TV生観戦レポです。久々の代表戦です。今日も生書き込み。
ザック監督が「インテンシタ」という新しい言葉を発表しました。英語では「インテンシティ」という言葉になり、「力強さ」「強さ」という意味、ボールを持っている時も持っていない時もアクティブに動く意味があるそうです。ザック監督は「インテンシタを発揮するためにはコンディションが必要」と言っています。さあ、今日の試合でインテンシタは発揮されるのか。今日の会場は豊田スタジアム。相手のブルガリアはFIFAランク52位ですが、長身選手ぞろいで仮想オーストラリアになります。ブルガリア代表も現在W杯を戦っており、イタリアと同じグループBで、2勝4分で2位につけている強いチームです。
3バックの先発には乾、前田、栗原という顔ぶれが並んでおり、サブには昨日広島で試合をやっていたエキセントリック工藤と西川の名前があります。J2のお二人も先発ですね。就任3年目を迎えたザック監督。さあ、キックオフ。
ありゃ・・・前半4分、川島のパンチングがはじかれて、ゴールに突き刺さる。スゴいブレ球でした。ブルガリアはじっくりFKを蹴ってきましたが、スゴいブレ球で、欧州を感じました。親善試合で良かったですね。日本痛恨の失点・・・0-1。またFKで打ってくるぞ。
選手達は、今日のブルガリアはオーストラリアよりも強い相手と言っているようですが、まあそうでしょう。でも、今日も負けて来週も負けたら何も意味がないと思います。
ブルガリアのGKは何と、ストヤノフという名前です。どうされているのでしょうか。ミネフのミドルシュート。まっすぐゴールに飛んで行く欧州仕様のボールです。あんな球はJでは観た事ないな。乾のシュート! 惜しい、オフサイドでした。あの崩しは良かったですね。やっぱ乾ですか。内田は来シーズン、シャルケでCLを戦うそうです。
ブルガリアはシュートがスゴいです。ボールがこぼれてくると、すぐにダイレクトにミドルを打つ、しかも枠にしっかり行っている。相手に高さがあるせいか、CKはショートコーナーが多いです。日本代表のジャージの色は黄色で、個人的には目に慣れた色なのですが、どうやらブラジルを意識した色のようです。今日の交代は6人まで。酒井とか出ないかなと。最後の最後まで攻めてきていました。前半終了。
ブレ球といえば、スゲは体ごと当てて、肩で弾いていたのを思い出しました。パンチングだけで弾こうとしたらこうなるのですね。ハーフタイムで練習するエキセントリック工藤が映りました。出てこないかな。ハーフナー、長友、清武、そしてやってやれ酒井が交代で登場です。後半スタート。これで香川、乾、清武と攻撃的MFにC大阪出身選手が3人並ぶ布陣になりました。セレッソ恐るべし。
乾に代わって憲剛投入。そして、あ”ー 長谷部・・・オウンゴール、日本痛恨の失点・・・0-2。もったいない失点です。ボールを蹴り出す役目のはずだったハーフナーがブロックされていました。日本はセットプレーに弱いと言われていますが、まさにそういうシーンでした。今日はなぜか結果が伴いません。最後は細貝投入。工藤の出番は今日はなかった・・・ 突然、ザック監督が激怒しました。スペースがあるのにボールを下げたプレーに対してのようです。
日本は3バックから4-2-3-1に戻したのに、点が取れないのがよくないですね。ブルガリアは精度と速さが備わった強いチームだと思います。おっと、琴欧州関が映りました。サッカーが好きなようです。そういえば、今日の相手はブルガリア。ブルガリアヨーグルトが食べたくなってきました。CKからハーフナーがヘッドで狙うが決定力がない。
長友のシュートが決まったかと思ったが、惜しくもオフサイド。入ったと思ったのに。ここでホイッスル。0-2の完敗ですか。本当に親善試合で良かったですね。来週の本番が心配になったのかもしれませんが、すっきりオーストラリアに勝って、W杯行きの切符を手にしましょう。みんなでスポーツバーで応援しましょう。
事例紹介コラムです。
J1甲府は当ブログでも「親企業のない市民クラブ」(親企業のない企業チームというのもあるようですが)、プロヴィンチャとして、昔からよく登場するいいクラブです。いい活動も多いため、事例紹介も多いです。
その甲府さんが、6月の中断期に国内キャンプを行うそうですが、その時に地域交流活動を実施されるそうです。いい活動ですね。以下、抜粋して紹介。
※写真は田植え体験活動を行う伊東選手
J1甲府は富士吉田市にて行う、トレーニングキャンプの期間を利用し、「ヴァンタス実育プロジェクト」の一環として、選手が富士吉田市内にて地域交流活動(小学校訪問、支援学校訪問等)を実施。
【2013ヴァンフォーレ甲府 富士吉田市キャンプ 選手による地域交流活動】
実施日時:
6月7日(金) 9:30~13:00 各活動とも1時間~1時間半を予定。
訪問場所:
小学校・・・ 下吉田東小学校、富士小学校、明見小学校、吉田小学校、下吉田第一小学校、下吉田第二小学校
支援学校・・・富士桜支援学校、ありんこ(支援学校作業場)
内容:
選手が8チームに分かれて、各小学校と支援学校を訪問。選手による実技披露や児童との対話及び給食を摂る等のふれあい活動を実施予定。すべての訪問場所において、一般の方の参加は不可。
そういえば、開幕前には各チームでキャンプのニュースが流れますが、甲府さんのように「練習プラス地域交流」という立派な価値観を持ったチームもあれば、練習だけで帰ってしまうチームもあるという事になります。後者の方がどこまで多いのかは現在は不明です。一般的に地元では地元チームの情報しか流れないため、これが普通なんだと思いがちですが、他県では案外キャンプ先で地域交流を行うチームが多く、情報を知らないだけなのかもしれません。今度調査してみましょうかね。
J1甲府公式HP該当ページ:http://www.ventforet.jp/sp/news/press_release/505177
J1甲府関連⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130510
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130406
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120713
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120422
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090129
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090126
