観戦レポです。
昨日、マスカット球場で開催された高校野球岡山県大会の決勝戦に急遽参戦しました。当ブログで高校野球を取り上げるのは10年以上の歴史(毎日更新)の中で初めて、マスカット球場開催スポーツについても、プロ野球キャンプや女子プロ野球まででしたね。なぜか、それは優勝校がファジアーノ応援団・浅口の地元校だからです。おかやま山陽高については、浅口市鴨方町にある私立校で、普通科の他に機械科、自動車科、調理科、製菓科と、どちらかといえば実業のイメージが強い高校です。特に調理科、製菓科から飲食業へ多くの人材を輩出しています。
応援団・浅口との関係は、メンバーのうち、浅口地区サッカー協会の横会長が所属されているのを始め、元愛媛のKコーチにはサッカー教室等でよくお会いします。浅口市フットサル場の東隣はサッカー部のグラウンドであり、よく他校と試合をされており、地域に根付き、貢献するいい高校です。という事で、応援団・浅口にとって、本当に身近な地元校です。サッカーのイメージばかりだったのですが、野球部がそんな事になっていたなんて、正直準決勝まで全く認識していませんでした。地元の方々もそういう人多いのでは。
相手の創志学園さんはIPUの系列高校で、IPUさんともファジボラ等で絡む事が多いので、馴染みの存在。野球部は8年前に創部で、ここ何期も甲子園に行っている格上の存在。まさにチャレンジャーとして山高さん(地元の呼び名)が挑む格好ですね。こちらは勝てば初出場で、ちょっとジャイキリっぽい印象。
この日は外出時間まで、ずっと自宅でTV中継見ようかなと思っていましたが、気が付いたら現地に行っていました(笑)。何分近所なもので、すぐに到着。でも8回裏でした。入場口に向かって歩いてくと、家路に急ぐ人とよくすれ違いましたね。スコアボードを見ると、何と8回まで創志さんのヒット数がゼロ。おいおい、ノーヒットノーランになるじゃないかとちょっと緊張。8回まで大江選手(№10)が投げていましたが、9回から有本選手(№11)が登板していました。そして、何と2アウトまで来ました。あと1人でノーヒットノーラン。前代未聞の快挙となるでしょう。しかし、初ヒットを打たれ、その後2点を返されました。でも、観ている方は余裕です。さすがにあと7点差は無理でしょうと。
前日28日(金)に同じ決勝戦が行われ、8-8で迎えた11回表途中で雨のためノーゲーム再試合となり、この日ゆっくり観戦できました。前日の試合は点の取り合いで、見応えのあるスリリングな試合だったようですが、この日は一転、山高さんが圧倒するワンサイドゲームでした。相手の投手は前日137球投げていてお疲れのようでしたね。甘い球に加えて変化球を狙って打ち込んだようです。
昨日の山高さんはとにかくよく打つ。歯が立たず三振している選手は見なかったですね。ピッチャーもいいボールを投げていて、よく打ち取っていて、これは実質コールドゲームじゃないかと思ってしまうくらいに、力の差を感じて観ていました。また、山高さんは今予選を通じてエラーはゼロです。攻撃に加えて堅守も強さなのでしょう。
両チームの応援団に目を向ける。山高さんは普通の風景でしたが、創志さんはIPUさんから応援が来たそうで、すごい迫力。何か違いました。応援では創志さんが圧倒しているのに、試合では山高さんが圧倒しているというアンバランスな風景。創志さんの応援は本当に立派な応援でした。運よくバックネット裏のいい席で観れました。周りには山高さん側のファンが大勢いたようですが、果たして浅口市民なのか、OBばかりでそうでもないのか、ちょっとよくわかりませんでした。でも、特に浅口市民はみんな、この時TVにくぎ付けだった事でしょう。
情報によると、創部69年目の山高野球部さんはベンチ入り選手は全て県内の中学校出身で、マネージャー含めて100人、すべて県内と福山地域出身(山陽本線で通学)の地元の子ばかりだそうです。他の強豪校は他県出身の部員も少なくないと思うので、この山高さんの快挙は岡山の高校球界に一石を投じる一事例になるかもしれませんね。
ノーシードから玉野光南さんや学芸さんの強豪を打ち崩し、7試合で59点という攻撃力は監督さん考案のユニークな練習法のたまものだとか。創志学園さんには準決勝で敗れており、雪辱を果たした格好。
閉会式が行われました。普段はサッカーのしか見た事ないし、生の優勝シーンはほとんどJ1クラブしか経験ないので新鮮でした。まずは山高さんの校歌斉唱。こんな雰囲気なんだと。ホームベース後に大会役員が並び、両高選手が並ぶ。表彰式です。あれが優勝旗かと。メダル授与の後に、場内一周ならぬ、ダイヤモンド一周です。そうか、野球はこうなんだと。国旗掲揚シーンはよく観られますが、この日は大会旗と国旗の収納シーンです。これはサッカーシーンでは無いですね。外では朝日新聞の号外が配られていて、迷わずもらってしまいました。ご希望があれば進呈いたします。
甲子園大会が楽しみです。とても現地への応援は無理ですが、可能な限りTVで応援したいと思います。見たのは決勝戦だけですが、あの戦いっぷりから見ると、ここ最近の1回戦敗退にはならない期待が持てます。近々応援団・浅口の定例会がありますが、そこでも盛り上がる事でしょう。山高さん、ぜひ甲子園優勝を目指して頑張ってください。
おかやま山陽高校公式HP:http://www.okayama-sanyo-hs.ed.jp/
話は変わり、今日Cスタでファジのホーム長崎戦がありました。その模様は明日。あと、J1が再開しましたね。待っていました。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
他チームサポらしい読者の方から、SNS事情について記事依頼をいただいていました。「その後どうなんですか?」「最新状況を教えて下さい」という感じで。いろいろ映るんでしょうね。当ブログは基本的に、記事依頼があれば応える方針なので、今回全クラブチェックをさせていただきました。各クラブのSNSのアイコンをクリックして、出てきた公式SNSページを対象にしました。あくまで参考情報ですが、貼ってあるアイコンをクリックして、シェアページに飛んでしまうところは他にはゼロで、すべて公式SNSが出てきました。それがスタンダードと言えるのではないでしょうか。以下の内容でどう思われるかは、読者の皆さんにお任せいたします。
【J1:フェイスブック】
・C大阪 :https://www.facebook.com/OfficialCerezoOsaka
・鹿 島 :https://www.facebook.com/official.KashimaAntlersFC
・川 崎 :https://www.facebook.com/kawasakifrontaleofficial
・柏 :http://www.facebook.com/ReysolOfficial
・横 浜 :https://www.facebook.com/yokohamafm
・G大阪 :http://www.facebook.com/GambaOsakaOfficial
・磐 田 :https://www.facebook.com/ジュビロ磐田-456385577729324/
・浦 和 :http://www.facebook.com/urawareddiamonds
・神 戸 :http://www.facebook.com/visselkobe.official
・F東京 :http://www.facebook.com/fctokyo
・鳥 栖 :アドレス
・清 水 :http://www.facebook.com/ShimizuSpulseOfficial
・仙 台 :https://www.facebook.com/vegalta.sendai.official/
・甲 府 :http://www.facebook.com/ventforetkofu
・札 幌 :http://www.facebook.com/consadole
・大 宮 :http://www.facebook.com/ardija.official
・広 島 :http://www.facebook.com/sanfrecce.hiroshima.official
・新 潟 :https://www.facebook.com/AlbirexNiigata
【J2:フェイスブック】
・湘 南 :http://www.facebook.com/teambellmare
・福 岡 :https://www.facebook.com/avispaf
・徳 島 :https://www.facebook.com/TOKUSHIMAVORTIS
・長 崎 :http://www.facebook.com/VvarenNagasaki
・横浜C :http://www.facebook.com/yokohamafc1999
