去年のことをいまさらという具合です
すっかり贔屓にというと、すげぇ買ってるようですが
当方そんな生活余力があるはずもないので、
ひっそりと眺める専門で生きているわけですけども、
美濃焼では、一等と個人的に思っています市之倉界隈、
そこで名門なんていうとまた違うんだが、
年に一度は訪れてしまう、幸兵衛窯のお話であります
秋の蔵出し市が開催されていたとき、
一帯がやんやの陶器市で賑わい、
あらあらまぁまぁステキねぇなんて、
鼻息あらく、あれこれと見て回っていたわけであります
いつものとおり、幸兵衛窯も見てまいりました
ラスター彩陶の大皿
加藤卓男さんの作でありまして、このラスター光が、
本当に見事というか、いつまでも見ていたいと感激ひとしおだったのであります
いつものとおり、このほかにも、
様々な展示品を見ては、いいなぁ、欲しいなぁと
指をくわえてみてただけだったのですけども
今回運よく、窯だしイベントに遭遇、
窯だしをしていたのは、亮太郎さんでありまして、
簡単な説明とともに、「引き出し黒」の実演というわけで、
にわかに活気付いてくるというか、ちょっと、
真剣に凄い場面に遭遇したと慄いた次第
「引き出し黒」については、文献で知った風でありますから、
実際のところはよくわかっていなかったというか、
出来上がりの風合いとか、そういうのは見たことあると
その程度だったわけであります
窯から出した後、急速に冷えていく過程で釉薬が黒くなると
まあそういうお話だったと思うところ
温度とともに、コツがあったと記憶していますが
そのあたりの説明をしていただいたあと、
まぁ、能書きなんぞどうでもよいといわぬばかりに
その場面に魅入られたのでありました、凄かった
窯から出てくる茶碗
赤いというか、黄色いというか、まさに灼熱であります
長めのやっとこみたいなのでつまんで出てきたところ
そしてこの対比、先に出されていた茶碗との色変化が
まぁ、なんというか見事、美しい、素晴らしい
やがて冷えてくると、色が落ち着いて
引き出し黒となるのでありました、凄い、
真剣に震えたのであります
さらに、この冷えていくときに、釉薬が割れる、
いわゆる貫入が入るときに出る音が凄まじく美しい、
高い金属音にも似て、楽器を奏でるような音が、
キンキンキンキン・・・・なんて、ずっと鳴っている、
この音の繊細さというか、初めて聞く音色に感動したのでありました
ずらずらと、その後もたくさん出てきて
下の敷き藁に燃え移ったりと大迫力でありましたけども
大変貴重なものを見たと、自慢話がてら
書こうと思って忘れていた話題を一つ
さらしておくのでありました
「引き出し黒」と書いてみたものの、実際そうなのかは、
専門家に任せるところでありまして、
話によると、水冷するパターンのがそれだとかそうでもないとか、
そうなると、今回のはまた違うのか?よくわからんなと
勉強足らぬところでありますが、
この陶芸の美に魅了されたのは本当なので
したためておくのでありました、凄いよかった、本当にもう
すっかり贔屓にというと、すげぇ買ってるようですが
当方そんな生活余力があるはずもないので、
ひっそりと眺める専門で生きているわけですけども、
美濃焼では、一等と個人的に思っています市之倉界隈、
そこで名門なんていうとまた違うんだが、
年に一度は訪れてしまう、幸兵衛窯のお話であります
秋の蔵出し市が開催されていたとき、
一帯がやんやの陶器市で賑わい、
あらあらまぁまぁステキねぇなんて、
鼻息あらく、あれこれと見て回っていたわけであります
いつものとおり、幸兵衛窯も見てまいりました
ラスター彩陶の大皿
加藤卓男さんの作でありまして、このラスター光が、
本当に見事というか、いつまでも見ていたいと感激ひとしおだったのであります
いつものとおり、このほかにも、
様々な展示品を見ては、いいなぁ、欲しいなぁと
指をくわえてみてただけだったのですけども
今回運よく、窯だしイベントに遭遇、
窯だしをしていたのは、亮太郎さんでありまして、
簡単な説明とともに、「引き出し黒」の実演というわけで、
にわかに活気付いてくるというか、ちょっと、
真剣に凄い場面に遭遇したと慄いた次第
「引き出し黒」については、文献で知った風でありますから、
実際のところはよくわかっていなかったというか、
出来上がりの風合いとか、そういうのは見たことあると
その程度だったわけであります
窯から出した後、急速に冷えていく過程で釉薬が黒くなると
まあそういうお話だったと思うところ
温度とともに、コツがあったと記憶していますが
そのあたりの説明をしていただいたあと、
まぁ、能書きなんぞどうでもよいといわぬばかりに
その場面に魅入られたのでありました、凄かった
窯から出てくる茶碗
赤いというか、黄色いというか、まさに灼熱であります
長めのやっとこみたいなのでつまんで出てきたところ
そしてこの対比、先に出されていた茶碗との色変化が
まぁ、なんというか見事、美しい、素晴らしい
やがて冷えてくると、色が落ち着いて
引き出し黒となるのでありました、凄い、
真剣に震えたのであります
さらに、この冷えていくときに、釉薬が割れる、
いわゆる貫入が入るときに出る音が凄まじく美しい、
高い金属音にも似て、楽器を奏でるような音が、
キンキンキンキン・・・・なんて、ずっと鳴っている、
この音の繊細さというか、初めて聞く音色に感動したのでありました
ずらずらと、その後もたくさん出てきて
下の敷き藁に燃え移ったりと大迫力でありましたけども
大変貴重なものを見たと、自慢話がてら
書こうと思って忘れていた話題を一つ
さらしておくのでありました
「引き出し黒」と書いてみたものの、実際そうなのかは、
専門家に任せるところでありまして、
話によると、水冷するパターンのがそれだとかそうでもないとか、
そうなると、今回のはまた違うのか?よくわからんなと
勉強足らぬところでありますが、
この陶芸の美に魅了されたのは本当なので
したためておくのでありました、凄いよかった、本当にもう