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090125
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070630
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070328
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070113
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061122
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060830
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060819
と思っていたら、岡山シーガルズのニュースが入ってきました。キャンプ先の高梁市で地域交流活動をされるそうです。さすがですね。シーガルズは岡山で純粋に生まれたクラブではなく、元々は国体向けに富山から来たクラブで、「地域における歴史」という面でハンデがありましたが、岡山ではベルやシャルムと競争するくらいに地域貢献性が高いクラブだと個人的に思います。以下、抜粋して紹介。
高梁キャンプは地域の子どもたちに夢と感動を与えようと高梁市が誘致。'10年から毎年実施。25日までの(以下の3日間予定)期間中、市内の幼稚園訪問や地元の小中学生、ママさんを対象にしたバレーボール講習会などで市民と交流。
5月25日(金) 市内学校訪問
川上中学校、津川小学校、湯野小学校の3校を訪問。その後は、市民体育館に戻り通常練習を実施。
5月26日(土) バレーボール実技講習会他
市内スポーツ少年団、吉備国際大女子バレーボール部等が参加。午前・午後の2部構成でバレーボール実技講習会を開催。三重県松阪市から来高されたジュニアバレーボールチームと市内スポーツ少年団が合同練習を行って交流。
5月27日(日) 公開練習他
練習を一般公開(無料)。県内外からインターハイ予選を間近に控えた高校が高梁市民体育館に集まり、岡山シーガルズとともに練習。
クラブ公式HP該当ページ:http://okayama.v-seagulls.co.jp/topic/?p=2030
語る会レポです。
26日、熊本戦の後にウルトラスへ移動し、語る会が開催されました。当初は、勝ち試合映像をみんなで観る予定でしたが、「19時半からガンバ戦があるじゃないか、そっちを観ようという」という事で、映像チェンジになりました。
会場はニンスタです。ここでもガンバ効果があり、愛媛サポがいっぱい来ていました。愛媛のゴル裏とか映りましたが、ニンスタでなくNACK5に観えたのは気のせいか(笑)。ガンバサポも大勢行っています。
いつもの顔ぶれでしたが、今回はT岡助協&長君の岡大師弟は欠席でしたが、T岡助協の新聞記事の話題で盛り上がっていました。くに氏もFリーダーも全員読んでいました。身内では反響が大きかったですね。今回、ニューカマーとして論客の八氏登場です。いつだったかのPVで隣の席になった方です。昼間のファジの試合を冷静に分析されていましたね。何でも企業等の経営部分に興味がおありとか。少し遅れて到着したシマカズ氏は、出待ちでキタジと南にサインをもらったそうです。サインが入った手帳を見せてくれました。
くに氏から、J1仙台のACL戦で行ったタイのブリーラム県の旅行記を聞く。アンコールワットから現地入りしたとか。「電波少年で昔整備した道路は元気なのかな」という話が出てみたり、懐かしい・・・ くに氏曰く、アジア№1の専用スタジアムだったそうです。去年の印象を思い出してみるとそうかもしれないと。てっきり灼熱地獄かと思っていたらそうでもなかったようです。去年の黄色い試合は何だったのだ・・・ 詳しくはここでは紹介できませんが、何かいろいろと見学できたそうです。町中にチームが溢れ、ブリーラム県民はすごくフレンドリーだったとか。パラダイスですね。
ガンバ戦が始まる。何か向こうのダーツルームから大きい歓声が聞こえてくる。忍氏です。前の晩にCLをリアル観戦していたとか。ひと眠りしてこの試合に臨まれたようですね。
そうこうしているうちに、何と愛媛が先制! こちらのテーブルでは思わず拍手が起こりました。「向こうにガンバサポがいるのに」と言っても、「愛媛が点取る方が盛り上がるでしょ」と。「どうせ、後からお決まりのパターンになるんじゃないの」とも。1-0で折り返しましたが、やはり後半早くも同点に追いつかれる。そして、遠藤のCKですが、見事に直接決まってしまう。後の本人談では「狙っていた」とか。「愛媛サポもあのプレーが観れたから、負けてもそれなりに満足して帰れるんじゃないの」という話も。引き分けくらいになって欲しかったですね。
話は変わり、Jリーグから面白いニュースが流れました。何と、20歳のサポーター全員を無料招待するとか。いくら、Jリーグが20歳の誕生日を迎えたといっても、タダ券を全国で配るというのは思い切ったなと。2ステージ構想といい、逆にそれくらい観客動員減が頭が痛いのかとも思ってみたり。まあ、普段観客数が少ないJ2チームにとっては、少し効果が出るかもしれませんね。ただ、これをきっかけに今後、いろいろなパターンの無料券が出てきたりして。以下、抜粋して紹介。
Jリーグは、若年層のファン獲得を目的として、全国の20歳の若者をJ1・J2とヤマザキナビスコカップの試合に招待する「Jマジ!20 ~J.LEAGUE MAGIC~」の実施を発表。「Jマジ!20」の会員に登録し、観戦希望の試合の事前予約で招待券の形で観戦できるとか。招待券は自由席で、申し込み多数の場合は先着順。会員登録は6月17日(月)に開始。招待対象試合は、中断明けの公式戦で、クラブとリーグが設定した試合に限定。
Jリーグ公式HP該当ページ:http://www.j-league.or.jp/release/000/00005091.html
ちなみに26日の柏対浦和戦(大負けでしたが)の試合後に、浦和サポが「世界基準からかけ離れた2ステージ制、そこに日本サッカーの未来はあるの?」というメッセージ横断幕を掲げて2ステージ制に反対の意志を示したそうです。未確認ですが黄色サポも同様の横断幕を掲げたが、運営側に撤去されてしまったという情報も。やっぱりそうですよね。当ブログも明確に反対です。
2ステージ問題関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130518
生観戦レポです。
