J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

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2015-02-28 00:02:52 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 シーズン開幕前のこのタイミングで、2つのクラブが新たにSNSを始められました。鹿島さんと群馬さんです。おっとそういえばSNSの全クラブ調査を前から何度もリクエストされていました。2つのクラブのニュースとともにお届けいたします。
        
【J1鹿島】
 J1鹿島では、2月19日(木)よりクラブオフィシャルとして初めてFacebookとTwitterの運用を開始。今後は、FacebookとTwitterを活用し、オフィシャルサイトではお伝えしきれないクラブの魅力と情報を順次配信。またファンやサポーターがコミュニケーションを深める場としても活用できるよう取り組む方針。なお、Facebook、Twitterともに日本語版と英語版(グローバル版)を設置。
≪鹿島アントラーズ公式Facebookページ≫
・ページ名:鹿島アントラーズ
・URL:https://www.facebook.com/official.KashimaAntlersFC
≪Kashima Antlers Official Facebook Page≫
・Facebook Page Name:Kashima Antlers
・URL:https://www.facebook.com/official.KashimaAntlersFC.global
≪鹿島アントラーズ公式Twitter≫
・アカウント名:鹿島アントラーズ 公式
・URL:https://twitter.com/atlrs_official
≪Kashima Antlers Official Twitter≫
・Account Name:Kashima Antlers
・URL:https://twitter.com/atlrs_english
J1鹿島公式HP:http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/47618

   
【J2群馬】
 J2群馬で、「公式Facebookページ」を開設。公式Facebookページでは、これまで公式ホームページで伝えしきれなかったクラブやチームの詳細情報、選手の表情などを配信。これまで以上に、クラブを身近に感じてもらえるような情報を提供。
J2群馬公式FBページ:https://www.facebook.com/ThespakusatsuGunmaOfficial/info?tab=page_info
J2群馬公式HP該当ページ:http://www.thespanic.jp/thespa/club_newsinfo/news/newsdesc.cgi?newsid=2015021702

 今回の2つのクラブの発表で共通しているのが、「公式HPで伝えきれないクラブの魅力と情報の配信」という文言。鹿島さんでは、「ファンやサポーターがコミュニケーションを深める場としても活用」という方針だし、群馬さんでは、「これまで以上に、クラブを身近に感じてもらえるような情報」とあります。つまり、もう公式HPのみではファン・サポーター向けの情報発信はカバーできないという事ですか。では、公式FBページをやっていないところは、どんな存在になるのかと思ってみたり。フェイスブックにしても、ツイッタ―にしても、やっていないところが本当に残り少なくなってきました。最後に残りのはどこなのかなと。
 以下、公式FBページと公式ツイッタ―の活動状況です。まあ、当ブログでは読者のリクエストに応えて調査し、その結果を情報開示しているだけなので、特にコメントはありません。どう思われるのかは、読者の方にお任せします。

Facebook
【J1】

・G大阪  : http://www.facebook.com/GambaOsakaOfficial
・浦 和  : http://www.facebook.com/urawareddiamonds
・鹿 島  :  https://www.facebook.com/official.KashimaAntlersFC
・柏      : http://www.facebook.com/ReysolOfficial
・鳥 栖  :  見当たらず
・川 崎  : 見当たらず
・横 浜   : https://www.facebook.com/yokohamafm
・広 島   : http://www.facebook.com/sanfrecce.hiroshima.official
・F東京   : http://www.facebook.com/fctokyo
・名古屋  : https://www.facebook.com/nagoya.grampus.official
・神 戸   : http://www.facebook.com/visselkobe.official
・新 潟   : https://www.facebook.com/AlbirexNiigata
・甲 府  : http://www.facebook.com/ventforetkofu
・仙 台  :  見当たらず
・清 水   : http://www.facebook.com/ShimizuSpulseOfficial
・湘 南   : http://www.facebook.com/teambellmare
・松 本  : https://www.facebook.com/matsumotoyamaga
・山 形   : 見当たらず

【J2】
・大 宮   : http://www.facebook.com/ardija.official
・C大阪  : https://www.facebook.com/OfficialCerezoOsaka
・徳 島   : https://www.facebook.com/TOKUSHIMAVORTIS
・千 葉  : http://www.facebook.com/JEFUNITED
・磐 田   : アドレス
・北九州 : http://www.facebook.com/GIRAVANZ.KITAKYUSHU
・大 分   : http://www.facebook.com/oitatrinita.official
・岡 山   :  見当たらず
・京 都   :  https://www.facebook.com/official.KyotoSanga
・札 幌   : http://www.facebook.com/consadole
・横浜C   : http://www.facebook.com/yokohamafc1999
・栃 木   : https://www.facebook.com/tochigisc.official
・熊 本   : http://www.facebook.com/roassokumamoto
・長 崎  : http://www.facebook.com/VvarenNagasaki
・水 戸  : https://www.facebook.com/hollyhock.official
・福 岡   :  https://www.facebook.com/avispaf
・岐 阜   :  https://www.facebook.com/FCGIFUPR
・群 馬  :  https://www.facebook.com/ThespakusatsuGunmaOfficial
・愛 媛   : https://www.facebook.com/ehimefc.efc
・東京V  : https://www.facebook.com/verdyofficial
・讃 岐  : 
アドレス
・金 沢  : https://www.facebook.com/zweigenkanazawa

Twitter
【J1】
・G大阪: https://twitter.com/GAMBA_OFFICIAL
・浦 和: https://twitter.com/REDSOFFICIAL
・鹿 島: https://twitter.com/atlrs_official
・柏   : https://twitter.com/Rey_kun
・鳥 栖: https://twitter.com/saganofficial17
・川 崎: https://twitter.com/kawasaki_f
・横 浜: https://twitter.com/prompt_fmarinos
・広 島: https://twitter.com/sanfrecce_SFC
・F東京: https://twitter.com/fctokyo_express
・名古屋: https://twitter.com/nge_official
・神 戸: 見当たらず
・新 潟: 見当たらず
・甲 府: https://twitter.com/vfk_official
・仙 台: 見当たらず
・清 水: https://twitter.com/spulse_official
・湘 南: https://twitter.com/bellmare_staff
・松 本: https://twitter.com/yamagafc
・山 形: https://twitter.com/monte_prstaff

【J2】
・大 宮: https://twitter.com/Ardija_Official 
・C大阪: https://twitter.com/crz_official
・徳 島: https://twitter.com/vortakun
・千 葉: 見当たらず
・磐 田: https://twitter.com/Jubiloiwata_YFC
・北九州: https://twitter.com/Giravanz_staff
・大 分: 見当たらず 
・岡 山: 見当たらず
・京 都: https://twitter.com/sangafc?original
・札 幌: 見当たらず
・横浜C: https://twitter.com/yokohama_fc
・栃 木: https://twitter.com/tochigisc
・熊 本: https://twitter.com/roassoofficial
・長 崎: 
https://twitter.com/v_varenstaff
・水 戸: https://twitter.com/hollyhock_staff
・福 岡: https://twitter.com/AvispaF
・岐 阜: https://twitter.com/fcgifuDREAM
・群 馬: https://twitter.com/Thespanic
・愛 媛: https://twitter.com/efc_iyokanta
・東京V: https://twitter.com/TokyoVerdySTAFF
・讃 岐: https://twitter.com/kamatama_kouhou
・金 沢: https://twitter.com/zweigen_staff

 という結果でした。情報開示はJクラブにとって、大事な部分ですね。クラブによっては他に公式YouTubeチャンネルとかやっているところもあります。鳥栖さんはオリジナルのSNSがあるとか。それにしても、鹿島さんの英語版というのはいいですね。
前回SNS関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130611  

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カリスマの存在176

2015-02-27 00:01:36 | カリスマの存在

 PV観戦レポです。
 先日、ウルトラスで開催された、ACLグループリーグのJ1柏対全北現代戦のPVに参加してきました。今回入店すると、すでにうろたんK氏が観戦していました。今日は2人で観るんかなと思っていましたが、どうも隣のテーブルが気になる。3人連れのお客さんだが、どうやらACLを観戦している模様。よく観ると、女性2人とも黄色い服・・・1人は何かユニフォームにサインがいっぱい入っている・・・ おや、ユニレプだと。これは新しい柏サポの登場じゃないかと。
   
 試合の方ですが、前のチョンブリ戦とは打って変わって、やられ放題。キックオフ早々に、ネットを揺らされていますが、運よくオフサイドに救われる。1週間前の試合で見せたポゼッションサッカーの姿はなく、とにかく自陣へ攻め込まれて、シュートを打たれる。スゲ選手の好セーブ、もう一度オフサイドに救われ、1本はクロスバーに救ってもらいました。相手はとにかくどの選手も、球際も強く、プレーも上手かったです。さすが、去年のKリーグ王者です。

