CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

平清盛  兎丸無念

2012-10-07 20:46:37 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」、無念感を味わったわけでありました

題名からして、兎丸が酷い目にあうんだろうと
まぁ、予想のとおりだったわけでありますが、
その機微というか、いろいろ思わされるところは
多々あって、見ごたえのある回だったように思うのであります
ちょっと、唐突というか、ものすごく説明的な前半が
なんだったんだろうかと、不思議に思いましたが
このタイミングでこっちに客が戻ってくると
何か踏んだんだろうかしら

さておき、いよいよ権勢も磐石まで一歩といったところ
いい加減にまい進しすぎて、周りが見えてこなくなった、
その孤高というか、孤独というのは
ものすごくよく描かれていると感心したんですが、
結構唐突に酷い人になったようにも
見えなくもありませんでしたところ
割とはっきりと、自分の天下を意識というか、
なんだろうか、兎丸ほどでもないけども、
不思議さというのを覚えたように思いました

その視聴側を代弁するためだったのか
しらっと、人が死ぬ回に必ず出てくる西行さんが
変わったなんてことを言っておりましたが、
あの人出てくるたびに、清盛のことそうやって言ってるよなと
思ったり思わなかったりであります、
豪勢さをあそこに出したというのも
こう、本来の意図が伝わらずに、ただ、栄華を楽しんでいると
京都でしたしまれている姿に、
なんというか、違和感というか、それを覚える
なかなかよくできてるなと思わされるのでありました

あと、その変化についていけないとした兎丸
まぁ、そもそも登場も立場も異質だったから
不思議ではありましたが、今回見事に散華といったところでありまして、
結構立派な死に際だったというか、
派手な死に様でよかったんじゃないかとか思うところ
非常に残念でありますが、物語初頭から、
どうにも兎丸だけはあわないと思ってたので、
もう一つ感動を覚えられなかった感じでありました
これはこれで無念

かむろが、褒めて褒めてって期待した感じで
じっと出てきたあたり、そのあとの始末という単語
そして、燃え上がる赤い羽なんてのは
一連の不気味さと哀れさがあいまってよかったなぁなんて
しみじみ感じるところ

泣きの演技もよかったし、
落ち着いて、喜怒哀楽は静かにたなびいてという感じで
清盛っぽさが出てきてよいなぁと思うものの
やっぱり見た目にどうにも若すぎるというか
迫力が、なんか若いんだよなと思ってしまうところですが、
次回、いよいよ源氏も立ち上がるようだし
そっちの方も楽しんでいきたいと思うのでありました

そういえば、冒頭の五条大橋の弁慶は
完全に、るろ剣の左之助だったなと
思ったので、書いておきます
両方見た人は同じ感想抱くであろうと期待しつつ