ムーンナイト・ダイバー 作:天童 荒太
どことなく、怖いというイメージがあってか、
震災に関する本は、ほとんど手をつけてこなかったわけですが、
随分時間も経ち、思い切ってひとつ手にとってみました
震災の本というのではないけども、
被災した人の気持ちや心、帰し方来し方、様々なものを示唆してもらえたようで、
ぐっと読み込んで、考えさせられたのでありました
よかった、いい小説だった
震災の海で、さらわれていった遺品を探すために、
夜ひそやかに月明かりのなかダイブする、
その遺品を捜す遺族、関わる人々、なによりも、自身も被災しているダイバー
それぞれの暮らし方、この事案に関わる気持ちなんかが、
凄く丁寧に描写されていて、なんだろうか、
とても染み渡るようで、感動したのでありました
改めて思い知らされるというでもないけど、
私のちんけな想像力では、とても思いつかないというか、
沿うことのできない、想いや仕草というのか、
行為が描かれていて、なんというか、
こらえられないものを覚えたのであります
どうともしようのないものが、あったんだし、
まだあるのだなと、当たり前のことを考えてしまうのでありました
小説だけにといっていいのか、
物語的に、強く打ち出されている生きること、その描写が
心の問題もとらえつつ、さりとてと、肉体の影響にも現れてと
本当かどうかはわからないけども、
その対比みたいなのに、過ぎていく時間めいたものを感じて
なんとも、深く深く読むことができたのでありました
とても丁寧で、よい話だったと
終わって、考えて、とっくり感じたのでありました
どことなく、怖いというイメージがあってか、
震災に関する本は、ほとんど手をつけてこなかったわけですが、
随分時間も経ち、思い切ってひとつ手にとってみました
震災の本というのではないけども、
被災した人の気持ちや心、帰し方来し方、様々なものを示唆してもらえたようで、
ぐっと読み込んで、考えさせられたのでありました
よかった、いい小説だった
震災の海で、さらわれていった遺品を探すために、
夜ひそやかに月明かりのなかダイブする、
その遺品を捜す遺族、関わる人々、なによりも、自身も被災しているダイバー
それぞれの暮らし方、この事案に関わる気持ちなんかが、
凄く丁寧に描写されていて、なんだろうか、
とても染み渡るようで、感動したのでありました
改めて思い知らされるというでもないけど、
私のちんけな想像力では、とても思いつかないというか、
沿うことのできない、想いや仕草というのか、
行為が描かれていて、なんというか、
こらえられないものを覚えたのであります
どうともしようのないものが、あったんだし、
まだあるのだなと、当たり前のことを考えてしまうのでありました
小説だけにといっていいのか、
物語的に、強く打ち出されている生きること、その描写が
心の問題もとらえつつ、さりとてと、肉体の影響にも現れてと
本当かどうかはわからないけども、
その対比みたいなのに、過ぎていく時間めいたものを感じて
なんとも、深く深く読むことができたのでありました
とても丁寧で、よい話だったと
終わって、考えて、とっくり感じたのでありました