 黄色いチームは前回の先発からバラとクリスティアーノが外れ、エドゥアルドとクリが先発出場でした。鈴木、まっすー、エドゥアルドが3バック、中盤の底にタニ主将とクリ、右WBにキム・チャンス、左WBに輪湖、モンちゃん、クドー、武富が3トップ。前半放ったシュートは全北の7本に対して3本だったのに加え、危険なエリアの侵入した回数でも全北現代に圧倒されてしまう。後半に入っても変わらず全北が主導権を握りましたが、何とかスコアレスドローに終われました。サポーターサイに観戦レポが出ていますね。雰囲気がとてもわかりやすく、いい感じですね。
   
 ハーフタイムにこちらのテーブルから声をかけさせてもらいました。昔所属していた玉田をきっかけにずっと柏を応援している娘さん、娘に連れられてサッカー観戦に来ているというお母さん、そして個人的にはヨーロッパサッカーが好きと言うお父さんの3人ファミリーさんでした。何でも、娘さんの話では、アウェー神戸戦のチケットも購入済みとか。こっち側の黄色い人達はどうするんだろ。顔をボカしますからと、集合写真を撮らせてもらいました。次の週もACLがここであるようですが、またこのファミリーさんにお会いできるのだろうかと。
   
 帰る時にうろたん氏がT森店長となにやら打ち合わせをしている。よく聞くと、深夜生中継するドルトムントの試合観戦に来ると思うのでよろしくと。ん?今晩だ。すぐに帰宅して、ちょっと寝てまたウルトラスに観に来るって・・・ やはり、この御仁もツワモノですね。
 結局、今週のACL1次リーグ第1節は鹿島さんが前回覇者のウェスタンシドニーに負け、8年ぶりのアジア王者を目指す浦和さんも、水原に負け、ガンバさんも広州富力に負けており、柏だけがドローで勝ち点1をゲットしています。鹿島さんの相手のシドニーには元川崎の田中選手と、勝ち越しゴールを決めた高萩選手がいます。皮肉なものです。
 次の試合の相手は、ベトナムリーグ王者のビンズオンです。国は違うが、どうしても2012年にアウェーで負けた、灼熱地獄の試合となったブリーラム戦を思い出してしまいます。あの時も、このグループの中で一番の安全パイと言っていたらやられましたから。

 某黄色いチームといえば、先日サポーターサイトに、「柏戦記2014」がアップされていました。今回は3大タイトルがどれもなく、前監督の勇退セレモニーが強調され、過去数年間の作品と比べて、まったり感が満ち溢れていた印象です。
柏戦記2014:http://www.hitachidai.net/log/top_log/eid312.html

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Jリーグの話題78

2015-02-26 00:04:01 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 今回は、最近のJリーグの話題をいくつかまとめてお届けします。いよいよ、失敗したらどうするのかと気に病んでいる「大いなるチャレンジ」の明治安田生命Jリーグがあと10日ほどで開幕します。露出度を上げて、大いに盛り上がって欲しいはずなのに、全く露出度が低いまま。たぶん、ほとんどの大多数の一般市民が今年から2ステージ制になる事を知らない状態で、シーズンインすると思います。2ステージ制を認識しているのは一部熱いサポーターのみ。これがかつてのように、各ステージでスポンサーが付いていれば、それぞれが宣伝してもう少しは露出していたと思いますが、何か悪い方向に行っている気がします。そういう中で、今まで当ブログで主張してきた論調が現実化したようなニュースが2つ出てきました。まあ、観て下さい。
      
【Jリーグ:入場者実績部分は廃案…配分金新制度】
 村井チェアマンは23日、クラブへの配分金に差をつける新制度のうち、入場者実績によるものは廃案にしたことを発表。成績、放映権料、リーグスポンサーへの貢献度の3項目については今季から導入。入場者実績については総数や伸び率、満員度などによって配分金に差をつけることが検討されたが、人口規模やスタジアムなどの違いもあって計算が難しく、各クラブからも異論が相次いだことから廃案が決定。村井チェアマンは「一度議論を止めて話し合うために廃案にした」とコメント。
毎日新聞該当記事:http://mainichi.jp/sports/news/20150224k0000m050054000c.html

【先行き見えぬ代表監督後任問題にJリーグ「悲鳴」】
 日本代表監督後任問題が佳境を迎える中で、Jリーグが悲鳴。3月7日に開幕を控えているにもかかわらず、代表監督問題に話題を奪われてしまい、例年に比べて露出は激減。鳴り物入りで復活させた2ステージ制もシーズン前に出はなをくじかれた格好で、各方面に大きな影響が出かねない状況。日本代表監督人事で、今後の本格交渉も含めて先行きはまだ不透明。後任監督が決定したとしても、サッカー界の話題が「新代表監督」に集中するのは不可避。
 こうした状況の影響をモロに受けているのはJリーグ。「代表監督の話題で、話題性という面で割を食っている部分はあり、Jリーグ開幕と監督決定の時期が重なったら、かなり(話題を)持っていかれてしまうだろう。もし決定まで長引けば、開幕後の露出にも影響が出るだろう。この状況が続けば、試合の報道はともかく、それ以外(の露出)は例年以上に厳しくなるだろう」と幹部のコメント。
 Jリーグの新シーズンは、話題性アップのため2ステージ制とチャンピオンシップを導入。J1~J3のリーグ戦に冠スポンサー(明治安田生命)をつけ、今まで以上の露出アップを狙ったが、現状では効果は薄く、代表監督問題は「いい迷惑」な状況。
 ACLもゼロックススーパーカップもイマイチな状況で、Jリーグ幹部は「スポンサーにも申し訳ない気持ち。何らかのお話をさせてもらうことになるかも」と対応に苦慮。日本代表を強化するために創設されたJリーグも、23年目の大改革を前代未聞の代表監督に話題を持っていかれるという皮肉な展開。対策を立てようがない難しい事案とはいえ、関係者の悩ましい日々は今後も継続。
東スポWEB該当記事:http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/soccer/370557/

 配分金に入場者実績によるものが廃案になった情報を耳にした時、「当たり前だろ!」と思いました。単純に観客動員が多い事のみで「優れたクラブ」と評価してしまうのはいかがなものかと当ブログでは言い続けてきました。こちらの記事にあるように、交通アクセス、他のプロスポーツとの競合、人口などの要因も起因するので、一概に比べられないのです。じゃあ、どこが付加価値の高いクラブと言えるのかと聞かれると、「うーむ、当ブログで記事が多い、少ないで判断してもらうしかない」としか言えません。あと、上の記事で「成績、放映権料、リーグスポンサーへの貢献度」という部分が気になります。Jクラブの本業はサッカーなのか、衛星放送の営業マンなのかと。
 次の「悲鳴」の話題は、やっぱりそうでしょと実感しました。東スポさんの記事ではありますが、「2ステージ制もシーズン前に出はなをくじかれた格好」「試合以外の露出は例年以上に厳しくなる」「2ステージ制等で今まで以上の露出アップを狙ったが、現状では効果は薄い」と、開幕前に早くも村井チェアマンが口にした「チャレンジ」がすでに失敗している論調です。
 最近ちょっと思うのがマスコミの態度。「新しいJリーグ」を盛り上げてやろう、応援してやろうという姿勢が全く感じられないのは当ブログだけでしょうか。東スポさんの後任監督原因論ですが、元々大昔から日本代表ネタが盛り上がるのは当たり前で、今さら取ってつけたような理屈に思えます。週刊サッカー雑誌が消え去り、J's GOALという立派なネットメディアがつぶれ、開幕10日前というのに、我々Jリーグサポーターからどんどん情報が奪い去られていく気がします。以前に、ひょっとして国内メディアの暗黙の抵抗ではないかと語った事がありますが、益々そんな気がしてきました。早く、「失われた時代」が去り、今のJリーグから前のJリーグに戻る事を強く祈念しております。
 ずっとネガティブな論調が並んでしまいましたが、いい所もあります。例えば、PSMの増加。あと、「Jリーグ.jp」でのACLのテキスト実況(相手チームのエンブレムが空ですが)ですね。これは去年までなかった部分です。こういういい所はどんどん伸ばして欲しいです。
   
 話は変わり、Jリーグのニュースによると、タレントの佐藤美希さんがJリーグ女子マネージャーに就任。今後、積極的にスタジアムへ足を運び、Jリーグの魅力をPRするそうですが、第一報を聞いた時に、「そうか、またJリーグ特命PR部が復活するのか。また情報発信頑張るかな。やっぱ部活動あってのJリーグ特命PR部だよなぁ」と思って、よく読んでみると・・・「Jリーグ女子マネ」でした。まあ前任のあだっちぃが、途中にJリーグ女子マネに転属したので、そうなるか。惜しかったなぁ、せっかく部活動ができると思ったのに、やっぱ部活動あっての「部」だよなぁと、ちょっと残念でした。
Jリーグ組織問題関連 (その他):20 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係):22 / 21 /  /  /  /
 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