昨日、カンスタで開催されたファジのホーム熊本戦に観戦で行ってまいりました。今回は浅口の方々は欠席、語る会メンバーで集まってバックスタンドで観戦しました。今回、ACLも含めてJ1仙台の試合にほとんど参戦されている、ベガサポくに氏も参加。ブリーラム県の楽しい思い出話をたっぷり聞かせてもらいました。
いつものようにAゲート前に集合で、しばらく広場前を見学。前回と違って、イベントの少なさがどうしてもありました。毎回毎回あのレベルは難しいでしょうが。この日は「JR西日本新幹線デー」という事で、新幹線ふわふわがあり、親子連れがたくさん来ていました。JR出展ブースもあり、ハーフタイム抽選会もあったとか。
ファジステージでは、「くまモン、クマナクくんじゃんけん大会&くまモン体操」と撮影会が行われたようですが、終了後で誰の姿もなく、「くまもんいないかな」と言っていたら、奥から台車?に乗ったくまもんが颯爽と出てきて、どちらかのブースへ行ってしまいました。今やブームとなった国民的存在ですから。松ちゃん君がふと「別に普通の熊なのに、どうしてあんなに人気があるのかな」と。奥が深いです。
Aゲートから入場し、特に何も目新しいものがなかったため、すぐにバックスタンドへ回る。TEAM AS ONE募金箱君もちゃんと鎮座していました(今日の写真はなぜかボケてます)。Aゲートスロープには、「ファジピスタ 監督・選手紹介パネル企画」がありました。この日が初登場ではありませんが、他に目新しいものがなかったため、レン選手のパネルを撮影。
いつものセンターライン付近に座るが、結構空きがありました。前回の徳島戦より何となく少ないかなと思っていたところ、「今日は運動会があちこちであるから、少し遅れて席が埋まるんじゃないの」という声が耳に入り、なるほどと思う。
試合ですが、うーむ・・・球際でずっと負けていましたね。後で語る会でも話が出ましたが、ガツガツ当たってくる熊本に対して、岡山はキレイに抜こうとするプレーばかりで、熊本に競り負けるシーンが多かったと。前に「ポゼッションが強い相手に岡山は弱い」と書いた事がありますが、この日は「気持ち」の部分もあったのかな。試合後の影山監督のコメントにもありましたね。
あと出たのが、「荒田と押谷は並び立たない」説。確かにこの先発2トップで快勝した試合(どちらかが途中交代したのは除外)は記憶にないです。この試合でも荒田が出てから、押谷が爆発しましたから。あくまで「説」なので。
こちらでも「さあ、神戸の再現だ」と言いながら、終盤を追い上げを期待していましたが、あと1点まで迫りましたが、力尽きて2-3で負けました。勝てば3位でしたが、結果的には7位まで落ちてしまいました。プレーオフ圏も離脱。引き分けでも抜かれ、負けたらもっと抜かれてしまいました。甘くないですね。語る会で、「ボランチと両サイドを抑えられて、全くいつもの動きができなかった」と出ていましたが、熊本さんのその戦術をよそも取ってこられたらまずいかもしれませんね。
2点を取ったのが、仲間選手。何と柏ユース出身でした。熊本には本当にたくさんおられますね。他にも「相手の熊本さんには、元黄色い選手の顔がいろいろと見えました。GK南、FW北嶋、MF蔵川です。「キタジ出ないかな」と周りからも聞こえてくると出てきました。キタジのポストプレーが久しぶりに観れました。
南はやはり上手い。他のGKなら決まっていたなぁというシーンがありました。松ちゃん君は「伝説のオウンゴールですね」と言っていましたが。当方は「柏の子どもは雄太の背中を観て育つ」のフレーズを思い出しました。南は最後の終了前に接触プレーで倒れこみました。会場内みんなが心配する中、立ち上がりました。熊本は交代枠を使い切っていたからなのか、交代なしです。しかし、南はしゃがんだりするし、岡山サポも心配そうに観ていました。しかし、すぐに試合が終了したので南選手にとっては幸いでした。
前の日に完成したばかりの2013シーズンバージョンのレンゲーフラ「廉 7」を掲げる(ん?もう片方が14のままだ・・・)。遅くなりました。しばらくは7番でしょう。最後の最後にいいシーンがありました。熊本の選手達がアウェー側応援席へ行って挨拶をした後に、こっちに向かってやってきました。キタジが先頭です。そして、ゲート10のファジサポに向かって挨拶をされたのです。最初はその珍しい光景で「何で?」と思いましたが、横から「南が立ち上がった時に拍手をしたから、そのお礼じゃないかな」と解説。試合終了と同時に再びピッチに座り込んでしまった時に、ファジサポから「南コール」が出ていたそうです。なるほどと感心しました。いい光景でしたね。
帰り道、オーロラビジョンのそばで声を掛けられる。笠岡でお会いしたシャルムサポ(サンフレサポ)でもあるW氏です。「写真を撮って欲しい」と言われて観ると、ゲート10の最前列に高く立っていた縦ダンマクです。「J1の空へ飛び立て」と、W氏らしい文言でした。皆さん、お疲れ様でした。
J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)
1位: 押谷選手 2位: 該当なし
雉楽・シンジ氏: 押谷選手。最後の最後に岡山サポの不満を一気に解消してくれました。
雉人・F原氏: 該当なし。今回は岡山サポーター。試合以外にもっともっと大切なものを得た気がします。
山やん君: 該当なし。岡山サポーター。南コールや拍手を送れたことは素晴らしい事だと思います。
B太氏: 三村選手。ドリブルの突破で流れを変えてくれた。
松ちゃん君: 押谷選手。2点入れて、カッコがついた。
シマカズ氏: 押谷選手。最後に意地を見せて、2ゴール決めたことですね。
吉備ファジ会・Oご夫妻: 押谷選手。3点ビハインドの苦境から、執念の2ゴールを挙げてくれました。
江氏: 該当なし。失点シーンもですが、全体的にミスが多かった試合でした。
あと、観戦者の皆さん、ファジ☆スタMVPもお忘れなく! 実施期間:5/26~31
ファジ☆スタ公式HPアンケートページ:http://www.clubohk.tv/enquete/
事例紹介コラムです。堅苦しい記事が続いたので、少し柔らかい内容のものをお届けしたいと思います。以前のJ2鳥取さんの記事で、ファン・サポーターが選手とボーリング大会を開催したと紹介しましたが、公式HPを観ていたら、「2年ぶりに復活」したというニュースがありました。いいですねぇ。以前にこの記事が出た時に、このボーリング大会と、会員限定ミニ運動会の話題を事例紹介の意味で話に出したのを思い出しました。以下、抜粋して紹介。
(2013) (2011)
J2鳥取では、約2年間の時を経て「GAINARE BOWL」が待望の復活。GGC2013(オフィシャルファンクラブ)会員を対象に、子どもからお年寄りまで誰もが楽しめるボウリング大会の募集。選手も参加し、会員も皆様との親睦を深めます。