・名古屋 :https://www.facebook.com/nagoya.grampus.official
・岡 山 :見当たらず
・松 本 :https://www.facebook.com/matsumotoyamaga
・東京V :https://www.facebook.com/verdyofficial
・千 葉 :http://www.facebook.com/JEFUNITED
・水 戸 :https://www.facebook.com/hollyhock.official
・町 田 :https://www.facebook.com/FcMachidaZelvia/
・大 分 :http://www.facebook.com/oitatrinita.official
・山 形 :https://www.facebook.com/montedioyamagata.jp/
・京 都 :https://www.facebook.com/official.KyotoSanga
・愛 媛 :https://www.facebook.com/ehimefc.efc
・金 沢 :https://www.facebook.com/zweigenkanazawa
・岐 阜 :https://www.facebook.com/FCGIFUPR
・熊 本 :http://www.facebook.com/roassokumamoto
・山 口 :https://www.facebook.com/renofa.staff
・讃 岐 :アドレス
・群 馬 :https://www.facebook.com/ThespakusatsuGunmaOfficial
【J1:インスタグラム】
・C大阪: https://www.instagram.com/cerezo_osaka/
・鹿 島: https://www.instagram.com/kashima.antlers/
・川 崎: https://www.instagram.com/kawasaki_frontale/
・ 柏 : https://www.instagram.com/kashiwareysol_official/
・横浜M: https://www.instagram.com/yokohamaf.marinos/
・G大阪: https://instagram.com/gambaosaka_official/
・磐 田: 見当たらず
・浦 和: https://www.instagram.com/urawaredsofficial/
・神 戸: https://www.instagram.com/visselkobe_official/
・F東京: https://www.instagram.com/fctokyoofficial/
・鳥 栖: 見当たらず
・清 水: 見当たらず
・仙 台: https://www.instagram.com/vegaltasendai/
・甲 府: 見当たらず
・札 幌: https://www.instagram.com/hokkaido_consadole_sapporo/?hl=ja
・大 宮: https://www.instagram.com/omiya.ardija/
・広 島: https://www.instagram.com/sanfrecce.official/
・新 潟: 見当たらず
【J2】
・湘 南: https://www.instagram.com/shonan_bellmare/
・福 岡: https://instagram.com/avispaf/
・徳 島: 見当たらず
・長 崎: 見当たらず
・横浜C:
・名古屋: https://www.instagram.com/nagoyagrampus/
・岡 山: 見当たらず
・松 本: https://www.instagram.com/matsumoto.yamagafc/
・東京V: 見当たらず
・千 葉: 見当たらず
・水 戸: 見当たらず
・町 田: https://www.instagram.com/fcmachidazelvia_by_zelvy/
・大 分: https://www.instagram.com/trinita_official/
・山 形: 見当たらず
・京 都: https://www.facebook.com/KyotoSangaofficial
・愛 媛: 見当たらず
・金 沢: https://www.instagram.com/zweigen_official/?hl=ja
・岐 阜: 見当たらず
・熊 本: 見当たらず
・山 口: 見当たらず
・讃 岐: 見当たらず
・群 馬: 見当たらず
という感じでした。ちなみにJ1柏は早い時期から各SNSを導入しています。かつては広報ブログを「毎日更新!」として運営されており、SNS等の情報開示・発信については先駆者クラブです。公式Instagramは、公式HPのフォトギャラリーでそのままリンクして活用されています。当ブログには、各Jクラブ関係の方々も観に来られていると認識していますが、Instagramの使い分け方がわかっていない方がおられたら、J1柏を参考にして下さい。「3大SNSの棲み分けについて」という記事も今年の2月に出していますので。
FBは'15年11月の記事で紹介していますが、この時は他に仙台さんと山形さんが未開設でしたが、両クラブとも立派な公式SNSを作られました。山形さんは今年3月の開設の様子。Instagramは'15年の12月の記事で紹介していますが、この当時は解説しているクラブの方が少なく、J1では18クラブ中で6クラブ、J2では22クラブで5クラブが開設していましたが、今回はJ1で18クラブ中13クラブ、J2では22クラブ中8クラブが開設しています。たぶん2年後くらいに再び紹介する時は現在の公式FBページのような普及率になっている事でしょう。
依頼してこられた読者の方からは「クラブのスキル」の話が出ます。Jクラブとして本当に大切な事は、数字を出すスキルではなく、ファン・サポーター本位で役立てるスキルであると、この方は口にされます。まあ、一つの個人的な主観でしょうが、いつも勉強になります。読者の皆さんの地元クラブはどうだったでしょうか?
情報化関連(SNS(フェイスブック&ツイッター):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151122
〃 (公式HPスマホ版&Instagram):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151227
〃 (3大SNSの棲み分けについて) :http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170220
リスペクト(事例紹介)コラムです。
先日、山陽新聞朝刊を読んでいたら、シーガルズ絡みでいいニュースを見つけました。何と、レディオモモでシーガルズの専用番組がスタートするのです。これは画期的ですね。また、楽しみが増えました。まずは、その山陽新聞の記事から。以下、抜粋して紹介。
【シーガルズ親しんで レディオモモ来月5日から新番組 魅力や横顔 選手が発信】
岡山シティエフエム(レディオモモ)は新番組「はばたけ!シーガルズ HEROSインタビュー」8月5日よりスタート。岡山シーガルズの選手が毎回交代でパーソナリティを務める異色の番組。ゲストを招きながら、チームの魅力や選手の横顔などを発信。
チームに親しみを持ってもらおうと、同局とシーガルズが企画。チームや選手にとっての「ヒーロー」に話を聞く内容でゲストに招いたバレーボール関係者やチームスタッフ、熱狂的なファンらの思いを選手自らが深堀り。
多忙な選手に配慮し、収録は持ち運び可能な小型の機材を使い、体育館や遠征先などで実施。初回は16日にバレーボール教室で訪れた真庭市の白梅総合体育館で収録。
初代パーソナリティは吉田副主将で、自己紹介やマイブームについてトーク。ホームゲームで運営を担う県バレーボール協会理事長へのインタビューでは最初は緊張した表情だったが、やりとりをするうちに笑顔も。放送は毎月第1、第3土曜日の9:30~10:00で、パソコンやスマホでも聴取可能。
「プレーではわからない選手の言葉づかいや人となりを感じてもらえるはず」と同局社長のコメント。
さんデジ該当記事:http://www.sanyonews.jp/article/568884/1/
※右画像は同じレディオモモで違う番組のイメージ画像です。
