事例紹介コラムです。
先日、岡山の6スポーツチームで街頭募金が実施されましたが、その少し前のタイミングで岡山シーガルズから、チャリティーTシャツの販売が発表されていました。街頭募金の後にそのページを観てみると、何と単独ではなく、主要女子4チームによる合同事業でした。単なるチャリティー活動ではなく、その奥の様子を想像し、内容を読むうちに、いろいろと考えてしまいました。まずは内容です。シーガルズとシャルムの公式HPをそれぞれ抜粋して紹介。
【岡山シーガルズ】
岡山県内で活動する女子スポーツチームである天満屋女子陸上競技部・岡山湯郷Belle・FC吉備国際大学Charmeそして岡山シーガルズが「Okayama Women’s Sports Team」(通称:OWST)として共同でチャリティーTシャツを販売し、売上金の一部を熊本地震に対する募金とさせていただく取り組みを実施。販売は5月1日以降、6月末日をめどとして随時各チームそれぞれの方法にて販売(状況によって販売期間の延長あり)。
・内 容 : OWST統一のチャリティTシャツを製作・販売、売上金の一部を募金に活用。
・期 間 : 平成28年5月1日~6月末日(状況により延長する場合もあり)
・方 法 : 各チーム独自の方法にて販売。(詳細は各チームから改めて発表)
・価 格 : 1着 2,500円(消費税含む)
・問合せ先:Okayama Women’s Sports Team(OWST):事務局(岡山シーガルズ内)
岡山シーガルズ公式HP該当記事:http://okayama.v-seagulls.co.jp/topic/?p=3513
【吉備国際大シャルム】
・内 容 : OWST統一のチャリティTシャツを製作・販売、売上金の一部を募金に活用。
・期 間 : 平成28年5月1日~6月末日(状況により延長する場合もあり)
・方 法 : シャルムホーム戦でのグッズ売り場及びポルカ天満屋シャルムショップにて販売(ネットでの販売は無し)
※TEL・FAX・メールにて事前受付も実施。
・価 格 : 一着2,500円(税込) ※売上金の収益部分が募金。
カラー:白(4団体共通)・黄(シャルム)の2種類。サイズ:S・M・L・LLの4種類(枚数およびサイズに限りあり)
・問合せ先:一社)高梁スポーツクラブ
吉備国際大シャルム公式HP該当記事:http://www.charmefc.jp/09news/news_20160428.html
他の2チームからも発表されたら、随時この記事に追加掲載していきます。まずはクラブ横断型の事業の実現という事で喜ばしいです。元々ベルとシーガルズは選手がお互い行き来して応援し合ったりして交流がありました。こうして、一つの組織という形になった事はいい事だと思います。
ただ、どうして「女子のみ」だったのか、先日の街頭募金活動を行った6チームではなかったのかという点が気になります。「Okayama Women’s Sports Team」(通称:OWST)という正式な組織ができてしまいました。まぁ、あとで発展的に改編できるかもしれませんが、しばらくはこの組織が続くと思います。事務局はシーガルズに。という事はシーガルズが主導で進めてきたプロジェクトという事です。例えばなぜファジの名前はここに無かったのかという事です。ファジが辞退したのか、女子のみありきを最初から通そうとしたのか。結構気になります。
まさか、こういう連携活動の主導権争いをしている訳でもないでしょうし、まさか、ファジは街頭募金という一過性の活動には参加するが、チャリティーグッズの製作販売という継続事業は参加しないという方針が働いた訳でもないでしょうし。その辺りを知りたいところです。まぁそのうち聞こえてくるでしょう。
そういえば、ファジというクラブはよちよち歩きの頃から、そばでずっと見てきましたが、今までクラブ主催で、チャリティーグッズというものを取り扱った事が無かったと思います。今回は時間的余裕が足りなかったという理由なのかもしれませんが、OWSTではちゃんとできてますね。5年前にJクラブのチャリティーグッズ事情の記事を書いています。読者の方の参考にして下さい。今回のような災害が2度と発生しない事を祈念しておりますが、万が一発生した場合は、ぜひチャリティーグッズを取り扱って欲しいですね。
試合時間等の限られた時間で少しでも売上・利益を上げなければならない中で、外部に売上・利益を提供するチャリティーグッズは、サッカー興業としてはやりにくいのかもしれませんが、こういう活動が「心で人を動かす」部分ではないかと個人的に考えます。また、OWSTの組織にぜひ参加して欲しいですね。
東日本大震災時チャリティーグッズ関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110529
事例紹介コラムです。
昨日、なでしこジャパンの新監督が発表されました。当初の噂どおり、高倉さんでした。まずは今朝の山陽新聞朝刊の「新しく強いなでしこを」というタイトルの記事。さすが、詳しく書かれています。以下、抜粋して紹介。
今回の契約は2020年東京五輪までの指揮を前提としたもの。6月2日のアウェー米国戦が初陣。高倉監督は当面はU-20女子代表監督も兼務。高倉監督は選手の持ち味を見極める観察力に定評があり、会見でも「パフォーマンスを注意深く見ていく」と強調。今後の活動でこれまで代表での実績が無かった選手にスポットライトが当たる可能性も。
形骸化が指摘されていた女子委員会は一新され、代表の試合数増加や短期合宿の実施も検討。今井委員長は「このチャレンジが成功するように最大限のサポートをしたい」とコメント。
先駆者の自覚を持ち、心の強さは人一倍。「選手の時から一番前を歩く役割。最初に歩いて行く事にプレッシャーを感じていない」とコメント。夫の竹本氏も日本代表コーチの経験があり、現在はJ2東京VのGM職。サッカー界で有名なおしどり夫婦。
そうでした。高倉監督のご主人は、某黄色いチームでネル監督を連れてきた功労者の竹本元GMでしたね。S級ライセンスを取った女性指導者で高倉監督は3番目と聞いており、確か女性初はあの本田監督だったと思いますが、正直本田さんよりもレベルが上のような気がします。以下は、サッカーキングの記事です。抜粋して紹介。
日本サッカー協会は新監督にU-20日本女子代表の高倉監督が就任すると発表。なでしこジャパンの監督を女性指導者が務めるのは史上初。高倉監督は1968年生まれ。選手時代は読売日本サッカークラブ・ベレーザ等でプレー。’00年にはMLSのシリコンバレー・レッドデビルズに移籍。復帰した国内で’04シーズン限りで現役を引退。Lリーグ(現・なでしこリーグ)でMVPを2回受賞。ベストイレブンには7回選出。
日本代表では、’83年から、国際Aマッチ通算79試合出場29ゴールを記録。’96年のアトランタ五輪にも出場。現役引退後は指導者に転身。’07年以降はJFAナショナルコーチングスタッフとして活動。’09年にU-16代表コーチ、’13年にはU-16代表監督に就任。そのまま継し、現在U-20代表監督として活躍。実績としては、’14年のAFC・U-16女子選手権、U-17女子W杯で大会初制覇。’12年と’13年には、AFC アジア年間最優秀コーチ(女子の部)を受賞。
サッカーキング該当記事:http://www.soccer-king.jp/news/japan/nadeshiko/20160427/435563.html
当ブログでヤングなでしこの観戦レポを書いた事がありましたが、その時は4位どまり。その大会で優勝したというのはすごいですね。実績は申し分ないと思います。何かエピソードなど高倉監督の事がわかる情報を探しましたが、なかなか無い。その中で、NUMBERの記事を見つけたので抜粋して紹介。
U-17女子W杯('14年)で日本は6戦全勝で初優勝。登録メンバー21人全員を起用し、得点者は12人。総得点は23、失点はわずか1。リトルなでしこの圧倒的な強さについて。高倉監督のコメントは「負けていい試合はないですよね」というもの。
