CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

いだてん  炎のランナー

2019-12-08 20:53:49 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「いだてん」
視聴完了しました、もう終わりなんだなぁ
開幕式で終わるんだと思ったわけだが、
色々、やることは終わってしまっている
最後に向けて、何か大きなものが残っているとはいいがたい
結構、エピローグとすら感じるような
余韻の残るお話だったと思うのであります

最後にネタを仕込むかのように、
ブルーインパルスが酒飲んでいたのが
大変印象的というか、そのエピソードは確実にやるんだと
思ったりしたのでありますけども、
最後までどたばただったんだなと、
10月1日に強引に新幹線と首都高ができたという話も
象徴的だと思わされたのでありました
今も昔も、変わらないというか
凄いなぁ、締め切りを守るということによって
失われていくものと、なんか発揮されてしまうものと
いくつかあるんだろうと思い知る

聖火ランナーのすったもんだも、
なかなか大変で、そういうこともあったのかと、
露骨にしていたけども、
実際に、あんな扱いにされてたんだろうなと思えば
ただ、その日にあの場所で生まれたというだけで、
なんとも思い知らされるところでありました
言葉というか、象徴というものにされるという
人格を無視される行為というのは
恐怖でもあるなと、
よいことだと押し付けられたであろうその時、その場面を思うと
怖いと感じたのでありました
いいことなんだけど、なんだろうね

金栗先生が切なかったり、五りんがどうなってしまうのかだったり
色々まだまだ終わってないことはあるんだけども、
お祭りは準備が楽しいに相応しいような、
開幕までのすったもんだで、
このドラマはいいのだなと感じつつあったりで、
次回、いきなり終わったシーンから始まっても
文句言わないなと感じたりもするのでした

というか、もう最終回なんだな、早いなぁ
年賀状書かないとなぁ

【映画】トゥルーマン・ショー

2019-12-06 21:13:50 | ドラマ映画テレビ感想
結構古いが名作と聞いた作品であります
よくよく時代を感じるなという部分が多々あって、
内容に日本語を勉強している彼女が出てきたり、
日本人っぽい家族が出てきたりして、
ああ、隔世の感なんて気分になったんだが、それはそれ
なかなか面白い映画でありました

トゥルーマンという主人公が、生まれた頃からずっと
モニターされているという壮大な生放送番組という触れ込みの物語、
その事実が凄まじく残酷だと思うんだが、
特にそれがどうしたということは語られることなく、
でも、不思議と、最後のシーンでは、強い共感を得たというか
知らぬうち、何かから解放された、
あるいは、自ら踏み出したかのように見えてしまうというのが
凄いことだなと見入ってしまったのであります
この番組を見るという、映画体験が、
実際の映画鑑賞と、妙なリンクをするというべきか、
なんとも、不思議な気分になったのでありました

美しいサンセットが最高だというくだりなんかは、
残酷な話だと思いながら見ていたんだが、
人生、実際こんなもんなんだろうかねとも
思ったり感じたりしたのであります

作り物だろうが、本物だろうが、
それを決めるのは誰で、どのようなものか、
出会いや、様々なことがすべてシナリオとして組み込まれているというのは
恐ろしいとも思えるが、実際、世の中ある程度は
そういう部分があるかねぇとも思ったりしながらみると
なかなか味わい深いなと思えたのでありました

大笑いする物語ではないけども、
清清しい気分で終わるし、よい映画だったと思うのである

【映画】ブリジット・ジョーンズの日記

2019-12-05 21:01:23 | ドラマ映画テレビ感想
ちょっと古いけど、肩の力を抜いて見られる
女性向けのコメディ映画でした
イギリスのいけてない女子が、一念発起して、
いけてる女になってやろうと、
思ったり、挫折したり、特に何もしなかったり
長されるままにダメ男と付き合ったりするという
すったもんだを楽しめるコメディでした

女性向けということもあってか、
そこまで下品な、あるいは、ブラックなジョークもなく、
それなりに面白く、
何よりも、ダメ男のダメだけどモテる姿の
圧倒的な説得力に笑いっぱなしでありました
凄い、あんな俳優よく連れてきたな、
優男という言葉があんなに似合う俳優見たことねぇわ

話の筋がどうしたとか、そういう見方ではなく、
ただただ、いけてない女子であるブリジットが、
努力らしい努力はほどほどの感じだけども、
気のいい仲間たちとぶーたれながら、
それでいて、なんかいい感じの出会いがあって、
凄い唐突な、漫画みたいな自分を巡った決闘が起こったりしてとか、
そうか、こういう少女マンガ的なものというのは
万国共通なのかと思い知らされたのでありました

女優さんが、このためにわざわざ太ったとか
デニーロアプローチ的な話を聞いて、
女優として、その英断は凄いことだなと感心したり、
その体で、割ときわどい格好を無理やりさせられたりしてて、
なんというか、映画を使った
壮大なセクハラ事案ではないかとも思ったりしたんだが
面白かったのでよしとする