いやぁ本当に楽しみですね。8月5日が待ち遠しい。昔「サッカーだけをやってればいい」という選手を街に出したがらない価値観をよく口にしていましたが、それとは真逆の価値観ですね。よその市民クラブでは今も露出が多いとは言えない状況なのかもしれませんが、シーガルズは違いますねぇ。通常は番組にゲスト出演とか、インタビュー、ひどいのは選手のアンケート回答だけ紹介するというのもありましたが、シーガルズは何とパーソナリティです。すごいチャレンジだと思います。
中には自分はプレーを見て欲しい、しゃべりは苦手という選手もいるでしょう。本当に画期的なチャレンジです。そのトップバッターが吉田副主将。当ブログでは大昔から注目応援する選手ですが、やってくれるでしょう。そのうちに宮下選手、山口主将など全日本経験組にも登場して欲しいですね。
レディオモモは実はインターネットサイマルラジオで、ネット上で聴取できます。岡山県では他にFMくらしきが登録しています。他にJ2岡山の試合中継でRSKラジオも「Radiko」で同様に聞けますね。明日も中継がありますが。最近では気軽に何でも聴ける時代なのですね。
サイマルといえば、昔埼玉県の「REDS WAVE」を紹介して聴いた事があり、一時期、BGMとして関東や沖縄の番組を流していた事がありました。手軽にFMがパソコンやスマホで聴けるというのはいいですね。
インターネットサイマルラジオ公式HP:http://www.jcbasimul.com/
岡山シティエフエム(レディオモモ)公式HPインターネットラジオページ:http://www.fm790.co.jp/internet_radio.html
話は変わり、ここ最近日本バレーボール協会で、会長人事でごたごたしているようです。1期ごとに会長が解任され、次期会長が決まらないとか。来年のスーパーリーグ構想は大丈夫なのでしょうか。以下、マスコミ報道をまとめて抜粋して紹介。
【評議員会:6/14】
理事改選で、理事候補20人のうち、木村会長のみ過半数の票を得られず再任されず。
【理事会:6/15】
会長は理事の互選で選ばれるが、会長を決められず、林氏を会長代行にするとともに新会長選任の準備を開始た。選任方法としては19人の中から選ぶか、理事を1人追加して、定数の20人から選ぶかの手段があり、後者の場合も新たに1人を招くとなると現実的にその人に会長に就いてもらうことが前提。また理事追加を評議員会に諮る必要もあり、そのため、まずは19人から選ぶのかどうかを決めなければならないが、理事の間で意見がまとまらず。嶋岡氏はVリーグ機構会長として関係企業と良好な関係を築いている一方、Vリーグ機構会長との兼任を問題視する見方も存在。
【臨時理事会:7/25】
空席の会長人事について協議し、会長人事について、候補者を選ぶワーキンググループからVリーグ機構会長である嶋岡副会長を「現在の理事19人の中での有力候補」とする一方、出席理事からは新たに理事として選任する候補者が複数いるとされ、「政財界から新たな人に来てもらってはどうか」「慎重に検討すべき」といった慎重論が出て、結論には至らず。今後は嶋岡氏を有力候補に残しながら、会長候補の新理事として財界出身者などを招くことも検討。
時事通信該当記事:http://www.jiji.com/jc/article?k=2017072501226&g=spo
スポニチアネックス該当記事:http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/07/26/kiji/20170725s00070000296000c.html
サンスポ該当記事:http://www.sanspo.com/sports/news/20170725/vol17072521020005-n1.html
という内容でした。本当にごたついていますね。個人的なイメージは、一昔前のバスケ界ですね。本当によく似ています。やはり川淵さんのようなホワイトナイトが必要なのではないでしょうか。でも川淵さんはご高齢。ちょっと無理かな。また、サッカー界の出番でしょうか。まあ、今回はVリーグではなく、日本協会の話ですが。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
現在、成績面でかなり苦しんでおられる浦和さんですが、Jクラブとしての素晴らしい社会貢献活動の事例がサッカーキングに掲載されました。ハートフルクラブについては、当ブログでも初期にレッズランドと並んで、紹介している先進事例です。以下、抜粋して紹介。
【浦和のハートフルクラブがハノイ訪問、酒井友之コーチらがサッカー教室開催:サッカーキング】
7月22日から5日間、J1浦和のハートフルクラブがベトナム(ハノイ)で「ハートフルサッカー in アジア2017 ベトナム」を開催。
〔概要〕
・共催: NPO法人 国連の友アジア-パシフィック
・協賛: 三菱重工㈱、三菱自動車工業㈱、三菱商事㈱
・後援: スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム(外務省・文部科学省・日本スポーツ振興センター等)]
ハートフルクラブは、サッカーを通して子供たちの心を育むことを目的に活動する普及組織。J1浦和は、’07年のACL出場を契機に、アジアの各国でもハートフルクラブによる「草の根国際交流」を開始。アジアでは、これまでに延べ14か国・地域の21都市を訪問。今回、ベトナムでの活動は今回が初めて。今回は、ハートフルクラブの落合キャプテン、室井コーチ、酒井コーチらが7月22日からベトナムを訪問。滞在中に現地の中学校や日本人学校、養護施設などで講話とサッカー教室を開催。滞在3日目の午前には、日本ベトナム特別大使を務める杉良太郎氏が支援するバックラー孤児院を訪問。落合キャプテンによる講話の後に、サッカー教室を実施。
また、今回はベトナム3部フードンFCでもハートフルクラブの活動を実施。フードンFCは、今年3月からベトナム三菱自動車がオフィシャルスポンサーを務めており、若手育成に力を入れていることで有名なクラブ。
ハートフルクラブは今年8月にタイのバンコクとチェンマイを訪問する予定。今後も日本国内のみならず、アジアの子供たちとのサッカー通じた『こころの交流』を続けていく方針。
サッカーキング該当記事:https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20170726/617842.html
素晴らしい活動ですね。まさに国を挙げての国際貢献事業にJクラブが関わっていることになります。そういうのはちょっと見ませんね。浦和さんのハートフルクラブのHPを改めて観てみました。浦和さんの日頃の活動に対して、世界平和の視する貢献活動と、国連関係の国際組織が評価しているという。まさに日本を代表するJクラブです。ハートフルクラブの主な概要を以下のとおり抜粋して紹介します。
【主な活動】
①ハートフルスクール(サッカースクール)
②小学校授業サポート(小学校の体育の授業のサポート)
③ハートフルクリニック(授業・部活サポート、障がい者サッカー、サッカーキャラバン等)
④ハートフルサッカー(パートナー企業との共同企画によるサッカークリニック)
⑤ハートフルトーク(学校や公共施設訪問)
⑥ハートフルサッカーinASIA(アジア各国へ専用コーチが訪問するサッカークリニック)
⑦ハートフルサッカーin東北(東日本大震災支援プログラムの一環)
【ハートフルサッカー in ASIA】
・訪問国:
中国、タイ、インドネシア、韓国、UAE、マレーシア、シンガポール、香港、バングラデシュ、台湾、ブータン、オーストラリア、ミャンマー
【ハートフルサッカー in 東北】
'11~'14年まで、岩手・宮城・福島県の被災地の園児、小・中学生・高校生を対象にハートフルトークとサッカークリニックを実施。
【FOUNAPとの提携】
FOUNAP(国連の友アジア-パシフィック)は、J1浦和のハートフルクラブによる地域社会・国際社会に対する「子供の心を育む活動」、身障者に対する取り組み等、J1浦和の行う地域社会貢献活動に対し、「世界平和に資する貢献活動」と評価。両社の提携は更なる社会貢献活動の充実を目指し締結。
という内容でした。当ブログでも普段身の回りで出てこない言葉ばかりたくさん出てくるので、改めて「違い」を実感しました。何が100年続くであろうJ1にふさわしいクラブの価値観で、何が今は単なるブームで将来消えてしまうかもしれない価値観なのか。と、ふと個人的に感じました。まあ、浦和さんはレッズランドを作った時に、川淵チェアマンが泣いて喜んだというエピソードがあるところですから、根本的に別格です。
