早いもので、もうこの記事を書く日が来てしまいました。今年はとにかく激動の年でした。忘れてはならない3月11日。この日は、日本国民にとっては忘れてはならない日です。年が明けて、「もう過ぎてしまった事」とか「過去の事は忘れて前を向いて行こう」と言いそうですが、当ブログではこの震災復興支援を、継続事業として来年も全く変わらず扱っていきます。
あの日は仕事で出張移動中でした。会社に戻ったら、大きな地震が起こってコンビナートが火を噴いていると聞き、衝撃を受けました。震度が大きかったのですが、その時はまだ被害状況がすぐに報道されていませんでした。その日の夜から、映像、また映像と信じられないものを目にして、自分にできる事は小さいが少しずつやって行こう、ブログでも情報力を駆使して、とにかく情報を流して共有しようと動きました。3月中旬以降の当ブログの記事(特に「東日本大震災」カテゴリ)を読み返してもらったらわかります。
紅白歌合戦で出場した福島のグループ「猪苗代湖ズ」が「何も終わっていないんです。それをわかってもらうために、やって来ました」と言われていましたが、まさにその通り。いい歌を聞かせてもらいました。(個人的にはユーミンの歌も感動しました) 改めて、被害に遭われた方へ、お見舞い申し上げます。
さて、皆さんにとって、どんな年でしたでしょうか? 震災の事を抜きにしたら、国内のサッカー界にとっては良かった年だったのではないでしょうか。もちろん、震災復興の国民のパワーの後押しがあってこその好結果だったと思います。A代表のアジア杯優勝に始まり、なでしこジャパンの女子ワールドカップ優勝、当ブログ的には某黄色いチームのJ1優勝&世界4位も良かったですね。そうそう、J2岡山も頑張りました。18位→17位と来て、今シーズンは13位まで上がりました。が、2ケタでは一緒だと個人的に思います。来シーズンからJFL入れ替え制度が登場するので油断禁物。木村社長が今年初頭に「激しく毎日を過ごしていきたい」と言われていましたが、これが結果です。今年の栃木や北九州に少しでも近づけるように頑張って下さい。
毎年大晦日に、この1年を当ブログ的に振り返っていますが、今回も個人的にこれくらい活動できたかなぁという感じでいってみたいと思います。
①サッカーボランティア活動
◇OSS(岡山サポーティング)委員会 (2006年12月発足):http://blog.goo.ne.jp/okayama-soccer-supporters/
◇FSS(FAGiANO Okayama Support Staff) (2009年4月発足):http://www.fagiano-okayama.com/supporters/volunteer.html
2006年に発足した岡山県サッカー協会のボランティア組織であるOSS委員会ですが、有料試合が増えた事もあり、今シーズンは更に湯郷ベルの試合のサポートが増えました。来シーズンはもっと増えるでしょう。今年も湯郷ベルのファン感謝デーに、我々OSS委員会が招待され、参加したメンバーが満喫してきたそうです。樽部長は宮間選手とガチの勝負をしたそうです。いいなぁ~ 来年は当方も行くぞー!
また、J2岡山では、FSSのサポートスタッフとして参加しましたが、結果的には月イチ参加でした。何でなのかな。他にもそういう人がいますが。まあ、来場促進運動での引率が多かったので。来年もたぶん同じかな。本当は「行かなくっちゃ」という気持ちにならないといけないのですが。
②地域・職場における支援活動
◇ファジアーノ応援団・浅口(最近は隔月):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/1556bd1214a32a21a87195dded76b82a
※職場のファンクラブと合同多し
◇吉備キビファジアーノ(2009年11月より隔月):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/986b8f3095084dc97f3d1967d49df871
浅口については、地域の後援会組織として引き続き活動してきました。新しいメンバーも順調に増えていき、三位一体化の完成度が増してきました。今シーズンは、特に金光グループを中心に、カンスタへ観戦ツアーを何度も決行しました。すっかり定着しつつあり、参加3戦3勝という「勝利のおじさん」状態になってきて、益々参加の機運が高まっています。これからも、メンバーさんが楽しくカンスタへ参戦できるよう、もっともっと気軽な存在になって欲しいです。
また、浅口のレベルまではいきませんが、吉備・陵南地区の後援会組織が盛り上がってきました。会場を本町公民館に変え、負担金を安くしたところ、常連メンバーが一気に増えました。この地区には庭瀬出身の妹尾選手がいましたが、怪我で引退。名残惜しいですが、来年は普及コーチとして元気な姿を見せて欲しいです。
③ビギナー向けフットサル練習会(2008年7月よりほぼ毎月)
◇F.T.K:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/4e5a4911d3d7103ab73fbcb4bc0ecc2c
会場としてファジアーノフットサルパークと、浅口市フットサル場に、新しく灘崎町フットサルコートが加わりました。ケガをしやすい競技ではありますが、今年も何とか無事にプレーでき、いい交流ができました。
④サッカーを語る会(2004年12月から毎月):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/25fe20142b1343a2a26230951ea41391
我々の活動の根幹的存在の会で、今年も毎月開催できました。参加者も人数はそれほど変化なく、バラエティに富んだ顔触れとなりました。どなたでも気軽にご参加下さい。
⑤その他(Jリーグ特命PR部活動等)
Jリーグ特命PR部公式HP:http://tokumei-pr.jp/
昨年から活動を始めた「Jリーグ特命PR部」への入部ですが、今シーズンになって一気に部そのものの活動が縮小してしまいました。気持ちも少し引いてしまい、惰性で【J特】を付けていたところ、思いがけなく「10月度MVP」を受賞してしまいました。これはタマげました。(本音を言うと、活動全体が活発だった昨シーズンに受賞したかったのですが、ここだけの秘密です)
そして! 今年は当ブログでの「カリスマの存在」で扱っている某黄色いチームが、J1で優勝し、FCWCで世界4位になりました。柏レイソルの皆さん、改めておめでとうございます! 昔の記事を見返してもらったらわかりますが、当ブログでも2度の降格を経験しているのです。酸いも甘いも一緒に観てきたクラブです。今年はサポの事件もあり、極めて濃い年でしたが、頑張りました。ネルシーニョ監督のおかげです。来年もやってやれ!
さて、2012年。最近、「Jクラブの付加価値」という形で、今まで当ブログが主張してきた価値観を一つにまとめました。来シーズンもJクラブを一つ一つ分析していきたいと思います。この価値基準がJリーグに届き、Jクラブを評価する参考になってもらえばと思います。たぶん、Jクラブの方もそうですが、Jリーグや日本協会の方もたまには覗いてらっしゃると信じていますので。
来年は皆さんにとって実りある年になりますように。 よいお年を!
