自転車のホイールの回転部にはハブが使われていますが これも定期的に
メンテナンスをしてやる方が良いでしょう 今回は従来からのカップ&コーン
の構造を持ったハブのグリスアップを行いましょう
私のロードレーサーに使っているフロントホイールです
ハブは SHIMANO DURA-ACE HB-7800 リムはアラヤの
チューブラーリム エアロ 1で組んでいます
今回はそのホイールのハブをグリスアップしてやりましょう
車輪を外した自転車は少々扱いに困ります
これは自作したフロント用のエンドホルダーですが
フォークの傷も防げ、自転車も倒れなくて重宝しています
グリスアップをする時は環境も大切です なるべく
埃などが舞わない所が良いですね
これ以降ハブのロックナットなどを分解して行きますが
この前ハブに右も左も有りませんが 記事進行の便宜上
ハブの DURA ACE の文字を基準に右、左と進めて行き
ましょう
これは右側(DURA ACE の文字の E 側)です
こちらにはロックナット等は無く シャフトの
穴は六角で 5mm のアーレンキーが使えます
こちらは左側でロックナットと玉押しで構成され
シャフトは普通の丸穴です
このハブの分解で必要な工具は ハブレンチは色々な
サイズを合わせてみると 玉押しは 17mm ロックナットは
15mm です それと 5mmのアーレンキーを用意しました
ハブレンチとは厚さが 2mm 程度のハブ調整用の専用
スパナです
左側の回転部を外す処から始めます
内側の玉押しに 17mm ロックナットに 15mm の
ハブスパナを掛けます このハブでは他の工具は
代用出来ないですね
17mm のレンチで玉押しを保持し 15mm のレンチで
ロックナットを緩めます ※ ここは正ネジです
この写真では お互いの手を引き寄せる方向へ力を
入れています
ロックナットが外れました
次は玉押しを外しますが このままではシャフトも
一緒に回るので 右側(反対側)のシャフトにアーレンキーを
使います それでシャフトを保持しながら玉押しを回すと良い
でしょう
玉押しが外れました とても綺麗な状態です
自転車部品のメンテナンスをする時 漫然と
分解するのではなく、各パーツの状態を確認しながら
すると良いですよ 色々な事を感じる事が出来ると思います
ホイールを裏返し 反対側からハブシャフトを抜きます
これはほとんど抵抗なく抜けます
このハブは新品時に分解し Microlon のメタルトリートメントで表面処理をしてから
マイクロロンのルブリカントと防水シール部分にはデュラグリスを使い組付けています
それから 約2年8ヶ月 走行距離 3000km程度 洗車は数知れず そんな使用状況ですが
まだルブリカントの色も残り、水も回った形跡が有りません とても良い状態だと思います
このハブは内部のベアリングを取り出す為に インナー
ダストキャップを取り外す必要が有ります マイナス
ドライバー等の先で樹脂製のパーツをこねて外します
ハブボディに彫られた溝にはまっていたパーツが
パキッとちょっと嫌な音と共に外れます
ベアリングを取り出します 樹脂製のケースが使われた
リテーナーです
カップ(玉受け)に残った ルブリカントを指に取って
みましょう 水が回ると脱色しサラサラな手応えに
変化するマイクロロンのルブリカントですが まだ
ブルーの色も残り、指でこするとまだ充分潤滑剤の
役目は果たしています
これで分解作業は終わりです特に難しい作業では有りませんね 工具さえ揃えれば
誰にでも出来ると思います
今回のグリスアップは走行距離も有りますが、それ相応の経過年数による
油脂類の変質も気になってのメンテナンスです 特にマイクロロンを使った部品では、
使わずに保管して有る部品の回転部が全滅だった事も有り、とても関心が有りました
マイクロロンは使い続けると不具合は起こらないと言う事なのかな・・・
次回はこれらのパーツを始めて使う Spin スピンのパーツクリーナーで洗浄しましょう
どの様な商品かお楽しみにお付き合い下さい
マイクロロンに関する過去記事 (これは結構反響の有った記事です)
【 Microlon マイクロロンの 不具合 】
