鑑定の入り口 やきもの百科 著:中島 誠之助
コンパクトにまとまった
やきものの基本に関して教えてくれる本でありました
日本の津々浦々にある焼き物について
その鑑賞方法と、独特の名匠、産地、名品など
様々なものを端的に、簡潔に紹介していて
さらっと読んでも、かなりためになる本でありました
個人的には写真つきで紹介されている
名品の数々が一番見所であったと思うのですが、
国宝茶碗の不二山が載っているのが素晴らしくて
こいつは本当に、一度見てみたいものだと
感嘆を見舞ったりしたのであります
その他の名品についても、いわれやいわくなんかが
本当に丁寧にまとめられていて、松平不昧公所蔵シリーズなんかが
なかなかステキに語られているのとか
読み応えもあって楽しい限りでありました
有名産地から、ややマイナーと個人的に感じるようなところも
相当数が紹介されていまして
日本全国、よーさん陶磁器の種類があるんだなと
改めて驚くのでありました
当然のように、伊万里についての語りがかなり分厚くて
伊万里の様々な種類についても細かく紹介されているので
勉強になる一冊であります
そこから派生していると考えていいのか
九州方面の焼き物に関して、相当量の紹介があるので
こっちもまた、ためになるのでありました
あとは、意匠についての説明なんかもあって
個人的に好きな馬の目なんかの話や、三島のよさなんかが
さらっとした語り口で記されていて、
くどくない、素晴らしい読み応えだと感心したのでありました
ややもすると情緒的すぎるというか、
言葉を尽くしているだけで、あまり説明になっていないともとれるんだが
美とはそういうものでないかねなんて、
かっこいいことを言いたくなったりするのであります
とはいえ、明治以降に培われてきた民藝に関する器や歴史についても
かなりの量が解説されているので、大変興味深い
日本における骨董、その価値の見出し方、美のありかたというのが
全体を薄くだけども教えてくれるようで
よい本でありました
コンパクトにまとまった
やきものの基本に関して教えてくれる本でありました
日本の津々浦々にある焼き物について
その鑑賞方法と、独特の名匠、産地、名品など
様々なものを端的に、簡潔に紹介していて
さらっと読んでも、かなりためになる本でありました
個人的には写真つきで紹介されている
名品の数々が一番見所であったと思うのですが、
国宝茶碗の不二山が載っているのが素晴らしくて
こいつは本当に、一度見てみたいものだと
感嘆を見舞ったりしたのであります
その他の名品についても、いわれやいわくなんかが
本当に丁寧にまとめられていて、松平不昧公所蔵シリーズなんかが
なかなかステキに語られているのとか
読み応えもあって楽しい限りでありました
有名産地から、ややマイナーと個人的に感じるようなところも
相当数が紹介されていまして
日本全国、よーさん陶磁器の種類があるんだなと
改めて驚くのでありました
当然のように、伊万里についての語りがかなり分厚くて
伊万里の様々な種類についても細かく紹介されているので
勉強になる一冊であります
そこから派生していると考えていいのか
九州方面の焼き物に関して、相当量の紹介があるので
こっちもまた、ためになるのでありました
あとは、意匠についての説明なんかもあって
個人的に好きな馬の目なんかの話や、三島のよさなんかが
さらっとした語り口で記されていて、
くどくない、素晴らしい読み応えだと感心したのでありました
ややもすると情緒的すぎるというか、
言葉を尽くしているだけで、あまり説明になっていないともとれるんだが
美とはそういうものでないかねなんて、
かっこいいことを言いたくなったりするのであります
とはいえ、明治以降に培われてきた民藝に関する器や歴史についても
かなりの量が解説されているので、大変興味深い
日本における骨董、その価値の見出し方、美のありかたというのが
全体を薄くだけども教えてくれるようで
よい本でありました