Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ハンガーシェルに 水抜き用 穴を開ける

2011-05-26 20:42:46 | 自転車整備 B.B
自家塗装したフレームも塗料が充分乾燥したでしょう フレームにも
整備の手を加えて行きましょう フレームのパイプ内に入った水抜きの
穴をハンガー裏に開けてやります






全塗装を二度するはめになったクロスバイクのフレーム
塗装も乾燥したので フレームにも手を入れて行きましょう






ハンガーシェルの裏側には穴が開いていますが
これはワイヤーリードを取り付ける為の物
このハンガー内に水が入ると抜ける所が有りません




このフレームのハンガー小物を取り外すと
こんな状態 水が抜けずに水没してたんだろうか・・






だったら水が抜ける様にしてやれば良い
水抜き用の穴はこの辺りが良いかな とマーキング






今回は 4mm のドリルを使いました




エアーダスターで切子を吹き飛ばせば完了
後は錆びないようにグリスを塗っておきましょう

これは特殊な事をしている訳では無く 必要に感じる
人はすれば良い作業です





細かな気遣いですが この様な小さな事の積み重ねで良い自転車になります

可愛い植物ですね もう咲き終わったのかな

前回の作業 【 困った時のサンポール スプロケットの錆落とし 】

次の作業 【 ヘッド小物 スレッドタイプ ホーク下玉押し圧入 】

コメント (7)
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5月の休日に 有名自転車店回り

2011-05-25 21:15:21 | よもやま話
自転車屋さん ここは我々にとってなんと居心地の良い所なんでしょう
それも大阪の人気店の探索 ウエムラサイクルパーツ本店と梅田店
シルベストサイクルにも行ってきましたよ






ここはウエムラサイクルパーツの本店 お気の毒な
火災後始めて行ってみました 昔はこの建物の左側に
倉庫が有ったのですが そこが無くなったんですよ

ここの住所は大阪市住之江区粉浜西と言う 商業地で
国道26号線に面しています




ん? お店の横に怪しいオヤジが居ますね・・・

そんな事言ったらいけないね ウエムラパーツの
親父さんです(笑)






さてさて お昼も過ぎたのでウエパー本店を後にし
食事の場所を探しながら 大阪市北区の梅田へ移動
こんなお洒落なビルやオブジェの有る近くには






シルベストサイクル梅田店です 雨も降っているのに
多くのお客さんが来店していました 自転車競技の
実力者 山崎店長も今日は居たな





綺麗なフレームですね COLNAGO コルナゴ C-59 お値段が 55万円オーバー
少し考えさせられるお値段ですね 落車したら終わりですよ一瞬で・・






さて今度はウエムラサイクルパーツ 梅田店 シルベストから
なんとか歩ける距離ですが こちらはやや夜の匂いがする地域柄
今日の店内はお客さんは居るが静かだったね 声が大きくて
元気なウエムラ婦人は本店に居たから それで静かなんだな(笑)






ウエムラサイクルのお買い物袋 今日は 3 店舗回りましたが
それぞれお店の特色が有り 私はウエパーの本店が何か掘り出し物が
有りそうで面白いな 皆さんにもそれぞれ好みのお店が有るのでしょうね





今回のお買い物リスト そこそこ良い物を選んでいます お値段もお徳感が有るでしょ?
これは私の物では無く友人の物です 新しいロードを組むので全てお任せしますと 
信頼してくれています まだまだ凄い部品が届きますよ 

フレームが届くのが 6 月中旬予定なので今から部品の手当てです ここで予告をしても
良かったのかな・・・ 知~らない

コメント (4)
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困った時のサンポール スプロケットの錆落とし

2011-05-24 20:20:38 | 自転車整備 その他 
少しずつ分解した部品の整備を進めている プジョーの
クロスバイク 今回は良く錆びた自転車のリアスプロケット
これの錆落としをしましょう 錆と言うのは中々手強く困り物です 
そんな時は困った時のサンポール これに助けてもらいましょう






PEUGEOT プジョーのクロスバイクに使われているホイール
特にスプロケットが 長く放置され酷い状態です






まずはスプロケットを外しましょう この作業には
幾つかの専用工具が必要です これは今迄に何度か
記事にしていますので 又検索してみて下さい






スプロケットを外しました これは酷いな・・
でもどうにかしましょう






こんな錆には過去にも何度か実績のある サンポール
発売は 大日本除虫菊(株) KINCHO キンチョーです
主な成分は 9.5 %の希塩酸

スプロケットを容器に入れ サンポールを原液のまま
なみなみと注ぎます






クイックレリーズも錆びているので これも突っ込んじゃい
ましょう




5分程経つと サンポールが仕事をし始めるのか
少し泡が立ってきます 今回は錆も酷かったので
20 分程放置しました




さて中の部品がどんな状態か確認しますが
指輪などは外した方が良いですよ 材質に依っては
情けない状態になってしまいます・・






クイックレリーズは 特に擦らなくても
ご覧の通り ほとんど錆は取れています






サンポールから上げたら 直ぐに真水ですすぎ
水の中に浸けておきます 外気に晒すと錆が発生します






スプロケットは真鍮ブラシで擦ってやります






こちらも水で良くサンポールを洗い落とします






使用後のサンポールの容器には この様に錆が
沈殿しています






これは知人に聞いた処理方法 中性洗剤で洗う事で
希塩酸が中和され 錆の進行を防ぐらしい
これについては私も確証は無いのですが やって悪い
作業ではないので実行しています






