アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

こんぶくろ池自然博物公園の植物_ホウチャクソウ・ジュウニヒトエ・ミズキ等

2017-05-02 | コンブクロ池の動植物

久しぶりに訪ねたこんぶくろ池で出会った植物。ヒメコウゾ・イヌザクラ・ジロボウエンゴサク・ズミ・キンラン・ギンラン・・・・つづき・・・ホウチャクソウ・ジュウニヒトエ・ミズキなど
2017年4月30日
その1:ホウチャクソウ(宝鐸草)
イヌサフラン科ホウチャクソウ属
花は枝先に1~3個ついて垂れ下がる。長さ2.5~3cmの花被片6枚は合着せず、筒状に集まって平開しない。白色で先端が少し緑を帯びる。草丈は30~60cm、葉は互生、茎は上部で分かれる。花被片6枚(3枚の萼片と3枚の花びら)で合着しないが、チゴユリのようには開かないので、筒状に見える。良く似たアマドコロとは、花被片が合着しない点で区別できる。

↓ ホウチャクソウは、葉が互生、茎が上部で分かれる。(14/04/29 こんぶくろ池で撮影)

↓ 花被片6枚は上部で合着しないで、隙間が見える。左側の花には青い実が見える。




その2:ジュウニヒトエ(十二単)
シソ科キランソウ属
ジュウニヒトエは、花が幾重にも重なってさく様子を十二単の衣装に見立てたのが命名の由来。茎や葉や花全体が白い毛で覆われていて、いかにも雅な装いだ。花びらは唇形で、上唇は小さく、下唇は3裂する。花の大きさは約9mm。雄しべ4個、雌しべの柱頭は2裂。園芸的には、西洋種(花色は紫色)が「アジュガ」の名で普及。参考資料「ヤマケイポケットガイド山の花」

↓ 14/04/29撮影のジュウニヒトエ

↓ 花びらは唇形で、上唇は小さく、下唇は3裂する。
花の大きさは約9mm。雄しべ4個、雌しべの柱頭は2裂




その3:ミズキ(水木)
ミズキ科ミズキ属
ミズキの花の花柄は互生状に枝分かれし、上面がほぼ平らな花序を形成する。枝全体が棚状に育つので、花は棚状に咲いているように見える。





↓ ミズキの花は4枚の花弁、4本の雄しべ




私の好きなゴンズイ(権瑞)は、果実が出来はじめていたが、特徴のある赤と黒のコントラストが美しい果実に熟した頃改めて撮りにきたい。また、背の低いゴマギを1本確認したが、他にもあるのかどうか、今度ボランティアの方にきかなくては・・・ゴマギの果実はつくば実験植物園で撮ったことがあるが、花を撮ったことがないので、是非花を撮りたい。
久しぶりのこんぶくろ池と弁天池。こんぶくろ池は水量も豊富、周囲の木々を写し綺麗だった。





こんぶくろ池自然博物公園の植物_ヒメコウゾ・イヌザクラ・ジロボウエンゴサク・ズミ・キンラン・ギンラン

2017-05-01 | コンブクロ池の動植物

久しぶりのこんぶくろ池訪問(二年ぶりかな?!)。こんぶくろ池のボランテァさんの話しでは、こんぶくろ池では50年ぶりと思われる泥上げを手作業で行ったり(土嚢5000袋)、4ヶ月かけて澪浚えを行ったりと、大変な作業が続けられていたそうだ。身近にある公園が次第に整備され、市民や地域の貴重な財産に育っていくのを見るのはとても嬉しい。これからは、時間をみつけて訪ねたい。ちなみにこんぶくろ池の湧水は手賀沼の源流のひとつで、地金堀そして大掘川を経て手賀沼に流れている。
2017年4月30日
本日出会った植物
その1:ヒメコウゾ
クワ科コウゾ属
別名「コウゾ、ヤマコウゾ」落葉低木
「山渓ハンディ図鑑1樹に咲く花」によると、ヒメコウゾは雌雄同株で雌雄異花。新枝の上部に雌花序、下部に雄花序がつく。葉は互生し、鋸歯があり、しばしば2~3裂・5裂する。側脈の先はカーブし隣の脈と合流する。果実は集合果。直径1~1.5cmの球形で6~7月に橙赤色に熟す。食べられるが口当たりは悪い。
ヒメコウゾの雌花序は枝の上部につき、雄花序(満開)は下部につく。





雄花序開花


その2:イヌザクラ
バラ科サクラ属
イヌザクラ(犬桜)の花は、前年枝の下方に総状花序が数個互生、径5mm位の白色の5弁花を多数咲かせる。花弁の長さ2mm、雄しべは12~20本、花弁より長く伸びる。花序は6~9cmになる。花序枝には葉がつかないのが特徴。








その3:ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
ケシ科キケマン属
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)は、ムラサキケマン(紫華鬘)に良く似ているが、ムラサキケマンの方がはるかに大型で草丈30~50cmになり、総状花序が沢山ついている。葉は2~3回3複葉。茎葉は普通2個つく。
花の盛りが過ぎ、数カ所にしか見られなかった。

↓ 2014/4/12撮影のジロボウエンゴサク

↓ 2015年4月19日撮影のジロボウエンゴサク






その4:ズミ(酸味)
バラ科リンゴ属
別名「ヒメカイドウ、コリンゴ、コナシ、ミヤマカイドウ、ミツバカイドウ」
Wikipediaズミ によると語源は染料となることから染み(そみ)、あるいは実が酸っぱいことから酢実とも。ズミは、本来冷温帯の植物だが、コンブクロ池周辺の森には豊かな湧水によって、周辺環境より気温が低いため生育しているそうだ。
花の盛りは過ぎ散り始めていた。可愛いサクランボを想わせる。






その5:キンランとギンラン
ラン科 キンラン属 地生ランの1種
Wikipediaキンラン
によると、キンランが依存している菌は腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成する樹木共生菌。そのため、キンランが生存するためには、特定種の樹木が必要。つまり、キンランは樹木の作った栄養を、菌を通じて間接的に摂取しながら生きていると言える。

↓ キンランの花は、花弁5枚で3裂する唇弁には赤褐色の隆起がある



↓ ギンラン、花が白色でキンランに対してギンランと名づけられた。


クリ(栗)の花_こんぶくろ池自然博物公園

2015-06-26 | コンブクロ池の動植物

こんぶくろ池自然博物公園のクリの木に雌花。
「山渓ハンディ図鑑3樹に咲く花」によると、クリの花は雌雄同株、雌雄異花。新枝の葉の脇から尾状花序を上向き出す。花序の長さは10~15cmで大部分が雄花で、基部に1~2個の雌花がつく。雌花は緑色の総苞(若いいが)のなかに3個ずつ入る。花柱は長さ3mmほどの針状で総苞のそとにとび出る。花柱は9~10個。雄花は半円形の苞のわきに7個ほどが集まってつく。雄しべは約10本で花被の外に長く突き出る。
ブナ科クリ属
2015年6月22日午後3時30分









↓ クリの雌花と雄花(13/6/6)
上部に雄花(ツボミ)、下部に雌花、周りの花序は開花した雄花。


↓ クリの雌花と雄花(08/06/23)
上部に開花した雄花、下部に雌花


その他_大堀川周辺の民家
↓ クリの花が目立つようになった(15/5/30)の頃の木の全形




↓ まだ雄花の殆どがツボミ。






↓ 雄花が満開(15/6/6)

近所のクリの花は、囲いのある畑の中なので、そばに近寄ることができないので、雌花の確認が出来なかった。


ヒメコウゾ(姫楮)の果実_こんぶくろ池自然博物公園

2015-06-25 | コンブクロ池の動植物

こんぶくろ池自然博物公園のヒメコウゾ(姫楮)に美味しそうな果実が沢山実った。
「山渓ハンディ図鑑1樹に咲く花」によると、ヒメコウゾは雌雄同株で雌雄異花。新枝の上部に雌花序、下部に雄花序がつく。葉は互生し、鋸歯があり、しばしば2~3裂・5裂する。側脈の先はカーブし隣の脈と合流する。果実は集合果。直径1~1.5cmの球形で6~7月に橙赤色に熟す。食べられるが口当たりは悪い。
クワ科コウゾ属
別名「コウゾ、ヤマコウゾ」落葉低木
2015年6月22日午後2時5分










