MAVIC COSMIC ELITE マビックの完組ホイール コスミックのフリーホイールを
分解しメンテナンスを行います 比較的簡単に行えるのでどうぞご覧下さい
後輩が使っていたホイールを預かりメンテナンスを行っています 前回までに
振れ取りとセンター出しを行ったので今回はフリーホイールを分解し整備します
グレードはコスミックのエリートと言う物で
お値段も手頃に買えるらしく練習に使うなら
良いホイールでは無いでしょうか
今回は折角なのでこのフリーホイールのメンテナンスを
行いますが、これは私も始めて触ります どうすれば良いか
観察しながら進めて行きましょう
整備机の上で行います 埃やゴミが出来るだけ無い環境も大切です
少し観察しましょう フリー側はロックナットらしい物が有り
シャフトの中は丸いままで 6 角の穴では有りません
反フリー側はカップアンドコーンの構造の様に玉押しと
ロックナットが使われています こちらの中空シャフトも
丸穴です
実際はシールドベアリングが使われているので玉押しと言っても
鋼球を直接押えているコーンでは有りません
フリーホイールを外すには 中空シャフトが丸穴でアーレンキーが
使えないなら、玉押しにハブスパナを使い フリー側のナットを緩めて
みましょう
反フリー側の玉押しは 13mm のハブスパナが合います
反フリー側にハブスパナを使いフリー側のナットには
モンキーレンチを使っています
反フリー側のロックナットを保持するとそちら側の
ネジも緩む事が有るのでそれを回避する為、玉押しに
スパナを使っています
フリー側のナットを外しました これでフリー本体に圧入された
シールドベアリングの内側を押えています ※ 正ネジです
フリー側のナットを外した状態です
赤い棒で指しているのは6角の頭ですが これは単に
フリー本体に圧入されたベアリングの保護カバーです
ベアリングの交換以外でこれを外す必要は有りません
反フリー側からシャフトを抜いてみましょう
圧入と言ってもかち込んで有る訳ではなく 適度な手応えを
感じながら手で引き抜けます シールドベアリングが顔を出しました
HCH J22S 6001-2RS 等の文字があります
ここからフリーを外します フリー内部の部品が飛び出す事も
良く有るのでそれらが何処かに行き難い様に ウエスや足元には
毛布を敷いています
準備が出来たのでフリーを引き抜きます 真上にそっと
持ち上げます 内部には間違いなくバネが使われているので
急いで持ち上げるとバネが反発して部品が飛び出します
ここはゆっくりと・・・
フリー本体が引き抜けました 気を付けてさえいれば
全く難しい作業では有りません
フリー本体の裏側は外周に樹脂部品 内部はラチェット機構の
ギザギザが刻まれています
フリー内部のラチェット機構の爪です 対角に 2 個
装着されています
フリー内部のハブ本体のベアリングの上にワッシャーが
乗っています フリー側のベアリングとの間に挟まれている物です
このワッシャーは組む時に入れるのを良く忘れます 不思議・・
皆さんは忘れないで下さい
ラチェットの爪は簡単に取り外せます 振動で勝手に落ちる事も有るので
紛失注意です
爪の表裏です 赤い樹脂部品の突起は小さなバネが
装着される部分です
その小さなバネがこれです この小さな奴で爪の開閉を行っています
これでラチェット機構の部品の取外しは終わりました
ハブ本体の一番奥に防水の為のシールが入っています
ゴム質の部品なので傷を付けない様に外します
外したシールですがこれには装着する方向が有るので
外した時に覚えておいて下さい ペラペラの方を上にして
装着します
これでフリー本体とハブ側に組み込まれた部品の全てを
外しました
フリーホイールの分解はここまでです この後各パーツの洗浄を行いオイルアップに進みます
潤滑剤にはマビックのフリー専用オイルを使います 今迄に色々な潤滑剤を使いましたが
マビックのフリーには専用オイルが一番適していますね その作業風景は次回にさせて頂きます
次回も是非お付き合い下さい
前回の振れ取りの様子 【 ホイールの振れ取り MAVIC COSMIC ELITE 】
分解しメンテナンスを行います 比較的簡単に行えるのでどうぞご覧下さい
後輩が使っていたホイールを預かりメンテナンスを行っています 前回までに
振れ取りとセンター出しを行ったので今回はフリーホイールを分解し整備します
