失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する
著:中尾政之
本書は、様々な失敗事例を集めて、
その経緯と結果、そして、その概要とそもそもの原因、
それについての簡単な感想というかコメント
そういったものが、ずらり41種類とその類型としていくつか、
そんな風に並んでいる、本という名前のデータベースでありました
と、珍しく本そのものを説明してみたわけですが、
実際、そういうものでありまして、
今まで読んできたような、指南書とか、啓発本とか、
無論、小説とか、物語とはまったく別物で、
なんというかな、事例集といった具合なので
実用書ともまた違った、しかし、気骨にあふれたというのか、
しっかりとした本でありました
と、まぁどうしても堅苦しく書いてしまうのですが、
なんというか、これがもう、本当、
超絶面白かった、今まで読んだどんな本よりも、
本当にすげぇ、無茶苦茶面白かった
こんなテンションなわけで、これを読んで、
ああ面白い本なんだと誤解されるとまずい(なんというかな)
そんなことを思ったり考えたりしたわけでして、
データベースを読むということがこんなに面白いのか、
そして、失敗の事例を体系化するというのは
とても面白いことで、いくつかの類型に分けることで、
その上位概念とか、下位概念、また、それらの平行移動
そういうことをすれば、世の中の失敗が
だいたいこういう感じでできあがってるとわかるという寸法で
まぁ、めっぽう面白いのでありました
特に、メカニカルというか、
工業面、その仕組みからのアプローチだとか、
それを操る人からのアプローチ、
つまりやり方だとか、組織だとか、そういう側面も見つつ
失敗の本質がどこに潜んでいるのか、
そして、それをどうやったら防げるのか、
その思考が本当に面白くて、まったく飽きないのでありました
どうやら、失敗学だとか、失敗データベースだとかが、
すでに存在するんだそうですが、
これは、本当暇つぶしに読むにはたまらんものではないかと
目を光らせてというか、ともかく、凄く楽しんでしまったのであります
個人的に、データベースを作るというか、
なんかを体系化して片付けるというのが好きなせいか、
こういうアプローチで、いろいろと整理されているものを見ると
心の底から楽しくて仕方ない気分になるわけでありまして、
この本は、すばらしいと、まぁ、手放しで喜んでしまうのでありました
特に記憶に残った要因というか事例というか、
そのキーワードとしましては、
「振動・共振」の恐ろしさについての部分、
まさか、人間が同じスピードで歩いていると橋が落ちるなんて
まったく知らなかったと、自分の無知を嘆くほどでありましたが、
この共振というのが、結構いろいろなところに
唐突に現れて、何もかもを破砕してしまうなんてのは
恐ろしいことなんだけど、これって凄いよな、
古代人なんかは、これを見たら神の御業と思うよななんて
考えたりしたところ
もう一つ、「フェリーは、傾くと沈む」
ごく当たり前でありますが、フェリーは立ち直る隙もなく、
搭載というか、積載している車が動くことによって
あっという間に重心を失うそうで、これも怖いことだと
思い知らされたのでありました
事例そのものについては、タイタニック号の沈没原因を
その構造から考えるという部分がとても面白かった
そうか、いろいろあったらしいけども、
そういうことじゃなくて、作り方、しかも、
その鉄の、素材自身の欠陥によるところが大きかったのか
なんて、思ったり考えたりすると
なんとも楽しいことだと、無駄知識を手に入れるためにも
非常によいことだと
この本については、心底褒めておくのでありました
凄いいい本だ、ステキすぎる
著:中尾政之
本書は、様々な失敗事例を集めて、
その経緯と結果、そして、その概要とそもそもの原因、
それについての簡単な感想というかコメント
そういったものが、ずらり41種類とその類型としていくつか、
そんな風に並んでいる、本という名前のデータベースでありました
と、珍しく本そのものを説明してみたわけですが、
実際、そういうものでありまして、
今まで読んできたような、指南書とか、啓発本とか、
無論、小説とか、物語とはまったく別物で、
なんというかな、事例集といった具合なので
実用書ともまた違った、しかし、気骨にあふれたというのか、
しっかりとした本でありました
と、まぁどうしても堅苦しく書いてしまうのですが、
なんというか、これがもう、本当、
超絶面白かった、今まで読んだどんな本よりも、
本当にすげぇ、無茶苦茶面白かった
こんなテンションなわけで、これを読んで、
ああ面白い本なんだと誤解されるとまずい(なんというかな)
そんなことを思ったり考えたりしたわけでして、
データベースを読むということがこんなに面白いのか、
そして、失敗の事例を体系化するというのは
とても面白いことで、いくつかの類型に分けることで、
その上位概念とか、下位概念、また、それらの平行移動
そういうことをすれば、世の中の失敗が
だいたいこういう感じでできあがってるとわかるという寸法で
まぁ、めっぽう面白いのでありました
特に、メカニカルというか、
工業面、その仕組みからのアプローチだとか、
それを操る人からのアプローチ、
つまりやり方だとか、組織だとか、そういう側面も見つつ
失敗の本質がどこに潜んでいるのか、
そして、それをどうやったら防げるのか、
その思考が本当に面白くて、まったく飽きないのでありました
どうやら、失敗学だとか、失敗データベースだとかが、
すでに存在するんだそうですが、
これは、本当暇つぶしに読むにはたまらんものではないかと
目を光らせてというか、ともかく、凄く楽しんでしまったのであります
個人的に、データベースを作るというか、
なんかを体系化して片付けるというのが好きなせいか、
こういうアプローチで、いろいろと整理されているものを見ると
心の底から楽しくて仕方ない気分になるわけでありまして、
この本は、すばらしいと、まぁ、手放しで喜んでしまうのでありました
特に記憶に残った要因というか事例というか、
そのキーワードとしましては、
「振動・共振」の恐ろしさについての部分、
まさか、人間が同じスピードで歩いていると橋が落ちるなんて
まったく知らなかったと、自分の無知を嘆くほどでありましたが、
この共振というのが、結構いろいろなところに
唐突に現れて、何もかもを破砕してしまうなんてのは
恐ろしいことなんだけど、これって凄いよな、
古代人なんかは、これを見たら神の御業と思うよななんて
考えたりしたところ
もう一つ、「フェリーは、傾くと沈む」
ごく当たり前でありますが、フェリーは立ち直る隙もなく、
搭載というか、積載している車が動くことによって
あっという間に重心を失うそうで、これも怖いことだと
思い知らされたのでありました
事例そのものについては、タイタニック号の沈没原因を
その構造から考えるという部分がとても面白かった
そうか、いろいろあったらしいけども、
そういうことじゃなくて、作り方、しかも、
その鉄の、素材自身の欠陥によるところが大きかったのか
なんて、思ったり考えたりすると
なんとも楽しいことだと、無駄知識を手に入れるためにも
非常によいことだと
この本については、心底褒めておくのでありました
凄いいい本だ、ステキすぎる