↓ ヒメコウゾの夏姿、剪定されなければ、遊歩道側によく枝をひろげている。


↓ 参考 ヒメコウゾの花(13/4/13、コンブクロ池)
新枝の上部に雌花序、下部に雄花序

 


ノジトラノオ(野地虎の尾)開花_こんぶくろ池自然博物公園

2015-06-24 | コンブクロ池の動植物

こんぶくろ池自然博物公園のノジトラノオ(野地虎の尾)が開花始めた。
今年は例年期間限定で見られる場所から少し離れた場所で群生が見られた。
絶滅危惧種情報検索(植物)ノジトラノオ  によるとやや湿り気のある原野に生える高さ0.7~1mの多年草。葉は互生し、狭長楕円形または倒披針形で長さ6~10cm。6~7月、茎の先に総状花序をつける。花序は直立せず、上部は傾き、一方に偏って多数花をつけ、長さ10~30cm。花冠は白色で、径8~10mm、裂片は狭長楕円形で先は丸い。果は球形で、径約2.5cm。オカトラノオに似ているが、葉が細く、茎に淡褐色の毛が多い。絶滅危惧ⅠB類で、20年後の絶滅確率は約60%だそうだ。
サクラソウ科オカトラノオ属
2015年6月22日午後3時

























こんぶくろ池自然博物公園のミズキ(水木)の花

2015-05-03 | コンブクロ池の動植物

今年は、こんぶくろ池自然博物公園のミズキ(水木)の花が満開。
ミズキの花の花柄は互生状に枝分かれし、上面がほぼ平らな花序を形成する。
枝全体が棚状に育つので、花は棚状に咲いているように見える。
花弁は4枚で雄しべも4本。
ミズキ科ミズキ属
2015年4月29日午後12時10分

↓ 巨木のミズキに満開の花。










↓ ミズキの花は4枚の花弁、4本の雄しべ





こんぶくろ池自然博物公園のキンランとギンラン

2015-05-01 | コンブクロ池の動植物

こんぶくろ池自然博物公園のキンランは遊歩道に沿って華やかに多数開花。
一方、ギンランは気をつけて探さないと見落としてしまいそうにひっそりと開花。
Wikipediaキンラン
によると、キンランが依存している菌は腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成する樹木共生菌。そのため、キンランが生存するためには、特定種の樹木が必要。つまり、キンランは樹木の作った栄養を、菌を通じて間接的に摂取しながら生きていると言える。
ボランティアさんが立てた木のプレートに守られて豪華に咲く。
ラン科キンラン属
2015年4月29日午後12時25分




↓ キンランの花
花弁5枚で3裂する唇弁には赤褐色の隆起がある




↓ 遊歩道にはみ出して開花、右下には、背の低い手作り保護柵が見える


↓ ギンラン
花が白色でキンランに対してギンランと名づけられた。



こんぶくろ池自然博物公園のズミ(酸味)_コナシ(小梨)の花

2015-05-01 | コンブクロ池の動植物

こんぶくろ池自然博物公園のズミ(酸味)の花。
前回撮った時はツボミが多く、今回はすでに散り始めていた。
Wikipediaズミ によると語源は染料となることから染み(そみ)、あるいは実が酸っぱいことから酢実とも。
ズミは、本来冷温帯の植物だが、コンブクロ池周辺の森には豊かな湧水によって、
周辺環境より気温が低いため生育しているそうだ。
バラ科リンゴ属
別名「ヒメカイドウ、コリンゴ、コナシ、ミヤマカイドウ、ミツバカイドウ」
↓ 2015/4/29撮影のズミ
花の盛りは過ぎ、散り始めていた。