次の作業 【 SPIN PARTS CLEANER スピンで洗浄 】
メンテナンスをしてやる方が良いでしょう 今回は従来からのカップ&コーン
の構造を持ったハブのグリスアップを行いましょう
私のロードレーサーに使っているフロントホイールです
ハブは SHIMANO DURA-ACE HB-7800 リムはアラヤの
チューブラーリム エアロ 1で組んでいます
今回はそのホイールのハブをグリスアップしてやりましょう
車輪を外した自転車は少々扱いに困ります
これは自作したフロント用のエンドホルダーですが
フォークの傷も防げ、自転車も倒れなくて重宝しています
グリスアップをする時は環境も大切です なるべく
埃などが舞わない所が良いですね
これ以降ハブのロックナットなどを分解して行きますが
この前ハブに右も左も有りませんが 記事進行の便宜上
ハブの DURA ACE の文字を基準に右、左と進めて行き
ましょう
これは右側(DURA ACE の文字の E 側)です
こちらにはロックナット等は無く シャフトの
穴は六角で 5mm のアーレンキーが使えます
こちらは左側でロックナットと玉押しで構成され
シャフトは普通の丸穴です
このハブの分解で必要な工具は ハブレンチは色々な
サイズを合わせてみると 玉押しは 17mm ロックナットは
15mm です それと 5mmのアーレンキーを用意しました
ハブレンチとは厚さが 2mm 程度のハブ調整用の専用
スパナです
左側の回転部を外す処から始めます
内側の玉押しに 17mm ロックナットに 15mm の
ハブスパナを掛けます このハブでは他の工具は
代用出来ないですね
17mm のレンチで玉押しを保持し 15mm のレンチで
ロックナットを緩めます ※ ここは正ネジです
この写真では お互いの手を引き寄せる方向へ力を
入れています
ロックナットが外れました
次は玉押しを外しますが このままではシャフトも
一緒に回るので 右側(反対側)のシャフトにアーレンキーを
使います それでシャフトを保持しながら玉押しを回すと良い
でしょう
玉押しが外れました とても綺麗な状態です
自転車部品のメンテナンスをする時 漫然と
分解するのではなく、各パーツの状態を確認しながら
すると良いですよ 色々な事を感じる事が出来ると思います
ホイールを裏返し 反対側からハブシャフトを抜きます
これはほとんど抵抗なく抜けます
このハブは新品時に分解し Microlon のメタルトリートメントで表面処理をしてから
マイクロロンのルブリカントと防水シール部分にはデュラグリスを使い組付けています
それから 約2年8ヶ月 走行距離 3000km程度 洗車は数知れず そんな使用状況ですが
まだルブリカントの色も残り、水も回った形跡が有りません とても良い状態だと思います
このハブは内部のベアリングを取り出す為に インナー
ダストキャップを取り外す必要が有ります マイナス
ドライバー等の先で樹脂製のパーツをこねて外します
ハブボディに彫られた溝にはまっていたパーツが
パキッとちょっと嫌な音と共に外れます
ベアリングを取り出します 樹脂製のケースが使われた
リテーナーです
カップ(玉受け)に残った ルブリカントを指に取って
みましょう 水が回ると脱色しサラサラな手応えに
変化するマイクロロンのルブリカントですが まだ
ブルーの色も残り、指でこするとまだ充分潤滑剤の
役目は果たしています
これで分解作業は終わりです特に難しい作業では有りませんね 工具さえ揃えれば
誰にでも出来ると思います
今回のグリスアップは走行距離も有りますが、それ相応の経過年数による
油脂類の変質も気になってのメンテナンスです 特にマイクロロンを使った部品では、
使わずに保管して有る部品の回転部が全滅だった事も有り、とても関心が有りました
マイクロロンは使い続けると不具合は起こらないと言う事なのかな・・・
次回はこれらのパーツを始めて使う Spin スピンのパーツクリーナーで洗浄しましょう
どの様な商品かお楽しみにお付き合い下さい
マイクロロンに関する過去記事 (これは結構反響の有った記事です)
【 Microlon マイクロロンの 不具合 】
次の作業 【 SPIN PARTS CLEANER スピンで洗浄 】