すしそばてんぷら 作:藤野 千夜
なんといったらいいのか、
失礼な言い方になってしまうと、毒にも薬にもならない、
そんな、平々凡々としたというか、安穏とした日常を
ゆるやかに描いているだけの小説でありました
これはこれで、需要があるということなのか、
何か、物凄い事件なんか、まるで起きることもなく
淡々と、日常が過ぎていくだけと
そんな印象の物語だったのであります
江戸文化について、ひょんなことから勉強することになった
下町育ちのお天気レポーターの女性が、
江戸にまつわる食べ物をそぞろ歩いて満喫し、
その都度都度、ちょっとしたいざこざというでもない、
日常のありふれた事件なんかが起きて、
別に解決に何かするでもなく、
ただただ、過ごしていくといったものでありました
退屈といってしまうと語弊があるんだが
日常とはそういうものかなとも思ったりしたのでありました
軽はずみにSNSで身近なことを紹介してしまい、
ストーカーがついちゃうかもと、
そんな不安をあおるだけ煽って、結局何も起こらなかったり、
同じような、不安が急にせりあがってくるけど
結局何も起こらないということが
繰り返されていくというのが、不思議なところで
最後に、なんかあるんじゃないかと
どぎどぎしながら読んだのでありますが、
終始あっけないという感じで、
杞憂とはこういうことをいうのかしらねと
思わされたりなんだったりなのであります
恋愛模様めいたことも、
発展するかと見せかけて、そうでもないとか
まぁ、ともかく、何かありそうになるけど
結局なんともならないということばっかりで、
なんとも、平凡な過ぎ行きなのに、ひっかかってしまうのでありました
予想以上に疲れてしまったのであります
江戸の、といいつつも、江戸から続く食べ物がメインで、
てんぷら、すし、なんておものの
昔からあるそれこれが、まぁとてもとてもおいしそうでありまして
そちらがメインなんだよなぁと、改めて思ったりしながら
ふかふかの卵焼きやら、あつあつのてんぷらやら
そんなものを東京行ったら食べるべきなんだろうなと
改めて思い知らされたようでありましたとさ
実際、東京でそういうものを
さくさくと食べている人が、地元の人として存在するんだろうか
不思議な気がせんでもないが、
観光客として、そういうのを楽しみたいと
純粋に思ったのであります
なんといったらいいのか、
失礼な言い方になってしまうと、毒にも薬にもならない、
そんな、平々凡々としたというか、安穏とした日常を
ゆるやかに描いているだけの小説でありました
これはこれで、需要があるということなのか、
何か、物凄い事件なんか、まるで起きることもなく
淡々と、日常が過ぎていくだけと
そんな印象の物語だったのであります
江戸文化について、ひょんなことから勉強することになった
下町育ちのお天気レポーターの女性が、
江戸にまつわる食べ物をそぞろ歩いて満喫し、
その都度都度、ちょっとしたいざこざというでもない、
日常のありふれた事件なんかが起きて、
別に解決に何かするでもなく、
ただただ、過ごしていくといったものでありました
退屈といってしまうと語弊があるんだが
日常とはそういうものかなとも思ったりしたのでありました
軽はずみにSNSで身近なことを紹介してしまい、
ストーカーがついちゃうかもと、
そんな不安をあおるだけ煽って、結局何も起こらなかったり、
同じような、不安が急にせりあがってくるけど
結局何も起こらないということが
繰り返されていくというのが、不思議なところで
最後に、なんかあるんじゃないかと
どぎどぎしながら読んだのでありますが、
終始あっけないという感じで、
杞憂とはこういうことをいうのかしらねと
思わされたりなんだったりなのであります
恋愛模様めいたことも、
発展するかと見せかけて、そうでもないとか
まぁ、ともかく、何かありそうになるけど
結局なんともならないということばっかりで、
なんとも、平凡な過ぎ行きなのに、ひっかかってしまうのでありました
予想以上に疲れてしまったのであります
江戸の、といいつつも、江戸から続く食べ物がメインで、
てんぷら、すし、なんておものの
昔からあるそれこれが、まぁとてもとてもおいしそうでありまして
そちらがメインなんだよなぁと、改めて思ったりしながら
ふかふかの卵焼きやら、あつあつのてんぷらやら
そんなものを東京行ったら食べるべきなんだろうなと
改めて思い知らされたようでありましたとさ
実際、東京でそういうものを
さくさくと食べている人が、地元の人として存在するんだろうか
不思議な気がせんでもないが、
観光客として、そういうのを楽しみたいと
純粋に思ったのであります