CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

風林火山 決戦川中島

2007-12-17 23:41:36 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ風林火山

最終回も終了してしまった
一年間本当にありがとう
ありがとう勘助、ありがとうデンベエ、ありがとう相木

そんな順番で好きだったりしたのでありましたが
なんというか、感慨深いところ
また、気が向いたときに総括の感想はやろうとか
やれもしないことを書いておきつつ
とりあえずは、最終回のことを

ちょっと間延びしてるかもやも
なんて、感じたのは否めないところでありますが、
それでも回想シーンがかなりいい塩梅で入っていて
ああ、みんな、あんなに若かったのねと
何よりもそれに驚いた次第
そして、やっぱり、板垣甘利は重要だったんだなと
改めて感激、その二人の重鎮の命を背負うようにして
いざ、勘助が突撃

正直、突撃前の姫様との邂逅はいらなんだとか
悔やんでしまうところですが、そういう物語だから仕方なし
男臭く、泥のように、ずぶずぶと
そういう突撃が見たかったのでありますが
割と爽やかな感じに

宇佐美との激突について
いや、戦風景全体がそうだったんだが
やっぱ、人間の数が少なくてちょっと残念
一騎打ちになると途端に誰もいなくなってしまうのは
なんか寂しい気持ちになってしまいました
ああ、全国の風林火山ファンを集めたら
いい合戦シーンになったろうに・・・
国民をあげて、一度そういうドラマ作ってもよくね?
思ったりもしてしまうのです

二人の斬り合いは大したもんじゃなかったんですが、
宇佐美の問いかけに対して、勘助が
うははははははははっ
笑うのが圧巻、ステキすぎる、そうだ
そういう悪い顔こそが勘助だ、ぎらり、したものを感じて
だが、その二人の間を颯爽と空気読まずに走り去る謙信
うわぁ、青木大膳どころの騒ぎじゃねぇ
信虎追放の回を思い出してしまいまいたが
ガクトが思った以上にかっこよくてステキでありました

はぁっはぁっ!
かけ声だけかよ、と、会社の先輩は言っておりましたが
個人的には疾走感出てステキだったように思うのです
信玄に斬りかかったところも、鬼の形相という具合で
なかなかどうして、顔の迫力は立派でありました
信玄が、岩のように動かないのはちょっと面白かったんだが
それもまたよし

結局終わってみると、ガクト謙信は当たりだったように思うところ
颯爽と駆け抜けてステキでありました
我に続けー!のかけ声も、よくよく通るかっこいい声でびっくり
あのあたりは流石歌手というべきなのか
なかなかよしなに

さて、そしていよいよ最終シーンだったわけですが
ちょっと、勘助が殺陣するのはいただけないなぁと
板垣とかぶってしまったのが残念でありましたし、
最後撃たれ過ぎだろう、ありゃ即死だとか
おろおろしてしまいましたが、その後がよかった
まだ死なずして、倒れながら武田の旗を見て
親方様の勝ちを勝ち鬨を・・・
そして、背後から討ち取られる・・・

すばらしすぎる
この最後は、凄く印象的でよかったのであります
無惨に散ってこその山本勘助と思っていたなか
雑兵とおぼしきものにとられたのは素晴らしかった
戦国のそれ、そんな風にも思えたのでありました

颯爽と走る六文銭のかっこよさも筆舌につくしがたかったですが、
あれを見ながら死んだ勘助が見事でありましたところ

本当の最後のシーン
勘助の胴を背負って
やまもとぉおおおかんすけぇにございますぅうううう
デンベエのかけ声が泣けて泣けて
また、必死に走り寄ってくる太吉も見事で
二人とも生き残って本当によかった
そう思うところ、首をとられたとき笑顔だったといった
あの親方様もすばらしかった

笑っているであろう勘助の亡骸が目に浮かぶようでありました

そして、村に立ち寄った頃の
あの、若々しい勘助の出で立ちで終わる
あの止め絵、確か第一話の終わりもあの止め絵でなかったか?
ぐっときたのであります
眼帯にミツの声がのり、ああ、巡り巡ったんだなぁと
さざなみのような感動を胸に抱いたのでありました

本当に、見ててよかった
なんだかんだ、毎年全部そう思ってきておりますが
やっぱり今年もよかった、特に良かった
そう思って終了するのであります

平蔵?
ああ、あのあと、貧乏人だからおふくに刈られて
今頃、鬼美濃の飯になってるだろう
そんな、ひどいことも覚えつつであります