDが運営・管理を行っています。スタジアムや飲食モールの整備・運営も、基本的に民間資金で行う方針。地域に密着したクラブとして栃木市との緊密な連携は必須条件となるため、当クラブへの派遣対応を含めた人的、組織的な支援を依頼されています。
【しながわシティスポーツクラブ】
クラブは2020年8月に発足。「しながわシティ」のチーム名で、フットサルFリーグ1部とバスケB3リーグ、 ビーチバレーボールクラブと複数の競技のチームを運営。クラブの事務所は日本理化工業所(品川区大井)内にあり、代表理事は大栗代表が務めておられ、B3リーグでは6位(地元岡山は17位の最下位)でプレーオフ圏内。F1リーグでは2位で優勝争いをしているクラブとなっています。
【グランドゴルフ大会】
栃木市と連携して栃木シティのホームスタジアムである「CITY FOOTBALL STATION」でグランドゴルフ大会を開催されています。天然芝で楽しんでプレーしていただき、幅広い年齢層の皆さんの交流の場を創出しているとの事。
【CITY FOOTBALL ACADEMY】
プロサッカークラブである「栃木シティフットボールクラブ」とフットサルクラブ「しながわシティフットサルクラブ」の育成組織で、栃木県から認可を得たサッカー専門学校。
これからのサッカー・フットサル業界を牽引する選手の育成(プロフットボール学科)をはじめとして、クラブ運営等に係るスキルや専門知識を習得するとともに、経営的視点からフットボールビジネスに関するノウハウを身につけた人材を育成(フットボールビジネス学科)、またチームや選手が最高の状態でプレーできる様々なサポートをする専門知識を習得した人材を育成(マネージャー/ホペイロ学科)していくとあります。
という内容でした。知れば知るほど奥が深く、これからJリーグやBリーグなど各プロスポーツを中心に席巻していく予感がしました。イメージ的にも、一つの県の中の2つ目のJクラブとして、今治さんやいわきさんとよく似ている気がしますが、その2クラブとはちょっとまたカラーが違う気がします。今治さんは岡田オーナーという「個人」、いわきさんは㈱ドーム(アンダーアーマー)という親企業のカラーが強いイメージですが、栃木シティさんは「地域」というカラーも強く感じます。逆にオーナー企業はそれほど目立っていないので、バランスが取れていると思います。
まぁ地元岡山や今治さんのように、個人商店化して、個人オーナー依存という体質と比べたら、個人的には印象の良い経営構造だと思います。ホワイトナイトの大栗代表の日本理化グループが程よく、クラブを強化していき、程よく総合スポーツ化して行っている姿を見れば印象もいいですね。さぁ、新シーズンのJ3リーグの栃木ダービーを観ねば。そうか、J3はDAZNでは観れないんだっけ。またよく調べてみるとしよう。B3リーグでも負けてられないし。
J3栃木C公式HP:https://tochigi-city.com/
#がんばろう石川 #がんばろう能登
リスペクトコラムです。
すっかりタイミングが遅くなりましたが、大宮さんJ3優勝&J2昇格おめでとうございます。そしてお帰りなさいですね。今季は圧倒的な強さでJ3で勝ち続け、その間レッドブルの買収の話題もあり、大宮さんにとってとても賑やかなシーズンになりました。その昇格請負人となったのは、元岡山の長澤監督で当ブログにとっても身近な感覚です。それにしても、今回の昇格劇で情報をネットで探しましたが、余りいい情報は無かったですね。余りにもレッドブル買収のインパクトが強かったからか。
【J3優勝で1年でのJ2復帰! 大宮の長澤徹監督はチームをどう立て直した? 足りない点ではなく「どうやって解放したらいいんだろうって」】
「細かいことじゃなく『チャレンジ!ダメだったら下がれ!』みたいな」
「長澤氏が今季から指揮を執る大宮は、第37節終了時点で25勝10分2敗の勝点85で2位のFC今治に勝点差15をつけ、優勝を決めている。
クラブ初のJ3降格から、1年でのJ2復帰。チームをどう立て直したのか。名良橋氏にチームに足りなかった点を問われると、長澤監督は『自分はそういう見方をしていなくて、どうやって解放したらいいんだろうって』と答え、こう続ける。
「何か閉まっている。選手もそう、と考えていた。足りないとか言うと、先人の人たちを、そう見ちゃう感じになる。でも現場は手を抜いているとかはないから、一生懸命やっていて。でも、ゼロサムゲームってどこかが勝てば(もう一方は)負ける」
戦術では、シーズン開幕時は4バックでスタートし、3バックとの併用を経て、後半戦は3バックをメインに採用してきた。56歳の指揮官は昨季、J2で2番目に多かった71失点を喫した守備の課題克服を目的とし、戦ってきたと振り返る。
「攻守のバランスで、点を取れるチャンスもあるけど、後ろで穴が開いちゃうと、去年の71点をどうにかしなきゃいけなかったので。それをどうバランス取るか。ただ後ろを取りすぎちゃうと、今度は点が入らなくなっちゃうので、3バックにしたらどう後ろを重めにしないかとか、そこは工夫しました。そういう攻守のバランスをいつも言っていました」
J3で圧倒的な強さを披露したが、チームは発展途上だという。」
まずは前政権までの閉塞感の打破をしてチームを建て直した訳ですね。大宮さんでも失点数が多かったため、その改善を図っています。まぁ弱いチームはどうしても失点が多いですから。長澤監督、J2でも頑張ってください。ただ甘くないと思います。補強ですが、京都さんにいる愛弟子の豊川選手が大宮さんに行くそうですね。岡山時代を思い出しますが、2人の絆はそれほど強いものだったのですね。
今後本格的にレッドブルの関わりが強くなれば、J2でも収まらない存在になるでしょうね。なので、早くJ1に戻って行ってください。J1時代は落ちそうで落ちない大宮と呼ばれて、確かお守りも発売していなかったかなぁ。強かった懐かしい時代です。
【1年でJ2復帰決定 レッドブル経営参画でさらなる飛躍期待 長澤徹監督のもと守備安定】
「今季就任した長沢徹監督(56)が守備のてこ入れを図った。シーズンを通してペナルティーエリアの広さでのシュートゲームを行い、ゴール前での守備、さらにはシュートの意識を磨いた。昨季の71失点のうち、32~3点がゴール前でのもろさに由来するものだと分析。『自分らの弱点隠している、逃げているだけ』と指摘。ゴール前で体を張る重要性を体にしみこませた。」
