CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

龍馬伝 寺田屋の母

2010-06-20 21:18:48 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ龍馬伝、きっちりすっきり視聴完了です

題名とは裏腹というか、もっと
ほかの副題をつけるべきだったんじゃないかと
首をかしげてしまうくらい、出だしと、中盤、後半で
まるで違う印象の展開でありました
面白かったからいいんですけどね

蛤御門の変を中心として、長州と薩摩の確執を
がっつりと描いた回だったとは思うのですが、
弥太郎ナレーションも含めて、
なんというか、言葉で対立を説明しすぎてる感を
少々覚えてしまうところ、尺が足らないのか描きづらいのか、
後者のような気がしますが、唐突な対立が
形作られているような具合に見えてしまうところ

どうも、薩摩が悪いというか、なんでというのが
もう一つ見えないまま、それよりも慶喜のほうが
よっぽど悪者に描かれているように思えますが
あれもこれも、悪者にしないといけないという意図なのか
なんとも難しいところです
こういうところが、幕末を描く上で難しいところなのかもですな

で、長州勢の見事な敗退っぷりはすばらしく
久坂先生なんか、本当、激情のまま死んだというにふさわしい
すばらしい松下村塾生という具合で、眼福でありました
ステキすぎる役者さんだった、かっこよかった
それを止められなかったし、乞食の格好で逃げ続ける桂先生も
なかなかすばらしいのですが、彼の活躍はもそっと後ですね
というか、現状、ちょろちょろ出てくるけど、
なんかぴんとこない感じが残念です

で、合間合間に拷問を挟むようにして土佐が写りますが
これもなかなかすばらしかった、オオクワガタだと思うんだが
あの相撲も最高にいい場面が撮れておりましたけども
あれは合成だったんだろうか、どうなんだろう
あのクワガタ二匹は相当の役者だと思うのであります
そして、相変わらず容堂公が怖すぎてすばらしい

そして、いよいよ武市派瓦解のクライマックス
毒まんじゅう事件もやってくるようで、
まぁ、今回の武市さんの扱い方から、ああいう感じかなと
色々予測されていたようで、方々で見かけた通りでありましたが
あれをどのように誤解するのか、あるいはしないのか
どんな処理で、自白につなげていくのかが楽しみであります
なんとない、いやな予感がするのですが、
弥太郎がよけいなこといってとか、なんか大変なことに
なりそうな気がせんでもないです

あとは、おりょうさんを着々と攻略していく
龍馬の女ったらしぶりに感心したりしつつ
てきぱきと幕末が整って参ったようであります
いよいよ、西郷さんも出てくるようですし
楽しみで仕方ない、とっとと、中岡を出せ