昨日、ウルトラスで語る会が開催されました。中2日位でお店に通い続けたこの生活サイクルも一応終了。思えば12月8日からかれこれ7回(FCWCが4試合、天皇杯が1回、OSS納会で1回と今回)とよく行きました。モリカツ店長もニッコニコです。メニューもさすがに少し飽いていました。でも美味しかったですが。黄色いチームは21日に今シーズンが終了しましたが、当方は更にもう1週間この生活は続きました。でも楽しかったですね。ビューティフル12月でした。来年もこうありたい。
参加者は9名。いつもの顔ぶれですが、皆さん、仕事納めが終わったためか、のんびりした表情で来られました。当方は早く着いてしまったため、お店にお願いして19時まで、FCWCの黄色いサントス戦を観ていました(笑)。やっぱネイマールすごいなぁとか言っていたら、メンバーが参集し、19時とともにファジの徳島戦(最終戦)に自動切替されました。
当方は、この試合には参戦していないので、とても新鮮でした。あー、こんなに徳島サポは来ていたのかとか、レン選手こういうシュート打っていたのかとか。最後のロスタイムで、ゴールが決まってしまい、徳島の夢を砕いてしまう。サポーターも選手もみんな涙を流されていて、とてもカンスタで起こった出来事には見えませんでした。
後はいつものようにポジティブな話、ネガティブなムバラーク話と、話が盛り上がりました。この日は樽部長も参戦されて、ヒートアップしています。植物園の話から、ある人物の愛人疑惑(芸能人の事?それとも・・・笑)の話まで今回は男ばかりの話題らしく、とにかくバラエティでしたね。
話は変わり、ここ数日いろいろなニュースが流れましたね。とにかく監督人事が大きく動きました。Jリーグの各クラブが経費節減を目指しているためで、'13年からAFCの意向に合わせて導入されるクラブライセンス制度のためだとか。「今の経済情勢で広告料などの収入を増やすのは難しく、支出の削減しかない。一番手をつけやすいのはチームの強化費。選手のクビを切ってチームを弱くするわけにはいかないので、削れるとしたら監督の給料になるのではないか」という声も。
昨日の天皇杯準決勝で、J2京都に負けたJ1横浜の木村監督も更迭されました。厳しいですね。優勝候補のFC東京もまた大熊監督が決勝戦が最後になるし。ある意味、今年が新監督候補がたくさんいた訳で、悪い成績なのに複数年契約に拘って監督続投を決めたクラブもありますが、内部昇格で監督を決めて、つい数年前に下部リーグに降格してしまったチームをよく知っています。いい結果が出ればいいですが、J2ではプレーオフ制度とともにJFLへの降格制度もスタートしますね。理想ばかり追わず、もっと現実を見た方がいいかもと個人的には思います。確か今年は「激しく行く年」じゃなかったっけ。
ちなみに、J2京都は天皇杯で優勝したら、ACLは辞退するかもしれないと報道が流れていました。J2で優勝したチームが2年続いて席巻しているというのは面白いですね。まあ、今の常連J1チームが不甲斐ないのかもしれませんが。来シーズンのJ2は面白いですね。山雅だけでなく、町田もアルディレス監督になるし。栃木や北九州のように、あっという間に上の方へ行っちゃうのかも。富山もそろそろ本領発揮するだろうし。鳥取は付加価値高いし。
J2岡山も新戦力のニュースも流れました。喜山選手と久木田選手が、あの松本山雅にレンタル移籍しますね。喜山選手も来シーズンの岡山戦に燃えているのではないでしょうか。それにしても、いいチームに移籍しますねぇ。付加価値も高く、選手とファン・サポーターの距離が近いいいチームです。アルウィンに行こうという話があちこちで聞こえますが、確かに行ってみたいなと。
妹尾選手が引退になりました。来シーズンは、周剛コーチのように子どものサッカー教室の現場でお会いしそうですね。最初は「何かあったのか?!」と思ってしまいましたが、怪我のためという事で、お疲れ様でした。
あと、年が明けてまた、冬の蒜山登山があるそうですが、とある情報ではレン選手が「もう行きたくないですよねぇ」状態だそうです。完全移籍したんだから、岡山の土地に明るくなっておかないといけんじゃろ、と急に岡山弁になってみる(笑)。
お待たせしました。当ブログで(勝手に)決めた基準「Jクラブの付加価値」をJ1仙台にあてはめてみて、分析してみたいと思います。ちなみに平均観客動員数がJリーグ等でよく口にされますが、スカパーとの契約の絡み、以前の記事にあるように、最寄駅との距離によって有利不利が大きく作用しているので、この基準では対象外としています。あえて言えば交通アクセスが悪いのに、JFLでありながら平均7千人以上集めたJFL松本は付加価値が高いと思います。来シーズンは平均8千人以上期待できるのではないでしょうか。
<ハード面>
1)サッカー専用スタジアム
サッカー、ラグビー、アメフト専用球技場のユアテックスタジアム仙台。地下鉄最寄駅から徒歩4分と交通アクセスは抜群。19,694人収容で、全て個席。予算が付けば増席可能な設計で、カシマシタジアムを模して造られたとか。準ホームスタジアムとして、日韓W杯が開催された宮城スタジアムがありますが、交通アクセスが最悪なため稼働率が悪く、赤字になっているために負の「箱物」と言われ、J1仙台もここで開催すると観客動員が減るそうです。これを観ても、他のクラブで「うちは観客動員数が多いから」と一言で喜ぶべきではないのではという事がよくわかります。
2)専用練習場
泉総合運動場内にある、泉サッカー場がトップチームの主な練習場。クラブハウス内には、サポーターが自由に利用できる交流ロビー(ベガッ太サロン)等があり、ファンサービス(サイン等)ができるそうです。この施設は人工芝のようですが。
3)下部組織の整備(アカデミー等)
U-10、U-12、U-13、U-14、U-15、U-18がある。「育成パートナー」というアカデミー専門のスポンサーがあり、学習指導や練習後の捕食、ドリンク、栄養調査を実施及び指導のサポートを受けています。
他に下部組織として、なでしこリーグ「TEPCOマリーゼ」を受け入れた「ベガルタ仙台レディース」が来シーズンより、チャレンジリーグに参戦します。
4)後援会等支援組織(チェック機能)
「ベガルタ仙台・市民後援会」があり、地域に根を張った広い支援体制になっています。クラブ主催のオフィシャルファンクラブとは別に、地域交流活動、事業所訪問、会報の発行、ボランティア活動の支援、スタジアム企画の実施など、幅広い支援をされています。
5)選手会活動
先日、「クリスマス・チャリティーサッカー2011」が開催されましたが、寄付の呼びかけなど、ベガルタ仙台選手会が大きくかかわったそうです。また、2007年に新潟県中越沖地震の被災者および新潟県へ、2010年に、選手会として口蹄疫被害の宮崎県(毎年キャンプ実施)へ100万円を寄付されたそうです。また、2010年に練習終了後に小中学生を対象とした夏休み企画「Vドリームプロジェクト」(グラウンドで選手達が子供たちと夢を語り、質疑応答や記念品プレゼント)を実施。
<ソフト面>
1)情報公開(役員名簿や出資社などの経営面)
「会社概要」ページに、主な出資企業の出資比率、組織図、役員一覧、決算状況、「出資企業」ページには出資企業一覧ときちんと情報公開されています。ニュースを賑わす国のように、こういう情報を隠したがるクラブも見受けられますが、こちらのクラブは情報公開度は高いですね。こちらの記事には関連内容を載せています。