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バスケットボールリーグについて27

2015-02-25 00:02:23 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 事例紹介コラムです。
 昨日の記事で日本サッカー協会の話題の中で、少し日本のバスケ界の話が出ていましたが、バスケ界のタスクフォースの川淵チェアマン先日、TKbjリーグ、NBL代表者会議で訴えた内容が情報開示されました。具体的な新リーグ構想でしたが、とても興味深いものでした。以下、抜粋して紹介。

 JBA(日本バスケットボール協会)の改革を行う「JAPAN 2024 TASKFORCE(タスクフォース)」の川淵三郎チェアマンが、12日に就任後初めてTKbjリーグ、NBLの代表者会議に出席。当初は、両リーグ代表者会議共に冒頭のみが報道陣に公開される予定でしたが、川淵チェアマンの「マスメディアの重要性」を強く唱えたことにより急きょ開放されることが決定。今後、タスクフォースで協議される内容の素案となる川淵チェアマンの意見がすべてを公開。その主な内容は以下の通り。
      
【川淵チェアマンが口にした新プロリーグの構想】
・2015年4月:新しい社団法人を設立  ・10月:新リーグの名称を使用
・2016-17シーズン:新リーグを開幕し、1部・2部・地域リーグのようなピラミッド型で各階層を設置。
 各チームがホームアリーナで8割の試合を消化。ホームアリーナは収容人数を最低でも5,000人を目指す
「川淵チェアマンが考える新リーグ形式」→「bjリーグ代表者会議での発言」→「NBLリーグ代表者会議での発言」の順番で余すことなく紹介させてい 

【新リーグ構想①:アリーナについて 「プロバスケットボールに僕が求めるのはアリーナ」】
 最終的には現状を調べた上で、3月4日の第2回タスクフォースの会議で、両リーグの現状と合わせて、選考の基準を決定。そこからさらに最終的なチームを決める形で推進。
 TKbjリーグ24チームと、NBLの13チームで合計37チームが一つのリーグで戦うことは絶対に無し。どういう展望を持ったチームを選んでいくのかというのは、現状を見た上で最終的な数を決めていく方針。各クラブ収入は7,000~8,000万円から4億円ぐらいまでばらついており、現状の資産や観客動員を基準にしては選考しない。
 求めるのはアリーナ。プロバスケットボールが成功するか否かのすべてはアリーナ次第。アリーナを地方協会とどのように話し合って優先使用を受けるのか。使用料を免除してもらうのか。将来に向けて、アリーナを何千人収容できるようにしてもらえるのか。一番大事なのは、行政サイドの支持。各地方の協会、体協(日本体育協会)、バスケットボール協会の他に地元財界の支援も必要。その上に立って、市民やサポーターが全面的に支援する形になって、初めて長い目で見てプロバスケットボールが成長。
 企業チームのあり方は別途考えていくが、今回は行政、地元(財界等)と話し合う大きなチャンス。地元行政、財界等からクラブを地域の活性化のために魅力ある存在として認めてもらわないとプロクラブとして成長できない。
 調べてみたら、日本の体育館で3,000人以上収容できて、物販ができる体育館は約80ケ所のアリーナのうち21程度しかない。しかも収容人数が3,000人から多くて5,000人。そんな中でプロとしてやっていけるのか。スポンサーが付き、多くの人に見てもらうためには、アリーナが多くの人や歓声に満ち溢れて、テレビを見た人が自分も行きたいと思わないと、プロバスケットボールは成功しない。
 みんなが見やすい場所にアリーナがあれば、試合の雰囲気で十分にやっていけると思う。自分たちの力で行政サイドと話し合い、何年先にどうしてほしいのかを示して欲しい。行政サイドは時間がかかるが、そういうことに対する言質を得ることで、基準を突破してトップリーグの資格を得られる。

【新リーグ構想②:リーグの新法人について】
 4月の初めには新法人を設立するために、各クラブにはリーグへ脱退届けを提出して欲しい。新法人は社団法人になり、社団法人はクラブのみが会員。利益を上げたら、その剰余金はクラブに分配。その点で、個人的には株式会社よりは社団法人が良いと思う。5月にはトップリーグのクラブの選定を実施。その際、各クラブの将来像を比較検討。現状ですべてを評価するのではなくて、将来設計の可能性も評価基準。1部、2部、地域リーグという分け方になると思うが、自分のイメージは1部が12~20チーム。2部が16~24チームと予想。残りが地域リーグに所属。新リーグの開幕は、'15-16シーズンは移行のための経過措置として、2つのカンファレンスを作り、改変するのもいいし、今のままbjリーグとNBLでチャンピオンシップを行い、チャンピオンを決めるようなやり方でいいと思う。
 今年の10月からのシーズンは経過措置でも、新しいリーグの名前でスタートし、正式に'16-17シーズンから開幕したい。外国人枠などルールの設定については、10月までに関係者が会議をして方向性を決めていけばいいし、その時にどうしても決まらなければ、タスクフォースのチェアマンとして、最終的な決定を行いたい。 

【新リーグ構想③:選手の年俸と理念について】
 サラリーキャップには賛成しない。サラリーキャップは弱者の救済であり、成果配分ではない。各クラブの持つ実力で給料を決めるのが前提。今決めるべきことは最低年俸。戦力の均一化ということも考えると、ドラフト制も取り入れていいのではないか。これも選手の立場や権利も考えなければならないので、選手協会とも話し合わなければならない。移籍金など検討課題はまだまだある。低いレベルでサラリーキャップをやっているようではバスケットボールをやっている選手たちに夢がないと思う。リーグの理念についてはみんなで考えなければならないが、もう一度地域社会の中でアピールしていくべき。
 企業チームの在り方について、企業名は認める方向。クラブ名称の付け方とともに、独立法人は絶対条件。社員選手については、選手の希望もあるので無視できないが、全員がプロでなければならないとなると、サラリーマンとして会社で働きたい選手の夢を奪うことにもなる。少なくとも15人のうち、10人はプロ契約が必要。社員選手の扱いをどうするかは今後協議。

【新リーグ構想④:マスコミの重要性と新たな収入源】
 マスコミの露出がほとんど無い事を情けないと思わないといけない。bjリーグの記事が載っているのはほとんど試合結果のみ。プロとしてアピールがまるで不足しており、危機感を持たなければならない。Jリーグの成功の要因の6割以上はマスコミの力。マスコミがJリーグ開幕前の半年間、毎日あらゆるメディアで報道が流れた。広告宣伝料に換算すると何百億円。
 バスケットボールの将来に向けて、少々の犠牲を払ってでも成功させる意識を持つべき。バスケの話題を記事にする価値がマスコミが持っているのはまだ少ないと認識することが大事。ブースターの人たちを喜ばせる試合をどうやっていくか。
 totoは、プロ野球など新しい種目を入れたいという動きがあり、バスケットボールのプロ化が成功すれば、バスケットボールもtotoに入れる可能性がある。そうなると、施設の拡充についても、サポートをもらえる可能性があるかもしれない。そういったことも収入源として期待できるようなプロバスケットボールにしていきたい。
 駄目な話をするなと言いたい。先輩やOBはできない話を新人に言う。心の中でできないと考えているのならば、やめてもらったほうがよっぽどいいし、そんな姿勢では成功しない。現状から少し上のプロリーグができればいいなんて考えでは成功しない。ガラッと変えて、10年の苦労を次のステップで生かすんだという気持ち。それをするためにどう努力するかという決意を持って、この何カ月間に臨んでもらいたいと思う。