【第4回 GAINARE BOWL】
日 時:
6月2日(日) 17:30~19:00
会 場:
鳥取スターボウル(鳥取市)
参加条件:
GGC2013会員 (グリーン、レギュラー、プレミアG、B、M、J、ガイナA、S)
参加費(一人):
大人:1,700円、高校生以下:1,500円 (ゲーム料、貸出シューズ料含む)
定 員:
先着30チーム/1チーム2名
チーム編成:
ダブルス戦
ゲーム数:
1人2ゲーム
参加者:
選手(当日発表)、フロントスタッフ
表 彰:
優勝・準優勝・3位ほか各賞
当日スケジュール:
16:45~17:00 受付
17:00~17:20 競技レーンの抽選
17:20~17:30 開会式
17:30~18:30 競技
18:40~18:50 表彰式
ちょうど、鳥取さんがJリーグ昇格1年目の時に、とりスタ初参戦の直前の記事だったようです。この時に「Jリーグに昇格してもサラッとこういうイベントができてしまう鳥取さんには脱帽です」と書いていますが、本当に、サラっとやってしまう鳥取さんのファン・サポーター目線は素晴らしいと思います。その姿勢をこれからも堅持して欲しいと思います。こういう部分では、中四国№1だと思います。
J2鳥取公式HP該当ページ:http://www.gainare.co.jp/news/detail/21064
ガイナーレBOWL前回関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110902
J2鳥取(SC鳥取)関連:24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
その鳥取さんは今日の試合で何と、あの首位神戸にアウェーで勝利を挙げました。G大阪にはリードして引き分けと、その強さを見せつけています。J2岡山は熊本に2-3で負けてしまいました。ホームの無敗記録が途切れてしまいました。その模様は明日。
事例紹介コラムです。
J2山形ですが、Jリーグ唯一の公益法人で運営してこられましたが、ついに株式会社化に踏み切るようです。公益法人は基本的に収益を上げにくい体質なので、J1に昇格され今までよくやってこられたなぁと思っていました。他のJクラブと同様に運営会社を持つ事は自然の流れなのでしょう。運営会社設立に際して、出資会社を公募されました。以下、抜粋して紹介。
※写真は、モンテディオ山形集客戦略会議の模様
J2山形は理事会を開き、トップチームを運営する新しい株式会社を設立する方針を決定。協会と共同で出資する企業・団体を公募。公募後、審査した上で6月中旬をめどに企業・団体を一つに絞る。応募資格については「スポーツマネジメントに精通し、私たち協会と一緒に企画立案、実施してくれる企業・団体が望ましい。早ければ来季から新体制でリーグ戦に挑みたい」と理事長のコメント。
'98年に設立した21世紀協会(J2山形運営法人)は、これまで県内企業を中心に資金を手広く集め、チーム運営をしてきたが、財政規模の拡大に限界があり、運営手法の見直しを求める声が以前から上がっていたとか。協会自体は株主として経営に関与しつつ、ユースなど下部組織の運営を目的に存続する予定。
【運営形態の改善企画提案と実施に係るパートナー募集について(抜粋)】
創設15周年を迎えた今日、「モンテディオ山形」の今後の活動舞台(立ち位置)をJ1リーグへの再昇格及び定着と定め、これを可能とする運営の実現を目指す時期を迎えている。活動の幅をより広げる一方、各分野からの支援を幅広く結集した財政基盤の確立等を実現する新たな運営形態を構築し、「スポーツの振興を通じた地域の活性化等」を中長期的に実現していくこととした。
具体的には、「社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会『法人運営検討委員会』報告書」の内容を基軸にした取組を推進するため、この度、運営形態の改善企画の提案とその実施に係るパートナー(共同事業者)を公募し、採択されたパートナーと連携してこの展開を推進。
I. 当面する諸課題と対応
①運営組織の法人格について
公益社団法人による運営が(Jクラブ)唯一となった背景には、資金確保等設立時の諸事情があり、広く県民や県内企業からの支援を結集し、事業展開ができるメリットの一方で、十分な資金の確保で社団法人としての事業制約等のデメリットを抱えていた。こうした結果、(他の要因も含めて)赤字決算を余儀なくされ、単年度赤字を生じ、累積欠損額を抱えた時期もあった。(平成25年1月31日現在は、いずれも解消)
このため、これまでと同様に県民等の力を結集して、「モンテデイオ山形」を「山形県の宝」として維持発展させていくことを基本に、事業展開や資金調達等の面でより自由度が高められる新しい運営組織を取り入れることによりその拡充を図り、J1リーグに定着できる財政基盤の構築が必要。
②事業展開等の拡大について
趣旨に賛同し、不断の努力とし取り組める国内の事業体を企画立案段階から実施段階に至るまでのパートナーとして広く求める事が必要。
II. 企画提案の前提
① 「モンテディオ山形」の活動舞台について
山形を活動拠点に県民主役の展開を図り、継続的にJ1リーグに定着できる運営形態及び財政基盤等諸環境を整えること。
② 企画の骨子について
現在の事業(サッカーアカデミー育成活動、女子駅伝事業、地域活動支援事業)は、拡充して継続し、新たな組織との役割分担及び相互の連携等について明らかにする。ホームスタジアム等を活用し、現在の事業以外の新たな企画により収益を確保。県民視点で事業計画を立案し、広く県外資本にも目を向け、幅広い資金導入を図る。その他の事業拡充等により財政基盤を確保。
III. パートナーの参加資格について(主なもの)
①「21世紀協会」の主体性(山形県民の力を結集し県民が主体となる運営が主眼)を確保できる経営体制を構築し、その中で事業パートナーとして役割を担えること。
②安定した財務基盤を有すること。(自己資本10億円以上)
③スポーツ振興関連事業に係る事業企画、経営管理の実績を有すること。
④国(文部科学省)、日本スポーツ振興センター等中央における支援組織とのネットワークを有すること。
⑤スポーツチームを有し、その管理運営実績があること。
⑥経営企画業務、経営管理業務等に対し、パートナーとして継続的に取り組む体制を確保できること。
IV. 実施作業の進め方について
採択決定後は、関係者で組織された「(仮称)新経営体推進委員会」を立ち上げ、企画提案書に基づいた具体的な展開を図り、「21世紀協会」理事会、総会、更には、公開の場を設けて、その進捗状況等を情報開示。