2)スタジアムイベント
公式HP「ホームゲームの開催案内」ページにキチンと「◆東日本大震災 復興募金活動」と紹介(キチンと報告ページも)されています。夏くらいで掲載するのをやめたクラブもありますが。毎試合、「宮城・東北ドリームプロジェクト」を実施されています。J1川崎の企画で、J1仙台のクラブ復興支援のため、「ベガルタバナナ」を販売したのが縁で実現した企画として、「ベガルタバナナ・かわさき応援バナナ」合同販売を開催。
3)広報誌
クラブが発行する公式情報マガジン「ベガルタ仙台・プレミアムファンブック」(350円があり、'94年に「ブランメル仙台」として創刊されてから現名称への改称を経て現在に至ります。他に市民後援会に会報(会員向けに無料配布)があります。その他にこちらのクラブではイヤーDVDも作成・販売されており、ファン・サポーター目線のものが多いです。
4)協賛店制度
「PRサポートショップ」が運営されています。どちらかといえばポスター掲示などの協力店の色が濃いですが、「GOLD」になれば、公式HPに個別紹介(会員向け特典内容含む)されます。商店街は「第4の極」の支援母体。ファン・サポーター目線に立ったほとんどのクラブが協賛店制度を実施していますが、中にほんの数クラブだけ未実施があるかな。なぜやらないのだろぅ。
5)地域の後援会組織
「ベガルタ仙台・市民後援会」に県北支部、太白区支部、泉区支部、気仙沼支部があり、ある選手のファンの集まりや、職場の集まりなどでの結成を奨励し、活発に活動されています。支援金集めよりは周知活動に重きを置いている印象があります。
6)サポーターカンファレンス(ファン・サポーターとの意見交換の場の提供)
1月24日に市民後援会主催でサポーターズカンファレンスが開催されます。
<ハート面>
1)Jリーグ百年構想(異競技交流事業)
ベガルタ仙台ホームタウン協議会(仙台市役所主管)で、「楽天イーグルス・マイチーム協議会」「仙台89ERS とともにまちづくりをすすめる会」とともに3つのプロスポーツの連携を進める仙台プロスポーツネットが実施する、せんだいプロスポーツフェスティバル等の事業を開催しています。「第6回せんだいプロスポーツフェスティバル」が予定されていましたが、震災で中止になっています。
2)社会貢献活動(東日本復興支援)
何と言っても、被災地クラブでありながら、練習ではなく復興支援活動をしていた事ですね。J2水戸もそうですが、西日本のクラブがTMをやって、格下に負けて苦しんでいた間に、東日本のこれらのクラブは日本人としてもっと大事な活動をされていました。他には下にある「J1仙台関連」をご覧下さい。たくさん載っています。
3)社会貢献活動(独自の学校訪問活動等)
2008年の東北大学病院分校への訪問など学校等施設訪問を実施されています。
4)市町村デー
市町村応援デー「県内市町村!見参!!」というイベントが昨シーズンまで開催されていた模様。情報は見当たらず。今シーズンは被災地を中心に各地の物産展をずっと実施されていました。
5)選手によるファン・サポーターとの交流
今年1月23日に宮城県サッカー協会主催で、「2011ベガルタ仙台激励会」が開催され、ファン・サポーターが監督、コーチ、選手と交流(会食、歓談、サイン会、写真撮影)やグッズが当たる抽選会が開催されたとか。財界のみの開催とはえらい違いです。
6)ファン・サポーターとの交流イベント(ファン感謝デー等)
今年、「ベガルタ仙台ファン感謝の集い」から「SOCIO CLUB感謝の集い」に名称を変更し開催されています。クラブ主催でファンクラブ会員向けにユアスタで開催されています。内容は「選手とのふれあいイベント」「ピッチ開放」「選手によるカラオケ大会」など。やっぱホームスタジアムでのびのびやるべきですね。
これらの「Jクラブの付加価値」にあふれた、親企業のない市民クラブですが、何と今シーズンの順位は4位。春頃は満足に練習もできなかったのに。開幕以来の無敗記録も話題を集めました。きっと選手による社会貢献活動を通して、ファン・サポーターから大きなパワーをもらったから強かったのでしょう。強くなりたいなら、もっと選手とファン・サポーターの距離を縮めるべきです。ファン感でちょっとサイン会を増やしただけではダメでしょう。
ベガルタ仙台公式HP:http://www.vegalta.co.jp/
J1仙台関連⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111228
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111226
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100910
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090907
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090201
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090127
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080929
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070708
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070401
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070308
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070202
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061016
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060219
話は変わり、ファジアーノ岡山も選手の動向がいろいろと出ていますね。頑張って欲しいと思います。
Jクラブが作った総合スポーツクラブです。行政的な名前は「総合型地域スポーツクラブ」で、サッカーが頂点の構造ではなく、生涯スポーツの色が濃い組織ですが、こちらはサッカー色が強い組織です。このテーマは当ブログでも元々よく特集していましたが、昨今の流れでは特に行政型が元気がないため、登場頻度が減っていました。その中でJクラブが立ち上げるのは素晴らしい事です。異競技交流は「Jクラブの付加価値」の一つです。頑張って欲しいですね。以下、抜粋して紹介。
J1神戸は、地域のスポーツ活動の普及・育成に寄与することを目的に、一般社団法人ヴィッセル神戸スポーツクラブを12月19日付で設立。少年少女サッカースクールや「ヴィッセル神戸アスレチッククラブ」などサッカーや陸上競技を中心に、地域の住民へ幅広いスポーツへの参加機会を提供。一般社団法人設立に伴い、地域行政との連携を深め、スポーツ環境の整備や情報の発信など、様々な側面から地域スポーツの成長・発展への貢献、スポーツを通した街づくりにも貢献できるよう努力していくとの事。