「長沢監督は『自分たちがどうしても這い上がりたいという意思がそうさせている。内側から出てくるものが彼らの中にあるだけで、僕はもう方向付けするだけ。やるかやらないかはやっぱり選手の問題』と成果のカギを語る。」
ここでも長澤監督効果について語られていますね。守備のてこいれか。やはりそこだったのでしょう。失点の半分がゴール前でのもろさとありますが、ゴール前で体を張る重要性か、確かに失点の多いチームは最後のところで気持ちがおざなりになってしまうのかもしれません。
【J2復帰の大宮アルディージャ、“レッドブル入り”による期待、そして不安】
「8月、オーストリアの大手飲料メーカー『レッドブル』が、NTT東日本子会社の『エヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社』から、大宮とその女子チームである『大宮アルディージャVENTUS』の全株式譲渡契約を結び、Jリーグ史上初である外資系企業への身売りが実現したことで話題となった。
ちなみに、NTT東日本はトップスポンサーとしてのバックアップは続け、来季以降もNTT東日本からの出向組である佐野秀彦社長と、元日本代表FWの原博実氏のフットボール本部長の続投も併せて発表されている。しかしながら、実質的には、レッドブルのサッカーテクニカルダイレクター(TD)で、元ドイツ代表のレジェンドでもあるFWマリオ・ゴメス氏主導で運営されていくことになるだろう。
佐野社長と原氏をクラブ首脳として名前を残したのは、“Jクラブ経営1年生”であるレッドブル側が、日本でのクラブ運営のノウハウを、両氏から引き継ぐ側面もあるだろうが、いきなり経営陣をレッドブル一色で固めることによる“乗っ取り感”を避けたい思惑も見え隠れする。」
2020年のJリーグ規約改正で、外資系企業が日本法人を設立せずに買収できることになって以降、この規定が適用された例は初めてだ。J3を圧倒的な強さで駆け抜けつつあるとあって、サポーターは当然ながら、“レッドブルマネー”とクラブ運営の手腕に期待しているだろう。中には2年連続昇格で、一気にJ1入りを夢見ているサポーターもいるのではないだろうか。
そんな期待を感じ取ったのか、10月12日の記者会見で、ゴメスTDは『2025年は新体制への移行期間』『3~4年でJ1昇格』『2030年を目途にタイトル争い、並びにACLエリート出場』を目標とし、同時に『大宮アルディージャが築いてきたものをリスペストする』と語り、大風呂敷を広げることはなかった。
ゴメスTDはシュツットガルト在籍時、日本代表MF遠藤航(リバプール)とFW浅野拓磨(マジョルカ)とプレーした経験がある。日本人のメンタリティーに感銘を受け、それがレッドブルのフィロソフィーにマッチしたと語ったが、同時にJリーグにはいわゆる“ビッグクラブ”が存在せず、群雄割拠であることも良く研究したことも窺い知れる。我々日本人よりも“Jリーグは甘くない”ことを知っているかのようだ。」
そうですか、今後はこのゴメスTDが運営面での指揮を執っていくようですね。Jクラブ間の空気を乱さないように取り計らっていただきたいですね。長澤監督のCスタ(JFEス)凱旋が実現しなかったのが残念だし、地元岡山と対戦できないのも残念ですが、1年でJ1に上がってもらって、岡山も頑張って残留してJ1で戦うのもいいですね。口で言うのは簡単でしょうが。大晦日になりましたが、これで今季の優勝、昇降格のリスペクトは一通りできたと思います。
J3大宮関連:26 / ㉕ / ㉔ / ㉓ / ㉒ / ㉑ / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
#がんばろう石川 #がんばろう能登
リスペクトコラムです。
富山さん、待っていましたよ。J2復帰おめでとうございます。J2初昇格の同級生クラブである地元岡山で、今回カテゴリが違ってしまい、試合ができないのは残念ですが、来季頑張ってください。今回初めて開催されたJ2昇格プレーオフで、あの山雅さんを下して優勝され、見事にJ2に戻ってこられました。富山さんの今回の快挙に関する情報を集めてみました。監督というよりはやはり左伴社長の手腕が大きかったようですね。
【J2昇格を決めたJ3富山の左伴繁雄社長「スカウティングの大勝利」】
「J2昇格プレーオフの決勝が行われ、カターレ富山(リーグ3位)は、2-2で松本山雅FC(同4位)に引き分けた。規定でリーグ上位の富山が、J2昇格を決めた。」
「決して大きくない経営規模の富山で粘り強く昇格を果たした。2023年度の売上高は、14・6億円の松本に対し、富山は7・9億円。トップチームの人件費も松本の5・2億円に対し、富山は2・4億円となっている。左伴社長は『強化、スカウティングの大勝利かなと思っている。新人、若手の子たちがスタメンに4、5人と出場して活躍している。新人の選手が成長し、リーグ戦やルヴァンカップで戦えました』と話す。有望な若手選手を発掘することで、大きくはない経営規模の中で最大限のパフォーマンスを発揮。若手選手が成長しながら、チームも好成績を収めた。」
決勝では0-2となってしまい、富山さん負けるかと思って観ていました。そのスコアは岡山対仙台と同じでJ2対決ではそのまま岡山が2-0で勝ちましたが、J3対決は違った。最後のロスタイムで劇的な同点劇に持ち込み、見事昇格を決めました。その辺りは富山さんの底力なのでしょう。
経営規模では山雅さんの半分程度だったのですね。まぁ勝負の世界では数字は余りあてになりませんから。予算を増やせば勝てるという訳でもない事を、富山さんが証明してくれました。
【左伴社長「昇格三つの要因」 チーム編成、会社成長、スタジアム熱量】
「(左伴社長は)昇格の要因として、『チーム編成の成功』『会社の成長』『スタジアムの熱量』の三つを挙げ、選手、スタッフ、サポーターに感謝した。
ベテランを減らし、大卒ルーキーを入れて若手、中堅、ベテランのバランスを取って臨んだ今季は、誰が出場しても試合のレベルが落ちず、長丁場のシーズンを戦い抜けたという。選手一人一人が90分間ハードワークするため、『球際』『走力』『切り替えの速さ』の原則を貫いた結果、『16勝16分け6敗と、昨季の14敗から負けが半分以下になった。負けないチームになった』と振り返り、『スカウトは頑張ったと思う』と評価した。