【TKbjリーグ代表者会議での主な質疑応答】
 一番大切に思っている事は、6月初めまでに方向性を出さないと、リオ五輪予選に出場できない。女子チームにとっては迷惑な話。日本人が好きなのは五輪に出るか出ないか。代表の強化についても、プロリーグが大きな役割を果たさないと意味がない。プロリーグと代表が両輪で、多くの人から関心を得られ、多くの観衆が見に来る。そして代表が五輪に出ることで、次のリーグも関心を集めることができる。
Q:解決すべき3つの課題「リーグ統一」「協会のガバナンス」「日本代表の強化」について。ガバナンスの問題について述べられていないが、どう対処していくのか?
川:バスケ界にどんな素晴らしい人材がいるのか不明で一番悩ましい。6月までに多くの意見を聞いて、自薦他薦も聞きながら、できるだけ若い人のほうがいいとは思う。要はヒトであり、ルールや規約を作ればいいわけではない。
Q:フロントスタッフの育成や在り方についてはどう考えているのか?
川:Jリーグ時代にGMセミナーを作って相当な人数を育ててきた。今度Jリーグが一般の人たちを含めてスポーツクラブの経営に対するセミナーを始める。村井チェアマンは「バスケットボールの人も申し込んでもいい」と対応したので、この中でもそういったものを作っていく。世界のマネジメントなどを学ぶことはやっていったほうがいいし、勉強をする必要は絶対にある。
Q:アリーナの在り方については賛成だが、現実問題として行政にお願いしても言質をとるのが難しい。実際にはどうやって話をしていくのが良いと思うか?
川:ホームアリーナが存在しないことに危機感を持つ。ホームアリーナに行けば、ここがホームだとブースターが感じる、そこに行きたくなる。なじみのある自分の家と感じられるアリーナがあるかどうか。今、各クラブが使っているアリーナは3つから7つぐらい。それで何がホームアリーナなのか。
 アリーナを借りる苦労は分かるが、今回の動きをきっかけとして欲しい。行政サイドが検討しましょうとなり、一番動くのは市民の声。行政が動けるように努力して欲しい。6月までに決定するのはほとんど不可能だが、言質を行政から得て、明確に確認できたら、そのチームは(トップリーグ参入を)優先的に考えたい。1回で決める方法はなく、多くの市民を巻き込むという事。
Q:地方行政の予算だけでは大きな施設を作ることができない。国の予算まで動かさなければ、我々の考える規模の施設は難しいが、一緒に動いてもらうことはできないか?
川:可能性がゼロではない。大きな夢を持ちながら、地道に着実に、多くの市民を味方につけて進んでいったほうが良い。長い目で見てバスケットボールクラブを地域に密着したスポーツクラブにしようと考えるか、長期的な展望の活動が必要。今こそそのチャンスなので、クラブの将来はどうあるべきか。どう地域社会の誇りとなり、地域社会の活性化の元になるのか。地域の中にどう生きるのか。原点を考え直して、市民に、行政にアピールしていく。そこからまた始まっていくと思う。やはり地道な活動以外に、成功への道はないと思うし、試合が始まれば、魅力的な試合ができるというのが大前提。
Q:マスコミでの取り扱いについて、東京のメディアには取り上げられなくても地方では取り扱ってもらっている。そのことについてはどう思うか? チーム名については、企業名は残さず“地域名×愛称”で統一してほしい。
川:bjリーグとNBLでスタートしているなかで線が引きにくい。企業名がリーグにどう影響を与えるのかは経験してみなければ分からない部分があり、きちんとした財源を確保できて、ちゃんとした経営ができるクラブがトップリーグにあったほうが良いという認識だから。企業名を排除することの価値については試行錯誤しながら、とりあえずスタートは企業名をつけても良いということにした。
 地方については、極端に言えば一つの地域社会だけでお客さんが1万人入って、入場料収入やスポンサー料が十分なのであれば、それも地域クラブの生き方だと思う。全国区になる必要はないというのは、地方のチームをないがしろにするというのはまるで違う。東京のメディアがバスケの記事が少ない大きな理由は2リーグに分裂した中で実力があるのはNBLだと思われているから。それが五輪や日本代表とほとんど関わりがなく、代表の姿が見えず、バスケの面白みが多くの国民に知れ渡っていないということにつながる。地方を大事にしないとプロとしては成り立たない。
Q:bjリーグは各都道府県全域をホームとして活動しているが、チェアマンのイメージとしては将来的に各都市や地域単位でやっていくべきだと考えているのか?
川:そう思う。ネーミングをもう一度考え直したほうが良い。やっぱり50~60万人で1チーム。10万人以下はかなりきついが、「おらが街の代表」と市民の人たちに思ってもらうことが大事。県名を名乗ることが本当に「おらが街の代表」ということになるのかを真剣に考えたほうがいい。あまりにも漠然としているので、「地域に根ざす」ということを考えると、あまりにも感覚がずれていると思う。
Q:5月にトップリーグに参入するチームを決めるということだが、最終的に決まるのはいつなのか?
川:5月いっぱいで決めたいと思うが、うまくいくかは不明。なるべく早く決めないと、受け皿として行政の動きが前に向かないということもあるので、現状は5月いっぱいというスケジュールで考えている。

【NBL代表者会議での主な質疑応答】
Q:制度を考えていくにあたって、選手側との利害調整なども必要になると思うが、選手側への説明ないしは意見吸収はどのように進めるのか?
川:選手協会とは意見交換する方針。昨年10月にFIBAから懲罰を受けるときに選手の声が全然ないと思ってすごくがっかりした。選手はもっと声をあげるべき。ある程度どんな感じかなということは聞くが、選手の意見がそういう経営に入ってくるとおかしくなる。
Q:ホームアリーナが確保できないため、都市単位でなく、都道府県単位で考えてはだめなのか?
川:基本的に8割がホームで2割が他でもいいと言いたい。やはりホームアリーナが分散するという事はチームの発展にプラスになるとは思えないと個人的に思っているだけ。それがクラブ全体の発展につながるというのなら、それはそれでいいのではないか。クラブの考え方なので、これだけのファンを獲得して、ちゃんと健全経営が可能だと保障されるのならばいいと思う。
Q:1つの県に何チームまでとか制限があるのか?
川:まったく無い。ダービーマッチで盛り上がるし、ネーミングをどううまくつけるかによって盛り上がり方が変わる。
Q:'15年シーズンで退会届を出すという事だが、具体的な進め方というものを早いタイミングで示すなり、議論する場を作って欲しい。'15年シーズンは従来どおりやるということでいいのか?
川:大前提であり、その中で融通を利かせて交流戦みたいなことができればということは考えている。それが絶対無理だというのなら、プレーオフとかそういうところで盛り上がればいい。
 各クラブと個別に会う事になるが、自分はいろいろな経験をしているので、相当な批判をされても「そんなもんかな」と思うし、「あのときあんなことを言ったから許さない」というような事は無い。遠慮なく率直に意見を言ってもらった方が新しいプロリーグを作るときの役に立つと思うのでお願いしたい。
スポーツナビ該当記事:
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/basket/all/2015/columndtl/201502120002-spnavi

 上の情報は少し前にマスコミに流れた報道ですが、その後若手選手の起用の義務化案という新しい情報が流れました。うーむ、確かにサッカーのメキシコリーグのように、育成面では素晴らしい理想論ですが、最初にあれもこれも手をつけるのはどうかなとも思います。ただ、最初にバシっと決めるのも一つの手段だし、最初が肝心なのもしれません。以下、抜粋して紹介。

 日本バスケットボール協会タスクフォースの川淵チェアマンが、新リーグで、20歳以下の選手起用を義務化するなど、若手育成に重点を置く特別ルールの導入を提案する考えを提示。「1クオーターごとに必ず1人、20歳以下の選手をプレーさせることを義務付けてはどうか」とコメントし、3月4日の特別チームの会合で議題に挙げるとか。
スポニチ該当記事:http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/02/22/kiji/K20150222009853790.html

 かなり新リーグの姿が見えてきましたね。ホームアリーナで8割の試合を消化し、収容人数を5,000人とするのは思いハードルですが、これくらいの荒療治が必要なのかもしれません。TKbjリーグとNBLそれぞれの代表者会議での様子を紹介しましたが、明らかにレベルというか、視点が違います。NBLの方は、bjの時と比べて話のレベルが違ったので、かなりカットさせていただきました。これらを読むと、川淵チェアマンはどちらかといえば、TKbjリーグの方に思い入れが強いように、個人的には思えます。
 totoにプロバスケットの結果を取り入れるというのはいいですね。プロ野球は、「黒い霧事件」や個人プレーの部分が多いので、サッカーと比べて八百長が埋まれる可能性が高いから、導入に対して抵抗論があるようですが、バスケならサッカーと同じ個人プレーの部分が少ない集団競技なのでいいかも。川淵チェアマン頑張ってください。バスケの後は、サッカー界にもタスクフォースを導入するように動いて欲しいなと。
バスケットボールリーグ関連:29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

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ファジアーノ応援団・浅口

2015-02-24 00:04:55 | ファジアーノ応援団・浅口

 浅口レポです。
 先日、浅口市寄島町で、ファジアーノ応援団・浅口の定例会寄島会場が開催されました。今回の会場は新しく、ビュー・なぎさという去年オープンした喫茶店になりました。寄島会場はずっと、福嶋リハ学院のラウンジでしたが、学校の倉敷への移転が進んでおり、開催時間には職員がほとんどいないために対応できないという事で、福嶋世話人代表より、「なぎささんでやろう。これからはこっちをPRしないといけない」との話があり、会場変更となりました。
   
 こちらのお店は、昨年春まで浅口市議会議員を勤めていたM広女史が、議員引退を機に開業され、中心メンバーさんの会社が建てられたという事で、この会とはもともと浅からぬ縁でした。古いメンバーで、M広女史の姪にあたるmegu-3女史より、「今日はスタッフとして手伝うので」と一報が入る。普段は浅口市のT倉課長とともに、浅口地区サッカー協会の事務局で活躍されていますが、この時は一裏方スタッフとして尽力いただきました。
 こちらのお店を利用する決め手が、TVモニターがある事。途中からはBGM状態になるとはいえ、試合映像は必須アイテムです。ただ、DVDデッキが無かったため、代表世話人さんのご判断で、会で1台購入して、これからいろいろとお世話になるという事で、会場代として寄付させていただきました。(最近は再生専用タイプなら格安なのです)
   
