君の顔では泣けない 作:君嶋彼方
入れ替わりSFというジャンルなんだろうか
君の名は的な男女が入れ替わる話なんだが、
入れ替わることが何というわけではなく
それを通じて、男女のなんぞというか、家族とか知り合いとか
そういうものへの感覚を意識させる物語でありました
新人賞の選評も含めて掲載されているため、
そこの意見に感想が左右されてしまっている感じもあるのだけど、
入れ替わりの謎は、特に触れられないというか、
そこは存在するだけで、何もというのが最後まで続いてしまうのに
少なからずがっかりしてしまったんだが、
入れ替わって生きていく戸惑いを
一方通行に描いているところが面白いというか、
実際、どうだったんだろうか、もう一方ははたして本当のところどうだったのか
そのあたりがもうちょっと読んでみたかったかもと思ったりしたのである
精神が肉体とリンクしていないということのアンバランスさというのが、
いわゆるジェンダー問題に肉薄するのかは、正直わからんのだが
読んでいて片一方は戸惑い、片一方はどんどん受け入れていくようであり、
その受け入れというものが、本当のところと呼べる感情があるのなら
それがどうなんだと、気になる作りなのは
よかったというか、もやもやしながら読まされるところでありました
最終的には、あれこれすったもんだも超えていくんだけど
物語としては、あんまりすっきりしないなというのが正直なところで
面白かったけども、うまく消化できない感じだったかもと
思ったので素直にメモっておくのでありました
このジャンルって、案外メジャーなんだろうか
設定はありそうだけど、難しい物語になるよなと
設定つっこみじゃないが、色々と気になるところを覚えてしまうのであった
SFって、このあたりの匙加減が難しいなぁ
入れ替わりSFというジャンルなんだろうか
君の名は的な男女が入れ替わる話なんだが、
入れ替わることが何というわけではなく
それを通じて、男女のなんぞというか、家族とか知り合いとか
そういうものへの感覚を意識させる物語でありました
新人賞の選評も含めて掲載されているため、
そこの意見に感想が左右されてしまっている感じもあるのだけど、
入れ替わりの謎は、特に触れられないというか、
そこは存在するだけで、何もというのが最後まで続いてしまうのに
少なからずがっかりしてしまったんだが、
入れ替わって生きていく戸惑いを
一方通行に描いているところが面白いというか、
実際、どうだったんだろうか、もう一方ははたして本当のところどうだったのか
そのあたりがもうちょっと読んでみたかったかもと思ったりしたのである
精神が肉体とリンクしていないということのアンバランスさというのが、
いわゆるジェンダー問題に肉薄するのかは、正直わからんのだが
読んでいて片一方は戸惑い、片一方はどんどん受け入れていくようであり、
その受け入れというものが、本当のところと呼べる感情があるのなら
それがどうなんだと、気になる作りなのは
よかったというか、もやもやしながら読まされるところでありました
最終的には、あれこれすったもんだも超えていくんだけど
物語としては、あんまりすっきりしないなというのが正直なところで
面白かったけども、うまく消化できない感じだったかもと
思ったので素直にメモっておくのでありました
このジャンルって、案外メジャーなんだろうか
設定はありそうだけど、難しい物語になるよなと
設定つっこみじゃないが、色々と気になるところを覚えてしまうのであった
SFって、このあたりの匙加減が難しいなぁ