↓ 可愛いサクランボを想わせる






↓ 2015/4/19撮影のズミ
開花しているものが少なく、ピンク色のツボミが可愛かった。







こんぶくろ池自然博物公園のジュウニヒトエ(十二単)開花

2015-04-22 | コンブクロ池の動植物

こんぶくろ池自然博物公園のジュウニヒトエ、今年も無事に開花し始めた。
ジュウニヒトエは、花が幾重にも重なってさく様子を十二単の衣装に見立てたのが命名の由来。茎や葉や花全体が白い毛で覆われていて、いかにも雅な装いだ。花びらは唇形で、上唇は小さく、下唇は3裂する。花の大きさは約9mm。雄しべ4個、雌しべの柱頭は2裂。
シソ科キランソウ属
2015年4月19日午前10時35分








↓ これから開花するたくさんの蕾を付けたジュウニヒトエ


コンブクロ池自然博物公園のジロボウエンゴサク(次郎坊援護索)満開 

2015-04-22 | コンブクロ池の動植物

こんぶくろ池自然博物公園のジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)の花満開。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)は、ムラサキケマン(紫華鬘)に良く似ているが、ムラサキケマンの方がはるかに大型で草丈30~50cmになり、総状花序が沢山ついている。葉は2~3回3複葉。茎葉は普通2個つく。
ケシ科キケマン属
2015年4月19日午前11時25分











ウワミズザクラ(上溝桜)_開花

2015-04-21 | コンブクロ池の動植物

こんぶくろ池自然博物公園のウワミズザクラ(上溝桜)が開花し始めた。
花は、葉が開いてから、新しい枝の先に6~8cmの総状花序を出す。花弁5枚、雄しべは30本内外で花弁より長い。雌しべは淡緑色で長い。落葉高木で樹高10~20mになる。良く似たイヌザクラとの違いは、花序の基部に葉があること。イヌザクラの花序の基部には葉がない。
バラ科サクラ属(ウワズミザクラ属)
2015年4月19日午前10時25分

















イヌザクラ(犬桜)の蕾

2015-04-21 | コンブクロ池の動植物

こんぶくろ池自然博物公園のイヌザクラ(犬桜)の蕾。
イヌザクラ(犬桜)の花は、前年枝の下方に総状花序が数個互生、径5mm位の白色の5弁花を多数咲かせる。花弁の長さ2mm、雄しべは12~20本、花弁より長く伸びる。花序は6~9cmになる。花序枝には葉がつかないのが特徴。
バラ科サクラ属
2015年4月19日午前11時45分











ミズキ(水木)の冬芽_その2

2015-01-16 | コンブクロ池の動植物

ミズキの冬芽_その2
こんぶくろ池のミズキも大木なので、なかなか冬芽がうまく撮れない。また、撮り直しの予定。
ミズキの鱗芽は長さ約7~10mmの長卵形または楕円形。
芽鱗は5~8個で濃赤紫色、光沢があり表面は無毛で縁に毛がある。
葉痕は半円形またはV字。
維管束根は3個。
ミズキ科ミズキ属
2015年1月9日午後12時30分














ウワミズザクラ(上溝桜)の冬芽

2015-01-15 | コンブクロ池の動植物

ウワミズザクラの冬芽
鱗芽で、長さ3~6mmの三角状卵形、芽鱗は6~8個、赤褐色~紅紫色でつやがあり無毛。
葉痕は半円形~三日月形で膨らんでつきでる。
維管束痕は3個。

バラ科サクラ属(ウワズミザクラ属)
2015年1月9日午前11時40分







ウワミズザクラの花(2014/4/29こんぶくろ池)

ウワミズザクラの実(2014/7/6こんぶくろ池)


ズミ(酢実)_コナシ(小梨)の冬芽など

2015-01-14 | コンブクロ池の動植物

ズミ(酢実)の冬芽。
ズミは、本来冷温帯の植物だが、コンブクロ池周辺の森には豊かな湧水によって、
周辺環境より気温が低いため生育しているそうだ。
2014/4/29撮影のズミの花 ⇨ クリック
ズミの冬芽は鱗芽、長卵形で先は尖る。芽鱗は有毛。
葉痕は三角形~半円形。
維管束痕は3個。
バラ科リンゴ属
別名「ヒメカイドウ、コリンゴ、コナシ、ミヤマカイドウ、ミツバカイドウ」
2015年1月9日午前11時10分