大事なのは結果か内容か。いわゆる育成年代において指導者が勝敗だけにこだわることは、未来ある選手たちの可能性を奪いかねないという考え方もあるが、高倉監督は勝利に執着。15~17歳の選手たちに、内容も求めるが、その上で「勝つために努力すべきことを、身を以て知る」機会を提供。試合に勝つために、選手それぞれが何をするのか、チームとして何をするのか。それらを理解し、試合でどんな状況でも実行できるようになるために練習を継続。
「1秒後に目の前の世界がどう変化しているのか。それを全員が予測して行動。これは、大人になったら自然にできるわけではなくて、若いうちから積み上げるものだと思う」と高倉監督のコメント。
組織的な守備でスペインのポゼッションを無効化。初戦の相手スペインに対して、苦戦か完敗かと、高倉監督は心配していたが、リトルなでしこは、相手を見て、考えて、粘り強く対応して、2-0で勝利。特に、11人全体が連動した組織的な守備が、勝利を引き寄せる要因。スペインはボールを保持しつつも、ハーフウェーラインから先にまったくボールを運べない状況。
決勝で再戦すると、スペインは早めからロングボールを多用し、日本の弱点をあぶり出そうとしたが、日本の守備陣も集中力を切らさず、互いに連携してゴールを死守。
学びながら勝つ。勝ちながら学ぶ。そのようにして強くなった好例が、'11~'12年にかけてのなでしこジャパン。高倉監督いわく「現状でもひ弱さを感じる体格差をどうやって補うのか? なでしこジャパンはW杯で勝ち癖を覚えて、劣勢な試合でも勝てるようになった。やられそうなのにやられない、王者の戦い方。勝負事に対するしたたかさを、日本人は持っていないと言われますが、勝つとそういうものを得られる」
世界を制したリトルなでしこたちの前には、やがて「20歳の壁」が立ちはだかる。米国やドイツをはじめとする各国の選手たちは、17歳を越えた頃からパワートレーニングに力を入れ始め、20歳前後でその成果がプレーに反映。
「フィジカル的な差による影響が小さいとされる17歳の時点でも、今回の日本はひ弱さが目立った。どのゲームもみんな頑張りましたが、ほんのちょっとの球際のプレーや局面で、負ける場面も」
ボール扱いが上手いだけでなく、相手に邪魔をされる状況でも技術を出せる選手をW杯に連れてきたはずの高倉監督からすれば、思い通りにいかない展開もしばしば見られた。
「日本の将来を考えると、危機感も強い」と高倉監督のコメント。体格差を補える選手に育つには、判断の速さ、技術の正確性を伸ばすことを更に要求。勝利しながらも学んだ大切なことは、そこにあると締めくくっています。
Number WEB該当記事:http://number.bunshun.jp/articles/-/818678
なでしこジャパンの今後の日程で、現時点で発表されているのは、6月のアウェー米国2戦のみ。本来はこの後に8月のリオ五輪を見込んでいた事でしょう。FIFAが定めた'16年の残る国際Aマッチデーは9月2試合、10月2試合、11月2試合。秋に計6試合を組むことができるそうだが、U-20の試合もあるだろうし、どうなのでしょうか。
勝ちにこだわるというのはいいですね。負けた試合の時に選手を強く攻めたかつてのネル監督を思い出します。そういえばハリル監督も元々はそうじゃなかったっけ。学びながら勝つというのもいいですね。まさにリスペクトするサッカーです。
気になるのが「20歳の壁」。確かに女子W杯で当たってきたアメリカやドイツってどうしてあんなプロレスラーのような体なんだと思っていました。17歳から筋肉トレーニングをしているとは。女子テニスの中継で観るウィリアムス姉妹みたいですね。それじゃあ勝てんかとおもいきや、'11年の日本は勝っている訳ですから、対抗できない訳ではないでしょう。通用した佐々木監督のサッカーが研究されまくって、去年惨敗しています。ここからなでしこのサッカーを変えるのは高倉さんに期待しましょう。U-20と兼任というのもいいじゃないですか。かつてのトルシエもそうでしたから。
もう一つ気になるのが、いくら下のカテゴリで強かってもA代表で結果を出した監督は見当たらない事。五輪代表監督でもA代表監督に上りつめた人はいません。アトランタの奇跡(ブラジルに勝利)の西野監督、ベスト4になった関塚監督もJ1監督止まりです。その壁も破ってもらいましょう。高倉さんならできそうな気がします。
事例紹介コラムです。
ここ数日は、このテーマばかりなので今日は別のテーマにしようと思っていましたが、あさっての話なので、取り上げる事にしました。以下、抜粋して紹介。
【選手会主体による「平成28年熊本地震」に対する義援金募金活動実施】
ファジアーノ岡山選手会およびクラブでは、4月29日(祝)のホーム町田戦の試合会場において、引き続き「平成28年熊本地震」に対する義援金募金活動を下記のスケジュールにて実施。今回の募金活動は選手会が主体となり、募金の全額を熊本県出身の久木田選手、秋吉選手、豊川選手の地元の支援に活用することを目的として実施。
〔内 容〕
・日 時 : 4月29日(祝) 12:00〜13:30(予定)
・場 所 : シティライトスタジアム スタジアム前広場(人見絹江像横)義援金募金ブース、メインスタンド側2階コンコースなど
〔募金について〕
募金については、選手会の総意として全額を熊本県出身3選手のゆかりのある西原村などへの支援に活用し、今後公式ホームページ等で随時報告。
〔選手会コメント〕
ファジアーノ岡山選手会としてどのような支援ができるかを選手会全員で考え、熊本出身選手の被災地への強い気持ちをまずは同じ仲間としてサポートしていくことが、まず我々選手会としてやるべきことではないかと考え、今回の募金活動を実施。
今回の募金については、熊本出身3選手の地元支援の活動資金として活用し、支援活動の報告については、随時クラブの公式ホームページや各選手のSNS等で報告。熊本地震への支援活動については今後も継続する方針。
クラブ公式HP該当記事:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1461680062
先日、仕事で移動途中の休憩場所で流れていたモニターでNHKのニュース番組の中で「おしえて 岩政先生」というコーナーが流れていました。まずはNHK公式HPの内容です。NHK総合テレビで、毎週月曜~金曜の午後6時10分から放送されている「もぎたて!」コーナーです。以下その内容を抜粋して紹介。
【教えて 岩政先生】
平成28年度から新設されたコーナーで、J2岡山の岩政選手に視聴者から質問を募集。岩政選手は大学時代に、数学の教員免許も取得している異色のサッカー選手。その岩政選手が、頼れる先生として、みなさんの質問に回答。質問のテーマは自由で、サッカーの話題以外のテーマでもOK。第2回の放送は5月下旬の予定。
NHK公式HP該当ページ:https://www.nhk.or.jp/okayama/program/mogitate/osiete/form.html
番組を観ていましたが、なかなか面白かったです。岡山に来たばかりの時期に、当ブログで同じ「教えて 岩政先生」の企画が鹿島さんでやっていた事を紹介しており、選手とファン・サポーターを近づける目的、馴染みを増やす目的でそのうち岡山でもやったらどうかと提案していましたが、2年目に入って実現したようです。
ちなみに以前の記事では、J1鹿島の公式マガジン「フリークス」の「Player's Salon(選手コーナー)」の中で、「岩政先生の進路相談室」という名物コーナーだったようです。どんな質問に対してもガチで答えて、「ちょっとガチ過ぎない?」とツッコまれるくらいに真剣に受け答えをしていたそうです。
今回の企画について、欲を言わせてもらえば、印刷物か公式HPに、やりとりの記録を掲載したらいいと思います。テレビは電波であり、その時だけのもの。放送が終わったら何もかも消えてしまい、何も残りません。理想は印刷物ですね。
よそのクラブのように、時々発行するファンクラブの会報誌とかあればベストなのですが。無いものはしょうがないです。読者のみなさん、時間は悪いですがぜひ一度観てみて下さい。
