have a cramp in the calf.
足を攣りました
先日のことであります、会社の研修で
すさまじくくたびれて帰った翌日の朝でありました
前日あまりの疲れっぷりから夜10時には昏倒しており
翌朝、8時頃にそれが起きたのであります
寝起きにこむらがえり
という恐怖については、経験者のみが知っているであろう
すさまじい苦難であります
突如にして脚に激痛を覚えて、そのまま
息をすることも、声をあげることもなく
全身が凍りついたように、そして、顔面が固まったように
凄い勢いで体全部の筋肉が壊れます
ふくらはぎから発せられる、意味不明の痛みによって
女性は頑張れるのかもしれませんが
根性の無い男子である自分にはとてもじゃないが
痛みに耐えられるわけがない
と、以前起きたのは大学のときだったと思い出したのですが
想像を絶する痛みに苦悶するのでありました
さて、今回
研修で疲れてへこたれていた精神に追い討ちをかけて
肉体が、いわゆる痙攣をおこしたというわけであります
ただ、今回は比較的ゆるかったおかげか、また、大人になって
余裕があったからなのか
じっくりと足が攣る過程を観察できたので
ここにしたためておくのであります
まず、朝、ぼんやりと覚醒始める具合で
あ、脚を攣りそうだ・・・と気づいたのでありました
予感というのがあるのです
攣ったのは右足でしたが、ひくりひくり、足先が意思に関わらず
なぜか動いている、というか、ふくらはぎ側にひっぱられる
ここで寝ぼけていたせいか、体を思いっきり伸ばしたいという
欲求にかられたのであります
つまるところ、全身に疲れがたまっていて体を伸ばして
ストレッチではないが、リフレッシュしたい欲望に
駆られていたのでありました
寝ぼけながらも、このままからだを伸ばしたら
脚を攣ってしまう・・・そういう予測ができていたまでは偉かったので
ありますが、あろうことか、ゆっくり伸ばしたら大丈夫だろうとか
愚かなことを思い至り、ゆっくりと体を伸ばす
じわじわ、ああ、伸びる全身の筋が気持ちいい・・・
刹那、右足が凄い勢いで伸び始めた
いた、いたたたた、いだだだだだだだっっっ
いけない、既に足を攣るところまできている(まだ攣りきってない)
戻さないと、ゆっくりと戻そうとするのでありますが
もう手遅れだったらしく、じわじわと
つま先がふくらはぎ側へといざなわれていくのであります
やばい、痛みが、ああ、思った矢先
なんとか、どうやったら直るかを思い出す
そうだ、つま先を伸ばすのだ、頑張れ俺
しかし、この時既に、足は自分の脳と分断されたかのように
まったく言うことを聞かないのでありました
おそるべしこむらがえり、意識など軽がると超越してくのです
もう足を攣ってしまう、こうなると
実力行使にでるしかない、というか、そもそもそうだろう
気合で右足を折りたたんで、足先を手で持つ
そして、脛側に持ってくれば直るはずだ
うぎぎ、痛い、痛いよ
と、思うのだが、なぜかここで好奇心が働く
攣っている足はどんな具合だろうか
既に半ばどころか大半が覚醒しているはずだが
寝ている頭と同じことを考えて
ここから、じっくりと足を攣っている事実を観察
なるほど、ふくらはぎが、凄い勢いでえぐれております
えぐれるというか、ぺたんこになっております
ただ、つぶれるではなく、少し横に広がったような
ふくらはぎを押しつぶしたような形になっている
思わず触ってみた
堅っ
凄い堅さだ、俺の筋力でここまで頑強なパンプアップができるとわ
どんだけ力コブを作ろうとも、筋トレで負荷かけようとも
ここまでの筋力収縮はできまい
凄いな、びっくりするなこれは本当にもう
撫でてみるのだが、なんか生き物のそれとは思えないほどの
頑強な作りに、惚れた(C)七人の侍
ただし、この堅さを打破するのは並大抵のことではなかろう
いい加減に痛みが極限に近づきつつある
い、いたい、イタイよぅ
そしてつま先を、えいや、脛方向に強引に伸ばしてみたのであります
これが凄い、この瞬間をスローモーションで覚えているほどですが
まず、堅くてなんともならないと思ったそれが
思った以上に簡単に戻せる、そして
戻そうとして、つま先が少し前側にきた途端
ふにゃり、急速にふくらはぎが弛緩したのでありました
この動きが凄かった、生命の神秘、ステキ
ふにょり、そういう具合で軟らかくなると
後はとても簡単に、それまでが嘘のようにして
つま先がもとの位置に戻ったのでありました
ステキだ、ステキすぎた
足には攣った後の妙な違和感が残るものの
とうとう、それを克服したのでありました
結局、何を伝えたいわけでもないのでありますが
足を攣った、それを克明に記録してみた
そんなところです
足を攣るシステムというのがまだ解明されていないと
小耳に挟んだのでありますが、解体新ショーで取り上げてもらおうか
考えたりしつつ、攣るという突発事故が
意図的に起こせないから研究が進まないのかなと
考えたり思ったりしつつ、生きていくのでありました
自分の体が自分のものではなくなる