就任以来、『J2に戻るには売上高8億円、強化費3億5千万円』と念仏のように唱えてきた。そして売上高はJ3降格後の5億円から、今季は創設以来初の売上高8億円超えが確実となった。
強化費を賄うために、ここ2年で計2億円の赤字を出したが、『やっと自力で赤字を出さずにJ2で戦えるチーム規模を維持することができるようになった』と話した。
『こんなこともあるんだな』とかみしめたのが、応援の熱である。リーグ戦におけるホーム平均観客数は社長に就いた3年前の2780人から今季4092人に増えた。『エネルギーを与えてくれた。勝ち点10点くらいはサポーターが取らせてくれた』と感無量の様子。」
「チーム編成の成功」「会社の成長」「スタジアムの熱量」ですか、チーム編成=強化そしてスカウティングという事で、若返りを図ったのが成功したようですね。「勝ち点10点くらいはサポーターが取らせてくれた」とファン・サポーターの力もあるとしています。これは当ブログでも大昔から言っている事。選手とファン・サポーターの距離が近ければ、苦しい時に顔を思い出し、声が聞こえて、さらにもう1歩走れると。遠ければ、もういいやと足が止まってしまう。そんな感覚でしょうか。左伴社長の尽力もありましたが、監督の存在もありました。
【悲願のJ2復帰へ。混戦J3で健闘光るカターレ富山の原動力は、生え抜き監督と選手たちの揺るぎない覚悟】
「前体制のやり方を微調整し、安定感が増して昇格圏へ
地元出身でクラブ生え抜きの小田切道治監督のもと、堅い守りと攻撃陣の高い決定力でしぶとく勝点を重ねて前半戦を2位で折り返し、悲願のJ2復帰へ歩を進めている。」
「スタイルは堅守速攻型で、プレー強度の高さが持ち味。石﨑信弘前監督が植え付けたハードワークや攻守の切り替え、球際に対する高い意識をうまく受け継いでいる。特長だったハイプレスを継承し、敵陣でのボール奪取から繰り出すショートカウンターを今季も得点源にしている。ただ、前掛かりにプレスをかけ続ける石﨑流の特殊な戦法は見直した。プレスがはまらなかった時の守り方を細かく規定し、安定感を高めている。
攻撃も昨季と同様に『裏を狙ってシンプルに素早く』が基本だが、ここでも新たな要素を加え、ポゼッションによる崩しの構築にも力を注いでいる。」
小田切監督は富山市出身で、富山さんに入団し、J2昇格を決めたタイミングで指導者の道に入ったとか。そこからは富山さん一筋で2年前に監督に就任されています。読むと戦術は何となく地元岡山に似ている気がします。攻撃陣の高い決定力もあるようですね。
そしてやはり、ここ最近の好調は左伴社長の手腕が大きいと思います。当ブログでも左伴さんが富山さんの社長に就かれてから興味を持ち、この方ならそのうち富山さんをJ2に引き上げるだろうと思い、SNS等でずっと動向をチェックしていました。
左伴社長は2001年に社長に就任したマリノスさんの経営建て直しに尽力され、その後の黄金時代を築きました。2008年に湘南さんの専務に就任され、J1昇格を2回達成するなど土台作りに尽力。2015年位には清水さんの社長に就任し、1年でのJ1復帰を実現。その後が面白い。2020年にB2静岡のエグゼグティブスーパーバイザーとして活躍された後に、2021年に富山さんに入られて社長に就かれました。こうして見ると、経営者としての昇格請負人に見えます。富山さんでも就任4年目でJ2昇格の約束を果たしたという事か。
という事で富山さん、来季J2で大いに暴れてください。岡山もその次のシーズンで富山さんと同じカテゴリにならないよう頑張ると思います。
J3富山関連⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20240828
〃 ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20240502
〃 ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210820
〃 ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141102
〃 ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130630
〃 ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120624
〃 ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080904
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080301
#がんばろう石川 #がんばろう能登
リスペクトコラムです。
大変遅くなりましたが、今治さんJ2昇格おめでとうございます。岡田オーナーもさぞやお喜びの事でしょう。岡田さんが愛媛県から2つ目のJクラブを作る宣言を聞いてから、今まで微妙な感覚でしたが、ついにJ2までたどり着かれましたか。さすが岡田オーナー、実行力ありますね。岡田オーナーがCスタに来られるのを楽しみしていましたが残念、来季も違うカテゴリになってしまいました。
今回の昇格劇でネットで情報をかなり探しましたが、無かったですねぇ。出てくるのは岡田オーナー個人の情報ばかり。正直もう少し、ここまで成長したクラブの中身をリスペクトしたかったのですが。
【岡田武史オーナーJ2昇格「ホッとしたよ」経営参画から10年…鳥取に5発で2位以内確定】
「元サッカー日本代表監督の岡田武史氏(68=日本協会副会長)が会長を務めるFC今治が、J2昇格を決めた。敵地でガイナーレ鳥取に5-0で完勝。2試合を残して3位カターレ富山との勝ち点差を7以上に広げ、自動昇格圏の2位以内を確定させた。2度のFIFAワールドカップ(W杯)指揮を経て2014年10月に経営参画してから10年。」
「教え子と、成し遂げた。現場を仕切るのは元日本代表の服部年宏監督(51)。ともに98年W杯へ挑んだDFだった。02年の日韓大会もMFとして日本代表に選ばれた守備職人が、今季就任。」
「今季は、開幕戦で同じ鳥取にホームで1-0。4連勝と幸先は良かったが、途中4~5月に4連敗。一時は11位まで沈んだ。浮上のきっかけは、ホームでつかんだ。昨年1月に今治里山スタジアム(現アシックス里山スタジアム)が完成。岡田氏とクラブが総工費40億円をかけた、極めて異例の民設民営方式で、J2基準を満たし、かつJ1仕様の1万5000人まで増設できる新本拠で勝ち点を量産した。
