アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

絶滅が心配されるミズアオイ(水葵)

2009-10-03 | 植物


ミズアオイは、昔は水田や沼地、池など広く生育していたそうだが、
今では環境省レッドデータブックの準絶滅危惧種(NT)に指定されるほど減った。
青紫色の美しい花は1日花。。
つくば実験植物園
ミズアオイ科 ミズアオイ属
撮影2009年9月29日午後12時ころ
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↓ ミズアオイ(水葵)の花は直径2.5~3センチ。
花被片6枚で内花被片は外花被片に比べて幅が広い。
雄しべは6本で、そのうちの5本の葯は黄色、残り1本は紫色。雌しべ1本は下側に曲がる。
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メモ
・名前は水中に生え、葉がカンアオイなどに似ているため。
・昔はナギ(菜葱)と呼び食用にした。
・1年草の種子は少なくとも一部は簡単には発芽せず、埋土集団(シードバンク)を形成する。
・いったんは姿が見えなくなっても、生育していた場所の土壌を耕したりすると再生することが知られている。
参考文献 ヤマケイポケットブック「野の花」、植物雑学辞典のミズアオイ



秋の到来を感じさせる花「ツリガネニンジン」

2009-10-03 | 植物


ツリガネニンジン(釣鐘人参)キキョウの花同様、秋の到来を感じさせられる花。
名前は、花が釣鐘形で、地下にある太めの白い根をチョウセンニンジンに見立てたもの。
つくば実験植物園
キキョウ科 ツリガネニンジン属
撮影2009年9月29日午後12時半ころ
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↓ ツリガネニンジン(釣鐘人参)の花びら5枚、萼は糸状、雌しべは釣鐘形の花から少し突き出る。
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↓ ツリガネニンジン(釣鐘人参)の葉のつき方は輪生
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メモ
・花茎の高さは30cmから100cmになり、葉は茎に3枚から5枚輪生し、稀に互生または対生する。
・茎につく葉の形は楕円形から披針形で、やや厚みがあってつやがない。
・縁は鋸歯状を呈する。
・花期は8月から10月頃で、淡紫色の下を向いた鐘形の花を咲かせ、数段に分かれて葉と同じように茎に輪生する枝の先に少数ずつをつける。
・花のがく片は糸状で鋸歯があり、雌しべは花から突出する。
参考文献 ヤマケイポケットガイド「野の花」、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



球根に花が咲くイヌサフラン

2009-10-03 | 植物


球根に花が咲くイヌサフラン。
園芸用に品種改良したものをコルチカム(コルヒカム、コルキカムとも)と言うことが多い。
ユリ科 イヌサフラン属
撮影2009年9月29日午前11時半ころ
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↓ 次々咲いたイヌサフラン。
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メモ
・ヨーロッパ中南部~北アフリカ原産。
・名前に「サフラン」と付き見た目も良く似ているが、アヤメ科のサフランとは全く別の植物である。
・イヌサフランのりん茎(球根)や種子にはコルヒチン(colchicine)という物質が含まれている。
・コルヒチンンは誤って摂取すると皮膚の知覚が麻痺したり重症になると呼吸困難で死亡する。
・球根を土に植えなくても秋になると花が咲くという変わった性質がある。葉は開花後に出てくる。
・球根から花を咲かせて土に入れても大丈夫。ただ、犬などに食べられないよう注意する。犬が食べて死亡した例もある。
参考文献 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』