【主な概要】
・事業形態:総合型地域スポーツクラブ
・事業内容:
①各種スポーツ教室に関する事業 / ②サッカーを軸とした各種スポーツ選手の育成に関する事業
③指導者育成に関する事業 / ④行政及び各種団体への、スポーツリーダー及び指導者の派遣に関する事業
⑤学校への、スポーツリーダー及び指導者の派遣に関する事業 / ⑥スポーツ大会に関する事業
⑦スポーツ及び健康増進活動の企画、運営に関する事業 / ⑧スポーツ施設等の管理、運営に関する事業
⑨クラブ事業の広報活動に関する事業 / ⑩行政・企業団体等のスポーツ施設の管理運営受託に関する事業
⑪クラブハウスの設置及び管理運営に関する事業 / ⑫当法人が主体的に実施するスポーツ物品等の販売事業
⑬国際交流活動に関する事業 / ⑭スポーツ活動推進に対する調査研究事業 / ⑮スポーツ情報の提供事業
⑯環境保全活動に関する事業 / ⑰その他、当法人の目的達成のため必要な事業
【代表理事挨拶の趣旨】
ヴィッセルに関わるすべての人に幸せを与えられるクラブを、「サッカーを通じて地域社会に貢献すること」「地域に密着したサッカーの技術向上」「世界に誇れるスポーツクラブの創造」という三点を軸に目指している。
「総合型地域スポーツクラブ」として、プロサッカーチームの枠組みを超えて、サッカーを軸とした各種スポーツを通じて市民スポーツへの参加機会を提供し、神戸市を中心とした地域住民の皆さまの心身の健全な発達及びスポーツ文化の振興活動に寄与していくために、一般社団法人を設立。
今後は、サッカーに限らず、陸上競技など他のスポーツの普及・育成や市民の健康増進活動に取り組んでいきたい。独立採算制をとることができるため、継続的、安定的にスポーツをする場を提供が可能。
J1神戸公式HP該当ページ:http://www.vissel-kobe.co.jp/whatsnew/wn_2928.html
ここ最近、Jクラブで総合スポーツクラブ(総合型地域スポーツクラブ)の設立が続いています。元々は、同じチーム名を共有するプロスポーツの集合体でJ1新潟、オリンピックを目指すもう一つのピラミッドでNPO法人にしたJ2湘南がありましたが、J1・C大阪に続いて今年J2東京Vが設立されました。この総合スポーツクラブを作る事は、Jリーグ百年構想のメインテーマでもあります。
やろうとしてすぐにできるものではありません。段階としては次のような形になると思います。
①サッカーだけの活動から、健康教室やウォーキングなど違うスポーツのイベントやミニ教室を始める。
②複数年継続できる違うスポーツ教室を開催。
③異競技のスポーツチームを保有。
④法人設立(異競技の育成や大会の開催)もしくはそれに近い状態。
⑤法人設立(異競技のチームを保有)もしくはそれに近い状態。
ちょっと調べてみたら、④以上該当うるJクラブとしては以下の4クラブが該当します。
J2:東京V③④:一般社団法人東京グリーンスポーツリンク
こちらは、男子バレーボール(Vリーグ2部)やトライアスロンがあります。
東京グリーンスポーツリンク関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110429
J1:C大阪④: 一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブ
まだ、具体的には活動内容を確認できていません。
セレッソ大阪スポーツクラブ関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110226
J1:新潟⑤: 「アルビレックス」のチーム名を有したグループ
種目:バスケット(bjリーグ)、野球(独立リーグBCリーグ)、陸上、ウィンタースポーツ、チアリーディング、レーシング
J2:湘南⑤: NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブ
種目:ソフトボール、ビーチバレー、トライアスロン、フットサル(Fリーグ)
この辺りは、他のプロスポーツ等にない、Jリーグクラブの付加価値の一つだと思っています。Jリーグ百年構想で謳っているスポーツ文化に溢れた国に早くなって欲しいですね。
J1仙台ネタは続きます。ついに単独シリーズ化です。「Jクラブの付加価値」をやろうと思いましたが、まだまだいい事例は出ますね。スポナビのコラムに素晴らしいコラム記事がありました。震災もありましたが、今シーズンの仙台の事業活動はとても付加価値が高いものでした。もし、Uターンで帰ってきて、元々他のクラブを応援していても、みんな仙台オンリーになるような内容です。抜粋して紹介。
まずは、スタジアムイベントです。売上・利益至上主義だったり、震災関連でも単なる歌声イベントとは違い、ファン・サポーター目線を更に超えた目線のものでした。
ユアスタで開催されたホーム最終戦・神戸戦後の感謝セレモニーで、選手たちが場内を一周した際に、持っていた横断幕の中に、「私たちは感謝を忘れない」という言葉があったそうです。試合前やハーフタイムのイベントで音楽演奏がよくありますが、今年のJ1仙台のイベントは意味合いが異なっていたと。
4月29日に開催されたホーム開幕戦の浦和戦では、試合前に陸上自衛隊による吹奏楽演奏が行われ、陸上自衛隊による復興活動の模様が大型ビジョンに流されたとか。陸上自衛隊の真摯な活動を知っているサポーターからは大きな拍手が送られたそうで、懸命に復興にあたる人々への感謝の思いがあふれた光景でした。
5月3日の福岡戦では試合前に仙台市立八軒中学校合唱部・吹奏楽部の演奏があり、この学校は震災前にコンクールへ出場だったようですが、震災の影響で辞退し、発表の場を失ったとか。ぜひ発表の場を、ということで試合前の演奏が実現とか。中学生の素晴らしい演奏は、まさに感謝の思いが込められたもので、ユアスタは感動に包まれたそうです。
この日は「仙台・青葉まつり」で踊られる「すずめ踊り」の披露があったそうです。仙台市で毎年5月に行われていた祭りで踊られていたようですが、震災で祭りが中止になり、発表の場を失った「すずめ踊り」を披露してもらったとか。この踊りは、その後も何度か機会があり、最終節の神戸戦でも披露されたそうです。いきな計らいですね。
多くのアーティストも被災地を盛り上げようと駆け付けてくれたそうです。ベガサポが氣志團の「スウィンギン・ニッポン」を元歌に「スウィンギン・センダイ」という応援歌を歌っていますが、震災後は「スタンディング・センダイ」として歌っていたようです。これに感動した氣志團が「スタンディング・センダイ」を逆カバーして歌った映像をYouTubeに公開し、ハーフタイムに特別ライブを行ったとか。こうしたスタジアムイベントの一つ一つが、今年は特別な意味が込められており、温かい感謝の気持ちに包まれる時間となったとしています。
J1仙台は来年2月にタイで行われる「トヨタプレミアカップ」に出場するそうです。タイが洪水被害に遭ったこともあり、チームは試合だけでなく、ボランティア活動も行う予定だとか。なかなかできませんね。「サッカーだけやってればいい」と口にしているクラブであれば、はるか彼方の後方でコチョコチョ何かやっているようなイメージがあります。レベルが違いますね。