そんな体験でありましたとさ
足を攣りました
先日のことであります、会社の研修で
すさまじくくたびれて帰った翌日の朝でありました
前日あまりの疲れっぷりから夜10時には昏倒しており
翌朝、8時頃にそれが起きたのであります
寝起きにこむらがえり
という恐怖については、経験者のみが知っているであろう
すさまじい苦難であります
突如にして脚に激痛を覚えて、そのまま
息をすることも、声をあげることもなく
全身が凍りついたように、そして、顔面が固まったように
凄い勢いで体全部の筋肉が壊れます
ふくらはぎから発せられる、意味不明の痛みによって
女性は頑張れるのかもしれませんが
根性の無い男子である自分にはとてもじゃないが
痛みに耐えられるわけがない
と、以前起きたのは大学のときだったと思い出したのですが
想像を絶する痛みに苦悶するのでありました
さて、今回
研修で疲れてへこたれていた精神に追い討ちをかけて
肉体が、いわゆる痙攣をおこしたというわけであります
ただ、今回は比較的ゆるかったおかげか、また、大人になって
余裕があったからなのか
じっくりと足が攣る過程を観察できたので
ここにしたためておくのであります
まず、朝、ぼんやりと覚醒始める具合で
あ、脚を攣りそうだ・・・と気づいたのでありました
予感というのがあるのです
攣ったのは右足でしたが、ひくりひくり、足先が意思に関わらず
なぜか動いている、というか、ふくらはぎ側にひっぱられる
ここで寝ぼけていたせいか、体を思いっきり伸ばしたいという
欲求にかられたのであります
つまるところ、全身に疲れがたまっていて体を伸ばして
ストレッチではないが、リフレッシュしたい欲望に
駆られていたのでありました
寝ぼけながらも、このままからだを伸ばしたら
脚を攣ってしまう・・・そういう予測ができていたまでは偉かったので
ありますが、あろうことか、ゆっくり伸ばしたら大丈夫だろうとか
愚かなことを思い至り、ゆっくりと体を伸ばす
じわじわ、ああ、伸びる全身の筋が気持ちいい・・・
刹那、右足が凄い勢いで伸び始めた
いた、いたたたた、いだだだだだだだっっっ
いけない、既に足を攣るところまできている(まだ攣りきってない)
戻さないと、ゆっくりと戻そうとするのでありますが
もう手遅れだったらしく、じわじわと
つま先がふくらはぎ側へといざなわれていくのであります
やばい、痛みが、ああ、思った矢先
なんとか、どうやったら直るかを思い出す
そうだ、つま先を伸ばすのだ、頑張れ俺
しかし、この時既に、足は自分の脳と分断されたかのように
まったく言うことを聞かないのでありました
おそるべしこむらがえり、意識など軽がると超越してくのです
もう足を攣ってしまう、こうなると
実力行使にでるしかない、というか、そもそもそうだろう
気合で右足を折りたたんで、足先を手で持つ
そして、脛側に持ってくれば直るはずだ
うぎぎ、痛い、痛いよ
と、思うのだが、なぜかここで好奇心が働く
攣っている足はどんな具合だろうか
既に半ばどころか大半が覚醒しているはずだが
寝ている頭と同じことを考えて
ここから、じっくりと足を攣っている事実を観察
なるほど、ふくらはぎが、凄い勢いでえぐれております
えぐれるというか、ぺたんこになっております
ただ、つぶれるではなく、少し横に広がったような
ふくらはぎを押しつぶしたような形になっている
思わず触ってみた
堅っ
凄い堅さだ、俺の筋力でここまで頑強なパンプアップができるとわ
どんだけ力コブを作ろうとも、筋トレで負荷かけようとも
ここまでの筋力収縮はできまい
凄いな、びっくりするなこれは本当にもう
撫でてみるのだが、なんか生き物のそれとは思えないほどの
頑強な作りに、惚れた(C)七人の侍
ただし、この堅さを打破するのは並大抵のことではなかろう
いい加減に痛みが極限に近づきつつある
い、いたい、イタイよぅ
そしてつま先を、えいや、脛方向に強引に伸ばしてみたのであります
これが凄い、この瞬間をスローモーションで覚えているほどですが
まず、堅くてなんともならないと思ったそれが
思った以上に簡単に戻せる、そして
戻そうとして、つま先が少し前側にきた途端
ふにゃり、急速にふくらはぎが弛緩したのでありました
この動きが凄かった、生命の神秘、ステキ
ふにょり、そういう具合で軟らかくなると
後はとても簡単に、それまでが嘘のようにして
つま先がもとの位置に戻ったのでありました
ステキだ、ステキすぎた
足には攣った後の妙な違和感が残るものの
とうとう、それを克服したのでありました
結局、何を伝えたいわけでもないのでありますが
足を攣った、それを克明に記録してみた
そんなところです
足を攣るシステムというのがまだ解明されていないと
小耳に挟んだのでありますが、解体新ショーで取り上げてもらおうか
考えたりしつつ、攣るという突発事故が
意図的に起こせないから研究が進まないのかなと
考えたり思ったりしつつ、生きていくのでありました
自分の体が自分のものではなくなる
そんな体験でありましたとさ