【読書】地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

2019-12-04 21:42:48 | 読書感想文とか読み物レビウー
地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団  著:森 功

ちょっと前に話題になった地面師詐欺の本でした
結構込み入った内容を説明しているので
ちゃんと読まないとさっぱりわからない
さすが、わかりにくくすることで、尻尾をつかませないだけある
わけわからん、そう思いながらも
恐ろしいものだなと読んだのでありました
不動産ブローカーという職種じゃなくて本当によかった

偽造につぐ偽造、それらで騙しまくる、
また、騙されまくるというのが衝撃的で
プロですら、欲に目がくらむではないが、
見誤ってしまうタイミングというものがあって、
それを見極めるのが抜群にうまいやからがいて
そういうものが跋扈する、その手口や、
そこで渦巻く、捕まえる側の猜疑心だとか、誰が被害者なのかとか
様々、絡み合った内容が面白かったのでありました

東京の土地は、転がしたら本当に凄い金額になるんだなと
謎の取引が何度も行われる様だとか、
騙すための、さまざまな分業制度なんかもよくできていて
地面師というのは、実際のところ
戦後に既に存在していた仕事なんだそうで、
それが、今の世の中、また手法を新たにしてやってきたと
そのあたりが、また面白い
同じ名前で、古臭いそれだが、今も通用してしまうのだ

もっとも、綱渡り的な危ない内容なのは確かなようで、
結構ぼろの出た話も多かったりするけど、
俺俺詐欺と一緒で、捕まっても首魁には手が届かないようになっていたり、
仲間内でも騙しあいがあるかのように、
もう、誰が何を信じているのか
さっぱりわからなくなっていたりするのが面白いのでありました

被害者の話が取材のもとになっているせいもあるが、
警察の対応が辛いというか、残念なことも多かったようで、
このあたりは、そういう事件を取り上げているから思うところか、
判断が難しいところだけど、相当大変な事件が多いと
思わされたのでありました

今もなお、こんなことを続いているようだし
これから土地が余ってくるというか、
誰のものかわからない土地が増えてくると思えばこそ、
こういう輩が跋扈する土壌が豊かになっていくのかもなと
貧乏人には関係がなさそうだけど、
気になる内容であると思わされたのでした

なりすまし用のプロダクションがあるとか
凄いことだわな

【読書】死にがいを求めて生きているの

2019-12-03 21:05:21 | 読書感想文とか読み物レビウー
死にがいを求めて生きているの  作:浅井 リョウ

相変わらず、誰の心にもありそうな、
身に覚えがありそうな事柄を抉り出した
ステキな小説でありました
途中で、なんかSF?とか思ったりして、
正直、その部分はよくわからんなと思っていたんだが
最後まで読んで、様々な作家による大きな物語の一部だと知って
なるほどなと思った次第、面白かったのでよいが、
ほかのも読まなくてはならないじゃないか

さて、相変わらず、自分の気持ちというか、
自己顕示欲をもてあました若者を書かせると当代随一だという筆力で、
クラスで目立つ存在だけども、よく考えてみるとうざい奴というのが
とても克明に描かれていて嘆息を見舞った
そうそう、そういう人いるし、自分にもそういう部分が多々あったから
痛いほどよくわかるわ、
タイトルの通りだったのかはわからないけども、
何か、甲斐のようなものを求めている以上、
それを安易に手に入れるため対立をあおるというのが
ある種、多くの人間に備わったそれこれなのかもと
不思議と納得できるところが山ほどあったのである

特に、女性で、そういう傾向があるという話が
物凄く深くというか、なるほど、そういうもんかと
足の引っ張り合いとまでは言わないけど、
誰かのせいで、なんか全体の雰囲気が悪くなるというか、
大きな諍いが起こるようになるというのは、
ある種天才的な能力だよなとも思ってしまう

そんな不思議な、あるいは、不快な男の生き様が、
小学校、中学校、高校、大学と進むにつれて
次第に、周りが成長することで許容の仕方が違ってくる
勘違いしている奴というのを
どのように扱うか、それがこなれてきて、
そこに気付いた自分は、それでも変えることができない
だから、より先鋭化していくしかないという
このもてあました感じが、最高に響いた小説でありました
こういうの凄いわかるわ、恐ろしい、おぞましい
自分がそうであったと、声を荒げてしまいたくなるくらいわかる

そんなお話で、もっと煮詰まった恐ろしいことになるかと思いきや、
最終的には、冒頭の通り、大きなプロジェクト話の一環ということもあってか、
なんとなし、ふわっと着地してしまっていて、
正直、その要素なく、いつもの作者の小説として読みたかったな、
もっと、酷いではないが、克明に描かれたそれこれを読みたかったと
嫌なものを見たい気持ちをくすぐられるところが
やや、おとなしい感じながら
楽しく読み終えたのでありました