当ブログではこうやって選手の露出がどんどん増えるのは喜ばしい事と評価しています。馴染みが増えれば、その選手を生で観に行こうという事になります。加地選手や矢島選手、豊川選手など存在感のある選手が増えてきたので、今回の岩政選手のように何かコーナーができませんかね。某チームでは「板橋の書聖」コーナーを持って、習字の腕前を披露していた選手を思い出しました。やっぱ個性ですね。
事例紹介コラムです。
Jクラブの復興支援活動は日々進化しています。大きくは、5年前の東日本大震災、数年前の広島土砂災害とありました。今回の災害では各Jクラブの積極性を強く感じます。部分部分で、「広島の時はどうだっけ」とよく思います。いい事だと思います。ただ、こういう部分で付加価値の高いクラブは第二段階の活動に入っています。すなわち、スタジアム外での義援金を1回きりで終わるのではなく、2回目3回目というのが出て行っています。ふと、東日本大震災の時の神戸さんの活動を思い出しました。あの時は、練習後やTM後に汗をぬぐう間もなく、三宮の街頭で全選手が手分けをして募金活動を実施し、確か1週間くらいはされていたと思います。
まあ、今回は今回なのですが、今回の特徴は義援金募金だけではなく、支援物資の移送処理にクラブとして携わっておられるのです。実施されたのは4クラブ。福岡さんと北九州さん、そして関東の千葉さんと東北の山形さんです。九州の2クラブは地理的に近いという条件がありますが、山形さんは素晴らしい。ついこの前、地元岡山が試合でやられていますが、試合とは別のところでこういう付加価値の高い活動をされていたとは。順番に抜粋して紹介させていただきます。
【J1福岡】
4月24(日)のホームG大阪戦で、熊本地震被災者へ送付する支援物資募集活動を実施。福岡のサポーター有志が中心となり、熊本に運ぶ被災者支援物資を収集。トラック約2台分が集まり、熊本サポーターと連絡を取り合って現地の情報を聞き、物資が行き届いていないエリアを中心に配送。G大阪サポーターも、アウェーにもかかわらず多くの物資を持って来場。
・日 時 : 2016年4月24日(日) 9:00~15:30
・場 所 : レベルファイブスタジアム モニュメント広場特設テント
・内 容 : 熊本地震被災者への支援物資募集活動
・募集品目: いずれも未使用品、未開封品に限定。
ペットボトルの水(賞味期限内)、食品(賞味期限内)、カップ麺、カップスープ、レトルト食品、魚ソーセージ、レトルト米、バランス栄養食品、チューブ飲料、ドライフルーツ、おむつ、粉ミルク、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウエットティッシュ、からだ拭きシート、生理用品、歯ブラシ、紙コップ、紙皿、割り箸、料理用ラップ、カイロ、マスク
・要 望 : 出来る限りで箱詰めの状態での持参、多くの種類を詰めている場合は、その品目を箱に記入、梱包用の段ボールだけの持参でもOK。
車両での搬入は、スタジアム正面の車寄せで物資を移動。駐車不可。
・届け先 : ロアッソ熊本およびロアッソ熊本サポーターの協力のもと、支援物資が行き届いていないエリアを中心に配送予定。
・輸 送 : アビスパ福岡サポーター有志の協力にて熊本へ運送。
・その他 : 試合当日持参できない場合は、福岡市(http://www.city.fukuoka.lg.jp/bousai/kumamotozisin.html)でも申し込み可。
J1福岡公式HP該当ページ:http://www.avispa.co.jp/news/post-3419
デイリースポーツ該当記事:http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2016/04/24/0009021281.shtml
【J2北九州】
4月23日(土)のホーム清水戦で、 熊本地震での避難者を支援するために救援物資受入れブースを設置し、平成28年熊本地震義援金募金と救援物資の受入れを実施。受け入れた救援物資は、北九州市(保健福祉局)を通じて熊本へ運送。
・日 時 : 4月23日(土) 13:00〜18:30
・会 場 : 本城陸上競技場 駐車場前
・受け入れるもの: 今回は、物資充足状態のため、ウェットティッシュ、インスタントみそ汁のみ(未開封、未使用、賞味期限内のものに限定)
・その他 : 救援物資の持ち込み者は、一時的に関係者駐車場に入場可。
・報 告 : インスタントみそ汁 1,838個、ウエットティッシュ438個(北九州市保健福祉局を通じて被災地へ配送)
J2北九州公式HP該当ページ:https://www.giravanz.jp/information/2016/0424335/
J2北九州公式HP該当ページ:https://www.giravanz.jp/information/2016/0424459/
【J2山形】
4月24日(日)にモンテディオ山形選手会、㈱モンテディオ山形、(公社)山形県スポーツ振興21世紀協会の呼びかけにより、山形県総合運動公園 特設駐車場内で行われた「平成28年熊本地震」に対する支援物資収集活動について、多くのモンテディオ山形サポーター(約250名)の協力を受け、4トントラック1台分の支援物資を提供。また、山形県企業局よりおいしい山形の水500mlペットボトル24本入り100ケースも提供され、共に24日に発送。また、トップ選手(梅鉢選手、韓選手、イジェスン選手、摂津選手)が提供物資の受け取りを協力実施。
支援物資はJ2熊本の巻選手が中心となって進めている「YOUR ACTION KUMAMOTO」の呼びかけに応じ、同プロジェクト指定が指定する熊本市内の支援物資集積場所に発送。到着後、被災地のニーズに合わせ支援物資が分配される予定。輸送はモンテディオ山形正会員の晃永運輸㈱の協力により実施。
J2山形公式HP該当ページ:http://www.montedioyamagata.jp/news/y-2016/n-00005485/
【J2千葉(J2熊本)】
4月20日(水)・21日(木)の14時~18時に、平成28年熊本地震の被災者支援として、ユナイテッドパークオフィシャルショップ「12JEF」前で支援物資を募集・受取。熊本県出身である藤嶋選手の呼びかけで実施し、選手達自らが表に立ち、直接支援物資を受け取り、提供者に挨拶。受け取った支援物資はクラブハウスの一室に運び、物資ごとに分別。レディースの山根選手も参加。J2熊本の巻選手が向こうの窓口。22日(金)に集められた支援物資を、ジェイアール東日本物流の協力のもとに発送。13トンのトラック1台分の物資は福岡経由で熊本まで配送。
23日(土)21時過ぎに陸路で物資が到着。巻選手はさっそく熊本の選手と一緒に、24日早朝からの各避難所への配送に備え、10台ほどのトラックに分別積載。「届いた物資の量もすごいが、とても丁寧に仕分けてあったのに驚いた。段ボールに何が入っているのか、すごく分かりやすく明記してあり、気持ちが伝わってくるようで…。とてもありがたい」と巻選手のコメント。
必要な物資を、必要とする避難所に届けるには、中身を確認して仕分けする必要があり、多くのスタッフが、1日の大半をこの作業に費やすが、千葉からの物資は、ほとんどそのまま配送車両に積載。
J2千葉は巻選手にとっての古巣というだけではなく、5月15日のJ2リーグの復帰戦の相手だが、それまでは支援活動の大事な仲間。千葉の選手たちが集め、仕分けた物資を、熊本の選手が迅速に避難所に届ける。クラブの枠を超えた連係プレーで、サッカー界が被災地復興の一助になると締めくくっています。
J2千葉公式HP該当ページ:http://jefunited.co.jp/news/2016/04/report/14613159006867.html
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/news/1636531.html