昇格プレーオフ圏の6位にも届かぬ10位で迎えた正念場。6月16日のSC相模原戦から、その新ホームが聖地と化す。直近10戦負けなし(8勝2分け)。8月下旬に自動昇格圏の2位に浮上すると、J1から降りてきた大宮の首位独走こそ阻めなかったもののの、懸命に2番手をキープした。2試合を残して目標に到達した。」
「岡田氏は14年10月18日、四国リーグだった今治の運営会社から株式51%を取得した。横浜F・マリノス監督時代にJリーグ2連覇、代表では10年W杯南アフリカ大会で16強入りした指導者から、地方クラブの経営者に転じた。眼鏡の奥の目を鋭く光らせる対象は、試合の分析映像から、PL(損益計算書)やキャッシュフローへ変わる。自身の知見を基にした指導理論『岡田メソッド』も体系化したが、一方で監督職に必須である自身の『S級ライセンス』は返上。指導を『任せる』難しさも痛感する日々で、時には『心を鬼にして』現場にも“介入”した。」
岡田オーナーは日本協会の副会長でもあり、Bリーグの理事も務めている多忙な方です。教え子という服部監督は1季で退任するのですね、昇格を果たしたのにちょっと珍しいケース。アシックス里山スタジアムは民設民営方式という事で、公設民営方式(岡山の新アリーナも)ばかりの中で長崎さんのスタジアムと同じ方式という事ですごいと思います。行政の支援を受けずに民間だけで造っちゃうなんて。「親会社を持たないサッカー会社がこの規模で民設民営で建設・運営するのは日本初」ともあります。やはり、岡田オーナーの「個」の力がとても強いのでしょう。
「岡田メソッド」という言葉が今も多く出てきますね。こちらのNHKのコラムにたっぷり出ています。2025年にJ1で優勝争いをすると宣言していましたが、来年がその年か。年々でこうするというのは個人オーナーの特徴なのか、地元岡山の木村オーナーもそんな感じ。経営計画というのはビジネスで必須ですが、Jクラブに米国型の個人オーナー制の導入は反対の立場なので、そういう目線でリスペクトしてしまうのが本音です。
【「お前らに40億の借金ができる度胸あるのか!」岡田武史会長、FC今治J2昇格でも終わらない“金策の日々”】
「岡田会長は2014年に今治のクラブ株式を51%取得してクラブの社長となり、『2025年にはJ1優勝』を公約に掲げたスタートとなったが、紆余曲折の連続だった。2度にわたる代表監督はともに途中からの就任で『代表はいつでも辞めてやる!と開き直れたが、今治はそういうわけにはいかない重圧があった』と言うのは本人の偽らざる本音だろう。
「岡田さんの肝煎りで今治に昨年1月、総工費40億円をかけて本拠地スタジアムを建設した。スポンサーや自治体などにいっさい頼らない民設民営のスタジアムはJリーグでも極めて異例で、40億円は岡田さんが自前で調達している。よく我々に『お前らに40億の借金ができる度胸があるのか!』と言っていましたよ」(サッカー担当記者)
自身が永久契約をしていたスポーツメーカーを離れ、条件の良いメーカーと契約し直すなど金策の日々となったわけだが、J2に昇格したとてその状況は変わらない。」
確かに個人オーナーは自分の名前での金策が求められますね。すいません、当ブログはJクラブは「公共財」と思っているので、「個人」の色が強いのはどうも合わないなぁ。それほど人口が多くない県で、元々老舗県民クラブがある中、2つ目となるJクラブを作り始めた時に、少し首をかしげていた面もありますが、まぁここまで来られたのだから、今後も切磋琢磨して頑張って欲しいと思います。
もう一つ、個人オーナー制は一つ大きなリスクが存在すると個人的に思っています。もしオーナーが万が一機能を止めたらという点。「あなたがオーナーだからこれだけ支援している」という事もあるかもしれない。病気、事故、スキャンダルといろいろ可能性はあると思いますが、その部分のリスクを分散し、何が起こっても経営に影響しないのが、地元行政、有力企業、財界組織等で広く経営を分担しているJクラブのスタンダードではないかと個人的に思っています。
J2昇格というめでたいニュースなのに、何か少し違う空気になってすいません。今治さん、J2で暴れてやってください。地元岡山もでいるだけ長く、J2で対戦しなくていいように頑張ると思うので。J2での伊予決戦楽しみにしています。
J3今治関連④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20240827
〃 ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230201
〃 ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220610
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210204
#がんばろう石川 #がんばろう能登
リスペクトコラムです。
ファンミ等でトライフープ岡山に提案してきましたが、ある知人からシャルムの中の人を知ってるから、シャルムに何か提案があれば一緒に伝えるよと言われました。まぁせっかくそういう話が出てきたので、何か考えてみたいと思いました。なでしこリーグは今までただ観戦してきただけで、何かアイディアを出すというのは少し戸惑いましたが、自分なりに考えてみました。
①後援会
聞いた話では、後援会的な組織で高梁会という組織があり、先日もマッチスポンサーになっていたようです。ただ、高梁市を中心とした組織なのでもったないと思います。思いきって後援会に格上げし、高梁市内に本会を置き、岡山や倉敷、大阪や東京にも支部会を設置していったらどうかと、吉備国際大学の親組織があるので、そのルートでも支部会が十分できるのではないでしょうか。
②サポートショップの設置
何かアイディアがワンパターンなんですけど、申し訳ありません。やはりまずはこの2点になるのです。Jの先進クラブを見るとそうなので。高梁市内にもいくつも商店街がありますが、サポショを中心に連携しては。必勝祈願のあとは各商店街に挨拶まわりとか。まぁ川崎さんのような感じにはならないでしょうけど。
③ご当地選手
