アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

グラジオラスの花

2009-06-30 | 動物


近所の畑のグラジオラスが開花し始めた。
グラジオラスは夏の花壇を彩る草花で、品種改良が行われ色彩も豊富で楽しめる。
アヤメ科 グラジオラス属
別名「トウショウブ(唐菖蒲),オランダショウブ(阿蘭陀菖蒲)」
撮影2009年6月28日

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メモ
・原産地は地中海沿岸、アフリカ。
・品種改良が重ねられ、赤、橙、黄、白の他黒に近い色までない色は無いと言われるほど豊富な色彩が作られている。
・アメリカ原産のブレッドアンドバター、グリーンアイル、日本原産の黄河、白雪姫等がある。
・日当たり、水はけの良い土壌で栽培する。
参考文献 日本文芸社「季節の花図鑑」



マサキ(柾・正木)の花

2009-06-29 | 樹木


近所の農家の生垣のマサキ(柾・正木)に可愛い花が沢山咲いた。。
ニシキギ科 ニシキギ属
撮影2009年6月26日

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↓ 直径 4.5mm 程度の小さな花。
花弁は4枚。4本の雄しべが目立つ。よく虫が吸蜜にくる
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↓ 現在の生垣
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↓ 果実 (撮影2009年1月19日撮影)
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メモ
・北海道南部以南、九州までの海岸近くの森に生育する。常緑低木。
・刈り込みに強く、密生することから生け垣や庭木としてもよく用いられる。
・斑入りのものもある。
・葉は厚く、強いつやがある。葉先が尖らず、丸っこい葉に低い鋸歯があり、葉柄は短く、対生。
・若い茎は緑色。
・花は黄緑色で小さく目立たない。
・秋に果実が熟すと裂開して橙赤色の仮種皮におおわれた種子があらわれ美しい。
・マサキの葉を餌とする昆虫としてはハチによく似たガの一種であるミノウスバが目立つ。
 晩秋に羽化して昼間に飛び回り、先のほうの細い枝を取り巻くように卵塊を産みつけ、
 翌春孵化した幼虫は集団のまま膨らみつつある新芽に食い込む。
 少し大きくなると成長した葉も集団で蚕食するので、部分的に葉が食い尽くされて食害箇所がよく目立つ。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より




クガイソウ(九蓋草・九階草)の花

2009-06-28 | 植物


水戸植物公園の小池の傍にクガイソウ(九蓋草・九階草)が1本だけ咲いていた。
クガイソウは茎を分岐せず直立して1mにもなる。
また、葉は通常4~6枚が輪生して、これが数層になり、丁度九層ぐらいあるので
九階草(クガイソウ)と呼ばれるようになった。
ゴマノハグサ科 クガイソウ属
撮影2009年6月19日

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↓ 1本だけ生えていたクガイソウ(九蓋草・九階草)
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↓ 花序は直立か、または弧状に曲がる。葉は4~8枚が輪生する
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↓ クガイソウの花(左)と葉(右)
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メモ
・生育地は山地の草原。
・多年草。
・花は茎の先に穂状の長い花序を出し、小花を密生する。
・小花は筒状で先が4裂する。
・花の大きさ長さ7~8mm。
・葉の付き方は4~8枚が輪生する。
・茎の高さは80~150cm。
参考文献 山渓ポケットガイド「山の花」



ハンゲショウ(半夏生・半化粧)の花

2009-06-28 | 植物


IBさんの花壇のハンゲショウ(半夏生・半化粧)が直立して開花し始めた。
名は、半夏生(夏至から11日目)のころ花が咲くからとも、
上部の葉が半分白くなるからとも言われる。
ドクダミ科 ハンゲショウ属
別名「片白草」
撮影 2009年6月26日

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↓ 花穂が直立して開花
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↓ ハンゲショウ(半夏生・半化粧)花穂
花には花弁も萼もなく、雌しべと雄しべだけ。
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↓ ハンゲショウ(半夏生・半化粧)の群生
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ハンゲショウ(半夏生・半化粧)のツボミの頃 撮影2009年6月16日