グレードはコスミックのエリートと言う物で
お値段も手頃に買えるらしく練習に使うなら
良いホイールでは無いでしょうか
今回は折角なのでこのフリーホイールのメンテナンスを
行いますが、これは私も始めて触ります どうすれば良いか
観察しながら進めて行きましょう
整備机の上で行います 埃やゴミが出来るだけ無い環境も大切です
少し観察しましょう フリー側はロックナットらしい物が有り
シャフトの中は丸いままで 6 角の穴では有りません
反フリー側はカップアンドコーンの構造の様に玉押しと
ロックナットが使われています こちらの中空シャフトも
丸穴です
実際はシールドベアリングが使われているので玉押しと言っても
鋼球を直接押えているコーンでは有りません
フリーホイールを外すには 中空シャフトが丸穴でアーレンキーが
使えないなら、玉押しにハブスパナを使い フリー側のナットを緩めて
みましょう
反フリー側の玉押しは 13mm のハブスパナが合います
反フリー側にハブスパナを使いフリー側のナットには
モンキーレンチを使っています
反フリー側のロックナットを保持するとそちら側の
ネジも緩む事が有るのでそれを回避する為、玉押しに
スパナを使っています
フリー側のナットを外しました これでフリー本体に圧入された
シールドベアリングの内側を押えています ※ 正ネジです
フリー側のナットを外した状態です
赤い棒で指しているのは6角の頭ですが これは単に
フリー本体に圧入されたベアリングの保護カバーです
ベアリングの交換以外でこれを外す必要は有りません
反フリー側からシャフトを抜いてみましょう
圧入と言ってもかち込んで有る訳ではなく 適度な手応えを
感じながら手で引き抜けます シールドベアリングが顔を出しました
HCH J22S 6001-2RS 等の文字があります
ここからフリーを外します フリー内部の部品が飛び出す事も
良く有るのでそれらが何処かに行き難い様に ウエスや足元には
毛布を敷いています
準備が出来たのでフリーを引き抜きます 真上にそっと
持ち上げます 内部には間違いなくバネが使われているので
急いで持ち上げるとバネが反発して部品が飛び出します
ここはゆっくりと・・・
フリー本体が引き抜けました 気を付けてさえいれば
全く難しい作業では有りません
フリー本体の裏側は外周に樹脂部品 内部はラチェット機構の
ギザギザが刻まれています
フリー内部のラチェット機構の爪です 対角に 2 個
装着されています
フリー内部のハブ本体のベアリングの上にワッシャーが
乗っています フリー側のベアリングとの間に挟まれている物です
このワッシャーは組む時に入れるのを良く忘れます 不思議・・
皆さんは忘れないで下さい
ラチェットの爪は簡単に取り外せます 振動で勝手に落ちる事も有るので
紛失注意です
爪の表裏です 赤い樹脂部品の突起は小さなバネが
装着される部分です
その小さなバネがこれです この小さな奴で爪の開閉を行っています
これでラチェット機構の部品の取外しは終わりました
ハブ本体の一番奥に防水の為のシールが入っています
ゴム質の部品なので傷を付けない様に外します
外したシールですがこれには装着する方向が有るので
外した時に覚えておいて下さい ペラペラの方を上にして
装着します
これでフリー本体とハブ側に組み込まれた部品の全てを
外しました
フリーホイールの分解はここまでです この後各パーツの洗浄を行いオイルアップに進みます
潤滑剤にはマビックのフリー専用オイルを使います 今迄に色々な潤滑剤を使いましたが
マビックのフリーには専用オイルが一番適していますね その作業風景は次回にさせて頂きます
次回も是非お付き合い下さい
前回の振れ取りの様子 【 ホイールの振れ取り MAVIC COSMIC ELITE 】
一回限りのパーツなら触っていて私が何か感じるはずですが特にそんな不安は無く整備は終わらせています
JCF の強化指定選手ですから それなりの距離は乗っているはずですが会っても何も言わないから 大丈夫だと思います
http://ysroad.co.jp/kobe/2019/06/16/69372
私が預かったホイールですから どの様にするかは全て私が判断します
整備後 2年以上経って何も不具合が起きていませんから 問題は無いと判断して良いでしょう
色々と細かな事までご親切にご心配を頂き大変有難うございました