V. 手続き等について
①応募の参加表明の受理: 5月24日(金)まで
②パートナーの決定及び公表: 6月13日(木)
「J1に昇格」ではなく、「J1に定着」のために、運営会社の設立という形ですが、経営構造を根本的にやりかえるという事ですね。'06年に海保氏を招聘したように、今回もJリーグ等から経験者を招聘されるのかもしれません。生え抜き役員だけの運営ではなく、外部経験者を入れるというのはベストな形だったと思います。ひょっとしたら、昔から携わっている生え抜き役員にこれを機に引いていただくのかもしれませんね。
クラブの発展のために、経営構造を作り変えた例は、JFL時代からの生え抜き役員が全員辞職し、地元財界人が就いて体質改善したというJ2栃木がありますね。当ブログでは以前から「栃木型」として紹介していますが、今回の山形さんの事例も「山形型」になるかもしれません。J1定着に向けて頑張って欲しいと思います。ちなみに山形県は人口116万人(岡山県:193万人)、山形市は25.5万人(岡山市:71.3万人)。
J2山形公式HP該当ページ:http://www.montedio.or.jp/info/clubinfo/20130514-01.html
クラブ公式HPに「モンテディオ山形集客戦略会議」一般参加者募集の記事がありました。山形県内におけるモンテディオ山形を応援しようという機運を高めるべく実施している「モンテディオ山形応援会議」で、今シーズンはより具体的な集客策を考えるために、形式をかえて「モンテディオ山形集客戦略会議」として開催されるそうです。これは内部組織として実行する場合と、後援会等外部団体がクラブと距離を置いて、諮問組織的に実行する場合での、前者のパターンでJ2札幌の「クラブ力向上委員会」と同じ形ですね。
J2山形公式HP該当ページ:http://www.montedio.or.jp/info/clubinfo/20130524-02.html
J2山形関連⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110825
〃 ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110604
〃 ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101130
〃 ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101024
〃 ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101023
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101014
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101004
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100604
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100114
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090215
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081214
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081127
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071112
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070510
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060227
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060126
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060120
事例紹介コラムです。
札幌さんも頑張っておられるようです。今回、一つの事例として紹介させていただきます。J2札幌は「クラブ力向上委員会」を今シーズン立ち上げ、市民の声をクラブ運営に生かそうと企画した組織だそうです。以下、抜粋して紹介。
趣旨:
クラブが今後発展するために営業、企画、広報など様々な力が必要。それらトータルの“クラブ力”を向上させるために、「クラブ力向上委員会」を設置し、サポーターはじめ外部の力をクラブに貸して欲しい。このたび「クラブ力向上委員会」のメンバーを募集。
目的:
①「クラブ力向上委員会」は、委員とクラブスタッフが様々なテーマにおいて議論、検討したうえで、施策をクラブ運営に取り入れることでクラブ力向上を図る組織。
②クラブ運営全般において、道民・市民・サポーターの意見をより一層クラブ運営に反映させることでクラブ力向上を図ること。
③上記①②を通し、クラブスローガンである「北海道とともに世界へ」を実現すること。
「クラブ力向上委員会」での会議テーマについて:
①クラブが考える課題・施策について
②委員メンバーから提案される事項について
③クラブ力向上に繋がると思われる事項について ほか
委員任期期間:
2013年5月1日から2014年1月31日まで
第1回委員会開催予定と2回目以降の委員会開催予定:
5月1日(水)から2014年1月までの1回/月の開催予定。
※委員会には野々村社長、三上GMほか関係するクラブスタッフが参加。
開催場所:
㈱北海道フットボールクラブ事務所
委員の資格:
①コンサドーレ札幌またはスポーツに興味がある高校生以上の人。
②通年の委員会開催9回/全(予定)の内、6回程度の出席が可能と思われる人。
募集委員数:
20名
※申込者多数の場合は年齢、性別、住居等のバランスを考慮の上、委員を決定させていただきます。予めご了承ください。
募集:
募集終了
面白い活動だと思います。クラブにチェック機能があるかどうかで、この札幌さんのように内部組織として実行する場合と、後援会や第三者経営委員会などの外部団体がクラブと距離を置いて、諮問組織的に実行する場合があると思います。札幌さんは債務超過という事なので、たちまち急ぐ話で前者になったと思いますが、一般的にはじっくり後者を構築していくのがいいのではないかと個人的に思います。