ヤブミョウガ(藪茗荷)の花開花

2009-06-27 | 植物


IBさんの花壇のヤブミョウガ(藪茗荷)が咲き始めた。
ヤブミョウガ(藪茗荷)は両性花と雄花があるので良く観察したい。
ツユクサ科 ヤブミョウガ属
撮影2009年6月28日

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↓ 黄色い雄しべが雌しべより短いのでこの花は両性花だと思う。
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↓ ツボミ
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↓ ヤブミョウガ(藪茗荷)の葉と花
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↓ ヤブミョウガ(藪茗荷)の咲いている周辺
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ヤブミョウガ(藪茗荷)の花と実を観察した記録  撮影2008年8月22日

メモ
・5月頃から発芽し、夏にかけて草丈 50cm〜 1m 前後に生長
・ミョウガに似た長楕円形の葉を互生させ、葉の根元は茎を巻く葉鞘を形成する。
・葉は茎の先端部分だけに集中する。
・ヤブミョウガの葉は表面がざらつくところ、葉が2列に出ないことなどでミョウガと区別できる。
・8月頃になると茎の先端から花序をまっすぐ上に伸ばし、白い花を咲かせる。
・花には両性花と雄花があり、前者は白い雌蘂が目立ち、後者は黄色い葯の付いた雄蘂が目立つところで判別できる。
・白い花弁が 3枚、萼も白く 3枚、雄蘂 6本、雌蘂 1本で、花冠の直径は 8mm 程度。
・花が終わると初秋にかけて直径 5mm 程度の球状の実を付け、じきに葉を落とす。
・実は若いうちは緑色で、熟すと濃い青紫色になる。
・この種子のほか、地下茎を伸ばしても殖え、群生する。
参考文献 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



ラミウムの花

2009-06-27 | 動物


水戸植物園で見たラミウムの花。
葉に銀白色やクリーム色の斑入り葉が地表を這うので、
グランドカバーやコンテナ栽培に人気があるそうだ。
シソ科 オドリコソウ属

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↓ 斑入りの葉が美しいラミウム
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↓ オドリコソウを思わせるラミウムの花
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メモ
・原産地は地中海沿岸。
・1年草、多年草。
・耐寒性があり、半日陰~日陰で生育できる。
・夏の強光と高温多湿が苦手。
・四角い茎を持ち、花茎は立ち上がる。
・花色は桃、黄、白など。
・横にランナーを伸ばして株を増やす。
参考文献 日本文芸社「季節の花図鑑」



キンシバイ(金糸梅)の花

2009-06-27 | 樹木


水戸植物公園の土手のキンシバイ(金糸梅)が満開だった。
オトギリソウ科 オトギリソウ属
撮影2009年6月19日

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↓ 公園の土手は見事なキンシバイ(金糸梅)の植え込み
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↓ キンシバイ(錦糸梅)の花
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メモ
・フサフサと伸びる多数の雄しべが特徴。
・葉は対生。裏面には多数の腺点がある。
・名前は中国名を音読みしたものだが、垂れ下がった細い枝の先に、小金色のウメに似た花をつける様子を表したものらしい。
・日本へは、1760年に渡来したとされ、庭木や公園樹として利用される。
・花期は6~7月。
・花には多数の雄しべがあり、約60本ずつ5つの束になるのが特徴。
参考文献 日本文芸社「樹木図鑑」



アカメガシワ(赤芽柏)の雄株

2009-06-26 | 動物


荒地や空き地や道路の境などにアカメガシワ(赤芽柏)が芽を出し花が咲いた。
我が家の近くでみるアカメガシワは殆ど雄株だ。
トウダイグサ科 アカメガシワ属

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↓ パイプで囲まれた空き地と大堀川遊歩道の間に芽を出したアカメガシワ
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↓ 文字通り赤い芽をつけたアカメガシワ
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↓ 可愛いツボミが見える
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アカメガシワ(赤芽柏)の雌花 撮影2207年7月7日