近々、熊本さんの練習が再開されると聞いています。選手達は避難所を回る活動を開始し、巻選手は避難所に支援物資を届けるボランティアを続けておられます。巻選手はボランティアと一緒におにぎりを握ったり、支援者や避難者と同じ目線で活動をされているようです。
先日の記事で、「サッカー選手はサッカーでしか元気を届けられないのではないか」という考え方について、ちょっと触れております。何が正解で何が違うのか当ブログもわかりません。熊本さんの選手達は避難所の子ども達とサッカーをすると同時に、支援物資運搬のボランティアを続ける巻選手に協力して作業をしておられるそうです。何がどうこうではなく、自分が考えて、やるべき事、できる事をやるのが一番だと思います。岡山にいて、偉そうな事を口にして心苦しいですが、このブログの読者の方々にリスペクトしてもらうのも大事な復興支援活動だと考えております。
5年前の2011年、某黄色いチームが優勝していますが、実は2位をキープして優勝を争っていたのが仙台さん。今シーズンはぜひ熊本さんに6位以上に来てもらって、争って欲しいですね。地元としては「岡山と」と書き加えたいところです。リーグ復帰が待ち遠しいです。
復興支援活動レポです。
昨日、市内2か所で開催された「岡山県内スポーツチーム合同 平成28年熊本地震義援金活動」に行ってみました。もともとは同じ市内で所用があり、見事に時間がかぶっていたので、欠席のために写真をもつ鍋氏に頼んでいました(映りのいいのがもつ鍋氏PHOTO)。ところが、上手く所用を抜け出す事に成功し、まずは岡山駅に向かいました。1時間という限られた時間で、しかも大幅に開始時間を過ぎています。岡山駅の地下で西口に抜ける通路を通って、西口の高速バスセンターに出ましたが、うーむいないと。そうか上かという事でエスカレーターで上っていくと、2F広場にもいない。どうやら改札横の通路のようです。早くもそれらしい威勢のいい声が耳に飛び込んできました。
その前にまずは、今朝の山陽新聞の「競技の枠超え 街頭募金活動 岡山6スポーツチーム」という記事です。以下、抜粋して紹介。
J2岡山やシーガルズなど岡山県を拠点に活動する6スポーツチームの選手らが24日、熊本地震の被災地支援のため、競技の枠を超え、岡山市内で共同の街頭募金活動を実施。6チームはファジアーノ、シーガルズと天満屋女子陸上部、吉備国大シャルム、平林金属、3人制バスケチーム「TRYHOOP OKAYAMA EXE」。選手、スタッフら25人が二手に分かれ、JR岡山駅西口と表町商店街で実施。
表町商店街ではU-23代表候補のJ2岡山の豊川選手、天満屋女子陸上部の小田切選手、シーガルズの香野選手ら12人が募金箱を手に協力を呼びかけた。
「郷里のために岡山のスポーツ選手が集まってくれて感謝。募金に応じてくれた人達には、サッカーで頑張って恩返ししたい」とコメント。
募金は日本赤十字社岡山県支部を通じ、被災者の治療や物資提供に活用。
到着です。ちょうど屋根のあるコンコースの部分にずらっと、各チームで並んで募金の呼びかけを行っていました。一番西側には、チーム岡山でSPOC研究会のK谷代表がおられて、少し会話。ファジからは赤嶺選手と篠原選手。フロント社員も3人来ていました。一番改札側で声を張り上げている人がいるなと思ってみてみると、シャルムの太田監督。さすが、気合入っていました。
シーガルズから誰が来ているのかなと思ってよく見ると、南副キャプテンでした。さすが南選手。当ブログでは昔からイチオシ選手ですが、今やチームの顔となり、こういう場にもちゃんと顔を出していましたね。募金をしながら少し会話ができました。「今日は選手誰が来ているの?」という程度でしたが、ファン感くらいしか声をかける事は無いので、お話できて良かったです。
そして、時間が無いという事ですぐさま表町に向かう。ちょっと距離はありましたが、頑張って行きました。今年一番動きました(苦笑)。もつ鍋氏よりまだ現場にいると連絡が入る。現場に到着し、もつ鍋氏と合流。天満屋百貨店岡山店の交差点側の商店街通路に、選手達は立っていました。見ると、ファジは豊川選手が立っています。シーガルズはすぐにわからなかったのですが、香野選手でした。
同じく、チーム岡山でSPOC研究会のN原氏登場。少し会話をさせていただきました。ファジ側のフロント植氏が頑張っていると言っていましたね。この運動はチーム岡山の発案なのかと聞きましたが、どうやらファジやシーガルズなど自然と話ができていって実現したとか。前回はベルも来ていましたが、この日ホーム浦和戦があったためにやむなく不参加になったとか。
そうこうするうちに、シーガルズのT田マネージャーと少し会話。すると何となく向こうがこちらの事を覚えている様子。かなり昔に確かにシーガルズ側で話をしてくださったのがT田マネージャーなのですが、どんな内容なのか覚えていない。たぶん、トップアスリートの問い合わせだったと思います。
NHKのカメラマンが「募金について話を聞かせて欲しい」と言ってきました。もちろん、逃げました(笑)。隣にいたもつ鍋氏を指さしてこの人がいいですと推薦。もつ鍋氏がインタビューを受けていました。今日の夕方のニュースを見て、出てくるかと思っていましたが登場せず。
あっという間に終了時間です。見ると、終礼を植氏が取り仕切っていたので、やはりファジが中心になって動いていたんだなと実感。シャルムの選手とGMに挨拶。選手に声をかけると何と、4年生の子がこちらを覚えていました。2年前まではOSS委員会で試合のボラに参加していましたが、その時に一緒になったのかなと。いろんな人に覚えてもらっていて良かったです。
ちなみに19日の記事にある「スタジアム以外での義援金募金活動」で、J2岡山はJ1からJ3まで全53クラブ中で24番目(J2では13番目)でした。早い遅いは関係ないですが、あくまで参考資料です。
ファジの公式HPに「募金額のご報告」という事で掲載されていました。岡山を拠点に全国で活動する社会人のスポーツチーム合同の「平成28年熊本地震義援金」募金活動において、363,909円が集まったそうです。集まった義援金は、日本赤十字社岡山県支部を通じて全額が被災者の方々に届けられるそうです。
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1461568461
忙しい日でしたが、いい日でした。前の記事でも言いましたが、こういう異競技交流が5年に一度、復興支援のみというのは寂し過ぎます。ぜひ、これを機会に継続事業として、連携組織を立ち上げて1年に1回こういう活動をしてはどうでしょうか。願わくば県が音頭を取り、総合グランドくらいで「岡山スポーツまつり」でこれらの6チームが集結して、岡山県民にスポーツ文化をPRしていかがでしょうか。
広島には「トップス広島」、香川には「香川プロスポーツクラブ連絡協議会」があり、兵庫も鳥取も愛媛もこういう活動はあります。隣県すべてができて岡山ができない理由はありません。ファジとシーガルズだけでもぜひ交流をして欲しいですね。よそのJクラブのように。皆さまお疲れ様でした。
ボランティアレポです。今回も写真はシマカズ氏とろんぱ氏にお世話になりました。
昨日、Cスタで開催されたファジのホーム山形戦に、ボランティア参加しました。ファジボラ11年目にして初めて今回、自家用車を駐車場に停めて会場入りしました。今シーズン初のナイトゲームで終電が心配だったので、念のために今回実行してみました。また、違った風景でしたね。総合グラウンドに入ると、人見絹江像前のブースに目を向ける。義援金&メッセージ横断幕ブースの準備中でした。今日は立ち寄れませんが、頑張って欲しいと思いながら、控室に到着。この日も古参メンバーは少なく(もう口にしない方がいいかもしれません)、新入メンバーさんも特に目に留まらなかったですが、学生さん(IPUさん)がいっぱいで期待大です。
この日のポジションは3回目となる、サッカー検定&カンコーシートサポートです。「よし、今日は運動だ」と気合注入。過去2回はキックターゲットのサポートで、ボール拾い&セッティングで結構体力を使うポジションで、部署名を聞いて気合が入りました。場所は今シーズンから少し向こうに移動しているファジフーズテント奥芝生広場。横にはファジ丸ふわふわがあります。すぐに植氏とユウコーチが到着し、セッティング。ほどなくして、学生さんスタッフが到着。受付担当になりました。キックターゲットは学生君(結構ベテランです)が担当で、今回は少し楽な作業にさせてもらってちょっとニッコリ。教師を目指す岡大の学生さん(HN:かじもんさん)と組みました。途中、ファジ丸くんも登場。
この日は雨天という事で検定書は配布無しで、数字記入無しのプレーとなりました。キックターゲットの学生君から「スタッフ用の水ないすか?」と聞かれたので、朝比奈コーチにスタッフみんなのとお願いした後に、かじもんさんに「昔の選手なんだよ」とレクチャーするが、山口出身なので「そうなんですか」までの反応。準備時間の合間に、かじもんさんと少し世間話。何でもオランダ舶来のニュースポーツ「コーフボール」の普及活動をされているとか。いつか、当ブログで紹介したいですね。アウェーゴール裏にはファジサポによる「がんばろう日本! 共に前を向き共に戦おう」という横断幕が掲げられています。
時間が来て、次の持ち場で移動。途中、義援金&メッセージ横断幕ブースのそばを通りましたが、活動の真っ最中でした。奥中央に3人の選手と木村社長、その前と周りにコアサポーターの方々が大勢募金等の呼びかけをされていました。雨天の中、合羽無しのその姿に頭が下がりました。
第1マラソンゲートに集合。ほどなくしてカンコーシート(芝かぶり席)の今回の当選者の方々が参集されました。ケンコーチが到着し、ピッチへ移動。雨模様でしたが、スタジアム内全体はホットでした。作業内容は当選者の方のサポートです。ピッチ内なので、選手の動きも目に入りますが、試合を観たいと思っていたらボラに参加していないので、断片的に視界に入ってくる程度で、カンコーシートの皆さんの様子を絶えず観察です。トイレ移動に同行したりとケンコーチの側面サポートです。試合後、当選者の方々をお見送りし、現場の片づけを終えてとりあえず終了です。
その後、全体の撤収作業に合流です。この日はとにかく学生さん達が多かったので助かりました。「もう学生さん抜きでは・・・」という声もあれば、「夜10時って、もう床に入ってるんだよなぁ」というシニアメンバーさん達のツイートに思わずにやける。「年を取っても10時に寝ちゃう年寄りにはならんとこ」と思ったのは秘密です(笑)。ライフスタイルを変えてまで、ボラ参加いただくシニアグループの方々に感謝です。シマカズ氏のレポが入りました。以下のとおりです。
ほぼ1ヶ月ぶりのホーム観戦となりました。シマカズです。さて、今回は久々のホームでの山形戦です。試合開始4時間前にスタジアムに到着。すると、グッズ売場前にはかなりの列が。何だろうと思い見てみると、テディベアの限定品の販売。他に色々なところを散策してると、ディーオとペロリンが登場。ペロリンの逆立ちを何度も見たあと、関係者入口付近へ向かうと、向かい側には熊本地震の募金ブースで木村社長やサポーター有志の募金活動があり、一度目の募金。さらにメッセージを記入。そして田中奏一ら3選手が登場。
賑わいが出る中、ステージ上では、久々のイベント。雨のなか、踊りやチアリーディングなどを披露。ちょっと目を違うところに向けると、熊本出身の秋吉、久木田の両選手。さらには、九州出身の近藤、選手会長の松原の4選手が募金ブースに登場するも、マスコミの取材でなかなか進めない中、二度目の募金。その後、ステージに戻ると、記念撮影を目にしコンコースに。
コンコースでも学芸館高校の生徒と一緒に選手数名が募金活動。メインの総合案内の募金箱を残念に思いながら、メインのアウェイエリアに移動。山形の長いダンマク、岡山のがんばろうダンマクを確認し、半旗を遠目から写真を撮り、普段と違う席に着席。がまだせダンマクを発見し、選手入場。中林の200試合出場記念のあと、黙祷が行われ、キックオフ。結果は、今シーズンホーム初黒星。試合後、雨のなか、加地と山形の川西の面白いやりとりを見てから、スタジアムをあとにしました。
イベント関係です。まずは「熊本地震募金&横断幕への書き込み活動」、お誘いプロジェクト(加地選手)、選手の写真が入ったオリジナルメンコと下敷きの配布。ファジステージでは、うらじゃ等の5つの学生サークルのパフォーマンス演技です。山形県PRもあったそうです。スタジアム前広場に長い列があるなと思ったら、テディベアの新発売だったようです。余りこういうのを買った事はないなぁ・・・ファンにはたまらないのですね。
ふとバックスタンドに目をやると、3つの旗(Jリーグ、両チーム)が半旗で掲揚されていました。試合前には会場全体で、熊本地震に対する黙とうが行われました。その後に中林選手の表彰セレモニー、おかやま信用金庫さんの贈呈セレモニーが行われました。
あと、まーさんから添付メールが来ました。先日の語る会で集めた熊本地震の義援金募金が入った封筒を、昨日の義援金ブースに行き、選手の持つ募金箱に投入されたようです。写真もバッチリ決まっています。お疲れ様でした。
コンコースでも選手による募金活動が行われたようですが、総合受付にいつもあるTEAM AS ONE箱君の横に、分身の術のようにもう一つ募金箱が出現していました。別に熊本地震の募金箱です。この時期だけでなく、ずっと継続事業で置いて欲しいです。あと、5年前のように公式HPのイベント情報ページにも掲載し続けて欲しいですね。
ネットの戦評です。
岡山は序盤から劣勢に立たされ、サイドの守備に人数を掛けても逆サイドに展開されてピンチを招き、苦しい時間が続く。中林選手などの奮闘で無失点が続くが、後半25分に失点。その後岡山は、3バックに変更した山形さんに猛攻を仕掛けるが、クロスバーを叩くなど得点できず、山形さんに初勝利を献上する結果。大黒選手は前日練習で左足首を痛め欠場し、代役で開幕戦以来のスタメンとなった林選手にやられました。石崎監督は、Jリーグ通算250勝目だとか。山形サポの応援席には「何故ここにいるのかを問う。勝って俺らを黙らせろ。山形はこんなものじゃないだろ?」というダンマクが掲げられていました。熱いですね。
山陽新聞の「ファジ決めきれず」という戦評です。
先制し、逃げ切りを狙う山形さんに対し、前線を厚くして決定機は何度も作ったが、FWが放ったシュートは立て続けにポストやバーを直撃し、GKの好セーブ。紙一重の勝負だった事は間違いないが、立ち上がりから山形さんのプレスに対して岡山はリズムを作れず。警戒していたカウンターからの失点。初勝利に執念を見せる山形さんのパワーが上回った印象。最後まで運動量と集中を保ち、最少得点を死守。9節を終えて、勝ち点15(4勝3分2敗)は昨シーズンと全く同じ。昨シーズンはここから一気に順位が下降。
断片的に見えた山形さんですが、今までのイメージどおりポゼッションの強さ、球際の強さが光っており、さすが去年J1のチームで、とても今の順位に甘んじているチームには全く見えなかったです。B氏曰く「DFがどうかなぁ」と言っていましたが、この日はDFでもやられた格好となりました。当ブログでは、守りを固めた相手、ポゼッションが上手い相手にはからっきし弱いというイメージがあります。前節は群馬さんの方がテクニックが下で勝てる相手だろと思いましたが、昨日の試合は逆に山形さんの方が全体的にテクニックは上と思いました。
この日の山形さんには、元某黄色いチームの顔がいくつもありましたね。監督は石さん、稜平こと林選手、比嘉選手、ディエゴ選手、アルセウ選手です。何人か選手チャントが脳裏にちょっと蘇っていました。
順位は5位に下降。山雅さんに抜かれてしまいました。山雅さんは2年前の動きとよく似ています。J3の長野さんに迫られている事もあって、今シーズンも自動昇格を狙っているのでしょう。次の相手は首位町田さんです。岡山の下位チームで見事に勝ち点が並んでいます。最良は勝てば3位ですが、負けたら最悪2ケタに急降下という状況です。
【J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)】
1位: 該当者なし 2位: 選手
山やん君:該当者なし。
雉人・F原氏: 該当者なし。中林選手のスローインに感動!
