Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ハブのグリスアップ Campagnolo

2009-01-18 05:38:01 | 自転車整備 ハブ
今日は手元に有ったCAMPAGNOLOのハブのメンテをしてやりましょう




カンパレコード ロード用スモールフランジ 120mm巾の36穴 
1970年頃のオールドカンパと呼ばれているハブです





カンパの植物性乳白色のグリス これから見る事は無くなって行くのでしょうね 




全てばらし洗い油の中へ・・ 茶こしは鋼球を無くさなくて便利ですよ これお薦めです



クイックの中空シャフトの中もこんな可愛いブラシで掃除してやります 
洗浄、脱脂は愛情を込めて隅々まで丁寧にしてやりましょう(笑)




洗浄、脱脂後です 洗い油にガソリンを使うと乾燥も早く良いですよ でも火気注意!







Microlonメタル・トリートメントで事前処理
ウエスは2種類使い分けています 汚れた物の掃除や洗い油を使った後はタオル地の物を使い 
ベアリングの組み付けの時はベアリングを入れる前にネル地のウエスでボールを再度拭いてやります
タオル地のウエスは毛羽立ち 細かな繊維が付着するからですが
私のちょっとした拘りかな?






これから組み付けです シャフトにも薄くグリスを塗っておきましょう
Microlonのルブリカントは粘度が低くボールの組み付けがかなり難しいです
でも最近かなり上手く出来る様になりました 今ならグリス無しでもボールを入れる事が出来るかな?




組み付け、調整、磨きが終りました カンパのアルミって磨けばよく艶が出ます
気持ちが良いですね




うんちく話



全く同じ物で両方120mm巾36穴です 
この頃の直クイック時代の物はフリー側のネジ部に ネジの規格の刻印が有りません
ネジ部とフランジの間に一本溝が刻んで有りますが これでBSC規格との判断が出来ます






この時代になるとクイックが曲レバーになり フリー側にネジの規格の刻印が入る様になりました
35×24F 国産のフリーが取り付けられます これは126mm巾28穴です



カンパのハブはメンテナンスをしっかりしてやると 40年近く経った今でも
当時のままのヌメリ感の有る素晴らしい玉当りを維持してくれます
これも凄い事なんですが 40年も前にこの精度を出していたのがカンパの凄い処ですね


私は間違いなくカンパニョロ信者です(笑)




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