メモ
・林縁や道端の土手、川岸などに多く荒れた土地でもいちはやく入り込んでぐんぐん成長する。
・雌雄異株で、どちらも穂状に立ち上がり、甘い香りを漂わす。樹高は5から10mに達する。
・9~10月に果実が熟して割れ、黒い種子を出す。
・種子は高温にさらされると発芽しやすくなり、伐採や森林火災により森林が破壊されると一気に繁殖する。
・材は軟らかく、床柱・下駄・薪炭に用いる。
・樹皮は日本薬局方に記載の生薬で、これを煎じたものは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多症に効果があるとされる。また、果実の軟針は駆虫剤に用いる。
日本文芸社「樹木図鑑」及び
フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia」より



ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)の花

2009-06-25 | 樹木


Kさんの垣根のツキヌキニンドウ(突抜忍冬)の花が開花。
花に一番近い葉が2枚くっついて1枚になり、その中から
茎がのびている不思議な格好をした花だ。
スイカズラ科 スイカズラ属

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↓ ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)の花
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↓ ツボミ
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↓ 新蔓
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メモ。
・明治時代初期に渡来したつる性常緑低木。
・花は朱赤色で、長さ3~4cmの細長い筒状、先が5列する。
・果実は径5~6mmの球形で、秋に熟す。
・名前の由来は茎が葉を貫いているように見えるため。
・日当たり水はけの良い肥沃地に栽培。
日本文芸社「樹木図鑑」より



花の高さが高い花3種、ハアザミ(アカンサス)・バーバスカム・サガエギボウシ(寒河江擬宝珠)

2009-06-24 | 動物


水戸市植物園で見た花の高さが高い花3種

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★ ハアザミ(葉薊)、アカンサス
Wikipedia によると、アザミに似た形の葉は古代ギリシア以来、
建築物や内装などの装飾のモチーフとされる。
特にギリシア建築のオーダーの一種、コリント式オーダーは
アカンサスを意匠化した柱頭を特色としている。
キツネノマゴ科 アカンサス(ハアザミ)属
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★ バーバスカム
解説のプレートによると、原産地は地中海沿岸、西アジア、中央アジア。
草丈は1mほどになる多年草で、種をまいてから2年目に開花する。
基部はロゼット状をしており、灰緑色の葉は大きく、ビロード状の綿毛で覆われている。
ゴマノハグサ科 モウズイカ属
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★ サガエギボウシ(寒河江擬宝珠)
Wikipediaによると、ギボウシの中でも大きな葉に鮮明な黄覆輪が入った美しい品種で、ガーデニングの素材などとして世界的に高い評価を得ている。
大正時代後期に、山形県寒河江市の民家にあった食用などの品種とともに植えられていた突然変異と思われる1株が園芸関係者の間で評判となり、「サガエギボウシ」と呼ばれるようになったそうだ。
リュウゼツラン科 ギボウシ属
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ラクウショウ(落羽松)の呼吸根

2009-06-23 | 樹木


水戸市植物公園でラクウショウ(落羽松)の呼吸根を見つけた。
他の樹木なら根ぐされを起こすような水湿地でも良く育つのは、
膝根(シッコン)と言われる呼吸根を地上に出しているから。
スギ科 ヌマスギ属
別名「ヌマスギ(沼杉)」

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↓ 池の傍のラクウショウ(落羽松)の呼吸根
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↓ ラクウショウ(落羽松)の葉と若い球果
葉は互生(メタセコイアとよく似ているがメタセコイアは対生)
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↓ ラクウショウ(落羽松)の並木、背が高くうっそうとして暗い
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メモ
・北米東南部、メキシコ原産。
・水湿地、沼地、川辺などに生育。
・落葉高木。
・葉は側枝に羽状に互生。長さ1~2cmの扁平な線形で柔らかい。
・花は雌雄同株。
・名前の由来は、葉が水平に並んで付く枝を鳥の羽根に見立て、
枝ごと葉が落ちることから落羽松。
・別名のヌマスギは沼のほとりにはえることから。
山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」より