数字がどうとか、観戦者アンケート結果がどうとか自らPRするような事例をネットかどこかで見かけた事がありますが、ため息が出るばかりですね。読者の皆さんの地元クラブはどうですか? 当ブログでよく登場する某黄色いチームも浦和さんに負けないくらいこういう分野では付加価値が高いです。それを柏は観客動員がうんぬんと口にする価値観がもしあれば、またため息が出そうです。
J1浦和公式HP該当ページ:http://www.urawa-reds.co.jp/heartfull/
J1浦和関連:35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
リスペクト(事例紹介)コラムです。
昨日、Jリーグ理事会が開催され、ルヴァン杯へのJ2クラブの参戦が決議されたようです。まあ、前から出ていた話ですが、正式に決まりましたね。フットボールチャンネルで丁寧に解説されていました。以下、抜粋して紹介。
【ルヴァン杯、17年ぶりJ2クラブ参戦という一大改革。日程面の問題と競技上の公平性は?】
25日のJリーグ理事会で、ルヴァン杯に、来季からJ2で最大2チーム参加させることを決議。対象となるのは前年のJ1で16位及び17位となり、J2に降格した2チーム。前身のナビスコ杯時代を含めて、J2クラブが参戦するのは'01年以来。
〔ルヴァン杯が抱えていた問題。17年ぶりのJ2勢参戦〕
4チームで4グループという、非常にわかりやすいグループステージをACLの裏で開催していくことで、決勝トーナメントに進む可能性がないチーム同士の対戦が減るという考え方がまず基本となって合意。16チームにするために、最大で2チームをどのような形で出していくのかを議論し、競技力で最も近いところで前年までのJ1の2チームという案が浮上した模様。
ルヴァン杯は'09年、ACL本戦に臨む4チームを除いた14チームによる2つのグループステージで実施。上位2位までの4チームにACL勢が加わる形で、8チームによる決勝トーナメントに移行。しかし、7チームによる1回戦総当たりのグループステージだと、試合のないチームが1節につき1チーム発生し、最終節が近くなれば決勝トーナメント進出への可能性がほぼなくなったチーム同士の対戦が増え、モチベーションの意味でも課題。
今季からは両グループの1位だけがまずは決勝トーナメントへシード、残る2枠をグループステージで2位及び3位に入った4チームによるプレーオフで決める新たな大会方式を導入されたが、根本的は解決策には至らず。
〔J2勢は必然的に過密日程になるが、ポジティブな意見が多数派に〕
ルヴァン杯は今季から、ACLのグループステージとスケジュールを重複。週末のJ1リーグ戦を戦っていく上で、同じインターバルで戦っていくほうが競技上の公平性が保たれるため。昨季の形式ではどうしても矛盾が発生。これをACLのグループステージと同じく、4チームによるH&A方式の全6節のリーグ戦とすれば、ほぼ完全にスケジュールが合致。
更にはグループステージの1位が自動的にノックアウトステージに進出するのではなく、たとえば2位チームとのプレーオフを設ければ、ACLのラウンド・オブ16にもスケジュールが合致。消化試合を増やさないことと含めて、16チーム制で一石二鳥の効果。
もっとも、J1とJ2の試合数の差も議論。年間34試合を戦うJ1に対して、J2は42試合という長丁場で、必然的にスケジュールが過密化するが、それでもポジティブな意見のほうが多かったようです。
「メリットとデメリットの中では、若手の出場機会を増やすなど、ルヴァン杯でいろいろなことに挑戦して、そこからリーグ戦に上がっていくチャンスもあると。来シーズンからは降格救済金がスタートしていく中で、財政的な基盤を含めて、降格チームがいいのではないか、というのが総意」と村井チェアマンのコメント。
〔J1昇格を目指すクラブほど、難しくなっていた舵取り〕
今季からのパフォーム・グループによる巨額の放映権契約を結んだJリーグは、分配金に関して様々な改革をすでに設定。例えば均等配分金は、J1で1億8000万円から3億5,000万円とほぼ倍増。これがJ2降格時で大きな損失が発生するため、来季からは「降格救済金」が創設されることも決定。更にルヴァン杯のグループステージを3試合、ホームで開催できることでリーグ戦以外の収入増も若干ながら見込め、「財政的な基盤」を固定化。
また、降格してJ2に移る場合、実戦の場が減るという課題があったが、リーグ戦だけを戦うとなると、どうしても若手に経験を積ませる真剣勝負の場が減少。翌期のJ1昇格を目指して、戦力をある程度整えているクラブほど、選手起用や育成で難しい舵取りを強いられてきたのが現状。J2では公式戦が少ないが、J1ではルヴァン杯や天皇杯など公式戦が多く、J1リーグ戦以外の選手のモチベーションが高くなるという結果につながり、必然的に厳しい競争が生まれ、チーム全体のクォリティーが向上。
〔カップ戦ならではの下剋上は生まれるか〕
'99年から3年間、J1にJ2を加えて、決勝戦を除いてH&A方式のノックアウトステージ方式でヤマザキナビスコカップが開催されてきた。J2が4回戦総当たりのリーグ戦となり、過密スケジュールとなった'02年以降のナビスコ杯はJ1勢のみの参加となった。果たしてルヴァン杯に名称を変えて3年目となる'18シーズンは、どのような下剋上が生まれるかも含めて楽しみと締めくくっています。
という内容でした。改めて説明を受けると、なるほどと納得できました。確かに今季はいつの間にプレーオフができたの?と非常にわかりにくい形式でした。一時期J1首位に立っていた某黄色いチームも、ターンオーバーを貫き、早々にグループステージ脱落状態になり、何試合か消化試合がありましたね。なるべく長く緊張感が持続するのが理想ですね。そりゃ4チームの方が可能性は高くなるし、いいと思います。
J1リーグは限りなくリーグ戦を追及する代わりに、ルヴァン杯はいろいろ面白い形式を取ってみてはいかがでしょうか。個人的には、バレーのようにファイナル8、ファイナル4でリーグ戦を行い王者を決めるのも面白いかなと。ただ、日程は過密化しますが。そうそう、カップ戦ではなく、リーグ戦ですが、かつてなでしこリーグで、レギュラーラウンド優勝、ファイナルラウンド優勝と2つの王者が出た年がありましたね。いわゆるスプリット制のプレーオフ制度でしたが。いろいろな形がありますね。
フットボールチャンネル該当記事:https://www.footballchannel.jp/2017/07/26/post223578/
Jリーグ組織問題関連 (全般):49 / 48 / 47 / 46 / 45 / 44 / 43 / 42 / 41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / 20 / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
語る会レポです。
先日、EVER№12にて、語る会を開催しました。久々のEVERさん。来店してみると、カウンターに女性サポが座っていました。何でも長い鹿島サポの様子。ちょうど、この日は、Jリーグワールドチャレンジで、セビージャ戦が行われる日で、そのままみんなでライブ観戦しました。
この日、ジップアリーナ帰りなのですが、道の途中で夏夜祭ポスターを発見。今年は夏はポスターやらないんだと思い込んでいましたが、見て「しまったので、慌ててファジスクエアに立ち寄り、応援団・浅口でいつも配布するくらいの枚数をいただく。前に受け取りに来たのが何人くらい来たのか何となく認識できましたが、春ポスターと比べて全然足が遅い印象。EVERさんの中を見ると、ちゃんと貼られていました。今年は本当に動きが遅い印象でしたが、今年くらいで夏ポスターは終わっちゃうのかと思わず心配してしまいました。まぁ、たまたま動きが遅かったとは思いますが。
セビージャの高いポゼッション、セレッソさんの惨敗具合から見て、試合開始後は惨敗しなかったらいいねという空気でしたが、一方的に攻められながら何とか前半持ちこたえました。みんな、鹿島頑張ったねと。
店長が違うモニターで、浦和対セレッソ戦のライブを流し始めたので、前向いたら、後を振り返ったりして忙しかったです(笑)。でも・・・・浦和さんは前半だけで4失点。どうしちゃったのでしょうか。
後半になって、鹿島さんが先制して大盛り上がり。これはいけるぞと。セビージャもちょっと疲れてきたのかな。女性サポさんも満足げです。後半途中から浦和戦は観るのをやめました。余りにも弱いので。ツワモノの話になる。こちらはACLでタイの奥地まで応援に行ったベガサポのくに氏の話を出すと、FC東京サポで、今回の欧州遠征で追っかけて行った人がいると聞き、また驚く。他のチームにもツワモノがいるねと。
鹿島さんは試合終了前にもう1点取って、結局2-0の完勝になりました。さすが、去年のFCWCの準優勝チームだと、みんなで褒めちぎる始末。普通に始まり、いいお酒を飲んで、普通にお店を後にしました。