issan: 該当者なし。前他愛的にフワフワした試合で、緊張感に欠けました。
雉楽・シンジ氏: 該当者なし。見当たらず。
oketsu氏: 該当者なし。残念ながらファジアーノ選手では目立って良い動きをした選手はいなかったです。
まーさん: 該当者なし。シュート1本ぐらい決めて貰いたかった。
シマカズ氏: 中林選手。複数失点してもおかしくないとろこを1点に抑えたところですね。
事例紹介コラムです。
平成28年熊本地震が発生してから、Jクラブの選手による復興支援活動を紹介しており、今回はスタジアム外の義援金募金活動が主流になりつつあると紹介しましたが、地元岡山でも実施されるそうです。まさか、当ブログの記事を見た訳でもないでしょうが、クラブから発表されていて、喜ばしい事です。以下、抜粋して紹介。
※写真は5年前の新聞記事と写真
【岡山県内スポーツチーム合同 「平成28年熊本地震義援金」街頭募金活動】
岡山を拠点に全国で活動する社会人のスポーツチームが連携し、合同で街頭募金活動を実施。各種目のアスリートが一丸となり、被災地の一日も早い復興に向けて、熊本地震で被害に遭われた方々への被災地支援を目的として実施。本街頭募金活動には日本赤十字社岡山県支部も参加し、義援金は、日本赤十字社岡山県支部を通じて全額が被災者の方々に送金。
〔義援金街頭募金活動概要〕
・日 時 : 4月24日(日)16:00〜17:00
・場 所 : JR岡山駅運動公園口(西口)、天満屋表町北口
・参加団体:各チームより3名前後の選手が参加予定
岡山シーガルズ、天満屋女子陸上競技部、吉備国際大学シャルム、平林金属ソフトボールクラブ、TRYHOOP OKAYAMA.EXE、ファジアーノ岡山
・ファジアーノ岡山参加予定選手:
赤嶺選手(沖縄県出身:東日本大震災時にJ1仙台所属)、篠原選手(佐賀県出身:2014シーズンにJ2熊本所属)、豊川選手(熊本県出身)
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1461074924
素晴らしい活動ですね。こうして異競技のチームが集まって復興支援活動を実施するのは、東日本大震災以来ですね。前回は本当かどうかわかりませんが、湯郷ベルが発起人と耳にしています。今回はどこなのかなぁ。まあどこでも関係ありませんが。確かあの時は発生5日後に、単独で全選手が岡山駅に行って募金箱を持った事もありましたね。
5年前のあの時にも書いたコメントですが、岡山のスポーツチームがこうして連携する事は素晴らしい事ですが、一過性に終わらずにぜひ香川県等(岡山の東西南北の全県で実施)のように異競技で連携し、異競技交流事業を継続事業化して欲しいですね。トップス広島のようなレベルは無理でも、岡山県などが音頭を取ってぜひやって欲しいと個人的に思います。いくら良い活動でも所詮一過性は一過性で、すぐに忘れ去られますから。そして、少し前に発表されていますが、今日のホーム山形戦で、義援金募金およびサポーター有志による横断幕へのメッセージ書き込み活動が実施されています。現地レポは試合レポと同様に明日の記事になりますが、その告知記事です。以下、抜粋して紹介。
※左写真は5年前の時の風景、右は今日の風景(クラブ公式HPより)
【ホーム山形戦における「平成28年熊本地震」に対する義援金募金およびサポーター有志による横断幕へのメッセージ書き込み活動】
J2岡山およびサポーター有志で、4月23日(土)ホーム山形戦の試合会場において、「平成28年熊本地震」に対する義援金募金活動を実施。募金活動については、サポーター有志、選手数名などがブースにて募金活動を実施。募金については、全額をJリーグと各クラブで実施している「Jリーグ熊本地震災害に対する義援金募金」として、被災地の支援団体に寄付される予定。募金活動と併せてサポーター有志による「横断幕へのメッセージ書き込み活動」も実施予定。
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1461310563
岡山のサポーターはこういう復興支援活動の動きが早いといつも思います。東日本大震災でも素早く動かれたのを覚えています。今日、Cスタで開催されたファジのホーム山形戦に行ってきました。3人の選手を中央に、大勢のサポーターが募金の呼びかけをされていました。帰宅して先ほど、クラブの公式HPを見ると、何ともう募金報告が発表されていました。今回は早いですねー 募金額は1,294,947円だったそうです。その模様はまた明日。
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1461397971
山陽新聞公式HP該当ページ:http://www.sanyonews.jp/article/337952/1/?rct=okayama_sports
語る会レポです。
先日、ウルトラスにて語る会を開催いたしました。今回も8名と最近ではまあまあの人数でした。前日、まーさんが「1人浦和サポ連れて行っていい?」と連絡がありました。もちろんウェルカムで、つかっち氏と名乗られる浦和サポさんが登場です。この日は柏サポ(まーさん)、広島サポ(Fリーダー)、もつ鍋氏(ガンバサポ)、シマカズ氏(浦和サポ)と集い、ついに幻のマリノスサポの鈴さんとお友達が登場。やっと来てくれました。とにかくこの日はJ1サポばかり集まって賑やかでした。この日の映像はT森店長が用意してくれた前日のアウェー群馬戦でした。が、いつものようにBGM状態でした。
まずは自己紹介です。新しいメンバーが来ると必ずやります。みんなそれぞれ応援しているチームを口にします。J2は岡山、J1は○○という風に。マリノスサポの鈴さんは、実は俊輔サポのようです。もういい年なのに全然現役でFKも蹴っている姿にとりこになっている様子。そのお友達は何と、代表でシャルケの内田サポです。まあ、お決まりのパターンですが、サッカーフリークなら誰でもウェルカムなのです。ただ、他のメンバーと比べてお2人ははたぶん20歳代で、みんなの熱く語る姿に圧倒されている様子です。次も来てくれればいいのですが。
つかっち氏が熱く浦和さんの話を語られます。もちろん、J2は岡山を応援しているそうですが、矢島選手の加入を機に2年前からCスタに行くようになったそうです。埼スタのホームゴール裏の話など浦和サポさんの話をいろいろと聞かせてくれました。新鮮で面白かったですね。赤い背番号7番(梅選手)のユニレプを披露してくれました。
まーさんとは黄色談義です。最近、下平新監督になってから無敗で9位まで順位が上がりました。ナビスコ杯も先日川崎さんに勝ち抜き、2位に浮上です。この位置をキープできると、決勝トーナメントで、その先にはナビスコ杯決勝が待っています。2013年に行った時は優勝できましたが、また行きたいものです。
Jリーグサポといえば、他にも不参加ですが、セレサポの八氏、最近来なくなったベガサポのくに氏とJリーグサポはまだまだいます。違うチームを応援するサポーターが集まって、いろいろ語り合うのは本当に楽しいですね。まーさんはつかっち氏のグループに加わって、このGWに関東に遠征するそうです。埼スタの試合に誘われていましたが、表情を見ると微妙な様子でした(笑)。まあ、色が違いますから。アウェーの日産スタジアムの試合もありますね。行けたら行きたいものです。
昔、最近ファジボラで見かけなくなった篤氏らと黄赤合戦(柏対浦和)の観戦会をやりましたが、またそういうのができるねと、つかっち氏と話しました。あの時はお互いワーワー言うので、とにかく盛り上がりましたね。
Fリーダーが「平成28年熊本地震の義援金募金をしよう」と提案し、この場で集めた募金を次のホーム戦で、選手が手に持つ募金箱に入れようという話になりました。何と、用意周到で、封ができる封筒とマジックが用意されていました。誰かが封筒に「平成28年熊本地震 義援金募金」とマジックで記入。封筒が会場を一周し、一度封をしました。さて、誰が持っていく?という話になりました。当方はボラの予定なので×。シマカズ氏も写真撮影が忙しいからと辞退。「やっぱり、熊本出身の私が持っていくしかないね」とまーさんが手を挙げる。まーさんの実家は無事だったそうです。まーさんとお友達で、選手のいる募金活動ブースに行き、募金風景の写真を撮ってくるそうです。
語る会でこういう募金活動を行うのは2度目です。前回は東日本大震災の時です。あの時はちゃんとした募金箱を用意しましたが、今回は慌てて用意したので平べったい封筒になりました。皆様お疲れ様でした。
話は変わり、ライブドアの記事で「J1広島、ACLで手抜き試合に非難轟々・・・」という記事がありました。広島サポといえばFリーダーですが、何か前にもこう書かれた記事があったよなぁと思いました。以下、抜粋して紹介。
20日に行われたアウェー山東魯能戦に敗退し、1試合を残してJ1広島のACL敗退が決定。J1広島はこの試合に勝つか、最悪引き分けに持ち込めていれば、グループリーグ突破の可能性も。しかし、森保監督はあまり調子の上がらないJ1リーグ戦のために主力選手を温存し、スターティングメンバ―の半分が前の試合と変更。この采配がサポーターの間で波紋。
「浅野選手と佐々木選手をケガで欠いたのは仕方ないが、スタメンに柏選手も柴崎選手も無く、ウタカ選手とミキッチ選手に関してはベンチ入りも無し。連勝すれば十分勝ち抜ける可能性があったのに、『単純に腹が立つ!』『中国まで観に行ったファンの気持ちはどうすんだよ』『ゴールデンウィークで最終戦という最高の環境で消化試合かよ……』と、怒りが収まらないサポーターの声多し」 怒っているのは広島サポだけではなく、今回の試合で、ACLに出たくても出られなかった他クラブのサポーターたちの反感も勃発。「J1リーグの前節はACLでのコンディションも考えて土曜開催のところを金曜開催に変更。日本サッカー協会からは助成金も出ており、他クラブのサポーターも怒りますよね。『やる気ないなら辞退しろ』『広島はいつもこうだよ』などと大ブーイング。森保監督はJリーグ代表という自覚が足りない様子で、日本代表の監督に推す声もあったが、この様子では無理そう」とスポーツライターのコメント。
J1広島のような低予算のクラブには、すべての大会で優勝をというのは確かに無理があるのかもしれないし、最優先するタイトルを絞るのも当然のことかもしれないが、サポーターからすればどの試合も同じように時間とお金をかけ、同じように一生懸命応援。サッカーファンは、二度とこんな試合は観たくないはずだと締めくくっています。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/11445164/
某黄色いチームがACLを戦った年にも、こういう広島さんに対する同じ論調がありました。確か、その年にリーグ優勝(ステージ優勝ではありません)していたはず。優勝を逃したチームからは、早々にACLを外れてリーグ戦に収集した広島さんに対して厳しい声が挙がっていたのを今でも覚えています。昔のネル監督は、どんな試合でもベスト布陣で臨んでおり、とても気持ちの良い采配でした。たぶん下平監督も同じことでしょう。個人的な感想ですが、後ろ指を指されるのは、どういうシチュエーションであっても、気持ちがいいものではありませんね。
事例紹介コラムです。
昨日、たまたま日刊スポーツを読んでいたら、豊川選手の一時帰省での熊本のレポのような記事が出ていました。支援だけではなく、マスコミに協力してレポまでされたとはびっくりです。まずは、そのレポについて、以下、抜粋して紹介。
【U-23代表豊川、故郷熊本へ単身強行軍で支援活動:日刊スポーツ】
J2岡山の豊川選手が、単身で熊本地震の支援活動を実施。豊川選手は熊本市東区出身。17日の練習試合後に岡山市を出発し、熊本市内の避難所に水や食料などを配給。オフの18日を利用した1泊2日、36時間の強行軍。変わり果てた故郷の惨状を写真に収め、肌で感じた思いと現状をリポート。
17日の練習試合への出場後、岡山から新幹線に飛び乗って移動。危ないと言われても、居ても立ってもいられず。博多から在来線に乗り継いで久留米まで。その車中で緊急地震速報が鳴り、現地の恐怖感を少し実感。10人乗りのワゴン車を借り、午前0時まで4時間かけてスーパーやコンビニを片っ端から立ち寄り、久留米の方には申し訳ないが、店員さんの理解を得て、あるだけの水や食料を購入。それでも荷台は埋まらず、隣県も物資が不足している様子。
玉名市の友人宅で4時間ほど仮眠し、18日の朝に市内へ。見慣れた光景がなく、通学路も熊本城も阿蘇神社も、2月に訪れたばかりだったが見当たらない。実家は、震度7の前震があった益城町から自転車で10分の場所で。倒壊こそ免れたが、離れて暮らす祖母は家が半壊して住めない状況。。教師の父は、避難所になっている勤務先の小学校で寝泊まりして帰れない状況。
家族の無事を確認した後は、すぐ母校の長嶺小と長嶺中に物資を配達。そこに避難している友達に必要な物を聞き、紙おむつや子供用品、生理用品などを提供。水1本で信じられないほど感謝され、近所のおじさんは「こっちも頑張るけん、雄太君も頑張らなんよ(頑張りなさいよ)」と。黙って、うなずき、声を出せば涙が止まらなくなりそうだった。元気になってもらうはずが、逆に元気をもらってしまって。落ち込んでる暇なんかないと思った。
実は、避難所で物資は渡せたが、退避されている方がいる体育館までは行けず。本当は手渡したかったが、自分は岡山に戻ってサッカーができるのに、何て声を掛けたらいいのか。リオ五輪に熊本の人間として出て明るい話題を、とは思うが、ただ今は目の前の支援しか考えられず、落ち着いたらスパイクを送ったり、故郷のためなら何でもしていきたいと思う。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1634516.html
豊川選手やりますね。日刊スポーツのほぼ1面この記事になっていて、スゴイなと思いましたが、以前の代表予選で活躍した五輪代表選手であり、去年までJ1の強豪チーム(鹿島)にいたからである事も他なりません。もし自分が全く同じ境遇であったら、やっぱ豊川選手と同じ行動をとったかもしれんなぁと思ったり。豊川選手が素晴らしいのが、マスコミにレポという形で協力している事。紙面に掲載された写真も「豊川雄太提供」とありました。
この豊川選手のような物資提供ですが、いくつかのJクラブが最近そういう動きを見せています。また、紹介したいと思います。「ホームゲーム以外の選手による義援金募金活動」についても、19日の記事にあるように実施するJクラブ(J1からJ3全55クラブのうち20クラブ)がどんどん増えてきましたね。その中でライブドアに「サッカーをやってていいのか」というテーマの記事が載っていました。以下、抜粋して紹介。
J2熊本の選手達の大半が県外の親類や友人宅に身を寄せている。自身も県内で車上生活をしているという池谷社長は「本震の後、サッカーをやっていていいのか、他にやることがあるのでは、と選手会から(話が)あった」とコメント。「スタジアムには、かなりの数の物資が集められている。水が出ないので、芝生の回復に1か月ほどかかると聞いている」と試合ができない状況も説明。
