Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ブレーキ 洗浄 錆び取り 組立

2014-05-28 20:15:15 | COLNAGO コルナゴ 組立
前回分解したシマノの古いサイドプルブレーキ 今回は各部を洗浄し
新しいグリスを使い組立調整を行います





前回分解した コルナゴに使う予定のサイドプルブレーキです
今回は組立調整まで作業を進めます






ステンレス容器に各部品を入れパーツクリーナーで
洗浄しましょう クレのクリーナーはこの様な用途
には良いと思います






主に油脂で汚れたパーツ達 小さなブラシを使い
丁寧に洗ってやります




前後のブレーキ部品が綺麗になりました






でも錆が浮いた部品も有ります ここは手間を惜しまず
もう少し手を掛けてやりましょう






この仕事は外でやります ステンレス容器には
錆が浮いたパーツが入っています






錆び取りには何時もの様にトイレの洗剤
サンポールを使います 部品の入った容器に
希釈をせずに使います




サンポールに浸かった部品達 このまましばらく
置いておきます








その間にサンポールから上がった お風呂上りに使う
中性洗剤の希釈液を作っておきましょう




最後に洗う水も用意します






10分程放置した部品 錆の状態によりその効果は
色々です




錆の酷い物は小さな金属ブラシで少し擦ってやります




軽く擦るとほとんど錆は取れます この時点で素手で
触っている私の手は皮膚が溶けてヌルヌルです 
気になる方はゴム手袋をした方が良いですよ 
本当に指紋が無くなります






サンポールから上げた部品は中性洗剤の中に入れます
効果は良く解りませんが 酸に浸かった物を中和させる
為です






その後部品達は真水の中へいれ良く洗います




作業前と比べると全体が良く光っています






作業前と作業終了後 この程度にはなります




使った容器類も良く水洗いをしておきましょう
そのまま放置するのは絶対に良く有りません
サンポールが他の物に付着したら悲しい結果に
なりますよ




下に敷いていたコンパネ サンポールが付着すると
木材でもこの様にオレンジの染みを作ります これが
金属なら酸化が進むのを助長します




さて洗い終わった部品たち




綺麗になったとは言え 一度錆びた物は直ぐに錆びます
それを避ける為 オイルを引いておきましょう






メカ本体のアルマイトが腐食した部分が少し有ります




組立てる前に汚れを落しワックスも掛けておきます




組立には Super Lube スーパールーブの多目的
グリスを使います あまり粘着力のないサラッと
したグリスです






シャフトに塗り拡げます 潤滑と錆止めの両方が
目的です




分解した時とは逆の手順で組み立てて行きます






ここはロックナットの構造です 一番軽く本体が
動きガタが無い処でロックナットを決めます
それが決まるまで同じ作業を繰り返す事は
良く有る事です






今回も何度か調整し一番良い処が見つかりました
バネを本体に保持される様取付けました






ワイヤークランプやアウター受けもネジにグリスを塗り
締め込んでおきます 腐食防止が大きな目的です




最後にアールワッシャーを入れ取付けナットを
仮付けしておきます






はみ出したグリスなどを拭き取って完成です




一連の整備で気持ち良く動く様になりましたよ
分解時の手順は前回の記事で詳しく紹介してます
作業に迷われたら是非そちらをご覧下さい





ブレーキゴムも幾つか在庫が有ります、何が良いかは組立の時に考えましょう
ただこうして見るとこのブレーキのアーチは大きいのじゃないのかな
使えるんだろうか(笑)

前回の記事 【 コルナゴ用 ブレーキの整備 】

次の作業 【 コルナゴ フレーム塗装 上塗り 】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする