空洞のなかみ 作:松重豊
俳優の松重豊さんが書いた本であります
なんと前半が小説で、後半がエッセーという読み物で
なかなか面白く読めたのでありました
小説のほうはショートショート的なSF話なんだけども、
どうやら、松重さん本人の経験というか
ある種の体験も盛り込まれた内容のようで
俳優業というものについて、瞬間が切り取られていて面白かったのであります
物語がどうしたというよりも、
そのシーンがありそうといった、コントや小芝居脚本みたいで面白い
エッセーのほうは、その小説も下地にしつつ
自分語りを交えたもので、こっちもまた興味深かった
孤独のグルメで一躍スターダムにといったところ
それ以前の役者時代がどうであったか、その頃の京都撮影がどういうものだったか
思い出語りみたいな部分も興味深くて面白いのであります
しかし、文章に気取りがなくて上手い
その芸暦を知らなかったので、劇団で海外公演にいったりとか
様々な活躍をしていたことを初めて知ったんだが
その若かりし頃の話というのも面白いし、
いわゆる、いかにも俳優さんといった感じで、
芝居にいったその先で、どんちゃん飲んで楽しむといったことを
本当に心から楽しんでいる姿みたいなのも垣間見れて
なんとも読んでいて楽しさが移ったようでもありましたとさ
孤独のグルメで食べる役をやっているせいで、
やっぱり、色々そういうものを求められることが多くなっているようだけども
それを愚痴ではなく、滑稽話にしているのがよくて、
読んでいて、大変だなーと素直に共感してしまえるよい本でありました
DVD用特典のメイキング映像みたいなのが
苦手と書きつつ、どうにも嫌いといった感じが面白くて
そういう撮影班を蹴散らすくだりとかもよかったのでありました
あとは、撮影を頼まれて拒むか、受けるか問題とかも
俳優さんとしては、どうしろってんだという状況もあるというのは
情状酌量の余地が多分にあるとも感じたのであります
好きな俳優さんだけに、読んでいて
そのまま声が、松重さんで再生されたりしたんだが
楽しい読書となったのであります
俳優の松重豊さんが書いた本であります
なんと前半が小説で、後半がエッセーという読み物で
なかなか面白く読めたのでありました
小説のほうはショートショート的なSF話なんだけども、
どうやら、松重さん本人の経験というか
ある種の体験も盛り込まれた内容のようで
俳優業というものについて、瞬間が切り取られていて面白かったのであります
物語がどうしたというよりも、
そのシーンがありそうといった、コントや小芝居脚本みたいで面白い
エッセーのほうは、その小説も下地にしつつ
自分語りを交えたもので、こっちもまた興味深かった
孤独のグルメで一躍スターダムにといったところ
それ以前の役者時代がどうであったか、その頃の京都撮影がどういうものだったか
思い出語りみたいな部分も興味深くて面白いのであります
しかし、文章に気取りがなくて上手い
その芸暦を知らなかったので、劇団で海外公演にいったりとか
様々な活躍をしていたことを初めて知ったんだが
その若かりし頃の話というのも面白いし、
いわゆる、いかにも俳優さんといった感じで、
芝居にいったその先で、どんちゃん飲んで楽しむといったことを
本当に心から楽しんでいる姿みたいなのも垣間見れて
なんとも読んでいて楽しさが移ったようでもありましたとさ
孤独のグルメで食べる役をやっているせいで、
やっぱり、色々そういうものを求められることが多くなっているようだけども
それを愚痴ではなく、滑稽話にしているのがよくて、
読んでいて、大変だなーと素直に共感してしまえるよい本でありました
DVD用特典のメイキング映像みたいなのが
苦手と書きつつ、どうにも嫌いといった感じが面白くて
そういう撮影班を蹴散らすくだりとかもよかったのでありました
あとは、撮影を頼まれて拒むか、受けるか問題とかも
俳優さんとしては、どうしろってんだという状況もあるというのは
情状酌量の余地が多分にあるとも感じたのであります
好きな俳優さんだけに、読んでいて
そのまま声が、松重さんで再生されたりしたんだが
楽しい読書となったのであります