Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

リムセメント 溶剤は何が良い

2023-11-17 20:03:33 | メンテ 用品
自転車のチューブラーホイールとタイヤの接着に使うリムセメントと言う接着剤が有ります
これに使う溶剤は何が良いのか 少し試してみました





リムセメントには他のメーカーの物も有りますが 今回は Panaracer パナレーサーの
耐熱、速乾タイプで試してみます これのチューブ入りも有りますが 内容は同じものです

リムセメントを緩めるのに溶剤を使いますが ここに用意した ペイント薄め液とラッカー薄め液
このどちらが適しているのかを試してみます






リムセメントは 33ml 入りのチューブと 100ml 入りの缶が有り
その時の状況に依り使い分けています
そんな中で缶の底や 僅かに残るチューブの物を集めて 溶剤で薄め
プライマーとして使っています これが結構便利に使えます




何も手を加えていないリムセメントをパレットに適量
取り出します




ペイント薄め液の方で 柔らかく緩めてみます






試すのがこの様な環境なので 薄め液をシリンジで吸い
リムセメントに滴下します 5~10cc 位でしょうか






この状態からスポークを使い 攪拌します




攪拌を始めた最初は 薄め液と中々馴染まず ひょっとしたら
固まるか、ダマになってしまうのかと思いましたが 攪拌を
続けると柔らかくなって来ました






さらに ペイント薄め液を追加し混ぜています 溶剤の追加に依り
それなりに粘度が落ち セメントが緩んで行きました




ラッカー薄め液でも 同じ事をやってみます






まず 10cc 程度をセメントに混ぜます






こちらもスポークで攪拌すると 先程のペイント薄め液と
同じ様な感覚で緩んで行きました




今の処 二つの溶剤に違いはそれ程感じません あえて言うなら
ラッカーシンナーの方が多少セメントが緩み易いでしょうか

ここでシンナーと言う言葉をつい使いましたが 英語の thin 薄める
に接尾語を付け thinner 薄めるもの と言う事らしいです




ペイント薄め液とラッカー薄め液は 通常塗料に使いますが
目的は同じでも当然適した塗料の違いは有ります
油性塗料には ペイント薄め液 ラッカー系塗料には ラッカー薄め液
この様に別けて使う様です 溶解力は ラッカー薄め液の方が強いとされて
います




ここで私が更に試したいのは 今回緩めたこの二つを混ぜても
大丈夫かと言うもので プライマーの粘度調整をする時に以前
使った溶剤はどっちだったのかと迷う事があります






ステンレスのヘラを使い 双方を混ぜてみます






特に問題無く 混ざりました 混ぜた中で分離する事もなさそうです
これなら同じ容器でどちらを使っても良い気もします






もう少し時間を掛けて様子を見たいのですが 時間を置かず
後始末をしました リムセメントが乾燥すればかなり厄介です





リムセメントを使うと色々な所を汚します 何十年使っている私でも同じです
そんな時にはなるべく早く溶剤で綺麗にしますが どちらでも使えると言う事が
解りました
リムセメントを 自分で粘度調整をして使うと結構使い途が有り かなり便利です
以前は SOYO もプライマーを出していましたが もう販売していません


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