ミズアオイは、昔は水田や沼地、池など広く生育していたそうだが、
今では環境省レッドデータブックの準絶滅危惧種(NT)に指定されるほど減った。
青紫色の美しい花は1日花。。
つくば実験植物園
ミズアオイ科 ミズアオイ属
撮影2009年9月29日午後12時ころ
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↓ ミズアオイ(水葵)の花は直径2.5~3センチ。
花被片6枚で内花被片は外花被片に比べて幅が広い。
雄しべは6本で、そのうちの5本の葯は黄色、残り1本は紫色。雌しべ1本は下側に曲がる。
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メモ
・名前は水中に生え、葉がカンアオイなどに似ているため。
・昔はナギ(菜葱)と呼び食用にした。
・1年草の種子は少なくとも一部は簡単には発芽せず、埋土集団(シードバンク)を形成する。
・いったんは姿が見えなくなっても、生育していた場所の土壌を耕したりすると再生することが知られている。
参考文献 ヤマケイポケットブック「野の花」、植物雑学辞典のミズアオイ