例えば、高梁市でもいろいろ地域に分かれています。市中心部、落合町、成羽町、川上町、備中町、有漢町の5エリアで選手が別れて、各地域のPR活動を行う。水戸さんのようにSNSで競争とまでは言いませんが、ご当地選手として顔を出せば観客動員やファンクラブ会員も増えるのでは。
④SDGsの推進
クラブとしてぜひ、SDGs宣言して欲しいですね。このSDGsも県内のトップチームではまだどこもできていないので、いいかもしれません。そのまま大学とも繋がって、全体的に付加価値アップを図れるのでは。
とまぁ、ある意味ワンパターンのアイディアになりましたが、当ブログ的にはどうしてもこうなっちゃうんだよなぁ。でも後援会、後援会と言い続けたおかげ(と妄想してみる)で、倉敷アブレイズとトライフープ岡山にできましたからねぇ。サポートショップはまだどこもやっていないので、どこかやりませんかねぇ。というシャルムですが、公式Xを観ていたら、あさって面白い取り組みをやるようです。リスペクトしてみましょう。
【Charme GM Cup】
日 時: 12/19(木)19:00キックオフ
会 場: 神原スポーツ公園サッカー場(人工芝)
カード: 吉備国際大学Charme岡山高梁 社会人 VS 吉備国際大学女子サッカー部
出典:吉備国大シャルム公式X
☕暖かいコーヒーをご用意してお待ちしております(^▽^)/ だそうです。知り合いの情報によると、30分×2本の試合予定でYouTube配信もされるそうで、狙いは、大学生チーム(インカレチーム)の強化とプロ・社会人選手のみで臨む実践となること、特に雇用先の地元企業に観戦して頂きたいそうです。いいですね、おっとこの日は新見に出張なので、行けなくはないなぁ。タイミングが合えば覗いてみようかな。
#がんばろう石川 #がんばろう能登
リスペクトコラムです。
15年ぶりに岡山のビーチサッカーをリスペクトします。最近岡山にビーチサッカーの本格的なクラブチームが誕生しています。ハレクティオ岡山というチームで結成時期から主に公式インスタでリスペクトしてきました。当初は県内レベルで活動されていくのかなと思っていましたが、みるみる全国的なクラブに発展されました。
面白いのが、岡山もヴェルディさんもレディースチームを保有しており、何と公式戦で対戦しているのです。昨年までJ2で岡山対ヴェルディの試合があったのですが、ビーチサッカーでも絶対に負けられない戦いをやってる、しかも男女で。ヴェルディさんにビーチサッカーチームがあるのは昔から知っていましたが、そのヴェルディさんと公式戦ってすごいなと。
【ハレクティオ岡山出陣 ビーチサッカートップリーグvs東京ヴェルディvs 東京ヴェルディBS 5.平野将志】
「全国大会4連覇、トップリーグ3連覇中と強豪東京ヴェルディとの対戦でしたが0-11で負けました。1Pは開始直後からチームでやろうとしていた守備の連動等は行うことが出来ていましたが失点後うまくいかなくなりました。 特にキーパーからの直接ゴールが何本も決まりそこへの対応、修正が出来ませんでした。 そのまま流れを変えれず2.3P経過してしまいました。 攻撃ではなかなかチャンスを生み出す事が出来ず無得点という結果になりました。
課題はたくさん出ましたがチームとして通用するところありとても良い経験になったので次の大阪ラウンドに向けて修正し、まずは1勝します!」
いろいろ観ていたら、11月30日(土)に東京ヴェルディビーチサッカーとの合同練習があるそうです。都合が合えば観に行きたかったなぁ。ハレクティオ岡山さんについてリスペクトしてみましょう。
クラブの公式HPの「歴史」のページを見てみると、2014年から活動を開始され、この年はビーチサッカー中国リーグが3位、全日本ビーチサッカー中国地区大会が2位だったそうです。2020年にビーチサッカー事業を開始され、全国大会ベスト8、ビーチサッカー日本代表候補を輩出されたとの事。
クラブの運営は、一般社団法人渋川マリンアクティビティ協会という団体で、クラブの運営の他に、渋川ウォーターパークとまちおこし電気の運営をされているようです。レディースチームもあります。
クラブの選手一覧を観てみました。岡山県出身かIPU出身ばかりです。現役高校生とIPUの学生さんもいます。女子はIPUを中心に現役大学生ばかり。スポンサーページを観てみました。メインは岡山トヨタさん。他には学芸館高、外車メーカーの名前も。T岡准教授の合同会社SPORTS DRIVEの名前も発見。結構スポンサー数多いですね。
日本サッカー協会の「第14回全日本ビーチサッカー大会」を観てみました。代表チームが16チーム出場しますが、そのうち3クラブ(東京ヴェルディビーチサッカー、ヴィアティン三重BS、SC鳥取BS)がJクラブ及びJFL傘下と思われるチームでした。ヴェルディさんは2017年にJクラブ初のビーチサッカーチームとして設立。鳥取さんは2018年4月にJリーグクラブのガイナーレ鳥取と(一社)すなばスポーツがエンブレム提携を結び設立されています。
当ブログにとって渋川海岸は子どもの頃から馴染みが深すぎる存在。とにかく自分にとって、一番岡山を代表する場所で、大学時代に帰省したら仲間と必ず渋川に行っていました。マリンホテルによくコーヒー飲みに行ってたなぁ。若い頃に仲間うちでBBQもした事がある。ビーチスポーツが流行ってきて、平塚ビーチパークに見学に行った時に、岡山でもこういう施設ができて、岡山でもビーチスポーツが流行らないかなと思いましたが、まぁ当分無理だろと思っていたら実現した訳ですよね。すごいと思います。そうですね、今度渋川にヴェルディさんが来る事があったら、ぜひ観に行ってみたいですね。
ビーチサッカー関連③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210901
〃 ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090615
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090614
#がんばろう石川 #がんばろう能登
リスペクトコラムです。
去年あたりに、DAZNがJ3配信から撤退するのではないかという情報が駆け巡り、野々村チェアマンが従来通りJ3は全試合配信するというコメントが流れていて、一体どうなるんだと思っていましたが、こうなりましたかと。とにかく良かったのではないでしょうか。とにかくJ3の試合も一応無料で観られる。
