Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

振動対策 ハンダ付

2012-04-11 20:07:48 | ロード
自転車に振動を与えそれがネジと共振すれば ネジが緩む事が有ります
そんなネジが緩んだ時の対策もメカニックは考えています






私がメインに使っているロードレーサーです
ブレーキは DURA の 7400系




ブレーキのインナーワイヤーの先端は半田で
処理をしています これはメンテナンスをする時
アウターから抜き差しをし易くするのも目的の
一つです






そんなインナーワイヤーをカットし 違う目的の
処理をしてみましょう この方法は海外のレースで
石畳などを走る時 向こうのメカニックがする方法です

ただ私は実際に見た事は無いのですが 知り合いで
UCI のコミッセールをしている人が 検車の時に
良く見掛けるそうです




ワイヤーをカットした後 プライヤーでワイヤーを
ほぐしました






そのほぐした部分を ワイヤーのコブを作る様に
半田付けします






先の要らない部分をカットします 随分短く切りましたが
この様に半田をしてしまえば ワイヤーを長く残しておく
必要がありません





この半田の目的は ワイヤークランプのネジが緩んだ時 ブレーキを使っても
ワイヤーがすっぽ抜けるのを防ぐためです 一旦緩んでしまえばそのまま使う
事は出来ませんが 一発目のパニックは防げそうですね

ただこの方法は海外でも通常のレースシーンでは見掛けない様です やはり
ワイヤーの抜き差しを優先するらしいので 限られた場面での方法なんでしょう 
しかしレースに依っては様々な振動対策はされている様で 今回はそんな一つの
方法のご紹介でした

コメント
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