Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チェーンキャッチャーの 効果

2012-04-14 20:10:31 | 自転車部品・用品
フロントギアのワイドレシオが普及するに従い チェーンの脱落防止のために
チェーンキャッチャーやチェーンウォッチャーと呼ばれる 補助部品が使われる
様になりました 以前は直ぐに買える市販品が無く 必要な人が工夫して作って
いました






特にチェーンホイールがコンパクト化されてから
アウターからインナーへ変速した時に チェーンが
内側に落ちてしまう事が良く起こります それを
防止するのが チェーンキャッチャーです

最近でこそ 直ぐに買えるお値段の物が出始めましたが
少し前までは 商品自体が少なく、有ってもかなり高価な
物でした 私が自分のロードに使っているのは自作品






さてさて出て来たのはバターナイフ これを自作する時に
商品自体が無いので真似をする物も無く 全てが想像から
始まりました そして私が選んだのがバターナイフ

そのバターを塗る部分に取り付け用の穴を開けています






その穴の周りにマジックインクを塗りました






取り付け部にワッシャーとボルトを仮付けし 先の細い物で
ワッシャーの回りを罫書きます




この取り付け部を綺麗に仕上げてやれば 部品としても
満足出来る仕上がりになります






ギア板側も必要な形と長さにカットします




これが完成した取り付け部は この様になります
この部分がキモですね




さ事前準備が終わったので 形を整えて行きます
今回、電動工具は サンダーを使います






黒く罫書いた部分を サンダーで切り落します




毎分1万回転以上する工具ですから 注意して使いましょう
私はこんな横着な使い方をしていますが 皆さんはバイスに
固定し 手袋や保護具を使って下さいよ






この段階では ざっくりと墨を残し切り落しています
これから除々に仕上げて行きます




サンダーの歯を 切断用から研磨用の歯に交換します




これは 切り落とした部分を仕上げの形近くまで
削っています






この工具で出来るのはこの辺までです 今回は高速回転の
道具で削ったので 材料を水で冷やしながら削りましたが
熱を持って材料が焼けました こんな工作には回転の遅い
ディスクグラインダーを使えば良いですね




電動工具で出来たバリを取りながら ヤスリで
仕上げて行きます




出来上がったのはこんな形






今回はボルトの頭と ワッシャーの大きさに合わせた
2種類の物を作ってみました




これを作る時 アルミや真鍮の無垢材を削り出したり
溶接をしたりと考えましたが このバターナイフを
選んだのは グッドアイデアでしたね






チェーンウォッチャーの先端 チェーンとの隙間は
少なく調整しています アウターからインナーに
落とす時 チェーンがインナーを飛び越えようとするのを
弾き返し ギアの上に戻してやるのがこの部品の役目です





この 自作チェーンキャッチャー 効果は間違いなく有ります チェーンが良く落ちる人は
是非装着してみて下さい 又そうでない方も脱落の予防にもなるので装着しても無駄では
ないと思います 市販品で1200~2000円程で買えるのじゃないでしょうか

これの製作風景 人気記事でした 【 チェーン脱落防止プロテクター 自作 】

コメント (7)
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