【2025明治安田J3リーグ Leminoで全試合配信決定!~2024明治安田J3リーグ最終節も全試合配信~】
「Jリーグと株式会社NTTドコモは、NTTドコモの映像配信サービス「Lemino®」にて、2025明治安田J3リーグの全380試合、および2025J2昇格プレーオフの全試合を配信することが決定しました。
また、それに先立ち、2024年11月24日(日)に開催する2024明治安田J3リーグ第38節の全10試合、および2024年12月1日(日)、7日(土)に開催する2024J2昇格プレーオフも配信いたします。
■Lemino
放映・配信サービス Lemino
契約者 株式会社NTTドコモ/公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
放映・配信内容 ・2025明治安田J3リーグ 全380試合を無料ライブ&見逃し配信
・2025J2昇格プレーオフ 全試合を無料ライブ&見逃し配信
特設ページ:https://lemino.docomo.ne.jp/ft/0000043/
【ドコモの映像配信サービス「Lemino」について】
感情でつながるLeminoならではの機能で、人気の映画やドラマはもちろん、独占配信のオリジナル、韓流作品や、スポーツ、音楽ライブまで豊富なコンテンツに出会える映像配信サービスです。無料コンテンツ(広告付き)のほか、月額990円(税込)の「Leminoプレミアム」ではさらに充実のラインアップをお楽しみいただけます。
「Lemino」サービスサイト:https://lemino.docomo.ne.jp/」
いいとは思いますが、当ブログのキャリアはソフトバンクなんだよなぁ。とにかくどんな感じか見て観ようという事で、特設ページに入ってみました。何とJ3で今季の最初から視聴できるようです。
DAZNもJリーグの配信を始めた頃は、ドコモの会員は少し安い料金設定だったのを思い出します。それから考えたらDAZNの視聴料はすっかり値上がりしましたね。
Leminoをいろいろ観てみると、スポーツチャンネルではJ3リーグの他に、ルヴァン杯決勝、鹿島さんの応援番組があります。という事で、当ブログもぜひ観てみたいと思っています。
そして現在のJ3リーグ。あと2節ですね。大宮さんと今治さんのJ2自動昇格が決まりました。おめでとうございます。そして3位富山さん、4位山雅さん、5位FC大阪さん、6位福島さんで、前の記事と替わっていません。いよいよクライマックスか。個人的にはPO決勝は元J2同士の富山さん対山雅さんを観てみたいものだ。
J2から栃木SCさんが降格してきて、JFLからは栃木シティさんが昇格してきました。つまりJ3で栃木県ダービーが観られるという事か。J2では伊予決戦(愛媛県ダービー)があるし、福島さんがもしJ2に上がればJ2福島県ダービーが実現。山雅さんがもしJ2に上がれば、信州ダービーは無しになるか。
#がんばろう石川 #がんばろう能登
リスペクトコラムです。
地元クラブが出場する事もあり、当ブログでも昇格プレーオフについて、賑やかに取り上げてきました。ただ、今季はJ2だけでなく、新たにJ3でも同様にJ2昇格プレーオフが実施されます。思い出して、J3の順位表のサイトを見に行きましたが、こちらはこちらでドラマを感じました。J3はあと2節でまた1チームもプレーオフ出場を決めていません。まずは今日現在の順位表をリスペクトしてみましょう。可能性があるチームが幅広くあるので、10クラブに絞ってみました。
順位 勝ち点 得失点差
・3位:富 山 58 15
・4位:松 本 54 14
・5位:F大阪 54 11
・6位:福 島 53 11
・7位:沼 津 52 9
・8位:北九州 52 1
・9位:八 戸 51 4
・10位:相模原 50 0
スケジュールはJ1昇格プレーオフと全く同じで同時進行となります。なかなか見ごたえのある顔触れですね。パっと見は得失点差が2ケタあるところが最有力かなとまず思います。元J2が4クラブ(富山、松本、北九州、相模原)、元J1が1クラブ(松本)ですか。1チームずつ個人的なコメントを入れてみましょう。
・富 山
J2岡山の同級生クラブ、左伴社長(元マリノス・清水社長)のSNSをいつも拝見しており、やっと悲願達成か。J3に降格されてからどれくらい苦労されているか、ずっと観ていましたので、戻ってきて欲しいですね。
・松 本
すぐにJ2に戻ってこられると思っていましたが、J3時代が思ったより長いですね。個人的には次の監督の時かなと思っていましたが、霜田監督での今回のチャンス。ものにして欲しいですね。
・F大阪
大阪の3つ目のJクラブ。やはり昇格2年目になりますが、選手を大幅に入れ替えたためか、今季は上位キープ。ホームスタジアムは当ブログでも足を運んだ花園競技場。頑張って欲しいですね。
・福 島
来季はJ2で伊予決戦が実現します。いわきさんが先にJ2に来たので、福島さんもJ2に来て福島県ダービーをしたいところか。農業部の野菜買ってみたいな。
・沼 津
ゴン(中山)監督がいるので、J2でゴンさんを観たい気もします。前にCスタに来たのは磐田時代か。
・北九州
J2岡山の1年後輩で馴染みの強い北Qさん。J2時代に一時はJ1に近づいたのに。やはりミクスタはJ3よりはJ2でないとね。
・八 戸
岩手さんがJFLに降格されて、北東北のJクラブの存在感が薄くなってきたところなので、ぜひ頑張って欲しいと思います。
・相模原
当ブログ的には目新しいJ2クラブというイメージが残っています。元岡山の選手も一時は多いイメージがありましたが、今はゼロみたいですね。
とまぁ、ざっと感じたのはそんなところ。それに対してプレーオフに入れなかった? 元J2チームも見てみましょう。岐阜さんが11位、金沢さんは12位、琉球さんが13位、鳥取さんが14位、カマタマさんが16位、岩手さんが最下位でJFLへ降格か。金沢さんは災害復興で夢を与える意味でもJ2に戻ってきて欲しかった(東日本大震災の時は仙台さんがJ1で2位と躍進)。個人的には同じ中四国地域の鳥取さんやカマタマさんに早く戻ってくれて、ダービーを観たい(来季はこちらがJ1かもしれませんが)。という事で、J3の動きも目が離せません。
#がんばろう石川 #がんばろう能登
リスペクトコラムです。