いつもFリーダーに愛車で送ってもらうのですが、経路がいつも旧2号線です。倉敷駅が見えてきて、ちょっとウルトラス倉敷店(ウルトラスステーションキングダム)に寄ってみるかという話になりました。全く道の途中で、まだ行った事がないため、ちょっと寄ろうと。
詳しいお店のレポは後日、詳しく出すとして、2人で行ってみました。
入口に大きく「U」の字のネオン看板がありますが、まさにお店のレイアウトもUの字でした。2つのフロアで、奥はつながっていない。「これは狙いましたねぇ?」とFリーダーが言うと、T森店長もいやいやという表情。岡山店はプロジェクターとスクリーンですが、倉敷店はほとんどTVモニターなので、見やすいです。お店の雰囲気もグループ店の中で一番お洒落です。全体的に料金も高めの設定でしたが、こういう場所なら家賃も高い事でしょうと同情。この時は神戸の試合を観ました。ポド君見参です。
この日は倉敷天領まつりが開催されていて、浴衣姿の若い人が店の周りにうじゃうじゃいました。我々が入店する前がそのちょうどピークだったとか。こちらの社長さんが早々に馴染みの選手を連れてきたとか。何とか会、さすがです。
ダーツスペースも無く、客層は何となく岡山店とはちょっと違う印象で、若いカップルや女性グループがどんどん来店していました。T森店長曰く、しばらくはお昼のランチもやるつもりだが、その時間は年配客が多くなるとか。今度ゆっくり飲みに来て、詳しいレポをお届けしようと思います。
観戦レポです。
最近、このタイトルが多いですね。昨日、Cスタで開催されたファジのホーム山口戦に行ってきました。この日は観戦日という事ですが、応援団・浅口からは土社長のみで、現地でシマカズ氏と、久々登場の松ちゃん親子とご一緒しました。当初は西大寺の丹氏も来る予定でしたが、急な仕事でやむなく欠席。昨日は高校生デー。道中もそれらしい高校生がたくさん歩いていました。総合グラウンドに入り、スタンドを見るとそこそこ埋まっていて、今日は多いぞという話になる。
まず目に飛び込んできたのが長い行列。当日券売り場の他に、高校生無料入場ブースも長い列でした。入場前にスタジアム前広場をうろつく。この日はあちらこちらで、地元の高校生達の元気のいい声が響いていました。参加する高校はいつも学芸(スポンサー様ですね)というイメージでしたが、この日は本当にいい景色でした。いつもこうあって欲しいと個人的に思います。高校だけでなく、大学生デーもされたらいいのにと思ってみたり。以下、イベント情報です。
まずは「岡山県内高校生無料招待」。岡山県内の高校に通学する高校生は、A自由席に無料入場という内容ですが、よく確認したら、岡山市内ではなく岡山県内というのはいいですね。県民クラブですから。そして「JRデー」。JRマスコットキャラクターのイコちゃんと、「くまなく」がファジステージでじゃんけん大会を行いました。総合受付に行って、キーホルダーをもらおうとしたら、傷心の浦和サポの篤氏より、今回は専用テントでやっていると聞く。同じく浦和サポのシマカズ氏と、「ショック過ぎる・・・」と前日にセレッソさん相手に惨敗した結果の傷を舐め合っておられました。
お誘いプロジェクトのキーホルダーは一森選手。土社長ともらいに行きました。PRIDE OF 中四国ブースでは、山口の名産品が当たる「空くじなしの抽選会」が行われていました。他に小学生以下の来場者の先着1,000名にお菓子をプレゼントするコーナーもありました。高校生イベントは以下のとおり。
【高校生イベント内容】
<フィールド内>
・岡山県立玉島商業高校 和太鼓部 演舞
・イベント参加団体対抗リレー
<ファジステージ>
・岡山県立岡山東商業高校 書道部
<スタジアム前広場>
・岡山県立岡山工業高等学校 サッカー部: プラスチック板のキーホルダーづくり
・岡山県立岡山東商業高等学校: 東商×ハローキティコラボ商品、東北復興商品(山ぶどうサイダー、タケヤリ トートバッグ)、オリジナル開発商品
・岡山県立岡山南高等学校 商業クラブ
・岡山県立津山商業高等学校 商品開発部
・岡山県立和気閑谷高等学校 商品開発部
・倉敷市立精思高等学校 商品開発クラブ
試合の方ですが、今季前回の対戦とは見違えるように上手いチームに変貌していました。パス成功率も大きな差が出ていました。アルゼンチンの新監督の戦術が浸透しつつあるのか、見事なポゼッションサッカーで、岡山よりも足元が上手い。中盤を支配されるシーンがずっと続き、失点も時間の問題かと思っていましたが、最後のフィニッシュの精度が課題のように映りました。てっきり新しいアルゼンチン人選手が出てくるのかと思いましたが、ベンチ外で間に合わなかったのかな。もう一人、あの選手が出てればやばかったと聞きました。結果的には2-1で勝ちましたが、そういう運に恵まれた面もあったのかなと。そういう選手が出揃う前で、ラッキーでしたね。
この日は赤嶺デーでした。やはり、赤胸選手が得点すると勝ちますね。さすが、実力のあるストライカーというプレーでした。それにしても山口さんにはレオナルド・ラモス選手に加えて、マルセロ・ビダル選手の加入で岡山戦から出場可能と言われていました。しかし、実際は2人ともベンチ外。ラッキーでしたね。この日の試合っぷりも中盤はほぼ山口さんが支配するシーンが多く、あれで前線にストライカーがいれば、ぼこられていたかもしれない展開でした。先発メンバーを観て、個人的にはラッキー、勝てるかもと思っていたのが本音でした。
ハーフタイム抽選会がありましたね。JRデーという事で、景品数は少ないですが、毎年この時期お世話になるものです。試合によってはハーフタイムに何もない時も少なくなく、何かやればいいのにと思う時もよくあっただけに昨日の試合は良かったですね。ちなみにハーフタイムにイベント参加団体対抗リレーが実施予定でしたが、やってたのかなぁ。見落としたかな。
ネットの戦評です。【ハイライト:ファジアーノチャンネル】
岡山は9戦負けなしと勢いがありましたが、序盤は山口さんにボールを支配されて押し込まれる展開の連続。前半35分に一瞬の隙を突き、赤嶺選手のゴールで先制して前半を終えると、後半は運動量で上回って主導権を掌握。激しいプレスで相手のパスワークを分断し、敵陣でのボール奪取から追加点。後半ロスタイムに1点を返されてクリーンシートとはならなかったが、勝点3を積み上げ。
【J2採点】
チーム:6.5、一森:6、片山:6.5、竹田:6、喜山:6、澤口:6、関戸:6.5、塚川:6.5、パク:6、石毛:6、赤嶺:7、豊川:6.5
渡邊:6、伊藤:6、長澤監督:6.5
今朝の山陽新聞朝刊の「赤嶺2発ズドン」というタイトルの記事の戦評です。
山口さんの警戒をものともせず、赤嶺選手が決定力を見せつけて、2ゴールでチームを2連勝に導く。山口さんに形成が傾きつつあった前半35分、豊川選手の折り返しを頭で合わせて先制。見せ場となった後半38分、味方の連動で奪ったボールから強烈なミドルシュート。ただ、後半ロスタイムの失点は後味が悪い。チームはリーグ10戦負けなしで今季最高の7位に浮上。
昨日の試合は勝てば7位、ドローで13位という混戦の中での試合でした。PO圏の6位と同じ勝ち点の7位まで浮上。次節勝てば最良で5位に浮上。負ければ最悪で14位まで下降するという相変わらずの混戦。まあ、7位で喜んでいても実質は10位前後というのが現実。次は前回アウェー戦で0-3で大敗を喫した長崎さん。現在4位の強豪です。こういう強豪に勝ってこその好調だと思います。
昨日の席はかなりアウェー側だった事もあって、山口サポのコールがよく聞こえました。拍手を上手く多用して一体感があり、チャントもオリジナリティが強くていい応援の印象でした。大勢来ていましたね。そうそう、TEAM AS ONE募金箱くんも健在でした。
昨日の試合では無料入場の高校生が約1,600人入ったそうです。11,343人の来場者数もそれを差し引くと9,800人程度で、実質は1万人に足らなかった試合でした。J2岡山は昔から「無料チケットは配布しない」方針を続けていましたが、昨日の試合でも2,000枚の無料入場券を用意した事になります。変われば変わるもの。よそのクラブでも普通にやってる事だし、チャレンジ1の達成にはこだわりを捨てるのもいいんじゃないでしょうか。
今日のニュースで、長崎さんにセレッソから丸岡選手が移籍してきます。元ドルトムント所属でもあり、恐るべし助っ人なります。次のアウェー長崎戦に間に合えば脅威になり、間に合わなければ、またしても運の良さに救われるかもしれません。
【J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)】
1位: 赤嶺選手 2位:
雉人・F原氏: 赤嶺選手。復帰からのファジ快進撃の立役者!