 この日の参加者は17名。いつものメンバーさんです。冒頭でセレモニーがあり、事情で30分前倒しの開会のはずが、終わってみるといつもの時間になっていました(笑)。田会長の開会挨拶の後に、クラブの状況について説明がありました。新入団選手や新監督について説明がありましたが、やはり出るのが岩政選手と加地選手の話。やはり普段の練習の取り組みから人格から、今までファジにいなかった価値観で素晴らしいという事。まあ、そうでしょう。早く生で観てみたいですね。
 その後、事務局グループから、観戦会や年間スケジュールなどの説明の後に、SPOC研究会のシンポジウムのチラシを配布させていただきました。都合のつく方は、ぜひご参加ください。その後、田会長の乾杯のご発声で懇談会スタート。
 
 久しぶりに参加された時社長が元気でした。なかなか鋭い質問が何度も飛んでいましたが、皆さんよくチーム情報に詳しく、驚きました。去年あたりまで、やや後ろ向きだった中健隊長も、「今年は頑張ろうかのう、桜まつりとかで」とか言われていました。とにかくポジティブなのはいい事です。今シーズンはもう少し、懇親会付き観戦会を増やしたいですね。マンネリ化のためか、去年あたりまでしぼみ続けていましたから。
   
 後半以降に、AIM氏などコアサポさん達が到着しました。やはり、コアサポが登場した方が盛り上がります。それぞれコメントをいただきましたが、皆さん口にされるのが、山雅さんの話。以前は後輩クラブという感じでしたが、今回は先にJ1に昇格したスゴいチームと。あの街の規模で、あの観客動員はスゴ過ぎる。岡山が「チャレンジ1」という事で、今シーズンは平均観客動員1万人を目指すが、J1昇格には当たり前の事と。山雅さんは、とにかく街をあげて、ファン・サポーターがみんな、我が事として認識していて、熱さが違うと。当ブログでも先日、読者の依頼で山雅さんと岡山の比較資料を記事にしましたが、観てのとおりです。それぞれの立場で、何が違うのかよく読んでいただきたいと思います。

 年間ポスターが来ていました。前の週末にコアサポさん達が、浅口市内でローラー作戦を実施されたすですが、時間の関係で里庄地区が回れなかったので、この会でローラーをお願いしたいとの事です。お任せください!という事で、ポスターを受け取りました。地元市民が地元を回れば、顔パスで話が早い事もあり、去年に秋ポスターをローラーした時も手慣れた感じでした。
 早速、こちらのお店にも1枚貼らせていただきました。個人的には、ポスターデザインの中で選手の露出が前より増えて、いい感じのポスターになってきた印象です。
   
 会も終盤に入り、会計責任者の工社長から応援募金の説明があり、募金箱を持って会場を一周されました。樽募金が去年半分しか集まらなかったらいいからと、多めに入れてくださる方もおられました。最後に中健隊長の閉会挨拶に続き、コアサポメンバーさんによる、ファジアーノ締めです。前説が上手かったからか、一回で決まりました。今回は山陽新聞浅口支局長さんなど、地元マスコミの方も顔を出されていましたね。
 皆さん、お疲れ様でした。読者の皆さんでも、浅口市に来られる便があったら、ぜひこちらのお洒落な喫茶店にお立ち寄りください。海沿いの県道沿いの、市役所総合支所隣にあるので、すぐにわかります。

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カリスマの存在175

2015-02-23 00:03:33 | カリスマの存在

 PV生観戦レポです。
 先日、ウルトラスで開催された、ACLプレーオフのPVに参加してきました。岡山市内で仕事があり、ちょうどいいという事で、寄らせてもらいました。久々の黄色い日本代表を応援できました。今回は、まーさんが仕事で欠席。うろたんK氏と大津のユニレプを今回買われたというKさんが参戦。着いたら、早速試合が始まっていました。
   
 だいぶ、選手が入れ替わっていたので、すぐに何番が誰かわからなかったです。新加入のクリスティアーノ、武富、などの新顔が躍動していました。期待の大津はケガが残っているという事でベンチスタート。
 吉田監督の初陣です。思えば、一番遅く先シーズンを終え、どこよりも早く今シーズン公式戦が始まるチームがJ1柏です。余りにも日程が詰んでいるいるために、今年は世界3大カップとサポーターが呼んでいる「ちばぎんカップ」が初めて中止になっています。柏はプレシーズンマッチなしで、本番を迎えた訳です。

 試合前に、きれいなコレオグラフィーが柏熱地帯を埋めたようです。本当に柏サポは手慣れている様子。聞こえたチャントも、「柏から世界へ」と歌う「切手のないおくりもの」が流れましたが、いいですね。個人的には好きな曲です。また、延長戦に出場した大津選手の「お嫁サンバ」も良かったですね。本人もうれしかったし、パワーをもらったと言っていたようです。
 もっぱらの話題はクリスティアーノ選手のチャント。何と「ヒゲダンスのテーマ」です。何か、去年あたりからこういう路線になってきましたね。去年のドゥドゥが「アホの坂田」を踊ったように、そのうちにクリスティアーノも、日立台でヒゲダンスを踊るのでしょうか。チョビヒゲつけたらおったまげですが(笑)。サポーターサイトや、みゃ長ブログに今回のACLプレーオフの試合前後のレポが出ていますね。ここまで詳しいと様子がよくわかります。

 また、YouTubeに「柏レイソル ACL 2015 PV 【非公式 煽りV】」が出ていました。2年ぶりに観ましたが、形式としては2012のものと似ています。2012年の時は4チームが全員自国リーグ王者でしたが、今回の柏は4位となっているので複雑。この方の作品は他にはJ1昇格プレーオフ版があり、ACL煽りVはよそのクラブのものは目にしないので、黄色限定なのかな。ぜひ、勝ち上がって、ノックアウトステージ編を作ってもらいたいですね。
     
 試合の流れは、ポゼッションサッカーを強化した形に見えました。吉田監督曰く、「ポゼッションで自分達のペースを握って試合を優位に保持し攻める」というスタイルで、相手を研究して選手交代等で攻め方を変える、前監督の「リアクションサッカー」とは対照的です。
 相手が弱かったというのもあったかもしれませんが、確かによくボールを保持し、よく回していました。クリスティアーノを始め、シュートもどの選手も積極的に打っていました。しかも枠内に、でしたが弱かったり、GK真正面だったりして全く決まらず。

 試合内容は、柏が終始チョンブリを押し込み、放ったシュート数はチョンブリの6本に対し、柏が何と41本。なかなか40本という数のシュートは打てません。でも2得点。よくぞたくさんシュートを打ったと褒めるべきか、決定率の低さを嘆くべきか。決定力の低さはどのカテゴリ、どのクラブでもある課題なのだと認識できました。新外人のクリスティアーノ選手は1人で16本のシュートを放っていますが得点は0。まだ、調子が上がっていないのか。この時に話が出ましたが、昔のロボ君やネット・バイアーノよりはいいんじゃないのかと。
 相手チームも強かったですが、プレスが弱く、ちょっと足元の技術が日本のチームと比べて、少しレベルが低かったですね。あれが、鹿島さんとかだったら一気にカウンターでやられていたのではないかと、悪い想像をする始末。

 これで晴れて本戦に出場できました。もう少し楽に突破できると思っていましたが、予想以上にアジアの壁は厚いのだと思いました。次の第1戦の全北現代とは、'12年、'13年と連続して4回対戦し、4勝0敗と相性がいいようですが、それは前任監督の数字です。
 うろたん氏は試合終了早々に深夜バスに乗りに行きました。何でもサッカーのキャンプを観に九州に行くとか。。皆さん、今シーズンもせわしい1年になりそうですね。
   
 ちなみにこの前の日経新聞「フットボールの熱源」に「遠征中におかしい?」というタイトルで、チョンブリの選手達一行が試合2日前に富士山観光にと静岡SCで観光ショッピングを楽しんでいたという情報が載りました。日本選手では考えられない行為に、お国柄の違いを思いました。そんなチームにもう少しでPK戦か何か負けそうになったというのは何なのでしょうか。
 今回の結果をどう見るかです。終始パスばかりでゴールに迫らず、決定力不足で結果が出ないのは昨今の日本代表ですが、今回の黄色ジャパンは近い状態ではなかったのでしょうか。前任監督は「ヴィットーリア(勝利)」を合言葉に勝つ事をチームに植えつけていましたが、吉田監督はどうなのでしょうか。41本もシュートを打って、1点しか取れずにPK戦に入りそうになった事を楽観視していいのかと思います。
 まあ、まだ始まったばかりなので、簡単に評価はできませんが、もし、リーグ戦でふがいない成績、例えば(天下の悪法2ステージ制の)第一ステージで1ケタに入れなかっったら、早めに対策を考えた方がいいのかもしれません。

