大堀川から大堀川防災調整池周辺の草原に異常な位に群生しているイシミカワ(石実皮)の果実が色づき始めた。イシミカワの果実は緑→赤紫→コバルトブルーに変色する。
タデ科 イヌゴケ属
2017年9月28日午前7時30分
↓ イシミカワの蕾
メモ
・日本全土の河原や道端などに生えるつる性の1年草。
・茎には下向きの刺があり、長さ2m以上になる。
・葉は三角形で葉柄は葉身の基部近くに楯状につく。
・つけ根に皿状の托葉がついて茎を抱く。
・花穂は短く、枝先に丸い皿状の苞葉に乗る形でつく。
・花弁のない花は小さくて目立たないが、果実がブドウの房のようにかたまってつく。
・萼は長さ3mmほどで、深く5裂する。
・果時には萼が藍色の肉質となって果実を包む。
・イシミカワの果実は緑→赤紫→コバルトブルーに変色する。
・花期は7~10月。
参考文献 山渓「日本の野草」
アレチウリ(荒れ地瓜)が大堀川や大堀川防災調整池で猛烈な勢いで増えている。北米原産で日本では本州以南で帰化植物として知られ、特定外来生物に指定されている。また、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。(参考サイト Wikipediaアレチウリ )
ウリ科アレチウリ属 大形ツル植物1年草
2014年9月21日午前6時20分
アレチウリ(荒れ地瓜)の花は雌雄異花
↓ アレチウリの雌花。淡緑色。
雌花は短い花序枝の先に球状につく。柱頭は3裂する。
↓ 雌花のツボミ。右側の小さいツボミは雄花。
↓ 雌花、昆虫に大人気。
↓ 果実はまだ幼いが集合果
↓ 雄花、
長い花序枝を出し疎らにつく。
雄花の雄しべは花糸と葯が合着し一つになっている。
↓ 雌花と雄花、葉腋から雌雄別々の花枝を出す。
右上に雄花、左下に果実。
↓ アレチウリ群生(駒木橋手前の大堀川法面)
↓ アレチウリ群生(新駒木橋手前の大堀川法面)
↓ アレチウリ群生、遊歩道まで延びる伸びる(調整池)
ヒメジソの花が、大堀川防災調整池で群生して開花。
花は唇形。4裂し上下左右に別れる。花冠は3mmから3.5mm程度。草丈は30cmから40cm程度。茎は四角形で稜には下向きに曲がった短毛があり、節にも白い毛が生える。葉は対生し、卵形~広卵形で、ふちには粗い鋸歯がある。イヌコウジュによく似るが、ヒメジソは葉が菱形になり、葉の鋸歯は4~6対、萼の先は鈍く、花軸には毛が少ないことで区別される。
参考サイト 松江の花図鑑ヒメジソ
ジソ科イヌコウジュ属 一年草
2014年9月27日午前6時40分
↓ ヒメジソの茎は四角形で稜には下向きに曲がった短毛があり、節にも白い毛が生える。
↓ ヒメジソの萼の先は鈍く、花軸には毛が少ない。
↓ ヒメジソの葉は、菱形になり、葉の鋸歯は4~6対。
大堀川防災調整池周辺のオオニシキソウ(大錦草)が一段と大きく成長し、フェンス沿いにグリーンベルトを形成している。オオニシキソウの花は、葉腋に複数の杯状花序がつく。4つの雄花の真ん中から雌花が出て受粉すると成長して果実が下向きに下がる。果実の表面は無毛。(参考サイト 松江の花図鑑オオニシキソウ 、トウダイグサ属の杯状花序 )
トウダイグサ科ニシキソウ属 1年草
2014年9月21日午前7時20分
メモ
・一年草。
・明治後期に渡来した帰化植物。
・畑の周りや、草地、道ばたなどに生育。
・基部は直立して上部は枝分かれし、高さ40cm程度になるので踏みつけのある場所には生育しない。
全国農村教育協会「かたちとくらしの雑草図鑑」より
大堀川防災調整池の遊歩道のあちこちでアメリカイヌホオズキが成長し、花と若い果実が見られる。アメリカイヌホオズキは、1950年ころの帰化。イヌホオズキに似る。この仲間は何種類かあるが、区別は難しいそうだ。(形とくらしの雑草図鑑による)
ナス科 ナス属
2014年9月21日午前6時40分
↓ アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬鬼灯)の花
