去年のことをいまさらという具合です
すっかり贔屓にというと、すげぇ買ってるようですが
当方そんな生活余力があるはずもないので、
ひっそりと眺める専門で生きているわけですけども、
美濃焼では、一等と個人的に思っています市之倉界隈、
そこで名門なんていうとまた違うんだが、
年に一度は訪れてしまう、幸兵衛窯のお話であります
秋の蔵出し市が開催されていたとき、
一帯がやんやの陶器市で賑わい、
あらあらまぁまぁステキねぇなんて、
鼻息あらく、あれこれと見て回っていたわけであります
いつものとおり、幸兵衛窯も見てまいりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/2f/78376ad3fa4a2f6d792ec0a37a9c38ac.jpg)
ラスター彩陶の大皿
加藤卓男さんの作でありまして、このラスター光が、
本当に見事というか、いつまでも見ていたいと感激ひとしおだったのであります
いつものとおり、このほかにも、
様々な展示品を見ては、いいなぁ、欲しいなぁと
指をくわえてみてただけだったのですけども
今回運よく、窯だしイベントに遭遇、
窯だしをしていたのは、亮太郎さんでありまして、
簡単な説明とともに、「引き出し黒」の実演というわけで、
にわかに活気付いてくるというか、ちょっと、
真剣に凄い場面に遭遇したと慄いた次第
「引き出し黒」については、文献で知った風でありますから、
実際のところはよくわかっていなかったというか、
出来上がりの風合いとか、そういうのは見たことあると
その程度だったわけであります
窯から出した後、急速に冷えていく過程で釉薬が黒くなると
まあそういうお話だったと思うところ
温度とともに、コツがあったと記憶していますが
そのあたりの説明をしていただいたあと、
まぁ、能書きなんぞどうでもよいといわぬばかりに
その場面に魅入られたのでありました、凄かった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ad/bf41c037fd287df7d0acec570afbc16e.jpg)
窯から出てくる茶碗
赤いというか、黄色いというか、まさに灼熱であります
長めのやっとこみたいなのでつまんで出てきたところ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/38/c71ae9065928de4f5ff8c44bbb59021a.jpg)
そしてこの対比、先に出されていた茶碗との色変化が
まぁ、なんというか見事、美しい、素晴らしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/97/c67968c7b50660fe71b43592641eb7f0.jpg)
やがて冷えてくると、色が落ち着いて
引き出し黒となるのでありました、凄い、
真剣に震えたのであります
さらに、この冷えていくときに、釉薬が割れる、
いわゆる貫入が入るときに出る音が凄まじく美しい、
高い金属音にも似て、楽器を奏でるような音が、
キンキンキンキン・・・・なんて、ずっと鳴っている、
この音の繊細さというか、初めて聞く音色に感動したのでありました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/d8/4cc85f841e80d480f0d4fcf582b997e6.jpg)
ずらずらと、その後もたくさん出てきて
下の敷き藁に燃え移ったりと大迫力でありましたけども
大変貴重なものを見たと、自慢話がてら
書こうと思って忘れていた話題を一つ
さらしておくのでありました
「引き出し黒」と書いてみたものの、実際そうなのかは、
専門家に任せるところでありまして、
話によると、水冷するパターンのがそれだとかそうでもないとか、
そうなると、今回のはまた違うのか?よくわからんなと
勉強足らぬところでありますが、
この陶芸の美に魅了されたのは本当なので
したためておくのでありました、凄いよかった、本当にもう
すっかり贔屓にというと、すげぇ買ってるようですが
当方そんな生活余力があるはずもないので、
ひっそりと眺める専門で生きているわけですけども、
美濃焼では、一等と個人的に思っています市之倉界隈、
そこで名門なんていうとまた違うんだが、
年に一度は訪れてしまう、幸兵衛窯のお話であります
秋の蔵出し市が開催されていたとき、
一帯がやんやの陶器市で賑わい、
あらあらまぁまぁステキねぇなんて、
鼻息あらく、あれこれと見て回っていたわけであります
いつものとおり、幸兵衛窯も見てまいりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/2f/78376ad3fa4a2f6d792ec0a37a9c38ac.jpg)
ラスター彩陶の大皿
加藤卓男さんの作でありまして、このラスター光が、
本当に見事というか、いつまでも見ていたいと感激ひとしおだったのであります
いつものとおり、このほかにも、
様々な展示品を見ては、いいなぁ、欲しいなぁと
指をくわえてみてただけだったのですけども
今回運よく、窯だしイベントに遭遇、
窯だしをしていたのは、亮太郎さんでありまして、
簡単な説明とともに、「引き出し黒」の実演というわけで、
にわかに活気付いてくるというか、ちょっと、
真剣に凄い場面に遭遇したと慄いた次第
「引き出し黒」については、文献で知った風でありますから、
実際のところはよくわかっていなかったというか、
出来上がりの風合いとか、そういうのは見たことあると
その程度だったわけであります
窯から出した後、急速に冷えていく過程で釉薬が黒くなると
まあそういうお話だったと思うところ
温度とともに、コツがあったと記憶していますが
そのあたりの説明をしていただいたあと、
まぁ、能書きなんぞどうでもよいといわぬばかりに
その場面に魅入られたのでありました、凄かった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ad/bf41c037fd287df7d0acec570afbc16e.jpg)
窯から出てくる茶碗
赤いというか、黄色いというか、まさに灼熱であります
長めのやっとこみたいなのでつまんで出てきたところ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/38/c71ae9065928de4f5ff8c44bbb59021a.jpg)
そしてこの対比、先に出されていた茶碗との色変化が
まぁ、なんというか見事、美しい、素晴らしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/97/c67968c7b50660fe71b43592641eb7f0.jpg)
やがて冷えてくると、色が落ち着いて
引き出し黒となるのでありました、凄い、
真剣に震えたのであります
さらに、この冷えていくときに、釉薬が割れる、
いわゆる貫入が入るときに出る音が凄まじく美しい、
高い金属音にも似て、楽器を奏でるような音が、
キンキンキンキン・・・・なんて、ずっと鳴っている、
この音の繊細さというか、初めて聞く音色に感動したのでありました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/d8/4cc85f841e80d480f0d4fcf582b997e6.jpg)
ずらずらと、その後もたくさん出てきて
下の敷き藁に燃え移ったりと大迫力でありましたけども
大変貴重なものを見たと、自慢話がてら
書こうと思って忘れていた話題を一つ
さらしておくのでありました
「引き出し黒」と書いてみたものの、実際そうなのかは、
専門家に任せるところでありまして、
話によると、水冷するパターンのがそれだとかそうでもないとか、
そうなると、今回のはまた違うのか?よくわからんなと
勉強足らぬところでありますが、
この陶芸の美に魅了されたのは本当なので
したためておくのでありました、凄いよかった、本当にもう