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日本代表のこと・・・274

2015-02-22 00:02:07 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 ポストアギーレですが、以前の記事で当ブログでも多くの情報を紹介して予測を深めましたが、以前のスポーツ報知の記事に「日本サッカー協会が日本代表後任監督人事で売名被害を受けている事が判明」という報道が流れて、今までの報道は何だったのだとちょっと冷めていました。後任監督選びについて、複数の海外著名指導者から「日本からの打診を断った」というコメントが相次いで出されているが、すべてリストに入っておらず、打診もしていないことが判明したというもの。以前にも「スポーツメディアの報道の中には真実とかけ離れたいい加減なものもある」と触れた事がありますが、まさにそれを地で行った形になり、しばらく様子を見ていました。
 
 そして、最近ではラウドルップ氏が最有力という報道が流れたものの、「神戸の黒歴史」というショッキングな報道が流れました。元々ラウドルップ氏は代表監督の経験が無いため、当ブログでは大反対でしたが、この「黒歴史」の内容を読むと、更に反対の気持ちが強くなりました。その内容を抜粋して紹介。
       
 日本協会の霜田技術委員長がカタール・ドーハに滞在した事が17日に判明。カタールリーグのレフウィヤを指揮するラウドルップ監督と接触したものと推測。身辺調査もすでに終えており、近日中にオファーという見通しだとか。選手時代のラウドルップ氏は、ユベントス→ラツィオ→バルセロナ→レアル・マドリードという超一流の経歴を持ち、デンマークサッカー協会によって「史上最高のデンマーク人選手」にも選出されているが、'96~97年に当時旧JFL(2部リーグ)であった神戸に所属。神戸のJ1昇格に貢献し、日本を去ったが、今回の報道に神戸サポーターは拒否反応を示しているとか。
「辞め方が悪かった。昇格にはある程度貢献したが、J1ではろくに試合に出場できず、9連敗を喫したチームを見て『このままここにいては、自分のためにならない』と発言して出て行ってしまった。確かに、当時のヴィッセルのチーム状態は最悪でしたが、サポーターとしては見限られた印象が強いのではないか」とスポーツライターのコメント。
 その後に、オランダのアヤックスに移籍し、リーグ優勝とカップ戦の2冠を制し、そのまま華々しく引退していったラウドルップ。しかし、彼はヴィッセル神戸時代を黒歴史として捉えていたとか。派手な引退セレモニーで歴代所属したチームのユニフォームを飾る際に、神戸のユニフォームだけ並べなかった事があり、当時の神戸サポは深く傷ついた経緯がある。
 監督としては、地元デンマークのブレンビーを4年間指揮したが、その後の4チームは2年持たずに解任。その上、代表監督の経験もなく、明らかに原博実専務が打ち出した次期監督に求める5つのガイドラインに合致していない。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/9801988/

 この神戸さんの昔の話を聞くと、恥ずかしい歴史としていた日本の代表監督に就くことは常識はずれにしか思えません。結果はまだ出ていませんが、おかしな話だし、そういう話の上でオファーを出す日本協会の行動に首をかしげたくなりますね。報道では、ラウンドルップ氏の身辺調査も済ませて、霜田委員長が帰国したとありますが、上に挙げる部分も身辺調査に含まれるのではないでしょうか。一見選考を慎重に進めているように見えても、実際はええかげんにやっているのではないかという感覚に陥ります。代表監督経験がある人材で、世界と戦うのではないのか!
 そんな中、日刊ゲンダイで「アギーレ後任報道が一気に沈静化」について、日本協会は緊縮財政のために違約金を払っての引き抜きは行わず、「技術委員会内の空気は、新監督は6月にズレ込んでもOKという流れに傾いている」と報じています。また、スポーツ報知では、日本協会の小倉名誉会長から、3月の強化試合は代行監督で乗り切る見解を発表しています。以下、抜粋して紹介。

 日本協会小倉名誉会長は20日、日本代表の運営について、3月末の親善試合を代行監督で乗り切る考えを明示。「できれば3月からの指揮がいいが、交渉は簡単ではない。勝負は(W杯予選が始まる)6月だから」と長期戦もやむなしとの見解を発表。'10年のザッケローニ監督就任時の経験を踏まえて、「(日本に)慣れている人が指揮している様子を見てからの方が新監督も入りやすい」と代行プランを容認。候補は「日本人がやるでしょ。原専務理事だっていい」と冗談交じりにコメント。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20150220-OHT1T50252.html

 この就任延長論には、ラウドルップ監督の任期満了を待つからという話と、元アルゼンチン、チリ代表監督であるビエルサ監督を招聘するためという二つの論が出ています。ビエルサ監督については、ちょうど4年前に当ブログでも紹介しており、個人的には大賛成です。現在はマルセイユの監督ですが、この時期に退任するという報道が流れています。以下、抜粋して紹介。
   
 20日、「L'Equipe」誌は「マルセイユのマルセロ・ビエルサ監督は、今季限りで契約が満了となる可能性が高いことを明らかにした」と報道。昨年夏にフランスリーグのマルセイユと契約を結んでいますが、記者会見でまだ来季の契約を結んでいないとコメント。「チャンピオンシップの最後に私の契約は自動的に終了。それが私とクラブの間の契約。しかし、それは来季のコーチではないという意味ではなく、もし継続できる可能性があるならば、新しい関係を結ぶかもしれない。再び契約するという可能性は否定しない。全ては可能」と更新の可能性は排除しないものの現状ではこのままシーズン終了とともに退任することになると明かしたとか。
 マルセイユは現在かなり経済的に苦しい状況に陥っていると言われているが、ビエルサ監督にはサウジアラビア代表の監督になるのではないかという噂があり、また「FOX Sports」誌や「Goal」誌は「日本サッカー協会が問い合わせを行っているようだ」と報道。

 ビエルサ監督はいいですね。4年前の記事を掘り返してみました。'02日韓W杯でアルゼンチン代表監督、'04年アテネ五輪でアルゼンチンU-23代表監督で優勝という実績。流行にとらわれない独自の理論を持つ「戦術マニア」として有名。信奉者も多く、運動量に基づいた組織サッカーで、攻撃哲学を貫く姿は「走って勝つ」という日本代表の流れを発展できる存在。大きなポイントはサッカーへの探究心にあり、欧州のビッグクラブで指揮を執ることよりも、自身の理論を試せる環境を重視する学究肌と言われていると紹介しています。
 '11年までチリ代表監督を務めて、その後'13年までアスレチック・ビルバオ、昨年はオリンピック・マルセイユの監督を務めていました。アギーレさんの後釜になれる実力者はビエルサ監督しかありませんね。ぜひ、ビエルサ監督でお願いします。ラウドルップでは後ろ指を指され続けるだけで、代表監督経験がないために、たぶん2018年はザックジャパンと同じ結果になると思います。

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日本サッカー協会の話題33

2015-02-21 01:14:44 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 今日、web Sportivaを観ていたら、「不明朗な人事、商業主義…日本サッカー協会の問題点」というショッキングなタイトルの記事を見つけました。「日本サッカー協会をめぐる5つの問題点」という記事ですが、今回は特に「商業主義」というキーワードは当ブログでもしょちゅう出てくるもので、とても興味を持ち、読み込みました。以下、抜粋して紹介。
      
【日本サッカー協会の問題点】
①国際性の欠如
 代表監督選びは最も重要な位置を占めており、選考の失敗を防ぐためには、探す側の国際性、世界性が不可欠だが、今の日本サッカー協会はそうした要素を満足に備えているとは言えない。
 世界の津々浦々にまでネットワークを持っているかが勝負の分かれ目だとされ、情報自体は世界中から流れてくるが、日本には自ら足を使い、常に探し求めていく組織も人材も無く、外交官不在の状態。その中心となる技術委員会の中に、世界を見渡せる目を持った人は皆無で、常時、専門職として動いている人も存在せず。代表監督探しを協会という組織ではなく個人の力に頼るやり方を続けていると、人も組織も育たず、協会そのものに国際性が生まれない。

②ファンの知る権利に答えていない
 サッカー協会は、登録料という名の「税金」を、サッカー人口を構成する人々から、無条件で徴収する仕組みを築き上げた特殊な団体。アギーレ監督の解任時の違約金について、大仁会長は「守秘義務があるので、それ以上は申し上げられない」とコメントしているが、少なくとも登録料という名の「税金」を収めている人たちは、知る権利があるのではないか。そもそも契約金や契約年数も非公開。
 守秘義務と知る権利。他の競技団体なら前者が勝ってもいいが、サッカーの場合は知る権利が勝るのではないか。サッカーに携わるメディアは、もっと知る権利を盾に、協会と対峙するべきではないか。