スポナビ該当コラム記事:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/2011/text/201112250002-spnavi_1.html
続いて、J1仙台では「宮城・東北Dream Project」という復興支援活動を実施されています。以下、内容です。
・招待試合: 7月2日名古屋グランパス戦から今シーズン全12試合
・招待人数: 各90名×12試合=1,080名 ※パートナー企業が多数の場合には招待席を増加。
・招待エリア: 宮城・岩手・福島の子供たちとそのご家族
・招待内容: SS指定席チケット、被災地へのバスのチャーター、招待者へのお弁当、招待者へのお土産品
・スタジアムイベント: 招待者には選手と直接触れ合って頂くイベントを用意。
・パートナー金額: 1口:315,000円(税込/1試合単価:26,250円12試合分) ※上の招待内容に充当。
呼びかけ文には「皆様のご支援のもと心のライフラインであるスポーツ観戦を被災地の子供たちにプレゼントしませんか!」として、サッカー観戦に加えて選手と直接触れ合いメモリアルな一日を体感してもらうとか。スポーツ観戦を通して子供たちに笑顔のプレゼントを届けたいとしています。
スポンサードを募って、ホームタウンの子ども達を無料招待というのは、ある意味どこででもやっている事。しかし、J1仙台はホームタウンの宮城県だけではなく、津浪の被害を受けた隣の岩手・福島両県の子ども達も対象しています。同じ子どもたちの無料招待でも、仙台の事例は極めて付加価値の高いものだと言えます。しかし、震災復興支援に後向きなクラブは、どうしてそういう行動結果になってしまうのだろか。結果的にイメージが上がらないという事がわからないのだろかと個人的に思います。
J1仙台公式HP該当ページ:http://www.vegalta.co.jp/contents/news/press_release/2011/06/dream-project.html
ベガルタ仙台公式HP:http://www.vegalta.co.jp/
J1仙台関連⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111226
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100910
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090907
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090201
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090127
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080929
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070708
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070401
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070308
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070202
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061016
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060219
昨日、ウルトラスにて、OSS委員会の納会が開催されました。中2日くらいでずっとこちらのお店に通っています。某黄色いチームの試合が終わったというのに・・・ 電話がかかってきました。専務理事さんからです。「おーい、ウルトラスに来たけど閉まってるぞ」と。そうでした、お店が数ケ月前に移転していますが、ご存知なかったのでした。それから、少し遅れて到着です。サンタさんのように、手に大荷物を持って、専務理事さん登場。昨日の参加者は13名。
ファジの勝ち試合の録画DVDを持参したのですが、みんなでクラシコを観ちゃいました。何かそういう空気でしたね。OSS委員会も数年前まで、FSSが発足するまではファジの試合も普通にサポートしていましたが、すっかりファジのカラーは抜けつつあります。ただ、こういう席の話題としてはよく出てきますねぇ。来シーズンは有料試合が増える事もあり、更に湯郷ベルにお世話になると思います。なので、来シーズンの納会はベルの試合を録画して持って行こうかな。
今シーズンの参加ですが、5・6回召集がありましたが、お互い自分の出勤日を確認。その中で、下さん、樽部長、篤氏の強力3トップが参加ランキングの上位3人でした。この3人には協会ならではのファンタスティックなご褒美がもらえるのですが、まだ協会に届いていなかったという事で、何なのか拝めませんでした。他のメンバーにはA代表やなでしこジャパンのカレンダーなどのご褒美をいただきました。ありがとうございます。
あとはひたすら歓談です。いつものネガティブな話、ポジティブな話でしたが、この日はいつものムバラークばなしは少なかったですね。森P君が卒業予定の挨拶。3月で故郷の出雲へ帰るそうですが、これからはJ2鳥取と岡山、そして中国リーグの松江シティFCを応援していくとの事。島根県にはもう一つチームがあるが、との突っ込みに「松江シティを支援していきます」と。
樽部長が、突如見覚えのあるタオルマフラーを広げる。な、何とFCWCのバルサのタオマフです。どうして、とても樽部長が名古屋に行った様子もないのに。聞くと、協会の用務で試合会場に行かれた専務理事さんに頼んで購入してもらったとか。バルサがあるという事は、某黄色いチームのもあるのか?そういえば、うろたんK氏が持っていたのを思い出しました。まあいいや。
この日はJクラブの話で盛り上がりましたね。兼任サポがあっちにもこっちにも。黄色いチーム以外にも、浦和が2人、ガンバが2人、新潟や大分の人も。ドイツ代表や福島ユナイテッドを応援している人もいました。みんなに共通しているのは湯郷ベルを応援する気持ち。なでしこジャパンの代表選手が2人所属し、もはや「岡山を代表する」というよりは「日本を代表する」という風格があります。事業規模は小さいかもしれませんが、中身はメジャー級です。
樽部長が12/3の湯郷ベルのファン感の話をしましたが、入場者は去年の3倍も来場したが、おもてなしの気持ちに溢れた素晴らしいイベントであったと。そういう話を聞くと、「絶対に来年はベルのファン感に行くぞ~」という気持ちになる。岡山にこういう付加価値が高いクラブがある事を誇りに思います。
申し出があり、今度新しいメンバーがやってくるとの事。・・・当方は来シーズンは仕事で忙しくなりそうなので、OSSへの参加頻度は減りそうかな。皆さん、1年間お疲れ様でした。中2日くらいでウルトラスに参戦しましたが、最後にもう1回行きます。本当に12月はウルトラスの月でしたね。