松ちゃん君: 赤嶺選手。2ゴール決めた。
issan: 赤嶺選手。2得点もそうですが、しっかりボールを収めて攻守に落ち着かせるプレーはさすがです。
山やん君: 赤嶺選手。2ゴール以外にも前線での起点、前からの守備の統率など、多くの場面でチームに貢献。
シマカズ氏: 片山選手。相手の決定的なチャンスを防いだりなど。
oketsu氏: 赤嶺選手。特に2ゴールは見事です。臨機応変なプレーがチームに貢献していました。
雉楽・シンジ氏: 赤嶺選手。先制、追加点と攻撃の中心となっていました。
観戦レポです。
昨日、ジップアリーナで開催された、岡山シーガルズのフィリピン代表チームとの公開練習・公開試合を観に行ってきました。この日は午前の公開練習と、午後の公開試合に分かれており、まずは公開練習を観に、車で向かいました。朝早いので駐車もでき、アリーナに着きましたが、人影が余りない。いつもと違う入口から入場するが、中も人影が余りいない。2Fが見学場所のようで、いわゆるゴル裏のスタンド席に座る。人数的には少なく、子どものバレー部員の子達と、望遠カメラを手にした男性ファンなど年配男性が多いかな。
その後に予定があり、夜は語る会があるので、練習の始まりと途中まで観て、会場を後にする予定でしたが、道路事情で選手がなかなか到着しない。まあ、暑い日の中涼めるので余りイライラ感は無し。かなり遅れて選手到着。シーガルズの選手達の練習というより、ストレッチが始まりました。でも、これでもかというくらいに念入りに何度もやってます。これがプロのストレッチなのかなというくらいの繰り返し。でも、いいシーンもありました。腹筋で「プランク」をやってましたが、これが参考になりました。自分も贅肉落としに時々プランクをやりますが、シーガルズは通常タイプに後に、片足ずつ左右に動かずメニューでした。また、腹筋運動も両足を左右に倒したまま、体は仰向けで真っすぐやるメニュー。これは横腹が鍛えれますね。早速その晩家でやりました(笑)。
すぐにフィリピン代表が登場。大きなかけ声でストレッチやダッシュなどをやってましたが、シーガルズほど細かくない。しばらくしたら、ボールを手にしていました。後から来て、先にボール練習をスタート。シーガルズはまだ延々とストレッチです。時間が来たので、その場を去る。その際にちょっと振り返って見ると、何か逆立ちやってるし・・・(苦笑)。シーガルズの練習は「部活的」な印象を持って、その場を去りました。いつまでストレッチが続いていたのかと思いながら。予定では15時からの公開試合との間に、子どものバレー教室が開催されるとか。ただ、その時間はここにはいない。早朝から夕方までずっと観て帰るファンの人も何人もいたのでしょうね。
そして15時からの公開試合。やはり今回も1Fで自由に観戦できる事ができました。いわゆるバックスタンド席にフェンスが置かれていますが、アナウンスとともに1個飛ばしになるように撤去していかれました。つまり、フェンス無しの空間があるという事。ファン感とかでありますが、やはりお宝体験ですね。全日本で欠席の宮下選手以外は全員揃っていて、目の前で練習しています。本当に目の前でアタック&レシーブの練習なのですが、どうしてもボールが逸れて、観客席に飛び込んでくる。これもお宝体験。観客席にボールが入りそうになると。馴染みの選手の手が伸びてきて、失礼しまーすと、目の前の頭上で上手くボールを打ち戻していく。これもお宝体験。近かったなぁ・・・と。
監督の挨拶の後に試合が始まりました。交代で全員がコートに登場させるとの事。宮下選手は全日本で欠場。しかし、いつもの距離感よりも全然近い距離感なので満喫できました。フィリピン代表ですが、全体的に岡山よりも背は高い。プレーも上手いのですが、プレーが荒くなるシーンもありました。結局4-0で岡山の完勝でした。1セットごとにコートチェンジなのですが、フィリピン代表がこっちサイドに来ると、観客もみんな向こうに移動して行かれる。替わって、フィリピンの応援団の方々がぞろぞろ来られて、ちょうどすぐ背後で熱い声援を送っていました。とにかく、皆さん陽気ですごい盛り上がりでした。ブラジルサポーターと思ってしまうくらいにとにかく明るい。
この日は同士の会のメンバーさんを何人かお見かけしました。さすが、スポーツ文化の造詣が深い方々。当ブログと同じく、スポーツはJ2岡山しか見ないという価値観はありません。K口氏は、「今出ているメンバーは、東京世代ですよね。この中から出て欲しいのでしょう」と深い解説をいただきました。フィリピン代表は世界ランク79位で、8月に自国開催されるアジア選手権に出場し、東京五輪出場を目指すようです。この日は岡山市長も出席していましたが、国際交流が図れたようですね。
今朝の山陽新聞朝刊の「岡山で合宿中の比代表 シーガルズと親善試合」というタイトルの記事の抜粋です。
岡山市内で合宿しているバレー女子フィリピン代表が22日、ジップアリーナで岡山シーガルズと親善試合を実施。選手交代自由の4セットを実施し、フィリピンは積極的に攻めたものの、シーガルズの堅守や、コンビネーションに苦しみ、3セットを続けて落とし、第4セットも終盤まで競り合ったが及ばず。試合は一般公開され、約500人が観戦。岡山在住のフィリピン人や視察の来岡した比外相らが応援。
シーガルズとの合同練習も行っており、強化試合は17~25日の予定。受け入れは岡山市が2020東京五輪の事前キャンプ誘致活動の一環。自国開催のアジア女子選手権に向けて強化したいフィリピンから打診があった日本協会の紹介で、シーガルズや県バレー協会と連携して実現。
試合後、監督と両主将から挨拶。サインボールの投げ入れが行われてお開きになりました。その後にいいシーンを見る事ができました。シーガルズの選手達が一度控室に戻って、ユニフォームをフィリピンの選手達にプレゼントしているのです。フィリピンの選手は大喜び。その後は国際交流です。仲良く混じって記念撮影を撮ったりと、しまいには関係者なのかファンなのかわかりませんが、選手以外の人も加わって記念写真です。両チームの選手ともに盛り上がっていました。名残惜しいでしょうね。
宮下選手がいなくて残念~という声も横から聞こえましたが、今、宮下選手は全日本で苦闘している事を当ブログは知っています。DAZNでもFIVBワールドグランプリを観ていますが、中田ジャパンが最初苦戦していましたが、ここ数試合は接戦をものにしています。調子が上向いてきましたが、コートには宮下選手の姿はありません。今日のロシア戦ではずっと日立の佐藤選手がセッターやってました。東京五輪向けて盤石だった全日本セッターの座が、中田監督に替わってあっさり取り上げれたのです。宮下選手、ぜひ取り戻して欲しいですね。これでもし、代表から漏れてしまうと、岡山からサッカーとバレーで日本代表選手がいなくなってしまうので。
話は変わり、今日Cスタで開催されたファジのホーム山口戦に行ってきました。その模様は明日。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
少し前に村井チェアマンが掲げたJリーグの目標で「スマートスタジアムの実現」があります。最初に聞いた時はピンと来なかったですが、今日ちょっとわかった気がします。今日ジップアリーナで岡山シーガルズの公開練習・公開試合に行ってきましたが、手元のスマホを見てみると、何とWi-Fiに接続しているではありませんか。Cスタのバックスタンドでは総合グランド事務局に電話で問い合わせしても、結局は前に行かなかった経験があるだけにビックリです。こういうのが「スマート」なんだと。そんな中、カシマスタジアムのニュースが流れました。以下、抜粋して紹介。
【鹿島本拠地がスマートスタジアム化へ:デイリースポーツ】
J1鹿島は22日のカシマサッカースタジアムが「Jリーグワールドチャレンジ2017」のセビリア戦から高密度Wi-Fiを備えたスマートスタジアム化すると発表。スマートスタジアム化はJリーグとDAZN、NTTグループの共同事業で、J1仙台のユアスタに次いで2例目。
J1鹿島によると、スタジアム内に455のアクセスポイントを設置し、観客席の全エリアをカバー。多くの観衆が入った試合でも、快適な通信環境を提供することが可能。スタジアム内のアクセスポイントに接続すると、専用のポータルサイトへのアクセスが可能となり、試合開始までのカウントダウンや、スタジアム内のマップ、グルメ情報の検索が可能。また、来場者限定でDAZNの試合中継映像を無料で視聴することができるとか。