クラブに限らず、一般企業でも数字以外にも、組織が硬直化して構造的欠陥が目立ってくる状態もあると思います。内部組織で始めて、結果的に取り込まれてしまうよりも、きっちり距離を置いてしっかり経営チェックをした方がいいのではないでしょうか。今回、Jクラブで札幌さんの例が出ましたが、それほど時期が残っていないので、この委員会でしっかりやって欲しいと思います。
そして、地元マスコミによれば、第1回の委員会が先日開催されたそうです。道内外から集まった22人の委員から、ファン拡大や集客力アップへのアイデアなど、クラブに山積する課題への多くの意見が出されたそうです。この委員会はイングランドのリーグの1部と2部を行き来するチーム「ノーウィッチ」が、サポーターの声をクラブ運営に生かしていることを知った三上GMの発案で立ち上げたとか。委員は20人の定員に対して217人が応募。男女各11人が選ばれて、年齢も20代から70代までと幅広いです。
第2回の委員会のテーマは「集客」だとか。クラブは良いアイデアを随時、取り入れる方針で、三上GMは「最低でも三つは具体化したい」とコメント。何か違い過ぎるなぁ・・・
また、日経新聞「フットボールの熱源」に「クラブ このままで大丈夫?」といタイトルで、「クラブ力向上委員会」の話題が出ていました。ちょっと紹介してみましょう。
「サポーターの皆さんには、自分達もコンサドーレの社員だと思ってもらいたい」と野々村社長のコメント。つまり、サッカーのとりこになっている人達に、その楽しさを周囲に語ってもらい、新規の来場者獲得に協力して欲しいという事。J2札幌は依然として債務超過の状態で、クラブライセンスによると、'14年度決算で債務超過を解消できないクラブはJリーグに残れない事になる。
元選手(かつて市原、札幌に所属)である野々村新社長は、知名度を生かして積極的に表舞台に出て、PR活動に熱心。「クラブ力向上委員会」もその一環。クラブの基盤を整備・強化する施策を外部から提案してもらう組織で、200人の応募から20人を選任。あえてサポーター以外の顔ぶれもある。月に1回の会合には、道外から自腹で駆けつけるメンバーもいるとか。次回の議論テーマは「短期的な集客のために、どんな事ができるか」。
野々村社長は、「有効な答えが出なくてもいいと思う」とコメントされ、こういう議論をスタートしたという事実が、クラブ内外に「このままでいいの?」という疑問や懸念を生み出す狙いがあるとか。
「クラブライセンスができて本当に良かった。札幌というプロクラブがずっと存在するとは限らないという事に気づいてもらうきっかけになるから」と。クラブの事を真剣に心配してくれる人を増やしていく事が、クラブ作りなのかもしれないと締めくくっています。
札幌サポであるしまくんによると、野々村社長は「サッカーだけやってればいいと思ってる選手は、うちには要らない」という内容の事を口にされているそうです。いいですねー 一つの考え方として、Jクラブの役員は元選手の方がいいかもと思ってしまいました。商業主義に走らず、ファン・サポーター目線でいい経営をされるのではないかと。ちなみに、アルマーニのポロシャツカッコいいですね。全然クラブ力あるじゃないですか。欲しくなってきました。
J2札幌公式HP該当ページ:http://www.consadole-sapporo.jp/news/2013/04/014419.html
J2札幌関連⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130424
⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130414
⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121019
⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120113
⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090321
⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090206
⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071223
④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070920
③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071009
②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051228
①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051109
PV生観戦レポです。
昨日、ACLノックアウトステージ・ラウンド16での2ndレグの柏対全北現代のPVを観に、ウルトラスブルーへ行ってきました。今回は参加メンバーは少な目。入店してビックリ! 久しぶりに、(今やお偉いさんの)モリカツ店長が御自らお相手をしていただけました。ウルトラスに予約していたのですが、「貸切が入ったので、ブルーになります」と連絡が入る。見ると、昨年のACLアウェーモデル(黒色)(結局一度も着用せず)を来たうろたんK氏が早くもスタンバイしていました。
ブルーさんはまたウルトラスとは食事メニューが少し違うので、目先が変わって良かったです。こちらでのお気に入りは「ピリ辛ナシゴレン」です。パスタも美味しかったなぁ。こういう風にお店を開けてもらう目安としては、モリカツ店長の話では10人くらいが目安だそうですが、こんな少人数の我々のために、御自ら開けていただいて恐縮です。御礼にと言っては失礼ですがと、1ショット写真を撮らせていただきました。モリカツ店長曰く、「どうぞ、お気軽にお越しください。どチームでも、PVなどの開催情報は気軽にお店までお問い合わせ下さい。みんなで応援しましょう」との事。
ちなみに来る6月4日は日本代表のブラジルW杯最終予選のホームオーストラリア戦があり、こちらでもPVが開催されます。OSS委員会の下委員長が「ラトビア戦からはまりました。どうです、みんなで応援しませんか? 予約してみて下さい」と言われて、お店に聞いてみました。代表戦では予約を受けていないとの事。早めに行って席を確保するしかありませんね。読者の皆さんも、自宅観戦もいいがですが、たまにはデカいスポーツバーで騒ぎませんか? 歴史的な日になるでしょうから、思い出になりますよ。