OSS委員会公式ブログ(概要は整備中):http://blog.goo.ne.jp/okayama-soccer-supporters/
先日の23日にユアスタで、「クリスマス・チャリティー」が開催され、J2岡山からも「せんとくん」一柳選手が、「元仙台選手」として参加しています。J1仙台は被災地クラブでありながら、今シーズン4位で終わっており、立派にシーズンを終えました。仙台といえば震災後、ユニフォーム姿で復興支援活動をされていた事を今でも鮮明に覚えていますね。
当ブログでも震災復興の特集記事を出しましたが、夏以降の活動や、義援金報告などの記事作りでいくら探しても名前が見当たらないクラブもありましたが、詳しくは「東日本大震災」カテゴリをじっくりご覧下さい。
今回の記事では、いい機会なので、J1仙台について、当ブログの「Jクラブの付加価値」で当てはめようと思っていましたが、公式HPなどを見ているといろいろといい事例が湧き出てきたので、先にこちらを紹介したいと思います。まずは「ベガルタ仙台・市民後援会」です。何とこちらの後援会には支部会(県北支部、泉区支部、気仙沼支部)があります。後援会の概要を見てみました。抜粋して紹介します。
<設立>
'99年J2参入時に、サッカーサポーターのサポーター的役割、クラブとパートナーシップを取りながら、市民一人ひとりが支えるチームを目指して結成。
入会金は会員バッチ代として100円のみ、年会費は無し。市民後援会が主催して行うイベントは、市民後援会運営委員のカンパやイベントごとのスポンサーからの寄付によって運営。会報を年2回をめどに発行。
<組織>
組織図がありますが、あのさとう宗幸氏を会長に、いい構成になっています。
<支部>
「後援会支部(コメット)をつくりませんか」というページがあります。Q&Aを紹介します。
・コメットは何人で作る? → 後援会の会員5名以上。
・コメットを作ると何がある? →
仲間と一緒に顔の見える応援活動のつながりができる。後援会のイベント情報等をいち早くコメット代表者に提供。
コメットが希望する場合は、後援会から「コメット・フラッグ」が交付。コメットの認定証を交付。
支部の情報を会報やホームページで紹介。
・新しくコメットを作りたいときは? → 下記項目を応募用紙を記入し、後援会事務局に提出。
コメット名、代表者の住所・氏名、電話番号・メールアドレス(ある場合)、どんな仲間のグループか、活動予定・目標等、全員の会員番号・氏名。
・人数が足りない場合
支部をつくりたいけど、人数が足りなくて困っている場合は会報やホームページで呼びかけができるようにします。
・既にあるコメットに入るためには? → 該当コメットと連絡先は、会報やホームページにて連絡。
<地域支部> 地域支部結成要件
結成の単位は1自治体(行政区含む)以上の範囲。1自治体には1支部。
地域支部会員は原則として結成自治体に居住する者。結成時は少なくとも10名以上の会員からなること。
ある選手のファンの集まりや、職場の集まりなど。地域支部は、同じ自治体に住む人で結成可。
現在は太白区支部、県北支部、泉区支部など。
<その他のQ&A>
・なぜ「県民」でなく「市民」? →
「市民」というのは、一般の人という意味。仙台市民だけの限定ではなく、誰でも入会可。
・オフィシャルファンクラブとの違い
ファンクラブは、チームが運営している団体。市民後援会は、一般の市民が運営して、ベガルタを支えていくための活動を行う団体。
・サポーターをまとめる団体? →
ベガルタ仙台をみんなで支えていくことを目的として、さまざまな企画を行うための団体。サポーターをまとめる団体は、ベガルタ仙台には無し。
仙台さんの事例を見ると、支部(コメット)と地域支部の違いがもう一つわかりにくいですが、地域の後援会活動で頑張っておられるのはよくわかりました。当ブログでは、よく「地域のファンクラブを作ろう」「職場のファンクラブを作ろう」と口にし、応援団・浅口がその具体的事例になっていましたが、こちらの事例を見ると、ヒトとカネを集める役割があると思っていましたが、「ヒト」の部分が強い組織だなぁと思いました。
こちらの後援会は「支えていこう」と考えている人がこれだけ居ることを、具体的な形にしていこうと考えて作られていったそうです。会員数の目標は、ユアスタが満員になる人数、20,000名で、現在は10,968名だそうです。
12月6日には後援会主催で、サポーターズカンファレンスが開催されたそうです。全く活発な「市民」後援会です。後援会を作ろうという機運が生まれて視察まで行っても、横から意見を言われる存在を作りたくないのか、未だに作りたがらないクラブもありますが、こちらは本当にファン・サポーター目線で運営されているいい組織です。付加価値の高いいい事例はまだまだあります。しばらく仙台ネタが続きそうです。
ベガルタ仙台・市民後援会公式HP:http://www.d1.dion.ne.jp/~vegalta/
後援会関連⑦(大分2):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111203
〃 ⑥(川崎・麻生区):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090823
〃 ⑤(湘南):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090608
〃 ④(鳥栖):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090608
〃 ③(甲府):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090126
〃 ②(大分):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090117
〃 ①( 柏 ):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081211
浅口レポです。
昨日、浅口市フットサル場にて、ビギナー向け練習会が開催されました。参加人数はベストに近い9名。今回は、応援団・浅口から若手3名が参加しましたが、この日は久々に男ばっかりのフットサルになりました。
開始時にちょっとトラブルがあり、混乱しましたが、浅口市さんのご好意で。何とか練習ができました。ありがとうございます。段取りというのは難しいものです。通常ならナイターになる時間なのですが事情で、昔少年時代にやった空き地の缶蹴りのように、ナイター無しの日没サドンデス方式になってしまいました。皆さん、「見えない」と言いながら、楽しめました。
新しい顔ぶれもあるため、最初に自己紹介。続いてパス練習。ドリブル&パスまでは良かったが、ナイター無しのため、時間が気になる。なので、早々にミニゲームスタート。応援団・浅口メンバーで、地元金融機関職員の里氏が上手い。この人は、浅口市フットサル大会で、自分のチームで出場しており、ふだんもここで練習しているほどの人なので上手い。