クラブの春日事業部マーケティンググループ長は「将来的にはフードのデリバリーや、来場後にチケットをアップグレードするような機能を備えられれば」と見通しをコメント。
デイリースポーツ該当記事:https://www.daily.co.jp/soccer/2017/07/21/0010391588.shtml
【カシマサッカースタジアムが、国内最先端のスマートスタジアムへ】
J1鹿島が指定管理を担っているカシマサッカースタジアムにおいて、最新のスタジアム高密度Wi-Fi網「Antlers Wi-Fi」を導入。これによりカシマサッカースタジアムは、デジタルプラットフォームを兼ね備えた国内最先端のスマートスタジアムとしてさらに進化。
〔J1鹿島がスマートスタジアムで目指すこと〕
カシマサッカースタジアムでは、これまでも最新の中継設備の導入や両ゴール裏スタンドへの最新鋭のビックスクリーン設置など、ファン・サポーターのの観戦をより楽しめるように環境整備を実施。今回スタジアム高密度Wi-Fi網が導入されることにより、鹿島アントラーズではさらに以下の取り組みを強化。
・多彩な映像コンテンツの提供によるスポーツエンターテインメント空間としてのファン/サポーター体験価値の向上
・パートナー企業とのデジタルアクティビティを通したスタジアム来場満足度の向上
・デジタルマーケティングの強化による鹿島アントラーズのファンベース可視化とさらなる拡大
〔スタジアム無料Wi-Fi「Antlers Wi-Fi」&専用コンテンツ配信サービス提供開始〕
Wi-Fiアクセスポイントを高密度に設置することにより、スタジアム内どこでも快適なインターネットアクセスが可能。Antlers Wi-Fi接続時に楽しめるJ1鹿島独自のコンテンツ配信サービス「Antlers Wi-Fi Portal」を併せて提供開始。7/22(土)に開催されるJリーグワールドチャレンジ2017のセビージャFC戦より提供開始。
〔Antlers Wi-Fi〕
・スタジアム観戦エリア(全観客席、VIPエリア、コンコース、入場ゲート付近)及びSOCIO会員専用ラウンジ「ラウンジ90」において無料で利用できるWi-Fiサービス。
・24時間365日(1回の接続時間360分/接続回数無制限)で利用可。
〔スタジアム高密度Wi-Fi網〕
スタジアム内の観客席、VIPエリア、コンコース、スタジアム諸室等に全 455 ものアクセスポイント(AP)を設置することで、スタジアム来場者がどこでも快適かつ高速にアクセスできるWi-Fiサービスを実現。特に、1F観客席スタンドでは非常に高密度にAPを設置しており(平均して観客席70席あたり1つのAP設置)、密集した観客席においてもインターネットアクセスが可能。
〔スマートスタジアム〕
大型映像ビジョン、スタジアムWi-Fi網、デジタルサイネージ、中継テクノロジー、セキュリティなどの最先端ICT設備を兼ね備え、スポーツ観戦における新たなファン・サポーターの体験価値を提供するスタジアムの総称。
J1鹿島公式HP該当ページ②:http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/club_info/61000
〃 ①:http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/club_info/60999
いやぁすごいですね。APが455か所って。1か所で70人で見れるとか。例えば、その場でDAZNが観れれば、イヤホンつけて実況も聴けるし、他の試合の様子も動画で見れますね。しかも鹿島さんがすごいのが、来場者限定でDAZNの試合中継映像を無料で視聴することができるという部分。このスマートスタジアムは、ユアスタに続いてJリーグで2番目だそうですが、そのうちJ1ではどこもこうなっていくのかな。これはスタジアム所有者の行政との関係も問われてくるところでしょう。鹿島さんはスタジアムに先んじてクラブハウスで先行してスマート化していたようです。その環境がリニューアルされたそうです。以下、抜粋して紹介。
【クラブハウス「Antlers Wi-Fi」リニューアルとメンテナンス】
クラブハウス来場のファン・サポーター向けに提供している無料Wi-Fiサービス「Antlers Wi-Fi」を以下の内容でリニューアル。
〔リニューアル内容〕
これまではメールアドレスを利用開始時での登録を、「JリーグID」によるログインに変更。これに伴い、登録していた来場者は、改めて登録が必要。
〔リニューアル後の接続方法〕
https://www.so-net.ne.jp/antlers/clubhouse-wifi-guide/connect.html
〔JリーグID〕
本IDは、Wi-Fiサービスご利用時に必要となるため、鹿チケ(Jリーグチケット)でのチケット購入など、Jリーグ及びJ1鹿島が提供する各種サービスを利用できる共通ID。鹿チケへの会員登録者は既にJリーグIDが発行されているので、登録済のIDでWi-Fiにログイン可能。
J1鹿島公式HP該当ページ:http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/club_info/60961
で、そのこけら落としが今日開催されたセビージャ戦でした。スポーツバーで観ていましたが、快勝しましたね。さすが昨季FCWC準優勝チーム。セレッソさんが相手になっていなかっただけに、鹿島さんもしんどいと思い込んでいましたが、意外な結果でした。いつか一度は行ってみたいですね、カシマスタジアム。できればシーズン終盤で、J1柏の優勝がかかった試合でお誘いを受けて、慌てて鹿嶋市に向かうとか、面白いのですが。
J1鹿島関連⑱:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170719
〃 ⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170707
〃 ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170104
〃 ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161205
〃 ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160701
〃 ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160111
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151106
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150807
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140714
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140705
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140503
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140130
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130506
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111005
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110528
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101128