ウルトラス公式HP:http://ultras086.com/
黄色い日本代表の試合の方ですが、アウェーゴールで2-0とやや余裕を持って、試合が始まりましたが、前半にマッスーのオウンゴールで少し心配になってくる。先行を許した柏は、システムを2トップに変更して流れが良くなりました。さすが、ネル監督。前半41分に渡部が同点ゴール。天皇杯決勝といい、この人は「持っている」と思います。後半に入って、「吹き荒れる」ワグネルが逆転ゴール。その後にエキセントリック工藤がゴールを決めて3-1に。ほぼ試合を決めました。1点返されましたが、3-2で快勝です。
解説で、「(ネル)監督が怒り出すのは計算によるもの。選手を鼓舞するのと、審判にプレッシャーをかけるのと両方を狙っている。したたかですね」と。確かに、ネル監督は怒るタイミングが絶妙なのかもしれません。かといって、退席処分になったのは観た事がありません。老獪な監督さんです。
実は、この試合にあのザック監督が視察に来られていました。誰を観に来たのか? まさか全北の訳がないし、工藤か鈴木か、増嶋かと想像巡らす。そんな中エキセントリック工藤が、御前試合で得点を決める。ゴール以外にもポジショニングとかいいプレーが多かったです。何か柏の選手達はみんなハッスルしているように見えましたね。「あのゴールが代表入りを決めるゴールになったかもしれない」という話になる。入って欲しいですね。
このACLの成績を6勝2分とし、無敗のまま初の8強入りを決めました。日本勢の8強入りは11年大会のC大阪以来、2大会ぶりだとか。準々決勝は8月21日と9月18日に開催。当分先ですね。他に8強を決めた東アジア勢は、FCソウルとあのブリーラム、そして広州恒大です。何と、このうち2チームが柏と去年「死のグループ」リーグで戦った相手です。当たりたくないですね、特に広州。相手はたぶん中東勢でしょうが。中東勢はサウジのチームが多いから、次の相手はサウジかもしれません。
最後にモリカツ店長から「また一緒に観ましょう」と言って、お見送りをしていただけました。まあ、ウルトラスグループさんは、本当に普段よくお世話になりますから。読者の皆さんもぜひどうぞ。
そして今日。早速吉報が届きました。エキセントリック工藤が、見事日本代表に選出されました。5月30日(木)の「キリンチャレンジカップブルガリア戦」と6月4日(火)のW杯アジア最終予選のオーストラリア戦が楽しみです。 実は、この工藤、ハノーヴァーに移籍した酒井も、レン選手の同期です。レン選手も喜んでいる事でしょう。
デイリースポーツにも出ていました。父親の影響で、幼少の頃から阪神一筋。夢は甲子園で始球式をする事。柏と同じ千葉県を本拠地とする千葉ロッテから始球式のオファーが来ても、「魂は売れません」と固辞する方針のほどの虎党。着々と始球式に近づいていますねと本人のコメント。さすがデイリーさん。阪神ファンもJ1の試合ではぜひクドーを応援して欲しいですね。
事例紹介コラムです。
以前に日経新聞のスポーツ欄に「20年 育んだ文化」という特集コーナーの事を紹介しましたが、先日(遅れてごめんなさい)にJ1湘南の事が出ていました。さすが、格が違うわと感心しました。「地域に横糸、広がる縁」というタイトルでした。まさにタイトルどおりの素晴らしいクラブです。以下、抜粋して紹介。
東日本大震災の翌日、J1湘南の眞壁社長は被災地に駆け付けた支援団体から「水も食料も毛布も不足している」と連絡を受け、クラブのスポンサー関係者らに「何かできないでしょうか」と相談すると、「ウチの商品のカマボコを出しますよ」「ウチからミネラルウォーターを運びましょう」「大型トラックを運転手付きで使って下さい」などとすぐにいい反応があったとか。
公式HPで「被災地に送る物資を集めている」と告知すると、衣類、食料、トイレットペーパー等続々とやってきて、支援物資を積んだトラックが東北へ何往復もしたそうです。
スタジアムグルメの業者はキッチンカーで避難所に駆け付け、クレープやハンバーガーを提供。活動費は募金で集め、選手も足を運んで子ども達のためにサッカー教室を実施。サポーターやスポンサーが連鎖して支援に動いたとか。
湘南だけでなく、全国のJクラブとサポーターが次々と物資を被災地へ提供。被災地でJクラブのレプユニやコートを着ている子どもが多いのはそのため。
J1湘南は被災地の子ども達を随時、ホームタウンに招待していた。チャリティーTシャツの販売で旅費を工面し、Jリーグ試合観戦、交流試合、海水浴、観光などを楽しんでもらった。この招待事業も地元の協力で成り立っている。平塚競輪場が宿泊所を、飲食店が食事を、大学がサッカーグラウンドを提供。商店街や地元会議所がアイディアを出し合いながら、盛りだくさんのイベントを開催したそうです。
なぜ、クラブを軸にした支援の輪が広がったのかという問いに、「縦割り社会の日本において、Jクラブは社会を横につなげる糸を持っている」と眞壁社長。クラブは地域貢献活動を精力的に行うと同時に、自治体、地元企業、地元財界、商店街や大学に支援を依頼しに歩く。そうしているうちに、「それぞれの組織や人々が横糸でつながった」と眞壁社長。
言ってみれば、Jクラブは人の縁を作り、心が通う地域のコミュニティーを形づくった。「職場も違うし、同級生でもないのに、地域の人達がベルマーレを肴にして飲んでいる」その縁が被災地への支援の輪として機能したのだろう。
「これが地域に密着したJリーグの力なのだと思う。普段は目に見えない力だが」と眞壁社長。Jクラブのある町には、横糸でつながったコミュニティーがあり、震災によってその姿がくっきりと浮かび上がったと結ばれていました。
同じ欄の囲みに「TEAM AS ONE」活動が紹介されていました。'12年から募金が実施されていますが、宮城県と岩手県の沿岸部にこれまで96台の簡易照明を贈呈。'12年にリーグとクラブ、選手会等が実施した復興支援活動は964回。サッカー教室や子ども達の招待事業、被災地の農産品の販売など。復興支援のためのチャリティーオークションで集めた金額は約3千万円だとか。
当ブログではJリーグ百年構想の優等生クラブとして、最も評価が高いクラブです。詳しい事例は下の関連記事をご覧下さい。また、Jリーグクラブの尊敬する社長として、J2鳥取の塚野社長も尊敬していますが、真壁社長は昔から一番尊敬している方です。やはり、クラブとしての価値観、社会的使命感が根本的に違います。