この日、ミニゲームで組み分けした後に、まず最初に言いました。「左ボランチがいい」と(笑)。最近、口にしますね。もちろん、フットサルにはそういうポジションはないのですが、何やら見慣れたポジションで、一番親しみがあります。黄色いチームで言えば大谷キャプテン。J2岡山では、当ブログでご存知のとおり。まあ、年もあってなかなか前には出られないし、すぐにゴレイロ(GK)と交代できるし。あっ、ちなみにこの日もゴレイロファジ丸ブラザースは両ゴール前に降臨しています。U氏が「何ですかこれは!?」と感動」していました(笑)。
さあ、日が暮れてきました。冬至時期なので、一年で最も日没が早い。17時半になったらもう見えません。最後ギリギリまでボールを蹴っていました。なかなか面白かったです。昔の少年の頃に戻った感覚で、たまにはこういうシチュエーションもいいかなと思いますが、今度はやっぱ明るいピッチでやりたいですね。
その後、行ける人で、恒例の焼肉です。少し待ちましたが、この日も美味しくいただきました。焼肉ハウスかもがたですが、他のチェーン店で似たような値段で似たようなボリュームの焼肉を食べた事がありますが、やはりここは味が違う。この日も次から次へと来店客でいっぱいになりました。蹴り納めですね。早く蹴り初めがしたいものです。
天皇杯の準々決勝が終わりました。浦和はF東に0-1で負けました。あの名古屋は横浜にPK負けしました。なんじゃそりゃ。PK戦強いんとちゃうん? セレッソは清水に同じくPK戦で勝ちました。うーむ、セレッソも不気味な存在です。J2対決で京都が湘南に1-0で勝ちました。心情的には湘南を応援していました。
4チームの決勝出場歴を見ると・・・
FC東京:優勝準優勝なし、横浜FM:'72年などプロ化前に6回優勝、C大阪:'74年・'81年・'83年に準優勝、京都:'82年優勝と、FC東京以外は新鮮味がありません。当ブログ的にはC大阪がいいなと。さてさて、ゼロックススーパー杯の黄色い相手はどこになるのでしょうか。
やっと日経の特集を紹介できます。「柏革命 J1初制覇」というタイトルで日経新聞のスポーツ欄で12月4日から3日間にわたって特集されています。なかなかいい内容で、読んで欲しい顔がいくつも浮かんだので、抜粋して紹介します。ただし、今までよく出たキーワードやコメントなどは省略します。
2009年にクラブが立てた4ケ年計画では、'10年にJ1復帰、'11年にJ1で9位以内、'12年に5位以内、'13年に優勝を目指すとしていたそうです。'11年の目標でクラブは1ケタ順位で監督は6位以内と自ら目標を修正したとか。
すべての練習は勝つためにやり、練習試合も勝つためにする。監督は高校生相手でも、「巧みなパスを寸断するために、ここをこうしよう」と細かく指示。控え組のガス抜きや調整で練習試合はしない。過密日程になっても、次の試合のために主力を休ませることもなく、選手の意識を改革。「自陣ゴール前での確実なプレー」「悪い取られ方をしない」「切り替えを速くする」などの勝利の原則を守る。
「我々のスタンダードを試合で出す事が大事」と繰り返し、柏のサッカーに強烈な特徴はなく、形容はしがたい。「勝つためにしなくてはならないプレーを集積したもの」が柏のサッカー。選手達は試合を読み、誰がフリーになりやすい状態か探り、その選手を有効に使う。組織守備が相手にはまるまでは無理をしない。これらのスタンダード、普遍性を獲得した事で優勝できた。
監督の選手選考基準は、「過去の実績は考慮しない」「情を挟まない」「ムードメーカーをベンチに置かない」で、コンディションと、その1戦をどう戦うかを念頭に置き、最適の11人を先発させ、次の7人をベンチに置く。選手起用の基準が明確だから正しい競争がある。監督は控え選手をなだめるのではなく、「こういう役割を与えているのに、できていないんじゃないか」と問う。そう言われると外された選手も納得する。「体」のケアも含めて、非常にレベルの高いところで、個々が試合のための準備をしている」と大谷主将。控え選手が活躍するのは偶然ではなく、規律が保たれているから。
監督は相手の個々の特徴、チームとしての狙いを説き、自分達の戦い方を授け、求められているのは、理解力と適応力という事で、以前に出た「考えるサッカー」になってきます。ただ頑張っているだけではダメで、頑張りの質とセンス。質の悪い頑張り(約束事から外れたプレー等)はマイナスに働く事もあると。
'06年からクラブはフロント改革を断行。「チームが勝てないのは会社の責任と、全職員が認識する事から始めた」「どんなにいい選手がいても、クラブの器が整っていなかったら、力を発揮してもらえない」と。
'06年から支持者の声を聞く場として、サポーターズカンファレンスとイエローハウスを開催。(問い合わせを受けて、サポーターに「やらないのか」とちょっと聞いてみただけでその話を終わらせたという他所の事例とは違います) この時にクラブが抱える課題を洗い出し始めたそうです。「サイン会などのイベントが減っている」「子ども連れが観戦しやすい席を設けて欲しい」「芝の状態が良くないのでは」「強化担当者は成績不振の責任を取らないのか」など。
2ケ月に1度のイエローハウスの参加者は30人以上の時も1人の時もあったとか。議事録は公式サイトで公開する他に、「ご意見メール」も受け付けている。すべての要望に応えられないが、クラブが取り組んでいる事の成果の確認の場にもなるとしています。
J1柏公式HPイエローハウス議事録:http://blog.reysol.co.jp/news/2011/012722.html
器の整備の軸は当然、経営基盤の強化になる。今シーズン予算の収入は約27億円で、J1では中規模。(予算で成績が決まるという考え方は当てはまらず) 「一般経費をできる限り削って、できれば30億円の売上で、その7割をチームに投じたい」という事で、グッズ直営店(レイソリスタ)の閉店、入場券の販路の限定(ローソンチケット)で、経費を半減。スカウト職を無くし、普及コーチを減らしたそうです。
一時的なサービスの低下の懸念はあるが、「まずはコンパクトで効率的な経営を目指す。その中でチーム人件費を高く保って、魅力あるチームを作り、入場料収入を増やす。それからおもてなしの質を上げていきたい」と。
この春には親会社から日立柏サッカー場を譲渡。現物出資という形で1億円に増資し、債務超過を解消。スタジアムの評価額を10億円としたため、資本金を除く9億円は資本準備金になった。スタジアムは現在工事中で、来春から大きくなります。
監督はクラブに「自分達を卑下しないで欲しい」と諭したとか。かつてのクラブにあった「これくらいで十分」という中流意識を溶かした事が出発点になり、クラブの総合力が上がったと締めくくっています。
現場の話は最近よく聞く話なので、ここで詳しく触れませんが、「チームが勝てないのは会社の責任」と自覚し、中流意識を捨てて、できる範囲から上を目指していったのはすごいと思います。ここでも思うのは「情報共有」。保身のためか情報を限りなく出したがらないクラブも見受けられる中、こちらのクラブはファン・サポーター目線で、地域全体と情報公開・共有をされています。サポカンの度合もJリーグナンバー1でしょう。商業の世界でも、顧客の声を積極的に聞くのは常識とされ、最近は行政でも「ご意見箱」を設置しています。(どこという訳ではありませんが)自由に投函できる「社長直行便 ご意見箱」をスタジアムに設置されてはいかがでしょうか。「メールだと、後が恐い」という声を聞いた事があります。(あくまでネット上です) あと、Jリーグでも、こういう意見を広く受け付けられる窓口を設けるべきだと思います。以前に実施された「Jリーグアンケート」では、有意義な意見が集まったと聞いているので。