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100122
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090301
リスペクト(事例紹介)コラムです。
13日の日経新聞スポーツ欄「フットボールの熱源」に「『巨大化』五輪、曲がり角 24年・28年開催地同時選定へ リスク増え招致敬遠」というタイトルのコラムが載りました。ここ最近の五輪は事件も多いし、何となく何か少し変な方向に行っているなと思っていました。続けて2つ(ハフポスト、日経)以下、抜粋して紹介。
IOCは7月の臨時総会で'24年と'28年の夏季五輪開催都市を9月の総会で同時選定することを決議。'24年に立候補しているパリとロサンゼルスをどちらに振り分けるかについて、IOCのバッハ会長は「3者で8月中に合意したい」とコメント。ロサンゼルスが譲歩する構えを見せており、'24年がパリ、'28年がロスになる方向。五輪憲章の文言と食い違う「敗者なき配分」は巨大化した五輪が曲がり角に至った事を示唆。
パレスチナ・ゲリラによるイスラエル選手団襲撃が起きた'72年ミュンヘン、開催経費の負債返済に30年を要した'76年モントリオール。かつての五輪の危機を救ったのが'84年大会唯一の立候補都市、ロサンゼルス。大会商標権を独占的に与えるマーケティング手法が奏功し、組織委員会は2億ドル超の黒字を残す。以後、五輪は「儲かるイベント」として蘇生し、商業化・肥大化が拍車。
今、ロスが再び対抗馬なしで28年開催都市に就こうとしている現実は因縁めいていており、'84年大会を起点とする現代は回りまわって、再び危機に直面した状態。五輪憲章は「特別な事情を除き、開催都市は7年前に決定」と明記されているが、バッハ会長は異例の判断を行う模様。パリ、ロスともに過去に開催経験があり、都市力も申し分なし。一方でパリは'08年と'12年の招致で敗れ、米国も'12年、'16年と連敗。三度敗れればもう立候補してくれないという焦りもあったのか。
過去の招致レースで立候補都市は、五輪精神の意義やスポーツが社会や経済にもたらす価値創造を競って宣伝し、レース自体が五輪とIOCのプロモーション化している状態。様相は一変。'22年冬季と'24年夏季の招致では途中リタイアが続出。欧米では住民投票で招致に反対する票が多く続出。テロやコスト高騰など五輪開催のリスクは高まり、目に見えない「レガシー」等の理想論は無視され、大都市さえ招致に二の足を踏むほど巨大になった事で五輪のイメージは額面割れの様相。
バッハ会長は「余りに多くの敗者を生む」と招致の見直しに意欲。ただ、それだけで五輪離れが食い止められるとは思えず、大きくなり過ぎた五輪の改革と向き合うしか求心力回復は無いと締めくくっています。
【東京オリンピックの次はどこ? 2024年大会、住民の猛反対でブダペストが招致断念:ハフポスト】
AP通信は2月22日、ブダペスト市議会での'24年夏季五輪撤退決議の可決が確実な情勢と伝えた。この4年間で、オリンピックの招致を断念したのは、これで7都市目。'15年にボストン(アメリカ)とハンブルク(ドイツ)が、'16年にはローマ(イタリア)が招致からの撤退。これで'24年の招致レースに残ったのは、ロサンゼルス(アメリカ)とパリ(フランス)の2都市。
しかしブダペストもまた、地元住民の反対という結果。ブダペストでは、開催に反対する住民グループが'17年2月に、住民投票の実施を求める26万人以上の署名を集め、事実上、五輪招致を推進するブダペスト市の努力を粉砕。招致から撤退する都市が相次ぐのは、IOCにとって悩みの種。'22年冬季五輪の開催都市を決めた'5年には、ストックホルム(スウェーデン)、オスロ(ノルウェー)、クラコウ(ポーランド)が総会での投票を辞退し、投票に臨んだのは北京(中国)とアルマトイ(カザフスタン)の2都市のみ。
その理由は歴然。巨額にふくれあがった五輪開催費用、貧困層コミュニティーを破壊する都市開発、終了後に施設が廃墟となるなどの問題が、'14年冬季(ソチ)、'16年夏季(リオデジャネイロ)の五輪で問題化。
ソチ冬季五輪の開催費用は約5,000億ドル(約56兆7,600億円)に上り、五輪史上最高額。'22年冬季大会の招致を辞退する都市が相次いだことで、IOCは「アジェンダ2020」の改革案を策定、五輪のコストを削減し、持続可能モデルを探ることを目指す。
しかし、オリンピック開催に懐疑的な人々や都市は、これらの改革案を「単なる広報手段」と懐疑的に見ているほか、IOC幹部自身も、開催都市の選定方法に抜本的な改革を考えていないとコメント。だから、特に民主主義国では、五輪招致という自治体の考えを検証して拒絶することは常態化。
ハフポスト該当記事:http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/22/2024-olympics-two-cities_n_14947116.html
【'26年冬季五輪、膨れあがる経費 立候補は札幌だけ?:日経】
'26年冬季五輪の招致に札幌市が乗り出す意向。'26年大会の開催都市が決定するのは、現在のルールでは7年前。4年後の東京五輪の前年となる'19年のIOC総会。
その札幌の五輪招致の見通しは、冬季大会の開催が東アジアで連続するために厳しい見込み。'18年は平昌(韓国)、'22年は北京。本来は夏季、冬季のそれぞれで五輪開催地が同じ大陸、地域で続くのは避けるという暗黙の了解があるが、これで'26年までも札幌となれば冬季は3大会連続で東アジアが舞台。しかも'20年夏季が東京なので、現実的にIOC委員たちが札幌に票を投じるとは考えられず。
ところが、かつては各国の代表的な都市が華々しく争った五輪招致レースはすっかり様変わり。欧米各都市の五輪招致熱は莫大な経費負担のために冷めてしまった常態。ロシアで開催された'14年ソチ大会には五輪史上最高の5兆円以上を投入。'22年大会が再びアジアとなったのも、ノルウェー政府が財政保証をしなかったオスロが撤退して、最終的に北京とアルマトイ(カザフスタン)しか残らなかったため。
今では立候補の前に住民投票で民意を問うのが当たり前という現象に。この状況では'26年大会への立候補都市が結果的に札幌市だけというケースすら起きかねない。開催を望む都市がなくなってしまえば、五輪は存続の危機が到来。IOCが'20年東京大会の経費の削減を躍起になって求めるのも強い危機感の表れ。
日経新聞該当記事:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO10294760V01C16A2UP1000?channel=DF220420167274
続けて紹介させていただきました。中には半年以上前の記事ありますが、全然新鮮な情報です。これらを見ると、昔と違って五輪開催に立候補する国が本当に減ってきているようですね。まさに商業主義の弊害。Jクラブにも同じ事が言えるかもしれません。年間売上に関係なく、地域を顧みずにただひたすら数字や利益を追うところは、上の五輪のようにしまいには住民の理解を得られない状況になっていくと。聞いて欲しい顔が浮かびました。話の筋が違うのではと思う読者の方もおられるかもしれませんが、当ブログから観れば同じような話。お金に走ると100年続かないという論調です。
確かに東京五輪もあれよあれよという間に決まった事を覚えています。なぜ、日本ではすんなり立候補して採択を受けられるのか。それは住民投票が無いからです。ヨーロッパのように住民投票で信を問うていればどういう結果になった事か。あと、国家としての巨額債務も隠れてしまって、ヨーロッパの厳しい目は日本にはありません。それでいいのでしょうか。
将来的に札幌も決まってしまい、変な癖がついてしまい、しばらくしたら名古屋、2回目の長野と何十年かごとに日本で五輪が開催される事になっているかもしれませんが、後にはペンペン草も生えていないかもしれません。残るのは超巨額な国家の債務と、朽ちた五輪会場のハコではないでしょうか。本当に最近の五輪はおかしな空気になりましたね。去年のブラジルの時も国内の反対運動がよくニュースに流れていました。