事例紹介コラムです。
昨日、ビックリするニュースが飛び込んできました。「ACL日本の本戦枠削減に 配分変更、2枠の可能性も」というタイトルで、ACLの出場枠が減るというもの。現在、日本の出場国枠は4つ(リーグ1位~3位および天皇杯優勝チーム)ですが、報道によると、2枠に減る予定で進んでいるとか。うーむ、これは益々リーグ戦や天皇杯を戦うモチベーションに大きく関わってくる大きな問題ですね。
今朝の山陽新聞にも「ACL予選は2月に行われる見通し。来季のJ1は2ステージ制とポストシーズンの導入で、日程は更に過密になるため、リーグ側は対応に苦慮」とありました。以下、抜粋して紹介。
ACLで日本勢の本戦出場枠が来季から削減となることが29日判明。アジア・サッカー連盟(AFC)が各国・地域への枠の配分方式を変更するためで、現行の4枠から2枠となる可能性もあるとか。来季の日程や出場枠は11月に正式に決まる予定。
AFCは過去4年間の国際大会でのクラブ、代表チームの成績を反映した各国・地域のランキングを新設し、これに基づいて出場枠を決定。ランキング算出のためのポイントはクラブ7、代表3の割合で点数化するため、’08年のG大阪の優勝の後、ACLで低迷する日本には逆風になる事になります。
【現在('12年より)本大会出場枠】
出場チーム32チーム。2011年までから、各国の本大会出場枠、プレーオフ出場枠を変更。今までのACLでの実績、及び参加チーム数、経済規模や昇降格の有無などリーグ運営の点で評価の高い国から東西14チームずつ、計28チーム。東西各地区のプレーオフ上位2チーム、計4チーム プレーオフには、東西それぞれ5チームが参加する。なお、プレーオフ敗者チームには、AFCカップへの出場権が付与。
東地区は日本から4チーム、中国、韓国から各3チーム、オーストラリアから2チーム、タイから1チーム、ウズベキスタンから1チーム。ウズベキスタンは本来は西地区だが、出場枠3チームの内、1チームは東地区に割り振られる。
西地区はカタールから各4チーム、サウジアラビア、UAEから3チーム、ウズベキスタン、イランから各2チーム。 ウズベキスタンは2チームが西地区、1チームが東地区、計3チームが本大会出場。
プレーオフへの出場枠(各地区上位2チームが本大会出場)は、東地区が韓国、中国、オーストラリア、タイ、インドネシアから各1チーム。西地区はイランから2チーム、サウジアラビア、UAE、ウズベキスタンから各1チーム。
別の報道では、来季の出場数が各国最大3.5になることが明らかになったとあります。原専務理事は「3・5枠で決定」と発言。日本が入る東地区は、ランキング上位2カ国に本戦出場3枠が与えられ、1チームは予選から出場。3、4位なら本戦出場が2枠で予選出場が2枠となるとか。日本は4位以内に入る見通しだが、最悪の場合は本戦に2チームしか出場できなくなる事に。
該当記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00000012-spnannex-socc
出場枠が「3.5」になればリーグ戦3位クラブがプレーオフに回ることが濃厚。Jリーグ幹部は「もし3位クラブが天皇杯決勝まで残ったらオフが大幅に減ってしまう」と危機感を強めたとも。
当ブログの予想では、元々ACLは、アジアクラブ選手権(リーグ優勝チーム)と、カップウィナーズカップ(国内カップ戦優勝チーム)が合体してできた大会なので、リーグ1位と天皇杯優勝チームは確定。3枠目がたぶんリーグ2位、最大の4枠目がリーグ3位になるのかなと。そうなると、今まではリーグ3位に入ればACLに出れるというモチベーションがありましたが、それが無くなって来ると・・・モチベーションが薄くなり、ますますリーグがレベルダウンし、観客が減るという悪循環になります。天下の悪法「2ステージ制」もあって、来シーズンは主要Jクラブ、代表選手にはほとんど休みが無くなります。人気は保てても、W杯の本田の様に無休状態で疲れ切った状態で、シーズンに入る事になり、それこそ「一時の出来事」にはなっても、文化にはなれない状況になります。2~3年後は2ステージ制も飽きられ、長い冬の時代が到来するのかもしれません。
どうしてこんな負のスパイラルに陥っていくのでしょうか。それはどこかに存在している一部の「価値観」のためではないでしょうか。どなたか物を申す方は出て来られないのでしょうか。
話は変わり、今日J2岡山のアウェー岐阜戦があり、ウルトラスでPVがありました。普通の日なら参戦したのですが、普通に出張日でした。途中携帯で試合状況を確認するくらいでした。最初に2-0になった時に、栃木戦の再現かと思いましたが、2-2の試合結果を観てビックリでした。やはり、最近は失点が気になりますね。今日は何とか4位をキープできましたが、上に離され、下からは追い上げに合っていますね。