いい選手が来ないのはハード面が理由という話を聞いた事がありますが、これらの「クラブの器」も大きいと思います。選手同士の横の連絡で、あそこのクラブはどうのこうの、担当者がどうと情報が回っていると思います。J1川崎ではサッカー以外の活動が多くても、「クラブの器」を耳にして「行ってもいい」と思うのではないでしょうか。
ちなみに、イコールではありませんが、当ブログでは「Jクラブの付加価値」という分析をしています。(また前の記事を探して下さい) これもクラブの器です。こういう「いい」クラブだから、応援したいという気持ちを集めるもの。例え故郷に帰って、地元に別のクラブがあっても、元々応援していたチームを応援する気持ちが減らない要因部分だと思います。器や付加価値が高ければ、問答無用で地元クラブだけに心が動くでしょう。その辺りが「根を張る」という表現でもあると思います。根が張れていない軽い存在であれば、「やっぱ、あっちのチームの方がいいぞ」と思われてしまうのではないでしょうか。いわゆる兼任サポの発生状況です。
Jクラブさんもこのブログを観られている所がいくつもあると思いますが、ぜひ「ご意見箱」をスタジアムに設置してみて下さい。情報公開、共有を促進して下さい。地域に根を張って下さい。某黄色いチームは、親企業がありますが、限りなく開かれた市民クラブです。
最後にネルシーニョ監督について、報道等では采配や選手起用法ばかり取り上げられていますが、実は「高度な戦術」が備わっている事をよく知っています。ネルシーニョマジックと言われていますが、マジックではありません。戦術に基づく采配です。戦術がない監督であれば、同じ事をやっても結果が出せず、選手が混乱するだけでしょう。ネル監督にぜひ、「考えるサッカー」の戦術を聞いてみたいですね。
さて、今シーズン(天皇杯を除く)も終わり、来シーズンに思いをはせるようになってきました。来シーズンは大きな変化があります。J1昇格へのプレーオフ制度とJFLとの入れ替え制度です。プレーオフはともかく、入れ替え制度は当ブログで待ちに待った制度です。下部のカテゴリに落ちるかもしれない事がうれしいのか?と聞かれそうですが、そんなミミッちく他力本願な事では、本当に強くなりません。例えば、J2に2度降格した某黄色いチームは今年どうなりましたか?緊張感のある戦いがリーグ全体を活性化するのです。前にちょっと触れた、イングランドの昇格・降格システム廃止構想ですが、出てきましたので抜粋して紹介します。
昇格・降格争いのスクラップ計画がイングランドで密かに進行。イングランドは、プレミアリーグ(20クラブ)を頂点としたピラミッド式リーグ構成となっており、下位3チームが自動的にリーグ2部(フットボールリーグ・チャンピオンシップ)に降格。2部の上位2クラブが自動的に昇格、3~6位のチームがプレーオフに勝ち残った1クラブがプレミアリーグに昇格。
この制度を廃止しようと目論んでいるのが、外国人オーナー達。特に熱心になのがアメリカ人とアジア人オーナーだとか。アメリカンスポーツに見られるようなフランチャイズシステムを取り入れて閉鎖的なリーグを形成しようという提案。その背景は、降格するリスクがゼロになればクラブの株式の値が上がり、投資や収入に関するマネジメントがしやすくなるため、スポーツビジネスで利益を得ようというオーナー達の思惑が想像できるそうです。
しかし、この構想に対して、マンUのファーガソン監督が「昇格・降格システム廃止は自殺行為」と猛反対。プレミアリーグのルール改正には、20クラブ中14クラブの賛成と協会(The FA)の了承を得る必要があるため、この構想はつぶれる見込み。
ライブドア該当ページ:http://news.livedoor.com/article/detail/5948670/
こうして見ると、Jリーグが導入しようとするプレーオフ制度が、プレミアリーグと同じ方式である事がよくわかります。現在24あるリーグ2部のクラブで下位3クラブは、下位のディビジョンであるリーグ1に自動降格しますが、このリーグ1も同様の方式になっています。
そしてJリーグが定めた制度は以下のとおり。
大会名 : J1昇格プレーオフ
開催時期: 準決勝:11月18日(日)、決勝:11月25日(日) ※J2リーグ戦全日程終了後に開催
参加条件: ・J2リーグ戦年間順位 3~6位の4クラブ。
・当該4クラブのうち、J1ライセンスが付与されていないクラブがある場合は、同クラブを除いたクラブがプレーオフを実施。
年間順位7位以下の繰り上げ出場はない。
・当該4クラブのうち、3クラブにJ1ライセンスが付与されていない場合は、本大会を開催しない。
J1クラブライセンスを保有する1クラブがJ1へ自動昇格。
・4クラブ全てにJ1ライセンスが付与されていない場合は、J1の16位クラブの降格が無し。J2の上位2クラブのみ昇格。
Jリーグ公式HP該当ページ:http://www.j-league.or.jp/release/000/00004278.html
また、J2・JFL入れ替え制度について、報道が流れました。
初年度はJ2下位2クラブが降格の対象。JFLの上位2クラブがJリーグの準加盟クラブの場合のみ、J2最下位クラブが自動降格、21位のクラブで入れ替え戦を実施。将来的には3チームが入れ替え対象となる模様。
JFL1位クラブのみが条件を満たした場合、J2の最下位は自動降格、21位は残留。JFL2位だけが条件を満たした場合、J2の21位は自動残留で最下位が入れ替え戦。またJFL上位2クラブとも条件に満たない場合には、J2下位2クラブは残留。現在、来シーズンでの準加盟クラブは、カマタマーレ讃岐、V・ファーレン長崎、S.C.相模原の3クラブ。1年後に間違ってもJFL讃岐との、「瀬戸内海ダービー」になったりしない事を信じています。
サポティスタ該当ページ:http://supportista.jp/2011/12/news10092925.html
2012年は、黄色いチャンピオンチームの戦いっぷりから始まり、J1の残留争い、今までのJ2の昇格争いに加えて、プレーオフへの参加争い、そしてJ2の残留争いと、極めて緊張感にあふれた素晴らしいリーグ戦になりそうです。J2残留について、1ケタ順位(栃木(10位ですが)や北九州など)は安泰ですが、2ケタ順位は一緒だと思います。降格制度のあったJ1で監督を替えるタイミングを間違えて下位に低迷し、そのまま降格していったチームをいくつも見てきました。最後の頃まで言っていました、「うちは大丈夫だろう」と。まあ、2011年の浦和は大丈夫でした。
また、これらにクラブライセンス制度がかかわってきます。赤字経営にならないように、選手人件費を抑えるクラブも出てきます。また、今が勝負時と選手獲得に力を入れるが、思うように来てくれないクラブもあるでしょう。選手が来てくれないのは、ハード面だけでなく、それ以外の面も微妙に作用するため、クラブの経営体質そのものが問われると思います。改めて、「栃木型」がうらやましく思います。
最近思うこと。ニュースで出てくる「監視社会」「情報統制」って、何とかばなしにも時々出てくるキーワードじゃないかと。情報公開・共有について後向きで、ネット情報などを抑制したい傾向があると。まあ、独り言ですが。