CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

新しき国へ

2005-12-12 08:34:17 | NHK大河ドラマ感想
とうとう最終回を迎えてしまいました
NHK大河ドラマ義経
万感というわけでもないですが
今年もちゃんと、1話も逃さず見られた
俺偉い、偉いよ

とか、思ったりしつつ
感動の最終回でありました

やはり早足になりすぎた感がいなめないなと思うのでありますが
それはそれ、藤原家のおろおろっぷりと
それをもはや、諦観くらいにまで達して
受け入れていく、また、受け入れざるを得ない
義経一行
最後の決戦前、国衡が北への旅立ちを誘うくだりが
とてもよかったと、今回一押しの場面だったので
ありますが
あの誘うことで、どうなっているかを悟らせ
また、義経は悟りながらそこに残る
あの機微というか、本当、よかった
凄く心に残る演技に見えました

また、泰衡の錯乱ぷりも見事の一言で
だんだんと追い詰められていく様が
ありありと伝わって、ああ、もうだめだと
そういう具合がよかったのであります
最終的には仁王立ちの弁慶の背中で
号泣、もう、発狂とも思えるような
泣き声をあげる泰衡が切なかったのも印象的
すばらしい演技でありました

藤原家3人がなんか、短期間に
すごくよく性格設定が説明されたような気がするなと
感激したのでありますが
やはり、最後の合戦シーンがよかった
死に様については、ちょっと思うところが多かったので
ありますが、それはそれ
次郎の死に様っぷりがすばらしく
身持ちが奮えました、すげぇ、男の死に様だ
鷲尾や伊勢の死に様が少々残念だったのでありますが
次郎のがよかったから全てよしとしたいところ

あとは弁慶が1度目の矢を受けて
刺さったまま叩き折る動作がかっこよかったんだが
なんかもうひとつインパクトが欲しかった気がしてしまうのは
期待しすぎだったんだろうか

と、まぁ、実際のところ
最終回前までがすげぇよかったから
多大な期待を寄せてしまい、その落差に
こんなもんかなどと思ってしまったわけでありますが
それでも1年通して面白かったドラマでありました
喜三太の一の家来の座を譲るくだりはよかったなぁと
思わずほろりときたのでありますが

お徳はさておき
もう1度、個人的には五足に降れて欲しかった気がしたのでありました
ともあれ、義経最終回
見事な終焉でございました(お徳調)