この日は巻、清武、F森川、畑ら15選手が、大きな被害を受けた益城町民が避難しているホテル近くで、子供たち約30人とフットサルで交流。現地視察に訪れたJリーグの原副理事長も飛び入り参加。池谷社長は「試合がやれるような状況になれば、ゲームを通じて、ひたむきにあきらめず戦う姿勢をみせたい」と力を込めてコメント。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/11434612/
「サッカーより他にやる事があるんじゃないか」この言葉は、過去にも東日本大震災で聞かれた言葉です。結果は「プロサッカー選手である自分達は、やはりサッカーで元気を与えるしかない」という結論になっているのが一般的ですが、当ブログはちょっと違います。そういう言葉を聞いていつも脳裏に浮かぶのが一枚の写真です。それは東日本大震災で、ジャージ姿でスコップを手にした仙台さんの選手達の写真。あの時は仙台さんや水戸さんなど社長やフロントの方々が復興支援作業に加わっています。もちろん、サッカーを通した子ども達との交流活動もありましたが、普通にボランティアの一員として参加されていました。どちらの行動がどうという事は言えないし、どちらの考え方も正解だとは思いますが、「サッカー以外の行動でも被災地に元気を与えられる」と思ってスコップを手にした仙台さんの選手達も大きく賞賛されるべきだと思います。もし、「サッカーやってていいんだろうか」「他に何かやる事があるのでは」と思った選手がいたら、豊川選手のような活動など、サッカー以外の復興支援活動を考えてみてもいいのではないでしょうか。
事例紹介コラムです。
平成28年熊本地震の発生から、ずっと復興支援関係の記事が多かったですが、当ブログとしては、今日一度一区切りで、いつものような話題を一つ紹介したいと思います。リオ五輪の組み合わせ抽選が、地震前に実施されて1次リーグの対戦国が以下のように決まりました。
・ナイジェリア(アフリカ王者): 8/5(金)10:00~
A代表:FIFAランク67位。2大会ぶり7度目。96年金、08年銀、予選を兼ねたU-23アフリカ選手権を制した強豪。アフリカ勢初の金メダルを獲得した'96年アトランタ五輪と、銀メダルだった'08年北京五輪では日本とも対戦し、ともに日本に勝利。
・コロンビア: 8/8(月)10:00~
A代表FIFAランク4位。6大会ぶり5度目。1次リーグ。2大会ぶり7度目。'96年金、'08年銀、'13年U-20大会で優勝した隠れ南米王者。南米予選はアルゼンチンに次ぐ2位で、米国との大陸間プレーオフを制して本大会出場。
・スウェーデン(欧州王者): 8/11(木)7:00~
A代表:FIFAランク36位。6大会ぶり10度目。'24年銅、'48年金、'52年銅。U-21欧州選手権優勝。欧州予選を1位で通過。'36年ベルリン五輪では日本に敗戦。
うーむ、微妙ですね。巷では「死の組」という論調もありますが、4年前を思い出してください。今回と同様に過去に世代別世界大会に出場した事がなかった当時の五輪代表が強豪スペインを破り、結果は4位でした。今回もどうでしょうか。
あと、本番での観戦状況ですが、今回も平日の早朝という事で、一番TV観戦しにくい時間帯。ブラジルW杯でもそうだったのですが、あの時は週末が1試合ありましたが、今回は見事に全部平日ですね。いろいろと報道が流れています。まずはスポニチの記事です。
【リオ五輪は“死の組”も手倉森監督「突破できれば頂点登れる」】
リオ五輪の1次リーグ組み合わせ抽選が14日に行われ、U-23日本代表は、強敵がそろう“死の組”と同組。2試合開催した北部マナウスから2,600キロ離れた東部サルバドルで第3戦を実施。難敵、暑さ、移動という三重苦をはね返し、48年ぶりのメダルを狙う。
ナイジェリアは昨年のU―23アフリカ選手権で優勝し、’13、’15年のU-17W杯でも優勝しており、若手の逸材が多い。’13年大会のMVPのイヘアナチョは今シーズンに、マンチェスターCに所属し、A代表にも選出。日本は’68年大会1次リーグで勝っているが、’96年アトランタ五輪と’08年北京五輪で敗戦。
スウェーデンは昨年のU-21欧州選手権で優勝。手倉森監督が「一番強いと思う」と話していたポルトガルを決勝でPK戦の末に撃破した強豪。コロンビアは、A代表がブラジルW杯で敗れた因縁の相手。米国との大陸間プレーオフから勝ち上がり、最後に本大会出場を決めているが、コンスタントに世界レベルのプレーヤーを輩出しており、侮れない存在。
強豪との中2日での3連戦で、1次リーグを突破しても2位通過なら準々決勝ではA組の1位通過が予想されるブラジルと対戦する可能性が高く、48年ぶりのメダル獲得を目指す手倉森ジャパンはイバラの道に挑むとしています。
【手倉森ジャパンに待ち受けているのは、ピッチ内の敵だけではない】
ナイジェリア戦とコロンビア戦の会場はブラジル北部のマナウス。アマゾン地帯の熱帯雨林気候。リオ五輪開催期間中の8月の平均最高気温は32度を超え、平均湿度も約80%と厳しい環境。現地で猛威を振るうジカ熱、デング熱の感染リスクも高まり、激しいスコールにも遭遇するまさに“ジャングル”。全会場で最も過酷な環境とも言われ、さらに試合時間は2戦とも未経験の午後9時と不安要素が多い。
スウェーデン戦は東部の都市サルバドル。飛行機で約5時間の移動を強いられ、移動距離は実に約2,600キロ。中2日の過密日程の中、熱帯雨林地帯から沿岸部へ移動した上、日中の気温差が5度前後あるため、環境の変化への適応が必要。「C組がいい」と回避を願っていた手倉森監督には厳しい現実。
ブラジルW杯では、特有の気候に悩まされたザックジャパンが、1次リーグで1勝もすることもなくブラジルを去った失敗は繰り返せないが、“死の組”を引いた手倉森ジャパンは、劣勢での強さと適応力を見せることはできるだろうかと締めくくっています。
スポニチ該当記事②:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/04/15/kiji/K20160415012406980.html
〃 ①:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/04/15/kiji/K20160415012407120.html
思い出すのは、ブラジルW杯の惨敗シーン。あの時は遠藤選手が「ドイツW杯と似てるな」と口にしたように、コンディション調整不足が敗因でした。あと、ベースキャンプ地の選定を間違えて、移動でコンディションが狂うような事もありました。今回もこの辺りがとても重要だと思います。ただ、2014年の教訓を生かしてくれるとは思っていますが、A代表ではないので、フィジカルコーチの選択、コンディション調整の微妙なミステイクをやってしまうかもしれません。
あと、これらの記事を書きながら思ったのは、「男女の抽選が行われた」というくだり。本来ならば、なでしこジャパンの相手も発表になっていたはずなのに、蚊帳の外という悲しい事実。本当に女子サッカーがこれでいくらか衰退してしまうかもしれません。日本協会はアメリカとの強化試合を発表していますが、よく思い出してください。まだ、新監督は発表されていません。監督は誰が務めるのでしょうか。どのみち高倉監督が務めるので、それまでの場しのぎになるのか。なでしこも心配ですね。リオ五輪まであと4か月。そういえば、余り強化試合が無いですね。もっともっと試合を組んでもいいのではないでしょうか。この強化試合の少なさも、ザックジャパンやこの前のなでしこにちょっと似ている気がします。頑張ってもらいましょう。