最近またWEリーグが少し話題になっています。チェア(理事長)に野々村チェアマン、バイスチェア(と呼ぶのか)に宮本JFA会長が就任。理事数の女性の比率も大きく下がり、男性パワーでのテコ入れが入った格好ですね。当ブログもWEリーグ発足当初、正直ネガティブにとらえていました。当時の田嶋会長のキモ入りで、半ば強引に作られましたが、地味でお堅い印象はぬぐえず、この形では長続きしないだろうなと個人的に思っていました。やはり観客動員が一番大きいですね。基本ですから。なぜ上手くいかなかったのか、いろいろコラムが出ています。当ブログに近い論調のものをリスペクトさせていただいた第1弾です。
【人気低迷WEリーグが抱える深刻な〝3つの難題〟】
「人気低迷にあえぐサッカー女子WEリーグに〝未来〟はあるのか? 任期満了のため退任するWEリーグの高田春奈チェア(47)が18日、会見を行い、伸び悩んでいる観客動員数には『認知度を上げることが足りなかった』と厳しい表情で語った。
人気低迷の理由はさまざまある。まず高田チェアは『露出、発信が課題だったことは間違いない』と指摘。発足当初から話題性に乏しく、メディアやSNSなどの露出がなかなか増えない状況に打開策を見いだせていない。
そんな窮状に拍車をかけている一因が、海外組の急増。日本人選手のレベルアップや欧米リーグの活性化などが理由だが『海外に行く選手が多いことのご指摘もたくさんある。私自身も、やっぱりそれは本当に残念というか、寂しいなと思うところもある』と本音を吐露する。注目選手がすぐに海を渡ってしまい、国内リーグは空洞化しているのだ。
クラブ運営の面でも女子スポーツならではの難しさがある。高田チェアは『どうしても〝女性色〟が強いがために、そこが、すごく強く捉えられてしまうのかなとか。これって結構ジェンダーの根深い問題というか…。簡単に説明できるようなものではなかったりする』。男女平等の理念に賛同するスポンサーはあるが、男子の人気リーグ並みの投資を得るには越えるべき壁が高いのが実情だ。」
正直、初代の岡島チェアは無理がありました。いくら先進国の米国に習うためとはいえ、日本に住んでいない方をトップに据えたのは無謀過ぎました。2代目の高田チェアは、この度素晴らしい新スタジアムを建てられた長崎さんの元社長で、経営センスに期待しましたが、それ以上に背負ったものは重かったようです。リーグ開設時から言われていた観客動員数の少なさは全く変わっていません。つまり、プロ化の効果が出ていなかった。逆にお客さんが入っていない女子プロリーグという、よくわからないものを作ってしまった。
【平均観客数1723人…悲惨な女子サッカープロリーグの大改革が始まった!】
「9月26日、日本初の女子サッカーのプロリーグ『WEリーグ』の第3代理事長(チェア)に野々村芳和Jリーグ・チェアマン、副理事長に宮本恒靖日本サッカー協会会長がそれぞれ正式に就任した。これまでWEリーグの理事長は初代、2代ともに女性が務めていたので大きな方針転換だ。また、Jリーグと協会のトップが他のリーグのトップを兼任するというのもきわめて異例だ。」
〔サッカーも企業経営も経験あり〕
「(過去の)こうした経緯から分かるのは、WEリーグは『女性活躍』の理念が優先されすぎたものだったということだ。WEリーグの最大の使命は、第一に女子サッカーの競技レベルを上げることであり、もう一つは女子サッカーの社会的認知度を上げることだ。競技レベルという意味では、WEリーグが成功を収めたのは間違いない。」
〔平均動員数“1723人”…まだまだ低い「社会的認知」〕
「一方、『社会的認知』という面では、WEリーグは成功からは程遠い。開幕当初、WEリーグは1試合平均5000人の観客動員を目標としていた。だが、3シーズン目の昨シーズンの平均は1723人。リーグのスタートとコロナ禍が重なったという不運はあったものの、満足すべき数字からはほど遠い。観客が1000人に満たない試合もけっして珍しくないのだ。これでプロとしての経営が成り立つわけがない。
運営経費を自前で賄えず、補助金頼りのままではプロリーグとして成功したとは言えない。万一、WEリーグが破綻してしまったとしたら、日本の女子サッカーにとっては大きな打撃となるし、『女性活躍』の理念にも逆行することになる。
もちろん、女子リーグが女性役員たちの手によって運営されるというのは理想ではあろうが、もはやそんな悠長なことを言っている場合ではない。そこで、緊急避難的にJリーグ・チェアマンと協会会長の出番となったのだ。
〔改革のカギを握るのは「Jリーグとの“連携”」〕
「幸い、日本のサッカー界には30年以上の歴史を持つJリーグというモデルがある。クラブ経営や試合の運営など学ぶところは多いはず。Jリーグチェアマンを新理事長に迎えたWEリーグ。今後はJリーグのノウハウを取り入れて観客動員や経営の改善に向かってほしいものだ。」
「WEリーグの12クラブのうち、8クラブがJリーグクラブの女子部門という形になっている。こうしたクラブでは、Jリーグとの連携が人気獲得のきっかけになるはずだ。」
WEリーグは「女性活躍」の理念を強調しすぎたものだったとありますね。「理念推進日」として、試合が無い日にクラブとして地域貢献活動をやっていたのは良かったと思いますが、それ以上のアイディアが出てこなっかったという事ですか。川崎さんみたいに両立できれば良かったですが、WEリーグは社会の認知度が低いままだったと。
運営経費を自前で賄えず、補助金頼りのままではプロリーグとして成功したとは言えない。万一、WEリーグが破綻してしまったとしたら・・・とありますが、当ブログでは解説当初からそこを心配していました。かつての北米女子リーグ?事例があったと思います。Jリーグとの連携とありますが、それも「Jリーグ依存」という新たな問題が生まれませんかね。Jリーグをお手本とするのはいいと思いますが、依存になってはいけないし、Jクラブレディースではない1/3のチームにとっては、「Jリーグの傘下に入れってこと?」と反発が出るのでは。
当ブログでは、Jリーグ依存ではなく、オリジナリティを強化する事を強調したい。個人的には「WEリーグ」というリーグ名(理念の象徴)を一度手放し、名前を変えてイメージチェンジした新たなプロリーグで再出発する事を望みます。Jでもなでしこでも、WEリーグでもない、新しい女子プロリーグを生み出す事。華麗なるリスタートをすべきです。