震災の翌日などは、普通なら「試合が当分できなくなるかもな」とか、「また、チャリティーグッズの販売依頼が来るなぁ」とか商業主義的な事が口に出たところでしょうが、こちらは全然違ったようです。スポンサー関係者らに「何か(一緒に復興支援活動が)できないか」と相談されたようです。支援物資をクラブ公式HPで募集して集め、まずは支援物資を運搬。更にスタグル業者とも協力して、被災地にスタグルを持参。チャリティーTシャツの利益で、被災地の子ども達の招待事業までされています。そこにはチャリティーグッズなら利益が出ないだろという価値観は存在しません。
Jクラブは単なるスポンサーやファンクラブだけの関係ではなく、人の縁を作り、心が通う地域のコミュニティを形づくったとあります。この辺りは当ブログで言う「地域に根を張る」という事なのでしょうか。単に強くなるだけでは一過性のブームだけに終わり、そういう温かい心が通う「横の糸」が紡げないし、公共財として100年続く事はないと個人的に思います。
J1湘南関連:37|36|35|34|33|32|31|30|29|28|27|26|25|24|23|22|21|⑳|⑲|⑱|⑰|⑯|⑮|⑭|⑬|⑫|⑪|⑩|⑨|⑧|⑦|⑥|⑤|④|③|②|①
事例紹介コラムです。
本当に最近、愛媛さんの事例を紹介する事が増えてきました。たぶん、「愛媛 “愛” レポート」といい、クラブの方でも公共財としてのいい流れが起きているのでしょう。愛媛さんの方では選手による学校訪問で、ユメセンでもない独自の活動を実施されています。他の中四国クラブと一緒に、以下抜粋して紹介。
J2愛媛では、松山市、松山市教育委員会の協力により学校訪問企画 「給食先生」プロジェクトを昨日松山市内で実施。このプロジェクトは、青少年の憧れの存在の一つであるプロスポーツ選手と楽しい給食の時間を共有することで、食事の行為そのものを楽しいと感じてもらうことができ、また選手自身が大きな声で食前食後のあいさつをし、全ての食事を残さず食べるような模範となる行動を示すことで、子ども達の日ごろの行動改善のお役に立てるのではないかという考えのもと立ち上げた企画。
【2013シーズン 愛媛FC選手 学校訪問企画 「給食先生」 概要】
日時:
5月20日(月)
※実施時間は、給食の時間とその後約1時間の合計2時間程度。時間、内容は各学校により異なる。
募集対象:
松山市内の全小学校
訪問学校:
松山市立味酒小学校、松山市立和気小学校、松山市立宮前小学校、松山市立荏原小学校
参加選手:
各学校に訪問する選手については未定。
内容:
1校につき選手約2名、スタッフ約1名で訪問。プログラムの内容は各学校の事情により異なる。
プログラム例:
①選手と給食を一緒に食べる
②給食後の昼休み時間に体を使った触れ合い、またはボール遊び
③選手と一緒に清掃活動を行う
具体的に選手が模範となる行動例:
・元気な声でのあいさつ ・給食を残さず食べる
・体を使って元気に遊ぶ ・時間いっぱい行う清掃活動、等
J2愛媛公式HP該当ページ:http://www.ehimefc.com/special/kyu2012_top.html
こういう選手による学校訪問事業は、日本協会のユメセンが有名です。最近ではそれとは別に独自スタイルで、選手による学校訪問事業が各クラブで行われ、特に最近新しく始めるところが増えてきました。中四国のクラブはこういう分野が活発だと思います。前にも紹介しましたが、それぞれ特徴ある活動をされています。愛媛さんは「給食先生」ですが、鳥取さんと徳島さんも紹介してみましょう。
【J2鳥取】 「復活!公園遊び」
5月も変わらず、たくさん保育園に選手訪問していますね。「2013年活動予定・実績」という表がありますが、すごいです。保育園から小学校からどんどん行かれています。確か、以前の記事で塚野社長が「選手時代にくまなく公園遊びで地域を回ったから、街を歩いていて、出くわす子ども達は大体顔なじみです」といったセリフにカルチャーショックを受けたのを思い出しました。
J2鳥取公式HPホームタウンページ:http://www.gainare.co.jp/guides/hometown/
【J2徳島】 「ホームタウンふれあい活動(児童館訪問)」
徳島さんは主に児童館の選手訪問がメインですが、公式ブログを見ると、子ども向けだけではなく、支援学校や福祉施設もよく選手訪問に行かれていますね。改めて、こちらのクラブの付加価値の高さを思い知らされました。とても、サッカーだけやってればいいという価値観はなさそうです。
J2徳島公式ブログ「ホームタウンふれあい活動」ページ:http://www.vortis.jp/blog/index.php?c=13
これぞまさに、地域の子ども達(小学生)に夢を与える事業です。こういう学校訪問事業は、ほとんど普及コーチが行ってサッカーをやって帰るという、どこでもやっている「出張スクール」から、ご存知ユメセン、そしてこれら中四国3クラブがされている、更に付加価値が高い学校訪問まで上には上があります。商業主義やブーム化になってしまうパターンよりも、これら3クラブのようにじっくり地域に根を張る立派な地域・社会貢献活動が大切だと思います。
また、日頃顔を合わしても挨拶がきちんとできない選手が多いという話を、どこかで見かけた事がありますが、それはこういう活動ができていないからなのかもしれませんね。選手による社会貢献活動は、選手自身の成長にも役立つと思います。
中四国の「選手貢献トリオ」(今後こう呼ばせてもらおうかな)は、これからも地域の夢のために頑張って欲しいと思います。そういえば、1年ほど前に「選手による学校訪問」について、「他の」全クラブ調査を行っています。
選手による学校訪問関係:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120401
J2愛媛関連⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130512
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130511
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090426
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090222
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080330
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051112
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051013
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050920