花期8~11月、柄の先に数個散形状につく。
花冠は5mm前後で5深裂。裂片はやや狭い。
↓ アメリカイヌホオズキの若い果実、
果実は11月ころに熟すと黒くなる(液果)
大堀川防災調整池へ行く交差点でオオケタデ(大毛蓼)の花が満開。
花は茎や枝先に穂状につき、花穂は太く、途中で曲がって垂れ下がる。
一つ一つの小さな花は、径5mm位で小さい。
タデ科 タデ属
2014年9月21日午前6時30分
↓ オオケタデの花
花びらに見える萼片は5枚、雄しべ5本、雌しべの花柱は2つに裂けている。
茎は毛だらけ。
メモ
・生育地は荒れ地、道端、河原など。
・分布は中国などの原産の帰化種で各地に分布。
・名は、大形で毛が多いから。
・花が美しいので、江戸時代から栽培されてきた。
・花色は紅色、淡紅色。花の色の濃いものをオオベニタデ(ベニバナオオケタデ)と言って区別することもある。
・花のつき方は茎や枝の先に穂状に。花穂は太くて途中で曲がって垂れ下がる。
・花びらはがく裂片は5枚。花びら状のがくは基部近くまで深く裂けている。
・葉の形は広卵形。両面にビロード状の毛があり、葉鞘は筒型で、花が咲く頃には枯れて膜質になる。
・葉のつき方は互生。 参考文献 山渓ポケットブック「野の花」
10日ほど前の大雨でかなり水その他に痛め付けられたタコノアシ。
葉が汚れて汚らしくなったものも見られるが、概ね元気に成長している。
タコノアシ科 タコノアシ属
2014年9月21日午前6時20分
その1 金網ブロックの上でヒロハホウキギクと共に咲く
その2 ウッドデッキから調整池上流にある金網ブロック上、
台風で周りの大きな草がなぎ倒されたので、姿を表した。
↓ その3 ウッドデッキ下流側の調整池の法面に群生
畑の境に自生した細いエノキの近くで、
木の近くを休むようにゆっくり飛ぶアカボシゴマダラがいた。
参考サイト蝶の図鑑アカボシゴマダラ
タテハチョウ亜科
2014年9月14日
↓ 幹に見える丸い物体は、もしかして卵??
↓ チョコッと見えてるものは卵??
柏の葉公園のサンゴジュ(珊瑚樹)に沢山の赤い果実が実った。
サンゴジュの果実は核果で長さ7~9mmの楕円形~卵形。8~10月に赤くなり、完全に熟すと黒くなる。名前の由来は、赤い果実が沢山付き、花序の枝も赤く染まる様子をサンゴに見立てた。花は、6月に枝先に5~16cmの円錐花序を出し、直径6~8mmの白色の花を多数つける。用途は庭木・街路樹・防風林・生け垣など。花はまだ撮っていないので、来年の課題だ。(山渓ハンディ図鑑樹に咲く花より)
スイカズラ科 ガマズミ属
2014年9月14日午前11時15分
参考サイト木々@岸和田 サンゴジュ
柏の葉公園のハナミズキの紅葉が始まり、赤い果実も目につくようになった。
2014/4/25撮影の満開のハナミズキの花は⇒ クリック
ミズキ科 ヤマボウシ属
別名「アメリカヤマボウシ」
2014年9月14日午前11時30分
↓ ボート池の縁の2本のハナミズキ、奥の木は幹の途中から折れて痛々しい。
メモ
ハナミズキの花と若い果実
花びらに見えるものは総苞片で、長さ4~6cmの広倒卵形、先端がへこむ。
総苞片の中心に黄緑色の小さな花が15~20個集まった球形の頭状花序をつける。
一つの小さな花は、花弁4個で、長さ6mmほどの長楕円形、そりかえる。
雄しべは4個、花弁より短い。(2014/4/25柏の葉公園)
↓ 若い果実(2012/5/24東北道蓮田SA)
こんぶくろ池自然博物公園のワタラセツリフネソウ(渡良瀬釣船草)群生を見下ろすように、アキノノゲシ(秋の野芥子)の花が開花していた。アキノノゲシは昼間開き夕方にはしぼんでしまう。曇りの時には開花しないこともある。アキノノゲシは茎の上部に直径約2cmの頭花を円錐状に多数つける。花は舌状花のみで筒状花はない。総苞は円柱形で1cm内外。
キク科アキノノゲシ属
2014年9月17日午後12時30分
↓ アキノノゲシ(秋の野芥子)の花(13/10/3撮影)
舌状花のみで、筒状花はない。
総苞は円柱形で1cm内外。