CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

平清盛  宋銭と内大臣

2012-02-26 20:45:33 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」
暗雲たれこめてくる序盤といった
そういう幕開けを思わせる回でありました
渋いというか、地味な回でありましたね
すげぇ面白かったけど

前からそうというか、このドラマのテーマなので
仕方ないのでありましょうが、
やっぱり、あれこれ夢を語る清盛には
ちょっと辟易というか、子供くさいと感じてしまうのですが
その子供くささというか、剥離したそれこれは
今回悪左府様によって、ぼこぼこにされるという
なかなかステキな回であり、なんとも満足でありました
しかも、破り方が、看破と論破でありながら
その実、手は出せないというオチを見せるというあたりが
実に憎いというか、ステキすぎてすばらしかった
なんか、刑事物の定番のような、
証拠を集めていく手法は、ちょっと狙いすぎだろうと
思わなくもありませんでしたが、面白いからいいや

一方、義朝のことも忘れていないという挿入
まさかのほぼ山賊化しているという、
なんか、サンデーの某漫画で、
ブタになる人が送っていた手紙を思わせるエピソードに
ちょっと面白いとか思ってしまったのですが、
それ以上に熱田さんの姫さまがツンデレテンプレすぎて
実にすばらしいものでありましたね
一服の清涼感というか、あの政局のどろどろ感から
離れた具合が大変ありがたい感じでありました
あれはいいなぁ、あの嫁さんいいなぁ

あとは、西行さんがどんどん危なくなっていくという
なかなか面白い構図、院といい、帝といい
いずれも弱い物の怪になっているという描かれ方が
なんというか、今後の絶望を煽るようでステキでありました
それでいて、来週の予告にもう一人ひどいのが増えるとわかると
まぁ、楽しみで楽しみで仕方ありません

そんなわけで、今回はたぶんツンデレという言葉だけで
あれこれ語られてしまうんじゃないかと
今から、感想サイトまわるのが楽しみで仕方ありませんが、
それとは別に、宋との取引の品々と、菊の花のそれこれが
ちょっと時代考証的に大丈夫だろうかと気にもなったので
なんというか、調べたいと思わされる回なのでありました
来週も楽しみだが、来週は見られないのが残念であります