③不明朗な人事
 今まで日本サッカー協会の会長は密室人事で決まってきたが、従来のやり方は不透明だとするFIFAから強い要請を受けたために、大仁現会長の後任を決める次回からは選挙制度を導入。国際活動禁止処分を言い渡された日本バスケットボール協会のことを冷笑する資格が日本サッカー界にはあるのか。原専務理事も、犬飼前会長も、大仁会長も元三菱で、大学の先輩後輩だったり、三菱重工時代の監督と選手の関係にあったり、不明朗な関係ではないのか。
 ザックジャパンを作った原専務理事は、ブラジルW杯で惨敗しても、アギーレ監督の八百長疑惑による解任でも結局処分は何も下されず、大仁会長、原専務理事の去就について、協会の密室かつコネクション人事が、騒動の根底にあることが、ここで改めて浮き彫りになったと言える。
 
 現在のサッカー協会はコネクションで成り立っており、協会の職員募集も、つい最近まで、一般からの公募は受け付けていなかったほど。そうした風通しの悪さ、閉鎖的な社会が強化の足かせになっていると言われても仕方がない状況。
 FIFAの指導の下、大仁会長の後任は、選挙で選ばれる事が決まっているが、これを機に、サッカー協会の体質も大きく変化して欲しい。協会の体質と日本サッカーのレベル、代表チームの成績とは密接な関係にあると思える。

④商業主義
 「6月にW杯予選が控えている。時間がない。アギーレを疑って解任するわけではない」とアギーレ監督を解任した大仁会長の説明だが、6月に始まるW杯予選は敗れる可能性がほぼゼロの相手であり、時間がないと言って慌てようとする大仁会長は不自然。これが解任の本当の理由ではないことを、逆に簡単に推測。
 スポンサーの顔色をうかがった末に臭いものにフタをしたのが本音であり、多くの国民が認識しているのではないか。芸能界で起きた出来事なら理解できるが、サッカーはスポーツ。日本代表戦はテレビ放映ありきでなく、日本代表は見せ物ありきで存在していない。世界一を目指して戦う集団なのに、その選考にかかわるのはあくまでも協会。スポンサーの力が介在したり、協会がその力に屈したりすることは、あってはならない話。
 それはメディアが本来、注視しなければならない点であるが、多くは、スポンサーサイドの声を紹介しようとしている。今回のアギーレ問題と、ブラジル戦がそのいい例。
 確かに、知名度の高い選手がスタメンに並んだ方が、商売的には好都合だが、それを続けると代表チームは強くはならない。今の日本代表はメンバーは老朽化し、チームの新陳代謝は停滞。サッカーは、放っておいても人気者が次々に現れる芸能界とは違い、スポンサーの立ち位置も、それと違うはずで、お金は出すが、口は出さないのが理想の姿。

 商売重視。現在の日本サッカー界の姿は、商業メディアやスポンサーの顔色を伺い過ぎた末の悲劇とは言えないか。アギーレ前監督は、アジアカップの先発メンバーにお馴染みの選手の中の知名度の高い選手で固定。商業重視のメディアやスポンサーから歓迎されても結果はベスト8。今後に不安を残す負け方。協会の力は、一体どこにどう働いていたのだろうか。アギーレ前監督のアジアカップのメンバー選考には同様にノーと言うべきではなかったのか。
 「数字」を伸ばしたい「担当者」は、概して目の前の勝利に喜び、一戦必勝主義、勝利至上主義、結果至上主義は加速。その一方で、代表チームの強化のサイクルは弱体化。協会新監督の就任を、3月の親善試合に間に合わせようとして、一体誰のために慌てているのか。

⑤アウェー戦が少ない理由
 強化を図るためにはお金が必要というのは確かな事実だが、強化よりそちらの方が勝っているのではないかと思われる。最も分かりやすい例が代表戦。ホーム戦とアウェー戦の理想的な配分は50対50なのに、現実は70対30から80対20。目に余るホーム戦過多でとても強化に繋がっているとは思えない。学ぶことが多いアウェー戦をなぜ軽んじるのか。
 一方、ホーム戦の魅力は「お金」。スタジアムはほぼ満員で、協会には入場料収入とテレビの放映権料や様々な広告収入が入り、興業的な魅力に溢れる「サッカー産業の源」となっていないのか。

 日本のサッカー界は、長年にわたり強化よりも興業を重視。今まではホーム対アウェーで、50対50の理想にほど遠い比率でも何とかレベルアップをキープでき、興業と強化はクルマの両輪のような関係であったが、この形は限界が見えてきていることも確か。レベルは横ばい、あるいは右肩下がりの状況を迎えている。
 五輪代表など世代別チームの現状では更に厳しい状態。何とかしないとと思っても、実際口にしようとする人は少なく、手をこまねいているのが現実。今すぐに方向転換を図るべきだが、協会には古くて悪しき体質が染みついており、経験の無さから対処策が出せない状態。日本サッカー界は、いま大きな転換期を迎えているが、今の日本経済のようになる危険性は高いと締めくくっています。
web Sportiva該当記事:http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2015/02/18/post_855/index.php

 杉山さんというコラミストのコラムでしたが、何となくぼんやり耳にしていた日本協会の批評を一気に端的に吸収した印象です。とかくこういう組織は閉塞的になりがちで、サッカー界は一番風通しがいいと思い込んでいましたが、こうして読んでみると「何だ、バスケ界よりちょっといいだけではないのか」という気持ちになりました。正直、日本協会だけに留まらず、その下の「今の」Jリーグ、そしてその傘下のJクラブの中にも・・・
 ②はいわゆる情報開示ですね。当ブログでも情報公開度が低いところは根本的に信用していません。なぜ隠すか、知られてはいけない部分があるからでしょう。一般的な話として、部下が「オープンにした方がいいのでは」と言っても、統括責任者が「隠しておけ」と指示するパターンは、組織の構造的欠陥ではないでしょうか。
 ③はブラジルW杯からアギーレ監督解任までの原専務理事などの協会幹部の名前がよく出ていましたね。Jリーグは早稲田閥と言われていましたが、日本協会は三菱閥なのですね。初めて知りました。バスケ界が他人事ではなく、今のJリーグも含めて、必要であればタスクフォースを取り入れてはいかがでしょうか。
 そして④の商業主義。公共財と個人的私物は相反するものです。本来ならば公共財であるはずのものが、チェック機能が無い私物化になってしまっては、あっという間に廃れていくでしょう。物を言う存在を拒絶する体質は致命的です。
 ⑤のアウェー戦の少なさは大昔から指摘されていた事です。国内ホーム戦で稼ぐのか、強化目的でアウェー戦を続けるのかですが、そこに商業主義が介入しては強くなれません。どこかのネット情報で見かけましたが、以前の代表戦で本田選手の出場から写真撮影の立ち位置までスポンサーが口をはさんだという情報を目にした事がありますが、本当なのでしょうか。 

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FC岐阜のこと6

2015-02-20 00:05:56 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日、J2全クラブ調査で岐阜さんの公式HPを観ていた時にあるページに目が留まりました。「2014シーズン 県内全42市町村でのホームタウン活動を実施しました!」というタイトルで、昨シーズンの活動報告になります。今西さんから経営者が変わって、また数年前からオーナー企業が変わって、昔ながらの地域密着性が薄くなったのではと思っていましたが、全くそうではなかったです。このページを読んで、「やっぱり岐阜さんは地域密着度は天下一品」と思い直しました。以下、抜粋して紹介。
   
【2014シーズンFC岐阜ホームタウン活動報告】
1)FC岐阜のホームタウン活動について
 Jリーグの各クラブはJリーグによって定められたJリーグ規約(※1)に基づき、ホームタウン活動を実施。J2岐阜はホームタウン活動をクラブの大きな柱として位置付け、育成・普及活動にとどまらず、地域貢献活動や社会貢献活動を積極的に実施。2014シーズンは1月8日(水)のキャラバン体操教室を皮切りに、FC岐阜のホームタウンである全42市町村においてホームタウン活動を実施。

参考(※1) Jリーグ規約第21条〔Jクラブのホームタウン(本拠地)〕第2項
「Jクラブはそれぞれのホームタウンにおいて、地域社会と一体となったクラブづくり(社会貢献活動を含む)を行い、サッカーをはじめとするスポーツの普及および振興に努めなければならない」

2)2014シーズンFC岐阜ホームタウン活動回数
 ・2014ホームタウン活動総数:467回(※2013シーズン:362回)
  うち選手参加活動数:44回  (2013シーズン:36回)
 ・開催地:岐阜県内42市町村中、全42市町村(全市町村達成!)(※2013シーズン:18市町)
   