スイレンの花

2009-06-22 | 動物


水戸植物園の小池で、絶滅が心配されるアサザの群生の間にスイレンの花も咲いていた。
スイレン科 スイレン属
撮影 2009年6月19日

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↓ 2種類のスイレンとアサザの共演
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↓ スイレンの花
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↓ 湿性花園で咲いていたスイレン
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メモ
・熱帯性と温帯性がある水生sh区物。
・浮き葉を持つ水草のひとつで完了品種が多い。
・熱帯性スイレンは葉や花が大形で葉の縁にはギザギザがある。
・熱帯性スイレンの花色は紅・白・黄・紫など多彩。
・温帯性スイレンは熱帯性に比べて全体的に小さい。
・温帯性スイレンの花色には紫がなく、白・桃・黄・紅など。
・極めて小形の品種ヒメスイレンもある。
・温帯性スイレンには耐寒性があるが、熱帯性は非耐寒性。
日本文芸社「季節の花図鑑」より



アサザ(浅々菜・阿邪佐)の群生

2009-06-21 | 植物


水戸植物園の池では、絶滅が心配されるアサザ(浅々菜・阿邪佐)が群生していた。
ミツガシワ科 アサザ属
別名「ハナジュンサイ(花蓴菜)
撮影 2009年6月19日

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↓ 池の水面一面にひろがったアサザ。
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↓ 水面にスイレンの葉を小形にしたような葉が一面にひろがり、黄色い小さな花が開花
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↓ アサザの花
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佐原水生植物園で育てていたアサザの花 撮影2008年6月7日

メモ
・生育地は池・沼・湖などの水中で、多年草。
・花は1日花。
・花の大きさ3~4cm。
・葉は対生して水面に浮く。
・茎は太いひも状で泥の中の地下茎から出て水中に伸びる。
・近年、水質の悪化により、大群落が減った。
・環境省の絶滅危惧種に指定。
山渓ポケット図鑑「野の花」より


コウホネ(河骨)の花

2009-06-20 | 植物


水戸植物園の池でコウホネ(河骨)が満開だった。
スイレン科 コウホネ属

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↓ ラクウショウ(落羽松)の大きな木が池を囲み、その中で群生していた。
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↓ コウホネ(河骨)の群生。比較的水の浅い場所に群落をつくる。
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↓ コウホネの葉には、水中葉と水上葉がある。
水中の葉は薄くて細長く、水底にあって水面にでてこない。
水上葉は水深が深い場所では浮葉となり、浅い場所では立ち上がって抽水葉となる。
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草津でみたコウホネ  撮影2008年7月1日

メモ
・名は、川底の土中をはう白い根茎を白骨に見立てたもので、河骨がコウホネとなった。
・根茎を乾燥したものを漢方では、川骨(センコツ)と言い、強壮剤。
・花びら状に見えるものは、がく片(5枚)、花後は緑色になる。
・内側にあるリボン状のものが花弁。
・中心部に雌しべ、周りを多数の雄しべが取り囲む。
・水位変動の少ないため池などに生育。
山渓ポケットガイド「野の花」より



こぼれ種から咲いた可愛いキキョウソウ(桔梗草)

2009-06-19 | 植物


IBさんの花壇にこぼれ種からキキョウソウ(桔梗草)が咲いた。
ネットで調べると、大変ユニークな植物で、5月頃までは閉鎖花だけがつき、
後に普通の花がさくそうだ。
閉鎖花によって、まず種の保存をした上で、後で花を咲かせる。植物の知恵だ。
キキョウ科 キキョウソウ属
別名「ダンダンギキョウ」

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↓ 直径2cm位のキキョウソウの花。
がく片5個(閉鎖花のがく片は3個)、雄しべ5、雌しべ1個(花柱の先は3裂する)
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↓ 葉は茎を深く抱き、少し離れておなじように茎を抱き、段段になって葉がつく(別名のダンダンギキョウ由来)
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メモ
・北アメリカ原産の帰化植物。
・葉は長さ1~3cmで、基部は茎を抱く。
・草丈は30~80cm。
新星出版「野山で見かける山野草図鑑」より