WEリーグ関連関連:㉙ / ㉘ / ㉗ / ㉖ / ㉕ / ㉔ / ㉓ / ㉒ / ㉑ / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰
なでしこリーグ関連:㉘ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
#がんばろう石川 #がんばろう能登
リスペクトコラムです。
昨日だったか、突然WEリーグのニュースが飛び込んできました。鳴り物入りで就任した高田チェアが退任されるそうです。日本在住ではなかった前任の方よりはと期待していたのですが、1期で退任ですか。やはり女性では荷が重いのかな。それとも長崎に新スタジアムができたので、そっちで忙しくなったからのか。でもまさか野々村チェアマンが後任とはビックリです。野々村さん、お忙しいのに手が回るのでしょうか。というか理事長で女性だから「チェア」でしたが、男性なので「チェアマン」になるのかと。
【サッカー女子WEリーグトップ Jリーグ野々村チェアマンが兼任へ】
「サッカー女子のプロリーグ、WEリーグのトップとなるチェアを、Jリーグの野々村芳和チェアマンが兼任する方針となりました。WEリーグは今月14日に4年目のシーズンが開幕します。
11日は臨時理事会が行われ、高田春奈チェアの後任となる3代目のチェアに野々村氏、副理事長に日本サッカー協会の宮本恒靖会長が就任するなどの人事案を固めました。52歳の野々村氏は、元Jリーガーで、北海道コンサドーレ札幌の社長などを経て、おととし(2022年)からJリーグのチェアマンを務めています。WEリーグのチェアを兼任する今後は、サッカー男女の国内のプロリーグをいずれも野々村氏がけん引することになります。
平均観客数5000人を目標に掲げるWEリーグですが、昨シーズンは1試合の平均観客数が1700人ほどにとどまり、サポーターのすそ野の拡大が課題となっていて、Jリーグや日本協会と連携しながらどのような改善を図るのか、その手腕が注目されます。」
まずは高田チェアの退任のコメントを聞かねば、どうして辞めるのか。トップにJリーグチェアマン、副に日本協会会長という重い人事になりました。女性はゼロでWEリーグの当初のポリシーに背を向けるようなイメージも持ちます。それくらいWEリーグはダメなのか。このコラムでは「サポーターのすそ野の拡大が課題となっている」とありますが、やはり根が張れていなかったのでしょう。
もう一つのタイミングとしてパリ五輪の惨敗もあるのではないでしょうか。このままでは益々冬の時代が続いていく見通しになり、今のうちにとてこ入れに入ったのか。宮本会長はなでしこジャパンで外国人監督も視野に入っており、リーグ自体をグローバル化したい戦略なのかもしれません。
【公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は11日、同日に臨時理事会を開催し、次期理事長候補を含む役員候補者を承認したことを発表した。】
「26日の社員総会決議後に新設される予定の副理事長と専務理事については、それぞれ宮本恒靖JFA会長と安達健氏が候補者として承認されている。かつて日本女子代表(なでしこジャパン)で活躍した海堀あゆみ氏と大滝麻未氏も理事に就任する見通しだ。なお、安達氏は常勤と発表されているものの、それ以外の理事については非常勤となっている。この度発表されたWEリーグの次期役員候補者リストは以下の通り。
◼︎次期役員候補者リスト
理事長(非常勤):野々村芳和
副理事長(非常勤):宮本恒靖 専務理事(常勤):安達健
理事(非常勤):蓮田慎二 理事(非常勤):海堀あゆみ 理事(非常勤):森本譲二
理事(非常勤):山本英明 理事(非常勤):大滝麻未 理事(非常勤):村松邦子
監事: 福田雅 監事:大塚則子」
調べてみました。常勤トップの安達専務理事は、日本協会の「47都道府県/9地域FA担当部部長」という肩書で協会の中の人だったのか。森本理事は一社)東京ヴェルディクラブの代表理事でベレーザ人脈か。山本理事は新潟レディースの社長。大滝理事は元選手で一社)なでしこケアの設立人。村松理事は元Jリーグ参与で今は企業人。福田幹事は地域リーグの東京ユナイテッドの監督。大塚幹事は公認会計士かな。海堀理事はご存じ、なでしこジャパンのW杯優勝組ですね。あと、蓮田は何も出て来なかったので謎です。とこんな顔触れです。
あと、サンスポの記事で「高田チェアは理念推進に尽力したが、財政や競技力向上の分野で苦戦。アマチュアのなでしこリーグとの統合を水面下で模索したが、反発の声が強かったという」とありました。なでしこリーグとの統合ばなしがあったのですね。これはどういう統合なのかすごく気になります。プロ化を辞めるのか、秋春制から春秋制に戻すのか。WEリーグの2部をなでしこ1部にしようと考えたのか。
また、朝日新聞には、「開幕直前に体制を刷新、背景にあった対立。背景には、リーグと、その運営方針に不満を募らせたクラブ側との対立があったことが分かった」とあります。何か内部でもめていたようですね。女性活躍社会を掲げておられましたが、チェアが男性になり、女性の理事も16人で8人から9人中3人になるし、理想と現実は違いますね。
WEリーグができた時に当ブログはかなり首をかしげました。果たしてうまくいくのか、そんなに簡単に観客数が増えるのかと。結果は平均1,700人止まりです。つまりプロ化は成功していないのでは。そんな中で、Jリーグと日本協会がタッグを組んで改革に乗り出します。当ブログ的に今後の動きを予想してみましょう。
①Jクラブのレディースが増える。
②Jクラブとのコラボが強化される。
③WEリーガーのメディア露出が増える。
④「女性」カラーが薄まる。(2トップが男性のため)
そんなところですか。ただ、野々村さんだったら大いに力を発揮してくれると思います。頑張ってもらいましょう。ここまで実施されて、今更なでしこリーグに戻すこともないでしょうし。個人的には「WEリーグ」のリーグ名を変えて欲しいです。理念を追いすぎて地に足がつかなかったので。
WEリーグ関連関連:㉘ / ㉗ / ㉖ / ㉕ / ㉔ / ㉓ / ㉒ / ㉑ / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰
なでしこリーグ関連:㉘ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
#がんばろう石川 #がんばろう能登