水から上げた部品はなるべく早く 油脂類を塗布します
この様な錆び方をした金属は 次の酸化も驚くほど早いですよ




before after

施工前





施工後

あれだけ錆びた金属ですから完璧に元通りにはなりません でも使える程度には出来ます
新しい物に代えるのは簡単 でも手入れをして使える物は使ってやれば良いですよね

今回の作業 素手でサンポールに手を突っ込むと指の指紋が無くなりツルツルになります
皆さんが触られる時にはどうぞお気を付けて・・・

前回の作業 【 クロスバイク タイヤの選択 】

次の作業 【 ハンガーシェルに 水抜き用 穴を開ける 】 

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クロスバイク タイヤの選択

2011-05-23 20:28:34 | 自転車部品・用品
整備依頼を引き受けた PEUGEOT プジョーのクロスバイク
出来るだけ資金投資をせず使える物は使って行くつもりですが
中にはどうしても交換が必要な物も有ります 今回のタイヤも
その一つ タイヤを選びましょう






クロスバイクに使われているホイールとタイヤ
タイヤなんてほとんど使われた形跡が無いくらい
新しい時のトレッドが残っています 勿体無いな・・・






今回の整備 自転車の用途が街中の通勤や移動程度
そんな自転車ならシティサイクルに良く使われる
27X1 3/8 いわゆるハチサンで良いのじゃないかと
思います しかし・・・

タイヤはリムに合わせる必要が有ります この
スダレの様になったタイヤ 何処を見てもサイズの表記が
消えて有りません だったらチューブを引き出し それを
参考にしましょう チューブには 700X35/43C との表示

このリムはきっとフランス表示のサイズだね 私が考えていた
インチ表示のタイヤはリムの外径が合わないでしょう

このタイヤの呼び名は いつからフランス表示が多く
なったんだろう 昔はチューブラータイヤは
丸タイヤ 27X1 1/8 って言っていたんですよ






チューブを参考に選んだタイヤはこれ 700X35C
トレッドはまだ確認していません とにかく価格重視で
選択優先順位は お安い奴!(笑) でいいでしょ?






チューブの空気は抜けませんでしたが でもこの辺で
始末してはいけません チューブも新しい物にします

ただ選んだバルブは英式バルブ 今迄付いていた米式より
英式の方が一般の方達には 使い易いでしょう

今日のお買い物 タイヤ 1995円とチューブ 680円
それぞれ 2本 締めて 5350円でした





元気な植物ですね 綺麗な色をしています さてさて自転車整備少しずつですが丁寧に進めて行きます

前回の日記 【 B.B小物の組立て グリスアップ 】

次の作業 【 困った時のサンポール スプロケットの錆落とし 】

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B.B 小物の組立て グリスアップ

2011-05-22 20:24:10 | 自転車整備 B.B
整備依頼を請けたクロスバイクに装着されていた B.B 小物
シマノ BB-CT91 と言う ユニット形状でカップ&コーンの構造を
持つ小物です 前回に洗浄を済ませています 今回はこれを
グリスアップし組立てましょう





使用者や使用場面に対応出来る様 油脂類は数種類用意しています 用途に応じ
使う物を選択する これって自転車整備では大切な事だと思っています




私とした事が 洗浄後の写真が有りません
今回グリスアップをする小物の部品構成です






この B.B 小物のユニットケースは 玉受けを兼ねています
その玉受けや ケースの内部にグリスを塗布します ケース内に
塗布するのは 防錆が目的です グリスはデュラエースを選択

スチールボールを玉受けに並べて行きます こちらは右側です








並べたスチールボールに 注射器型のグリスポンプ(自作)で
グリスを塗布しますが 今回は乗りっ放しになる事を考え
かなり多目の量を使います






B.B シャフトにも錆止を兼ねてグリスを塗布






ゴム質のウォーターシールを先にシャフトに装着




そのシャフトを ボールを並べたユニットケースに
差込みます あれ? 入らないぞ・・・




どうもシャフト側にボールを並べないと ケースに
通らない様です やり直しました






左側にスチールボールを入れます 並べ終えたら
先程のポンプでグリスを挿入します






玉押しをねじ込みます ここは逆ネジです






舌が 4っも付いた舌付きワッシャーを入れ
ロックナットもねじ込みます




この小物は玉当りの調整が必要です やや渋めに
調整しておきましょう






左側には シールの保護でしょうか 樹脂製のカバーが
付きます

組み上がりました かなり酷い状態に錆びていましたが
回転はストレスもなく上々です






特に必要は有りませんがシャフトの長さを測っておきます
116.5 mm ですね





フレームから取り外した時は かなり酷い錆だったので使えるのだろうかと心配しましたが
こうして手入れをしてやると まだまだ使える小物でした かなり良い状態になりましたよ
部品の整備 まだまだする事は沢山有ります

前回の作業 【 部品の整備 B.B小物の分解 洗浄 】

次の日記 【 クロスバイク タイヤの選択 】

コメント (4)
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