3)2014ホームタウン活動実施内容
 1.サッカー教室: 185回
 <内訳>
  ①おじゃましマッスル(保育園・幼稚園巡回サッカー教室):110回
   西濃地域、飛騨地域、本巣市、山県市、郡上市の保育園・幼稚園を訪問し、ボール遊びを中心としたサッカー教室を開催。
   ゲーム性を取り入れたメニューを通じて子どもたちに外遊びや運動する楽しさを伝える活動(岐阜県サッカー協会連携事業)。
  ②スポーツリーダー活用事業(小学校訪問サッカー教室): 15回
   岐阜市内の小学校を訪問し、ボールを使った運動を中心としたサッカー教室を開催。様々なメニューを通じて、身体を動かすことの楽しさを実感し、
   スポーツに親しむことでスポーツ推進を図ります。(岐阜市委託事業)
  ③その他サッカー教室(クラブ・自治体・企業・各種団体主催):60回
   年間通じて、県内各地で多数の子どもたちを対象にサッカー教室を開催。J2岐阜の選手が参加するサッカー教室は、憧れのプロ選手と交流でき
   る貴重な機会。親子サッカー教室では、スポーツを楽しみながら親子のふれあいの時間を創出。
 
2.キャラバン体操教室(健康づくり体操教室):203回
   岐阜市内などの高齢者施設へ訪問し、健康づくり体操教室を開催。各施設利用者の身体状況に合わせた体操メニューを実施しており、各施設
   好評。
 3.地域イベント(各種イベント・祭りなど): 47回
  地域のイベントや祭りなどに参加し、キックターゲット、テーブルサッカー、グッズ販売などを行い、地域住民と交流。キックターゲットは得点に応じ
  てJ2岐阜グッズや選手サイン入りグッズを進呈。
 
4.その他(社会貢献活動、啓発活動、職業講話など): 32回
  赤い羽根共同募金、自治体、企業等の啓発イベント、病院への訪問、職業講話、職業体験の受け入れといった多様な活動を実施。
J2岐阜公式HP該当ページ:http://www.fc-gifu.com/information/6772

 やっぱり岐阜さんですね。2011年の頃の公式HPでは「Jリーグチーム(38チーム)で、地域貢献活動回数 No.1」と発表できるくらいに、Jリーグで地域貢献活動の多さではダントツの多さでした。確か、この頃はどの選手も週末が近づいて来たら、試合よりも毎週のように実施される地域貢献活動で頭がいっぱいになってソワソワしていたという逸話を覚えています。また、そういう地域貢献活動の実績を評価されて、スポンサーを多く獲得できたとも聞いています。
 その後の経営危機で、今西氏が退陣して新しい経営者が来て、地域貢献活動がやや減ったと聞いていましたが、2年前に新しいオーナー企業が就いてからは経営が安定したので、伝統の地域貢献活動も増えてきたのかなと。
 岐阜さんのように、Jリーグ規約をしっかり認識されて選手による社会貢献活動に取り組むところもあれば、逆の価値観を持つところもあるのかもしれません。今のJリーグではすっかりこういう面は見えなくなりましたが、前のJリーグでは「公共財」としての価値を存分に発揮されていました。岐阜さんも、Jリーグがどう変化しようと、伝統の選手による社会貢献活動を、これからもしっかり取り組んでいただきたいと思います。まさに「常識の門番」「最後の防波堤」として、守って欲しいですね。
J2岐阜関連⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140113
     〃  ⑩http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131025
     〃  ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131006
     〃  ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120901
     〃  ⑦:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110509
     〃  ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101111
     〃  ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100828
     〃  ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100429
     〃  ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091006
     〃  ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090804
     〃  ①:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060317

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行政の支援52

2015-02-19 00:03:20 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日、「こやのん」ことJ1広島の小谷野社長が、広島市長選に出馬表明をされました。広島さんといえば、専スタ建設場所で長年もめているところで、当ブログでも過去に何度も情報を紹介しており、個人的に気になっておりました。煮え切らない行政に対して、ついに最終手段の一手を繰り出すように見えます。こやのん社長が市長選に勝って、旧広島市民球場跡に素晴らしい専スタができる事を、一サッカーファンとして祈念しております。以下、抜粋して紹介。
   
 J1広島の前社長である小谷野氏は、運営会社代表取締役の退任と広島市長選(4月12日投開票)に立候補を発表。15日に、広島市で政策を発表し「経営と経済のプロとして培ってきたもので広島に恩返ししたい」と財政改革などをコメント。
 小谷野前社長は、シンクタンクや証券会社の勤務歴があり、人口が流出し税収が増えていないことから「今の市政のままでは広島は沈んでしまう」と指摘。現松井市長が、保守系の一部市議と距離を置くきっかけとなった市民病院の移転方針については再検討する姿勢。また、市民、サポーターとともにスタジアム建設推進を目指してきたが行政側の高い壁の前に時間だけが過ぎていき、今回の市長選出馬に至ったと推測。
 野村総合研究所で企業財務調査室長などを歴任した小谷野氏前社長は、2012年4月に同クラブの取締役に就任。2013年1月から代表取締役に就任。在任中には、サポーターから多くの要望があり、同氏をモデルとしたキャラクター「こやのん」グッズを発売し、人気上昇。また、広島市民球場跡への新スタジアム建設にも尽力し、サポーターから支持。後任社長については、2月20日に行われる取締役会にて決定。

 1月13日に広島市役所であったサッカースタジアム建設に向けてのトップ4者会談(松井市長、広島県知事、広島商工会議所会頭、広島県サッカー協会小城会長)の席で小城会長が話し合いからの脱退を宣言したのも今回の流れを象徴。
 小城会長は小谷野前社長とともに昨年末まで1年半を費やして続いた「サッカースタジアム検討協議会」の委員として「広島の都市機能充実と平和の推進に市民レベルでも大きく寄与する都市型複合多目的スタジアムの旧広島市民球場跡地への早期建設」を求めてきましたが、同協議会は賛同しない委員との間で完全に話し合いは平行線になり、基本的な事項が何一つ決まらず。
 この「何一つ決まらなかった提言書」が昨年末、三浦会長から松井市長ら4者会談のメンバーに提出。13日の4者会談では当然のごとく、場所の絞り込みや事業主体の選定に向けて、再び「事務レベルの作業部会」を設置して来年度いっぱいでスタジアム建設の可否も含めて計画作りを行うことを申し合わせた。
 こうした一連の流れはサッカースタジアムの早期完成を願うサポーター、市民県民の熱い思いとは大きくかい離。「サッカースタジアム検討協議会」が誕生した最大の理由は40万件近い署名が「スタジアム早期完成」を求めているからであるが、同協議会では「署名は関係ない」との趣旨の発言が複数の委員がコメント。

 また現市長は、昨年8月の大規模土砂災害の際、そのまま自宅で「寝たり休んだりしながら電話で指示した」と発言して同じく市議会で「東日本大震災で壊滅的な被害の出た自治体以上に対応が遅い」と痛烈に批判を受ける。

 さらに一昨年12月には公式の場でJ1での2連覇へ向けて競り合っているチーム関係者を目の前に「サンフレッチェ広島は(優勝するとスタジアム建設を急がないといけないので)2位でいい」と発言して市民らから猛反発を受けています。さらに、こうした批判にさらされた原因をそれを広めたメディア側に求め、あらゆる手段を使い「口封じ」(関係者)に走るなど、およそ首長らしかなぬ行動が大きな反発を生んでいるとしています。

 2位発言なりを聞くと、確かに価値観についてちょっと首をかしげたくなります。小谷野前社長の方がいい市長さんになるのでは。首長選に打って出るのは大きな賭けだと思います。勝てば自分達の夢が実現しますが、負ければ一気に干されます。そのリスクを背負って現市長の対抗馬として出馬するのは大きな勇気が伴っていると思います。一サッカーサポとして、勝利を祈念しております。
 最初に広島の地で、専スタの建設運動を見たのは、もうかなり前です。その後、スタジアムへ行くたびに、この実現運動のブースを目の当たりにしてきましたが、結局はまだまとまっていないのですね。どのみち4月にどうなるかが判明すると思います。
 この世界は結果しかありません。「自分らしい戦いができた」という自己満に終わらず、ぜひ結果にこだわって、戦って欲しいと思います。何でもJ1で戦う18クラブのうち、専スタでないところは4つしかないとか。こういう数字を見ると、陸上トラックがあるスタジアムでいくら観客を入れても、J1への道は遠いのかなと思います。4つのうち、ガンバさんはもうすぐ専スタができあがります。
「ひろスポ!」:http://hirospo.com/pickup/11480.html
J1広島公式HP「サッカースタジアム建設」ページ:http://www.sanfrecce.co.jp/special/signature/
J1広島関連:⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141220
  〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140710
  〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140125
  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130921
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130129
  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111023
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090412
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070805
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070314
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060222
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060205

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