読書に何を求めているんだ

【読書】小説 第4次産業革命

2019-12-02 21:36:12 | 読書感想文とか読み物レビウー
小説 第4次産業革命  作:藤野 直明

小説と銘打っているので、小説なんだろうけども、
中身は完全にビジネス書というか、
第4次産業革命という、今日本以外で成長している
製造業のスタイルを紹介する本でした

中小企業を主人公にして、技術力はあるけども大きくなれない、
下請けに甘んじてしまうという会社の奮闘を描いていまして、
職人たちが高齢化して、また、その技術伝承が思わしくないと
いかにも聞いたことある現状を
どうやって打破するか、あれこれ試しつつ成功していく
AIとIOTと、なんだかんだで技術再現と
平準化、モジュール化ができるから
さまざまな下請け業務をリモートサポートできるようになると
まぁ、夢のような世界が広がっていたのであります

工業系のメーカーに勤めたことがないので
はたして、これがどれくらいどうなのかと
語るすべを持たないわけだけども、
日本の製造業が生き残るチャンスとして描かれるところが
なかなか興味深いと思われたのでありました
現在の日本の優位性は早晩、あるいはすでに
崩れているという部分に危機感を覚えつつ
そうならないために、製造業の在り方が大きく変わってきていると
考えさせられるばかりだったのでありました

もっとも、この会社の場合、
なんかしらんが、すさまじい加工技術なり持ってたから
成功したともいえるわけなんだが、
全部が全部そうはならないんだろうから
世の中、厳しくなっていくばかりだなと思うのでありましたとさ

日本発信といわれる、トヨタ方式が古びてきたと
そういう指摘から始まっているところであるのだけども、
トヨタ方式は日本のではなく、トヨタのであって、
きっと、トヨタではこの第4次産業革命的なプロダクトは
すでに実践してんじゃなかろうかとも
思ったりするのでありました
いや、この場合、アイシンとかデンソーとかの孫請けくらいだろうか、
ともかく、デジタルでさまざまなシミュレートができて、
高い技術力が必要なものだけを作るかのような部分や、
量産における高品質を保持するための方法とか
題目だけだったら、誰もが欲しがることばかりの内容でありました

資金繰りに困ったり、設備投資や取引先との関係とかが
一切というほど出てこないので、
昨今のビジネス小説からすると物足りないような気もしてしまったんだが、
これはこれで、夢の技術を語る成功物語みたいなところで
楽しめたと思うのでありました

まぁ、物語といいながら、かなり用語解説とか
実例紹介に割いているから、やっぱり小説ではないなと
思ったりもするのである

いだてん  火の鳥

2019-12-01 20:49:42 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「いだてん」
視聴完了しました
なかなか面白くなってきた、というか、
今、面白いなぁという感じであります
大きな物語がいよいよ終わるという感じとはちょっと違う、
なんかわくわくしてきたなと
そんな気持ちになってみている次第であります
ドラマに没入しているというか、
オリンピックが楽しみになってきた感じを
共有できていると思う次第

鬼の大松凄いなぁと
それが、ただただ思わされるくだりが、
ベタすぎるスポ根だなと感じたわけでありますが、
よくよく考えてみると、それは逆で、
これを見て、スポ根が作られたと見るべきなので、
ベタだけど、これが正しい、これこそが本当と
そんな風に思ったりしながら、
でも、あまりにもベタすぎて、青春ドラマかよと
ツッコミ入れたくなるような感じが
凄いよかったと思うのであります
思ってばっかりだな

人望があったという話は、このドラマのほかで
ちょこちょこ見ていたので、そういうものかなとも思うところだけど、
実際に考えてみると凄いことだなと、
あの独特の感覚が、現在に繋がる体育会系というそれに
繋がっていくのかとも考えてみたりするのでありました
よいような、わるいような、
どちらにせよ、日本人ぽいというのがそれだったのかも

政治闘争もするっと終わってしまったようで
もうちょっと見ていたかったようにも思うけど、
そこから、官僚事務方が分離したかのように
裏委員会が発足して、実務を進めているというのが
なかなか面白いところでありました
実際にああだったんだろうかな
よくわからんが、わからんけども、あれくらいオリンピックに思いいれがある人がいないと
むしろ成功しないんじゃないかと
来年が不安になる一幕だったようにも感じるのであります
東龍さんが可哀想だなぁ

金栗先生も出てきたわけで、
正直あそこはフィクションがすぎるだろうと
思ったりもしたんだが、
あと何回かわからんけども、わくわくが停まらない感じであります
開会式で終わるのか、開会すらしないで終わるとか
むしろ、一気にそのあたり飛ばしてしまうのか
どの終わりが待ってるか
楽しみで仕方ない